【お酒】2179.会津中将 純米酒 KILLER-BONG×翡翠 カップ [07.福島県の酒]
鶴乃江酒造㈱
福島県会津若松市七日町2の46
アルコール分 15度
精米歩合60%
原材料名 米(国産) 米麹(国産米)
正180ml詰め
(以上、フタに貼られたラベルより転記)
会津若松の七日町通り沿いに蔵を構える鶴乃江酒造さん。
これまでに、以下のお酒をいただいております。
【お酒】59.鶴乃江 楽市楽座 会津紀行 カップ
【お酒】553.会津中将 純米吟醸 180ml(ふくしま美酒めぐり)
【お酒】1965.DOG HOUSE 純米酒 カップ
【お酒】1988.会津中将 にごり酒 300ml
今日いただくこのお酒は、純米酒。
販売元である植木屋商店さんのブログによれば、地元のDJ Barが企画し、地元出身のアーティストがデザインしたオリジナルの“ワンカップ”なんだってさ。
商品への記載はないものの、その記事で“ワンカップ”って言っちゃっているところが気になりますけれど。
話のネタが尽きたところで、いただきます。
冷やして販売されていたことから、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
香りはないですね。
うまみはやや淡め。
米のうまみは弱めで、熟成感がちょっと、そしてかすかに酒臭さ(ほめ言葉です)を感じます。
苦みがちょっとあって、強くはないものの鋭いですね。
キレはよく、透明感を少し感じます。
酸味はややひかえめ。
すっぱさは弱めで、前に出てきません。
ちょいスースーかな。
甘みはややひかえめ。
これも弱めで、前に出ない程度です。
やや淡麗でちょい枯ちょい苦ちょいスーやや辛口のお酒でした。
やや淡めで米のうまみは弱かったものの、ちょい枯にかすかな酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)があって飲み応えがありました。
ただ口に含んでも広がることはなく、舌を突いてスッと引くようでした。
ここで、あらかじめ取り分けておいたものを燗にしてみました。
色はわかりませんね。
おお!
スッキリ感は増すものの、米のうまみに厚みが出て、枯れや苦みが引きました。
酸味も少し出て、深みが足されたようでした。
燗にすると、やや淡麗でちょいスースッキリ旨やや辛口のおいしいお酒になりました。
米のうまみしっかりで舌の上広がるのに、スッと引いて後味スッキリでした。
これはまちがいなく燗がうまいね!
その会津中将と合わせた今日のエサはこちら。
トマトを食べたかったので、
在庫のものと合わせて、
卵炒めにしてみました。
おいしい!
卵にみりんを混ぜると、味がはっきりしますね。
ごちそうさまでした。
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黒猫のダンナには、今日も遊んでいただけたのでしたが、
やっぱり今日も、
遊んでいるうちに勝手に眠ってしまわれたのでした。
(友情出演)
【お酒】2178.山の井 60 カップ [07.福島県の酒]
製造者 会津酒造株式会社
福島県南会津郡南会津町永田字穴沢603
要冷蔵
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
アルコール分 15以上16度未満
精米歩合:60%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
昨日いただいた“山の井 40”に引き続き、今日も会津酒造さんのお酒をいただきます。
なお、会津酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
【お酒】68.金紋會津 カップ
【お酒】1102.會津 あらばしり 吟醸生酒 300ml
【お酒】1192.金紋會津 300ml
【お酒】2177.山の井 40 カップ
今日いただくのは、“山の井 60”。
特定名称は表示されておりませんでした。
冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
上立ち香はないですね。
含んでも、感じません。
うまみはやや淡めですが、淡めなりにしっかりしているようです。
米のうまみはやはり広がらず、舌の上を突く感じがいたします。
酒臭さ(ほめ言葉です)をかすかに感じます。
やっぱりちょい苦。
キレはまあまあです。
酸味ははっきり。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
それに酸味自体の深みも少しわかります。
ピリはかすかです。
甘味はややひかえめ。
かなり弱めですが、一応わかります。
やや淡麗でちょいすっぱちょい深ちょい苦旨やや辛口のおいしいお酒でした。
山の井40よりも酸味がしっかりしており、深みも伴って飲み応えを感じました。
それでいてピリはこっちのほうが弱いので、飲みやすくも感じました。
私は40よりも、こちらのほうが好みでした。
その山の井60と合わせた今日のエサはこちら。
ちくわを食べたかったので、
ネギ、キュウリとともに、
ごま油を使った和え物にしてみました。
残りのちくわは、ネギとともに、
ぬた(酢味噌和え)にしてみました、
どちらもおいしくいただけました。
あ、そうそう!
