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【お酒】1464.二人静 本醸造 300ml [12.千葉県の酒]

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東薫酒造株式会社
千葉県香取市佐原イ627

アルコール分15度
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合65%
内容量300ml
(以上、ラベルより転記)




東薫酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
東薫 金紋あやめカップ
東薫 純米吟醸酒 300ml
東薫 金紋あやめカップ(糖添廃止)
東薫 本醸生酒 300ml

今日いただくこのお酒は、精米歩合65%の本醸造でした。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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香りがかなりはっきりしていますね。
花のような香りですよ。

うまみは淡めです。
やわらかいうまみをじんわりと感じる程度です。
苦みや雑味はまったくなく、また酒臭さや熟成感すら感じません。
キレはよく、スッと引きます。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが強めで、しかも鋭さを感じます。
それにかすかにピリッと感じます。

甘みはややはっきりしています。
幅がある甘みだと思いますが、べとつかず、さらっとしています。


香りと酸味とが効いていてキレイな味わいの、淡麗芳香すっぱやや甘口のお酒でした。
これは香りが強いことから、冷やしていただいたほうがよかったかもしれません。
また冷やしたほうが、酸味を抑えることもできたかもね。

一方で、このうまみの淡さや雑味のなさは、手間暇かけた造りの成果でしょうか?
それとも、これは私の根拠なき感想ですが、香りや酸味はともかく、あたかも液化仕込みで造られたお酒のような味わいであると感じましたとさ。

【お酒】1462.仁勇 うなりくんカップ [12.千葉県の酒]

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醸造元 鍋店株式会社
本店 千葉県成田市本町338
神崎酒造蔵 千葉県香取市神崎町神崎本宿1916

国産米100%使用
原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




鍋店(なべだな)さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
仁勇 山廃純米 カップ
仁勇カップ 浮世絵ラベル
仁勇 ロッテマリーンズ 純米吟醸パック升付き 180ml
仁勇 本醸造 樽酒 300ml

今日いただくこのお酒は、成田市特別観光大使の“うなりくん”をラベルにいただくカップ酒です。
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詰められているお酒は、どうやら普通酒のようですね。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は少し着いている程度で、かつ透き通っているようでした。
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うまみは濃くはないものの、淡くもないですね。
酒臭さ(←ほめ言葉です)をほんのりと感じて、熟成感もちょっとあるみたいです。
また、苦みも少しだけ感じます。
それでいてキレがよく、透明感を感じます。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭さがありますね。
また、さわやかさというかスースー感もありますが、これはアル添に由来するものでしょうか。

甘みはややはっきりでしょうか。
その存在ははっきりしていますが、べとついた感じはなく、厚みも感じませんよ。


ちょいすっぱちょいピリちょい苦やや甘口のお酒でした。
このお酒は、アル添が飲みにくさを緩和してくれているのではないでしょうか。
ただ透明感やスースー感があったことから、添加量は多めのように感じました。

これはあくまでも私の意見ですが、せっかく地元のゆるキャラをラベルにいただくのですから、むしろ口当たりがよい吟醸酒を詰めたほうが親しまれるでしょうし、それにうなりくんのイメージ向上にもつながるのではないでしょうか。

【お酒】1434.東薫 本醸生酒 300ml [12.千葉県の酒]

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東薫酒造株式会社
千葉県香取市佐原イ627

アルコール分 14度
精米歩合 65%
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)醸造アルコール
300ml詰
要冷蔵
(以上、瓶の印刷事項と栓とより転記)




東薫酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
東薫 金紋あやめカップ
東薫 純米吟醸酒 300ml
東薫 金紋あやめカップ(糖添廃止)
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今日いただくこのお酒は“本醸生酒”なのだとか。
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それにしても、シュッとしたスタイルにあやめのデザインがさりげなく施された、涼しげな感じの瓶ですね。
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生酒ですからね、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
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一口含むと生酒らしいフレッシュさがあることがわかりますが、しつこさはないですね。
吟醸香のようなフルーティーな風味はかすかに感じる程度です。

うまみはやや淡めかな。
でも、淡めなりに米のうまみがふわっと広がります。
軽い苦みがごくかすかにあるようで、それが舌の上に乗ってくるようです。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさが少しだけあって、鋭さをちょっとだけ感じます。
かすかにピりがあるかな。

甘みはややひかえめです。
弱めではあるものの、ほんのりと感じて少し厚みがあるようです。


フレッシュな風味とともに米のうまみがふんわりと広がる、やや淡麗で爽快旨やや辛口のおいしいお酒でした。
フレッシュさがしつこくなくてちょうどよい感じでしたよ。
それに米のうまみがふんわりで、重さがなくて軽快でした。
軽い苦みをごくかすかに感じましたが、それが酸味とともにお酒の味をいい感じに引き締めているようでした。
甘みがひかえめで、しかもキレがよいので、後味はさっぱりしておりましたよ。

