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17.石川県の酒 ブログトップ
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【お酒】1918.萬歳楽 本醸造 花伝 カップ [17.石川県の酒]

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製造者 株式会社小堀酒造店
石川県白山市鶴来本町一丁目ワ47

アルコール分 15度
精米歩合70%
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
内容量200ml
(以上、ラベルより転記)




小堀酒造店さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
1903.萬歳楽 純米 金沢純金箔入 180ml
1916.萬歳楽 通 カップ

今日いただくこのお酒は、“家伝(かでん)”なる本醸造でした。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し茶色がかっておりました。
(レジで貼られたテープをはがすのを忘れておりました。)
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うまみはやや濃いめでしょう。
どっしりとした熟成感で、枯れていますね。
酒臭さ(ほめ言葉です)がそれに続くようです。
渋みが少しあって、軽めではあるものの鋭さを感じます。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさはかなり弱めです。
でもちょいスーですね。
ピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめでしょうね。
かなり弱めですが、その存在はわかります。


やや濃醇で枯れちょい渋ちょいスー旨やや辛口のおいしいお酒でした。
枯れ具合がいい感じで、粗さを感じませんでした。
軽めの渋みがいい感じに引き締めておりました。
キレがよいのでしつこさがなく、後味はスッキリしておりました。

これ、うまいね!
濃いめの料理とかお肉、あるいはフライにも合うかも。

【お酒】1916.萬歳楽 通 カップ [17.石川県の酒]

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製造者 株式会社小堀酒造店
石川県白山市鶴来本町一丁目ワ47

アルコール分 15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
内容量200ml
(以上、ラベルより転記)




小堀酒造さんのお酒は、かつて1903.萬歳楽 純米 金沢純金箔入 180mlをいただいております。

今日いただくこのお酒は、“通(つう)”の名が付された普通酒でした。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、わずかに着いていることがわかる程度でした。
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うまみはやや淡めでしょう。
酒臭さ(ほめ言葉です)をふんわりと感じます。
渋みがあって、弱めではあるもののちょっと重いね。
キレはとてもよく、透明感を少しだけ感じます。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さを少し感じます。
一方でスースー感ははっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめかな。
ゼロではなくて幅も少し感じるものの、かなり弱めです。


やや淡麗でちょい渋スースースッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
キレがとてもよくて後味がすっきりしておりました。
それなのに淡めなりに酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)をふんわりと感じたことから、物足りなくはありませんでした。
スースーとキレのよさとは、おそらくアル添に由来する味わいでしょう。
ちょい渋もいい感じに引き締めているようでした。

アル添酒らしさがよくわかるお酒。
それでいて物足りなさはなく、おいしくいただけました。
いいんじゃないの?




なーんてえらそうなことを言っておりますが、実はワタクシ、この“通”をいただくのは初めてではなかったのでした。

金沢の名店“黒百合”さんで、名代のおでんと共にいただいていたのでした。
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【お酒】1915.菊姫 180ml [17.石川県の酒]

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製造者 菊姫合資会社
石川県白山市鶴来新町タ-8

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
内容量 180ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)




昨日いただいた1914.菊姫 先一杯(まずいっぱい) 純米酒 300mlに引きつづき、今日も菊姫さんのお酒をいただきます。
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なお、菊姫さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
【お酒】39.菊姫カップ 菊 2回目はこちら
【お酒】109.菊姫 にごり酒
【お酒】1914.菊姫 先一杯(まずいっぱい) 純米酒 300ml

今日いただくこのお酒は普通酒ですから、きっとカップ酒と同じ中身でしょう。
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私は昨日、“先一杯(まずいっぱい)なる”純米酒をいただいた感想として、

「純米酒なのに普通酒の菊カップよりもさっぱりしているようでした。」

と評しました。

本当にそうだったのでしょうか?
そこで今日は、この普通酒をいただいて、この一文の当否を確かめたいと思います。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、茶色がかっておりました。
先一杯よりもやや濃いみたいですね。
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燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りが立ってまいりました。

うまみはやっぱり濃いめです。
最初に酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)がズシリと来ます。
熟成感もはっきりしているものの、角や粗さは感じません。
それらに米のうまみが続くみたいです。
渋みがちょっとだけあるみたいです。
キレはよいですね。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
スースー感もちょっとだけあるみたいです。
ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりかな。
べとついた感じはないものの、甘みに幅を感じます。
それに存在はわかるものの、前には出てきませんね。