昨日の記事のコメントで、
「ご飯は食べないのか?」
とのご質問を頂戴いたしました。
実は毎日、
飲み終わった後に食べているのです。
それもほとんどの日が、納豆とともに。
でもね、
そのご飯が麦飯なのは、
どうかご愛嬌。
貧乏人は、麦を喰え!
ごちそうさまでした。
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黒猫のダンナには、
今日もいっぱい遊んでいただけました。
しかも遊んでいるうちに、
スースーと鼻息を立てて勝手に眠ってしまわれるのでした。
(友情出演)
【お酒】2177.山の井 40 カップ [07.福島県の酒]
製造者 会津酒造株式会社
福島県南会津郡南会津町永田字穴沢603
要冷蔵
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
アルコール分 15以上16度未満
精米歩合:40%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
会津酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
【お酒】68.金紋會津 カップ
【お酒】1102.會津 あらばしり 吟醸生酒 300ml
【お酒】1192.金紋會津 300ml
今日いただくこのお酒は、“山の井 40”なるカップ酒。
特定名称は付されていないみたいでした。
っていうか、アルコール度数はフタに直接印刷されている数値かな?
どうやらこのカップ酒は、
販売元である植木屋商店さん(会津若松市)で企画立案されたもののようですね。
蔵元さんのブログ記事によれば、
「夢の香40%精米の純米大吟醸酒R2BYの仕込みです。」とありますね。
ということは、いわゆる古酒なのでしょうか?
また、ラベルはしゃれたデザイン。
これも蔵元さんのブログによれば「喜多方在住の画家「Ayumi Monoe」さんデザイン」のカップなんだってさ。
それではいただきます。
冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、ちょっとだけ着いていることがわかりました。
上立ち香は、鼻を近づけると花っぽい香りをかすかに感じる程度。
含むと口の中でおだやかにさりげなく広がります。
うまみはやや淡め。
米のうまみは広がらず、舌をつくような感じです。
酒臭さ(ほめ言葉です)かすかで、枯れた感じはごくわずか。
苦みが少し目立って、強くはないものの鋭さを感じます。
キレはまあまあかな。
酸味はややはっきり。
すっぱさはどちらかというと弱めですが、弱めなりに鋭さを感じます。
かつ、ちょいピリです。
甘味ははっきり。
べとついた感じはないものの、幅をしっかりと感じます。
やや淡麗でちょい苦ちょいピリちょいすっぱ旨甘口のおいしいお酒でした。
香りがさりげなくてちょうどいい感じでした。
やや淡めでも米のうまみを感じ、酸味も相俟って飲みごたえを感じました。
ちょい苦ちょいピリでしたが、食事と合わせるには都合よいみたい。
うまいね。
ちょい苦ちょいピリは、たしかかつて金紋会津をいただいた際にも感じたような気がします。
もしかしたら、この蔵元さんのお酒の特徴なのかな?
その山の井40と合わせた今日のエサはこちら。
じゃがいもを食べたかったので、
これらと共に炒めることにしました。
味付けは、
酒、みりん、しょうゆ(味マルジュウで代用)、中華あじ。
でもね、
これだけだと、味に深みが出ないのよね。
そこで使うのが、
愛知県産の赤みそ。
そりゃ、オイスターソースとか豆板醤、豆鼓醤なんかがあれば最高でしょう。
でもね、そんなものを買ったところでどうせ一回きりしか使わないんだから、冷蔵庫の肥やしになるだけです。
その他に、
こしょうとにんにくとも、調味料として使いました。
最初に野菜だけ炒めて、
じゃがいもが透き通ってきたら、魚ソーとにんにくとを投入し、
味をつけて、こしょうをかけて、
出来上がり。
深みばっちり!