味わいのバランスがとてもよい生酒でしたとさ。



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

次回の更新は、来週末を予定しております。

【お酒】1429.東薫 金紋あやめカップ〔再〕 [12.千葉県の酒]

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東薫酒造株式会社
千葉県香取市佐原イ627

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
内容量 180ml
アルコール分 15度
(以上、ラベルより転記)




東薫酒造さんのお酒は、かつて東薫の金紋あやめカップと、東薫の純米吟醸酒300mlとをいただいております。

今日いただくこの金紋あやめカップはかつて一度いただいておりますが、今回はあえて別カウントとして扱うことにいたしました。
なぜならば、かつていただいた際にあった“糖類”の文字が、原材料名から消えていたからです。
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金紋あやめカップ三年半ほど前にいただいて以来ですが、その間に蔵元さんは糖類の添加を廃止なさったのでしょうね。
なお、当方が独自に定めたルールによれば、たとえ同一の銘柄であっても品質表示にちがいがあれば別のお酒として扱うことにしております。
どうでもいいわ!

普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色はかすかに茶色がかった金色でしたが、透き通った感じが少しだけありました。
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うまみはやや濃いめです。
熟成感が豊かですね。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)はかすかに感じる程度です。
苦みや雑味はありません。
キレはよく、透明感を少しだけ感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさをちょっと感じる程度です。
それよりも、アルコール由来と思われるさわやかさのほうがはっきりしています。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
弱めであるものの、ほんのりと感じます。


熟成感が豊かでキレのよい、やや濃醇で旨やや辛口のおいしいお酒でした。
熟成感を特徴とするお酒でしょうけれど、雑味がまったくなく、味わいに角がないですね。
しかも軽快さすらあって、重さがなくて飲みやすく仕上がっておりましたよ。

これさ、糖類の添加をやめたことで、確実においしくなったんじゃないの!
しかもこの軽快さはアル添によってもたらされた効果のようで、熟成によって出がちな重さを抑えてくれているように思いましたよ。
これはあくまでも私の好みに基づく感想ですが、熟成感を売りにするお酒ってのは、原理主義的に純米に固執して重さが出たものよりも、アル添で軽さを出したお酒のほうが飲みやすいのではないでしょうか?

【お酒】1328.ちばの地酒 通酒 本醸造 房総発見伝 カップ [12.千葉県の酒]

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醸造元 株式会社飯沼本家
千葉県印旛郡酒々井町馬橋106番地
発売元 千葉県酒類販売株式会社
千葉県千葉市中央区要町5番7号

原材料名:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15.0度以上16.0度未満
精米歩合70%
180ml詰
(以上、フタとラベルとから転記)




飯沼本家さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
ちばの地酒 通酒 カップ(普通酒)
甲子正宗(きのえねまさむね) 純米酒 300ml
ツーカップ200(普通酒)
甲子チーバくんカップ(普通酒)

通酒カップやツーカップ200と同じく、今日いただくこのお酒も戦時中の酒類配給統制会社の生き残りである流れを汲む千葉県酒類販売株式会社が企画立案したもののようでした。
飯沼本家さんは、もしかしたらこの会社と親密な関係があるのかもしれませんね。
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通酒カップやツーカップ200は普通酒でしたが、このカップ酒は本醸造でした。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し茶色ががっているようでしたが、透明感がありました。
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うまみはやや濃いめですが、深みはないみたいです。
熟成感が最初に来て、少し重めの苦みが続きます。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、弱いなりに鋭さを少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。


しっかりしているもののキレがよい、やや濃醇でさっぱり辛口のお酒でした。
甘みがないせいか、ドライな口当たりでした。
苦みが少し重めでしたが、キレがよいせいか飲みにくさを感じませんでした。
ただね、私としては酒臭さや米のうまみがほしいところでした。
あくまでも私の感想ですが、これではさっぱりというか、深みがなくてスカスカな感じがいたしましたとさ。

【お酒】1322.甲子チーバくんカップ [12.千葉県の酒]

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株式会社飯沼本家
千葉県印旛郡酒々井町馬橋106

アルコール分 15度
精米歩合70%
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
180ml
(以上、フタに貼られたラベルより転記)




千葉県のマスコットキャラクターである“チーバくん”をその名にいただくお酒です。

飯沼本家さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
ちばの地酒 通酒 カップ(普通酒)
甲子正宗(きのえねまさむね) 純米酒 300ml
ツーカップ200