濃醇枯深ちょいすっぱ旨口のおいしいお酒でした。
熟成感がはっきりしているものの、とても穏やかでした。
酒臭くて(くどいようですがほめ言葉です)枯れていて深みがあるのに、角がなくてキレがよく、後味はスッキリしておりました。

やっぱり菊姫は普通酒がうまいね。
それに、純米酒の“先一杯”よりもこっちの普通酒のほうがまちがいなくしっかりした味わいでしたよ。

【お酒】1914.菊姫 先一杯(まずいっぱい) 純米酒 300ml [17.石川県の酒]

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製造者/菊姫合資会社
石川県白山市鶴来新町タ8番地

原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合/65%
アルコール分/14度
内容量/300ml
純米仕込 K-9
原料米は兵庫県三木市吉川町(特A地区)産山田錦100%使用
(以上、ラベルより転記)




菊姫さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
【お酒】39.菊姫カップ 菊 2回目はこちら
【お酒】109.菊姫 にごり酒

今日いただくこのお酒は、“先一杯(まずいっぱい)”なる純米酒でした。
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“K-9”ってのは、熊本県酒造研究所で発見されたきょうかい9号酵母(熊本酵母)のことかな?
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お米は吉川(よかわ)の特A地区産の山田錦を100%使用しているのだとか。
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特A地区の山田錦を使い、きょうかい9号酵母を用いて仕込んだ純米酒。
いったいどんな味わいなのでしょうか?

きょうかい9号酵母使用ということは香りを特徴とするかもしれませんから、まずは常温でいただきます。

お酒の色は、少し茶色がかっておりました。
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上立ち香は、鼻を近づけるとかすかにフルーティーさを感じる程度です。
含んでもそれほどはっきりしておりません。

うまみはやや濃いめでしょう。
最初に酒臭さ(ほめ言葉です)をしっかり感じ、山田錦らしい透明感のある厚みを少し感じます。
熟成感はわかるものの、弱めで穏やかです。
渋みがあって、ややはっきりしています。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めで、深みもそれほどでもないみたいです。
スースー感はなく、ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりでしょう。
べとついた感じはないものの、甘みに幅を少し感じます。


やや濃醇でちょい渋スッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
香りはかすかでちょうどよい感じでした。
うまみ、特に酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)がしっかりでしたが、キレがよくて後味はスッキリしておりました。

あくまでも私の感想ですが、純米酒なのに普通酒の菊カップよりもさっぱりしているようでした。
もしかしたら、熟成期間が短いのかな?
また、うまみのメインが酒臭さ(くどいようですがほめ言葉です)であって、山田錦らしさはその背後に隠れてしまっているようにも思いました。



ここで、ぬる燗にしてみましたよ。
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酸味が立ちました!
すっぱさよりも、酸味自体の深みが少しはっきりしてまいりましたよ。
それに渋みに鋭さが出ましたが、嫌味なく引き締まりました。
それにアル添酒みたいなちょいスーになりました。

ぬる燗にすると、やや濃醇でちょい渋ちょい深ちょいスースッキリ旨やや甘口のおいしいお酒になりました。
これはいいね!
燗のほうが深みがあって、しかもちょい渋やちょいスーでいい感じに引き締まっておりました。
このほうが、食事と合うと感じました。






その“先一杯”と合わせた今日のエサはこちら。

さんまの蒲焼缶を食べたかったので、
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いつもはさんまざく(酢の物)にするところですが、今日はこのまま。
山椒多めでいただきました。
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地元産の菜の花。
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ごま和えでいただきました。
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卵4個に、
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ねぎの青いところを刻んで、
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だし巻き卵(青ねぎ入り)。
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そして〆は、炊き込みご飯。
冷蔵庫の残り物で作りました。
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ごちそうさまでした。
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★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

黒猫のダンナには、今日もいっぱい遊んでいただけましたとさ
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(友情出演)





さてと、


惟任日向守様の最期、


見届けるとするか!

【お酒】1913.宗玄 純米酒 石川門 180ml [17.石川県の酒]

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宗玄酒造株式会社
石川県珠洲市寶立町宗玄24-22

アルコール分 15度
原材料名 米(国産米)米こうじ(国産米)
石川県産米 石川門100使用
精米歩合 65%
内容量 180ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)




こちらひさびさの宗玄。
これまでに、以下のものをいただいております。
1599.宗玄 上撰 カップ
1600.宗玄 剣山 カップ
1612.宗玄 剣山 のトロ 隧道蔵 カップ

今日いただくこのお酒は、“石川門”なる酒造好適米を100%使用した純米酒なのだとか。
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石川門は、2007年に石川県で「石川酒52号」として育成された酒米のようです。