ごちそうさまでした。
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壁際で、お腹の毛づくろい中だった黒猫のダンナ。
でもこれ、風向きを読んで風が当たるのを避けているから、猫ってすごいね。
ちょっとだけ、撮影にご協力いただきました。
(友情出演)
【お酒】2106.廣戸川 本醸造 ゆうだい21 カップ [07.福島県の酒]
製造者 松崎酒造株式会社
福島県岩瀬郡天栄村大字下松本要谷47の1
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
原料米/ゆうだい21 80%使用、夢の香 20%使用
精米歩合/60%
アルコール分/16度
内容量/180ml
(以上、フタに貼られたラベルより転記)
松崎酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
787.廣戸川 カップ
862.廣戸川 にごり酒 300ml
1958.廣戸川 カップ
今日いただくこのカップ酒は、“ゆうだい21”なるお米を80%使用した本醸造だってさ。
ゆうだい21は酒造好適米ではなく、2010年に宇都宮大学農学部によって育成された食用米のようですね。
食用米ですから、その代表格であるコシヒカリとの対比でその育成成果が評価されているみたいでした。
それを使用したお酒の味はいかほどか。
試してみようと思います。
本醸造ですが、まずはひや(常温)で試してみます。
お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
うまみはやや淡め。
米のうまみに淡めなりに厚みを少し感じます。
苦みが少しあって、強くはなくかつ鋭くもないものの、重さを少し感じます。
酒臭さはかすかですが、熟成感をちょっと感じます。
キレはよいですね。
酸味はややはっきり。
すっぱさは弱めですが、鋭さを感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。
甘みはひかえめ。
かなり弱めです。
やや淡麗でちょい重ちょいすっぱ旨辛口のおいしいお酒でした。
淡めなりに米のうまみに厚みがあって、飲み応えがありました。
ちょい重ちょいすっぱでしたが、それがいい感じに引き締めているようでした。
しかも辛口で、キリリとしておりました。
いけると思います。
山の酒ですが、海のものと合うのではないでしょうか。
次に、残りを燗にしてみました。
うまみの厚みが引いて、よりいっそう淡めになってしまいました。
苦みの重さも引き、酸味の鋭さも引きました。
キレはより一層よくなりました。
甘みはやはりひかえめです。
燗にすると、淡麗軽快辛口になりました。
燗にしたことで、かなりさっぱりした口当たりとなってしまいました。
これは私の好みですが、ひや(常温)のほうが飲み応えがあってよろしいかな。
【お酒】2029.常磐MADE 又兵衛 カップ [07.福島県の酒]
製造者 合名会社四家酒造店
福島県いわき市内郷高坂町中平14
アルコール分 15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)
“常磐MADE 福島浜通りの地酒呑みくらべ”
も、今日が最後。
最後の一つは、四家酒造店さんの“又兵衛”。
四家酒造店さんのお酒は、かつて552.又兵衛 カップをいただいております。
今日いただくこのお酒も、552.又兵衛 カップと同じ普通酒でした。
ということは、同じ中身なのでしょうか?
それではいただきます。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は少し着いていて、透明感がありました。
燗をつけると、枯れた香りが少し立ってまいりました。
うまみはやや淡めでしょうか。
枯れた感じが少ししっかりしています。
米のうまみは弱め、酒臭さ(ほめ言葉です)はかなり弱めです。
渋みがあって、強くはないものの鋭さを少し感じます。
キレはよく、透明感を少し感じます。
酸味はややひかえめ。
すっぱさは弱め。
かすかにスーで、ピリピリ感はありません。
甘みはややひかえめ、
いや、ややはっきりかな。
弱めでかなりさらりとしておりました。
やや淡麗で枯ちょい渋スッキリちょい甘口のお酒でした。
枯れ具合に角や粗さはないものの、やや淡めであるが故か少し目立ちました。
ちょい渋も然りでした。
食事に合わせてこそのお酒でしょう。
その又兵衛に合わせた今日のエサはこちら。
飛魚入りのちくわと、きゅうり。
ごま酢和えにいたしました。
お酒と合うね!
いけるんじゃないの?
今日まで3日間にわたって、
“常磐MADE 福島浜通りの地酒呑みくらべ”
をいただきました。
3つとも、おそらく食事と合わせるためのお酒と思われるしっかりした味わいでしたが、その反面、飲みにくさを感じました。
あたしゃこういう土産物向けのセット商品に出くわすといつも思うのですが、こういう商品こそ口当たりがよくて飲みやすい吟醸酒を詰めるべきじゃないでしょうか?