今日いただくこのお酒も、どうやら通酒やツーカップ200と同じく普通酒のようでした。
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たとえ精米歩合70%の表示があっても、本醸造の特定名称を名乗らないかぎり本醸造ではありませんからね。
それに、本醸造を名乗るために満たすべき要件は精米歩合だけではありませんから、もしかしたらこのお酒は精米歩合以外の要件を満たさないのかもしれませんね。


普通酒でしょうから、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し茶色がかっておりましたが、透明感がありました。
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こりゃ濃いね!
うまみは濃いめです。
かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみがしっかりしていて、熟成感もありますね。
苦みは強くはないものの、やや重めです。
キレはよく、スッと引くとともに、透明感を少し感じます。

酸味はひかえめです。
すっぱさはほとんど感じません。
アルコール由来と思われるさわやかさは少しあるみたいです。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはしませんが、幅を少し感じる甘みです。


濃醇旨やや甘口のおいしいお酒でした。
かなりしっかりしているものの、キレがよくて後味がスッキリしていることから、味わいに角や飲みにくさは感じませんでした。
これはアル添の効果でしょうか?

ガツンと来て、深追いせずにスッと引く。
これは孫子の兵法に通じるのではないでしょうか!
通じねぇよ!

ただね、キャラクター商品であるならば、もう少し口当たりのよいお酒のほうが売れるのではないかと思いましたとさ。

【お酒】1220.舞桜 稲毛 佳撰 カップ [12.千葉県の酒]

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守屋酒造株式会社
千葉県山武市蓮沼ハの2929

原材料/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合/60%
アルコール分/15度
内容量/180ミリリットル
(以上、ラベルより転記)




昨日は稲毛の上撰カップ(かつての級別制度下における一級酒相当か?)をいただきましたが、今日は佳撰カップ(同じく二級酒相当か?)をいただきます。
なお、上撰や佳撰といった小印については、こちらをご参照下さい。

品質表示を見る限りでは、上撰カップとなんら異なるところはありませんでした。
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いったい何が異なるのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、上撰よりもわずかに薄めといったところでしょうか。
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うまみは濃くはないですが、それなりにしっかりしています。
上撰で感じたような香ばしさはありますが、こちらのほうが弱めです。
軽い苦みはほとんど感じないくらいです。
それに酒臭さ(←ほめ言葉です)もほんのりと感じる程度です。
一方、キレはよく、透明感を感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさがちょっとだけありますね。
アルコール由来と思われるさわやかさははっきりしています。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
ゼロではなく、ほんのりと感じます。


すっきりやや辛口のおいしいお酒でした。
上撰よりも透明感があって、味わいが若干淡めでした。
そのせいか、香ばしさや苦みが柔らいでおりました。
これはもしかして、上撰よりもアルコールの添加量が多めだからでしょうか?

一方で、こちらは酸味と甘みとをほんのりと感じたことから、わずかではあるものの飲み応えとコクとを感じました。
上撰と同じく深みは感じませんでしたが、私としてはこの佳撰のほうが好みの味わいだと思いましたとさ。

【お酒】1219.舞桜 稲毛 上撰 カップ [12.千葉県の酒]

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守屋酒造株式会社
千葉県山武市蓮沼ハの2929

原材料/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合/60%
アルコール分/15度
内容量/180ミリリットル
(以上、ラベルより転記)




京成電鉄京成稲毛駅のとなりにあったコンビニで見つけました。
これは千葉市稲毛区の限定ラベルでしょうか?

それにしても、山武市、すなわち九十九里浜の近くに蔵を置く蔵元さんが“稲毛”ラベルのお酒を造っているとは、いささか意外でした。
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下記地図上の赤いマーカーが打ってあるところが、蔵元さんの所在地です。
一方、地図の左側、東京湾の沿岸に“千葉”の文字がありますね。
その“千”の字の辺りが、千葉市稲毛区です。



その守屋酒造さんのお酒は、かつて舞桜 チーバくん上撰カップをいただいております。
今日いただくこのお酒も上撰ですが、こちらは精米歩合が60%とやや高精白でした。
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守屋酒造さんでは、「軽くて、濃い酒。尻が軽い酒」(※1)を目指しているのだとか。
果たしてこのお酒もそんな味わいなのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、きれいな金色をしておりました。
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うまみはやや濃いめです。
最初に香ばしさと軽い苦みとを少し感じました。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみも感じますが、それはややひかえめです。
一方でキレがよく、透明感も少し感じます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさはほとんどなく、アルコール由来と思われるさわやかさを少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。