その育成は「「予236(五百万石/フクヒカリ)」を母本(種子親;ブログ筆者追記),「新潟酒28号(後の「一本〆」)を父本」(花粉親;ブログ筆者追記)とする交配組合せから育成した.」(※1)のだとか。

夏が短く秋が早く到来する石川県の気候には、早生の五百万石が適していたみたいでした。
しかし五百万石は「石川県において安定的な収量と品質を確保できるが,酒造適性評価は「山田錦」には及ばない.」(※1)とのこと。
たしかかつて、昭和五十年代に吟醸造りを復活させようとしたある蔵元さんのお話として「『五百万石』という酒米を五十パーセント以下に磨いて造ったんですが、うすっぺらな味でとても吟醸酒と言えるものではなかった」(※2)という記述に出会ったことがありました。

一方、酒米の王様であって「他の追従を許さない酒米」(※3)といえばやはり山田錦でしょうけれど、「長稈で倒れやすく」(※1)、また秋の到来が早い石川県では「山田錦」は熟期が晩生で,登熟期の気温が低く安定した収量・品質が得られない」(※1)とのこと。

そこで、「石川県酒造組合連合会により、「五百万石」並に安定生産が可能で,「山田錦」並の酒造適性をもつ,石川県独自のブランドの酒造好適米品種」(※1)として、石川酒52号、すなわち石川門が育成されたのだそうです。

その特性ですが、「稈長は「山田錦」よりも20cm短く、「五百万石」並」(※4)であって、「耐倒伏性は「山田錦」よりも強く、「五百万石」よりもやや強い」(※5)のだとか。
また「出穂期と成熟期は「五百万石」とほぼ同等の早生である」(※5)とのことで、山田錦の育成上の問題点はクリアできているようです。

一方で酒造適性ですが、「試験醸造は,酒造適性における目標と位置付けている「山田錦」を比較対象品種賭して,吟醸酒の酒質を評価するきき酒検討会を行った.その総合品質評価は、4ヵ年で「山田錦」と概ね同等の評価が得られ,特に2007年の実規模の醸造試験で「山田錦」と同等の高評価が得られ(中略),評価員からは,「きれいな味わい」「酸味がさわやか」などのコメントも得られた.」(※6)とあるとおり、良好みたいでした。


果たして本当に「きれいな味わい」「酸味がさわやか」なのでしょうか?
それをたしかめるべく、いただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し茶色がかっておりました。
それにわずかに濁っているようでした。
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うまみは濃いめです。
米のうまみに厚みをしっかりと感じます。
でも酒臭さや熟成感は感じません。
渋みがあって、弱めですが鋭さを少し感じます。
純米酒ですがキレはよいですね。

酸味ははっきりでしょう。
すっぱさは少し強めですが、鋭さよりもむしろ深みを感じます。
スースー感も少しはっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりでしょう。
べとついた感じはないものの、甘みに幅を感じます。


濃醇ちょい渋ちょい深ちょいスー旨やや甘口のおいしいお酒でした。
けっこうしっかりした味わいですが、酒臭さや熟成感はなく、米のうまみそのものでした。
そういう意味ではたしかに「きれいな味わい」でした

酸味が効いておりましたが、鋭さではなくて深みを出す方向に働いているようでした。
酸味がさわやか」とありましたが、私にはむしろ深みに感じました。

ちょい渋も嫌味なく、いい感じに味わいを引き締めているように感じました。
それでいてキレがよく、アル添酒みたいなスースー感がありました。

これ、かなりうまいんじゃないの!
食事と合う、おいしい純米酒でした。


(※1)中村啓二・松本範裕・黒田晃・小牧正子・野村央文・大西良祐・高瀬裕章・松村洋一・永畠秀樹・橋本良一・武田康一・小林大樹『酒造好適米品種「石川酒52号」の育成』p.7(北陸作物学会報 45号 p.7-10 2010)
(※2)石原信一『会津地酒紀行』p.18(2004.7 歴史春秋出版)
(※3)副島顕子『酒米ハンドブック 改訂版』p.5(2017.7 文一総合出版)
(※4)(※1)p.8
(※5)(※1)p.9
(※6)(※1)p.9-10

【お酒】1912.ごぞう 舞 純米吟醸 180ml [17.石川県の酒]

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製造者 株式会社久世酒造店
石川県河北郡津幡町清水イ122

内容量180ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合 60%
原料米 五百万石100%(石川県金沢産)使用
アルコール分 16度
(以上、ラベルより転記)