そうすれば、その蔵元さんのお酒をまた飲んでみようと思ってもらえて、家の近所にある酒屋さんで買ってもらったり、たとえ無くても仕入れるようにお願いしてもらえるようになると思いますよ。
吟醸酒となると値段設定の問題もあるかもしれませんが、それでも普及の効果は普通酒や本醸造よりも高いのではないでしょうか。
【お酒】2028.常磐MADE 太平桜 本醸造 カップ [07.福島県の酒]
製造者 太平桜酒造合資会社
福島県いわき市常磐下湯長谷町町下九二
アルコール分 15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合65%
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)
昨日に引きつづき、今日も、
“常磐MADE 福島浜通りの地酒呑みくらべ”
なるカップ酒のセットから一つを選んでいただきます。
今日いただくこのお酒は、太平桜。
太平桜酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
1395.絆 純米酒 300ml
1409.太平櫻 本醸造 カップ
1410.太平櫻 本醸造 お燗瓶
今日いただくこのお酒は、本醸造。
かつていただいたカップ酒やお燗瓶と同じ中身でしょうか?
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し茶色がかっておりました。
透き通ってはいないみたいですね。
燗をつけると、枯れた香りが少し漂ってまいりました。
うまみは濃いめです。
かなり枯れていて深みを感じますが、角や粗さはないですね。
米のうまみは広がらずに舌を突く感じがいたします。
苦みや雑味は感じません。
キレはよいですね。
酸味ははっきりです。
すっぱさはほとんどないものの、酸味の深みをしっかりと感じます。
ちょいスーで、ちょいピリかな。
あまみはひかえめ。
かなり弱めです。
濃醇枯深ちょいスーちょいピリスッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
かなり枯れていて深みしっかりでした。
でも米のうまみもあって、けっしてスカスカではありませんでした。
それでいて雑味がなく、しかもキレがよくてスッキリしておりました。
これはお酒だけを味わってもいささかつらいところ。
でも、食べ物と合わせることで、きっと味わいが映えることでしょう。
今日はどうしてもさば缶。
朝からさば缶で大平桜をいただくことばかり考えていたのでした。
猫のエサみたい。
さば缶にあわせたのは、いつものこいつら。
玉ねぎとピーマンとを刻んで、レモンベースのドレッシングを作って、
それをさば缶にかけるだけ。
さば缶にはレモンがまちがいなく合うと思います。
それにさばの脂を太平桜がサッと流してくれました。
やっぱり海の酒には海の物ですね。
【お酒】2019.奥の松 あだたら吟醸 カップ(東北MONO) [07.福島県の酒]
奥の松醸造元
製造者:東日本酒造協業組合
福島県二本松市休石167番地
加工者:奥の松酒造株式会社
福島県二本松市長命69番地
内容量180ml
アルコール分 15度
精米歩合60%
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
(以上、ラベルより転記)
奥の松酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
218.奥の松 純米吟醸 180ml
515.奥の松 本醸造辛口酒カップ
516.奥の松 超カップ200
1414.奥の松 サクサク辛口 180ml
今日いただくこのお酒は吟醸酒ですが、「東日本大震災から10年目となる2021年4月より実施される「東北デスティネーションキャンペーン」を契機として、さらなる東北地域の復興を加速するために、JR東日本グループが連携して行うプロジェクト。」(Websiteより)である“東北MONO”キャンペーンの一環として世に送り出された商品のようでした。
ええ!
奥の松酒造さんって、自醸していないの?