しっかりしているもののキレのよい、やや濃醇でスッキリ辛口のお酒でした。
香ばしさや軽い苦みがちょっと目だっているものの、それらが濃いめの味わいに嫌味なくまとめているようでした。
一方で、辛口で、しかも多めのアル添に由来すると思われる透明感を感じることからキレがよく、後味がすっきりしておりました。
たしかに「軽くて、濃い酒。」(※1)だと思いますが、私としては、軽い中にも深みがほしいところでした。

(※1)鈴木久仁直『ちばの酒 ものがたり』p.147(1997.6 青娥書房)

【お酒】1068.仁勇 本醸造 樽酒 300ml [12.千葉県の酒]

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鍋店株式会社
本店 千葉県成田市本町338番地
神崎酒造蔵 千葉県香取郡神崎町神崎本宿1916番地

原材料名 米・米こうじ・醸造アルコール
精米歩合 65%
日本酒度 +2~+4
アルコール分 15度
◎国産米100%使用
300ml詰
(以上、裏のラベルより転記)




鍋店(なべだな)さんのお酒は、かつて仁勇の山廃純米カップと、普通酒の仁勇カップ浮世絵ラベル、そして仁勇のロッテマリーンズ 純米吟醸パック180ml(升付き)とをいただいております。
今日いただくこのお酒は、本醸造の樽酒です。
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本醸造の意味についてはこちらで、、また樽酒の意味についてはこちらで、それぞれ簡単にではありますが触れておりますので、適宜ご参照ください。


きょうはどうしても燗酒をいただきたいと、昼間から固く心に決めておりました。
それにこんなラベルが瓶の肩に掛けられておりましたので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、かすかに着いている程度でした。
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あれ?
樽酒なのに、木香がまったくわかりませんね。
オイラの鼻がおかしいのかな?
どうせもう酔っぱらってやがるんだろ。

うまみは淡めです。
かなり淡いですが、米のうまみを淡いなりに感じますね。
苦みや雑味はまったくありません。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭さを少し感じます。
でも、酸味自体に深みもあるみたいです。
それに、ちょいピリですね。

甘みはややはっきりしています。
かなりさらっとした甘みをほんのりと感じます。


酸味の効いた、やや淡麗でちょいピリやや甘口のお酒でした。
うまみは淡めではあるものの、酸味に深みがあるので物足りなさはないですね。
ちょいピリではあるものの、雑味がなくてきれいな味わいでした。
でもね、私としては、樽酒を名乗るのであれば、木香がはっきりしてほしいところでした。


この記事を書きながら、残っていたお酒を冷や(常温)でいただいてみました。
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冷やだと、ピリピリ感がなくなりますね。
でも、酸味の深みは残ったままです。
それに、ほんのかすかにではありますが、木香を感じることができましたよ!
燗酒コンテストの結果はさておき、私としては、このお酒は燗より冷やのほうがまちがいなくおいしいと思います。


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

年内の更新は、今日が最後です。
新年最初の投稿は、1月5日(木)を予定しております。
みなさま、ごきげんよう。

【お酒】693.腰古井 上撰 プチ・コシゴイ カップ [12.千葉県の酒]

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吉野酒造株式会社
千葉県勝浦市植野571

アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
180ml
(以上、カップの印刷事項より転記)




昨日は腰古井の推奨カップ(普通酒)をいただきましたが、今日は上撰カップをいただきます。
これら以外にも、吉野酒造さんのお酒はかつて腰古井の生貯蔵酒(普通酒)と、腰古井の淡麗辛口(普通酒)とをいただいております。

上撰も推奨と同じく普通酒です。
しかし、上撰は推奨よりもたしか20円くらい高かったはずです。
ということは、おそらく推奨が旧制度下における二級酒で、上撰が一級酒ということでしょう。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、推奨よりも薄いですね。
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うまみは推奨よりも淡めです。
淡い中に、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをかすかに感じます。
推奨では苦みをちょっと感じましたが、こちらには苦みや雑味はありません。

酸味はけっこうはっきりしています。
すっぱさはあるものの、それほど強くはありません。
ですがこのお酒、けっこうピリッと感じました。

甘みはちょっとだけあるみたいです。
推奨と同程度か、あるいはそれよりも少ないかもしれません。
ベトつかない、さらっとした甘みです。


淡いながらも酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)をほんのりと感じ、酸味が味を引き締める、淡麗やや辛口のお酒でした。
推奨よりも淡くてきれいな味わいのお酒だと思います。
それでいて、ちょいピリが味をひきしめています。
私としては、推奨のほうがうまみがはっきりしていて好みでした。
これは私の推測ですが、海のものにはこちらの酸味のほうが合うのかもしれません。
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