これについて蔵元さんのWebsiteでは以下のように紹介されておりましたよ。
「昭和40年代の大量生産大量消費の時代の中、国の中小企業近代化政策において中小企業の成長と集約化(合弁化、協業化)が進み、共同製造による「生産・販売の集約」が行われました。
その時流に合わせ、奥の松酒造は昭和49年に近隣エリアの醸造元数社と共に共同組合を設立し、現在の「東日本酒造協業組合」が誕生しました。
時が流れ、奥の松以外の醸造元は継続または休止されました。
そして現在、奥の松酒造の創業者である遊佐家の19代当主である遊佐丈治が奥の松酒造株式会社の代表取締役と東日本協業組合の代表理事を務めております。
昔も今も、奥の松のお酒は東日本酒造協業組合で醸されて、奥の松ブランドで販売させて頂いておりました。」
要するに、昭和の中期から“奥の松”は東日本酒造協業組合にて製造しそれを奥の松酒造が瓶詰して販売していたものの、2020年4月の食品表示法改正によって製造者と加工者とが異なる場合はそれぞれをを明記する必要が称したことから斯様な表示方法となったわけですね。
すなわち、法令遵守、コンプライアンスってやつですね。
まあでも、消費者としては、たとえ製造者と加工者とがちがっても、おいしければ何の問題もないわけですよ。
それをたしかめるべく、いただいてみたいと思います。
吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、少し着いておりました。
上立ち香はないですね。
含んでもわかりません。
ただ、アルコール香を少しだけ感じます。
うまみは淡めです。
米のうまみがうっすらで、そのまま舌の上にフワッと乗っかって来ます。
軽い苦みがあって、弱めですが鋭さを感じます。
熟成感はなく、酒臭さもありません。
キレはよく、スッと引きますね。
酸味はひかえめです。
すっぱさはゼロですね。
ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。
甘みはひかえめです。
かなり弱めです。
淡麗ちょい苦ちょいスー辛口のお酒でした。
うまみが薄めであったが故か、ちょい苦とちょいスーとが強くはないものの目立つようでした。
酒の味わいは腰が弱いように思いましたが、それ故に、食事とは合うのではないかと感じました。
【お酒】1989.開當男山(かいとうおとこやま) カップ [07.福島県の酒]
製造者 開当男山酒造 渡部謙一醸造元
福島県南会津郡南会津町中荒井字久宝居785
180ml詰
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類
アルコール分/15.0度以上16.0度未満
(以上、ラベルより転記)
「 創業は1716(享保元)年。300年の歴史を持つ。創業者の渡部開当(はるまさ)の名前が銘柄名になっている。」(※1)という開當(開当:かいとう)男山。
かつて、1194.開當男山(かいとうおとこやま) カップをいただいております。
今日いただくこのお酒も同じ開當男山カップですが、ラベルのデザインが東武/野岩鉄道/会津鉄道6050系電車から、橋下さんにいじめられたリバティおおさかへ、
じゃなくて新型特急車両のRevaty(リバティ:東武500系電車)に変更されていたことから、別カウントとさせていただきました。
ラベルのデザインは一新されたものの、中身は相変わらずの糖類添加の三増酒でした。
ただし、酸味料の表示はありませんでした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し着いていて、透き通っておりました。
うまみは濃くはないですね。
最初に渋みが来て、やや強めで鋭いですね。
うまみ自体は米でも酒臭さでもなく、むしろ添加されたような画一的な風味を感じて、それに重さを伴うようです。
キレはそれほどでもないものの、透明感はバッチリです。
酸味はひかえめです。
すっぱさはゼロですね。
ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。
甘みははっきりです。
少しべとつきますね。
渋重ちょいスー甘口のお酒でした。
これはあくまでも私の感想ですが、アル添多めで透明感がバッチリで、かつ味わいは添加されているようにも感じました。
でも、酸味料の表示はなかったんですけれどね。
(※1)福島民友新聞社編『ふくしま美酒探訪』p.125(2017.8 福島民友新聞社)
【お酒】1988.会津中将 にごり酒 300ml [07.福島県の酒]
製造者 鶴乃江酒造株式会社
福島県会津若松市七日町2-46
アルコール分15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
内容量300ml
(以上、ラベルより転記)
会津若松の七日町通り沿いに蔵を構える鶴乃江酒造さん。
これまでに、以下のお酒をいただいております。
59.鶴乃江 楽市楽座 会津紀行 カップ
553.会津中将 純米吟醸 180ml(ふくしま美酒めぐり)
1965.DOG HOUSE 純米酒 カップ
今日いただくこのお酒は、にごり酒。
ですが特定名称の表示はなく、どうやら普通酒のようでした。
でもこのにごり酒、大吟醸を混和してあるんだってさ。
滓の量は、全体の1割ほど。
ということは、うすにごりなのかな?
にごり酒ですし、冷やして飲めと書いてありましたから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、かすかに象牙色がかっておりました。
見た目にはとろみはないみたいですね。
上立ち香はないですね。
一口含むと、フレッシュさを少し感じます。
口当たりにはとろみを少し感じます。
それに滓のざらつきも少しありますね。
うまみはもちろん濃いめです。
こめのうまみそのもので、どっしとしています。
熟成感はなく、酒臭さもありません。
苦みがちょっとあって、鋭くはないものの重さを感じます。
にごり酒にしてはキレはよいですね。
酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは少しはっきりしていますが、鋭さはそれほど感じません。
ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。
甘みは意外にもひかえめです。
その存在はわかりますが、前には出てこないみたいです。
ちょい爽快で濃醇ちょい重ちょいスー旨辛口のおいしいお酒でした。
米のうまみそのもので、爽やかさもありましたが弱めでちょうどいい感じでした。
ちょい重でしたがそれが味わいを引き締めて、ちょいスーはキレのよさを助長しているようでした。
これはうまいね!
にごり酒なのに辛口で、しかもさっぱりしておりましたよ。
食事と合う、おいしいにごり酒でした。
それ故に、あっちゅう間でございましたとさ。
どちらかというと甘口が多い会津の酒ですが、どうやら会津中将は辛口を基本の味わいとするみたいですね。
そのおいしいにごり酒と合わせた今日のエサはこちら。
野菜を用意して、
浅漬けにいたしました。
国産の黒毛和牛切り落とし。
普段なら手を出すことができないお値段のこのお肉。
今日はどうしても牛肉を食べたかったので、ついつい入手してしまいました。
その国産黒毛和牛切り落としと合わせたのは、玉ねぎ。
そして冷蔵庫に残っていたしめじとにんじん。
しょうがは、細かい賽の目にしました。
オリーブオイルで玉ねぎとしめじとを炒めて、
火が通ったら、出し汁と調味料(しょうゆ・酒・みりん・砂糖)とともに、牛肉・にんじん・しょうがを投入!
15分ほど煮て、煮詰まったら完成です。
まずは“牛皿”で。
うまいわー!
オーストラリア産とちがって、土臭さがまったくないのね。
それにしっかり煮たのに、やわらかい!
次に、ご飯を用意して、
牛丼にいたしましたよ。
ご飯と合わないはずがない!
牛丼は、家で作ったほうがおいしいね。
あ、そうそう。
そのご飯が麦飯なのは、どうかご愛嬌。
貧乏人は、麦を喰え!
ですからね。
ごちそうさまでした。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
黒猫のダンナには、今日もいっぱい遊んでいただいたのですが、
しばらく遊んでいただいたのち、
ワタクシの足元で鼻息をスースーとたてながら、おやすみになられてしまったのでした。
(友情出演)
【お酒】1987.會州一 純米酒 カップ [07.福島県の酒]
製造者 山口合名会社
福島県会津若松市相生町七番一七号
アルコール分15度
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
精米歩合60%
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)
会津若松の街中に蔵を構える山口合名会社さん。
これまでに、以下のお酒をいただいております。
66.會州一(かいしゅういち) カップ
1460.會州一 夢ただ酔う 純米吟醸 300ml
今日いただくこのお酒は、純米酒でした。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は少しだけ着いていて、かなり透き通っておりました。
燗をつけると、枯れた香りが漂ってまいりました。
あー、たしかに枯れておりますわ。
うまみは濃くはないですね。
熟成感と共に、木香(樽香)のような風味がありますね。
熟成感には角が少しあるかも。
米のうまみはわかるものの、弱めです。
渋みが少しあって、強くはないものの鋭いですね。
キレはよく、透明感がバッチリで軽めです。
酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさはほぼゼロです。
でも酸味の深みを少し感じます。
ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。
甘みはややひかえめでしょう。
弱めですけれど、少しべとつくみたいです。
枯ちょい渋ちょい深ちょいスースッキリやや辛口のお酒でした。
けっこう枯れておりましたが、米のうまみが弱めながらにあり、また酸味の深みもあったことから、スカスカではありませんでした。
でも、あたかもアル添酒のようなキレのよさと軽さとで、かなりスッキリというか、ややペラペラでした。
甘みは弱めでしたが、ちょっとべとつくところも気になりました。
好みが分かれるところでしょうね。
むしろ濃い味の食べ物と合わせるべきだったかも。