久世酒造店さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
1590.長生舞 大吟 山田錦 カップ
1614.能登路 本仕込み 本醸造辛口 カップ
1615.能登路 特別純米酒 カップ

今日いただくこのお酒は、“ごぞう 舞”なる純米吟醸でした。
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なんでも金沢酒造組合を構成する5蔵では、“ごぞう”(=5蔵)なる共同ブランドを企画したのだとか。
“ごぞう”は金沢の米と金沢の酵母とを使用するというルールがあるものの、各蔵が独自の仕込みで個性的な純米吟醸酒を造ることを狙っているのだそうです。
その個性の印として、各蔵の銘柄にちなんだ文字が付されているのだとか。

この“ごぞう”を造った久世酒造店さんの主力銘柄は“長生舞”ですから、それ故に“ごぞう 舞”なのだそうです。
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話のネタが切れたところで、いただいてみたいと思います。
純米吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほぼ無色透明でした。
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上立ち香は、かすかに花っぽいかな。
含んでもほんの少しだけ感じる程度です。

うまみはやや濃いめでしょう。
米のうまみに厚みを少し感じます。
苦みがあって、強くはなく鋭くもないものの、重さを少し感じます。
またナッツのような香ばしさも少し感じます。
キレはかなりよく、スッと引いて行きますよ。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さを少し感じます。
またスースー感がちょっとだけあるみたいです。

甘みはややはっきりですね。
べとついた感じはなくてさらりとしていますが、幅のある甘みの存在を確認できます。


やや濃醇でちょい重スッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
うまみの厚みと苦みの重さとをズシリと感じるものの、キレがよくて後味はスッキリしておりました。
また甘さはややひかえめでしつこさを感じませんでした。

あくまでも当方独自の感想ですが、手の込んだ和食との相性がよいように思いましたよ。
ズシリと来てスッと引くお酒の味わいが、手の込んだ和食の複雑な味わいとうまく絡むように感じました。








★☆ 予告 ★☆







先週末は、出かけておりました。

PCR検査の結果は陰性ならぬ、【低リスク】だったもので。
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列車に乗って、富士山を眺めたリ、
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雪の中を歩いたり、
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城跡や駅を一望できる高いところへ上がったり、
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このブログでは恒例となったあの神社に参拝したりしておりました。
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もちろん、おいしいものもたくさんいただきましたよ。
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その顛末は、今週末に報告させていただく予定です。

【お酒】1911.日榮 菊酒 カップ [17.石川県の酒]

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製造者/中村酒造株式会社
本社/金沢市長土塀3丁目2-15
製造場/石川県野々市市清金2丁目1

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度
内容量 200ml
(以上、ラベルより転記)




中村酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
1606.加賀の雪酒 純米酒 180ml
1610.加賀雪梅 純米酒 カップ
1613.日榮 カップ
1743.日榮 加賀百万石 カップ

今日いただくこのお酒も1613.日榮 カップ1743.日榮 加賀百万石 カップと同じく普通酒でしたが、こちらはアルコール度数が15度台でした。
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菊酒だってさ。
加賀の菊酒ってこと?
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いただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、濃くはないものの金色でした。
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燗をつけると、甘い香りがほんのりと立ちました。

うまみはやや濃いめです。
まず、酒臭さ(ほめ言葉です)をじんわりと感じます。
熟成感も少し感じますが、角や粗さはありません。
米のうまみは弱めながらも、幅を少し感じます。
渋みが少しあるみたいで、軽めですが、冷めるにつれて目立つみたいです。
それでいてキレはとてもよく、スッと引いて行きます。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さを感じます。
それよりも、酸味自体の深みを少し感じます。

甘みはちょいはっきりかな?
存在はよくわかるものの、前に出てこない感じです。


やや濃醇でちょい枯ちょい渋ちょい深スッキリ旨口のおいしいお酒でした。
酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)と熟成感とが程よく効いて、渋みもバランスを崩さない程度に調和しておりました。
それでいて味わいに角がなく、しかもキレがよくて後味はスッキリしておりました。

これ、なかなかうまいんじゃないの?
しっかりした味わいの料理と対等に渡り合える良酒でしょう。

私はさんまざく(うざく(うなぎの蒲焼とキュウリの酢の物)のさんま蒲焼缶による代用食)と合わせましたが、いい感じでした。
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【お酒】1909.手取川 山廃 本醸造 180ml [17.石川県の酒]

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製造者 株式会社吉田酒造店
石川県白山市安吉町41

内容量 180ml
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
精米歩合 65%
アルコール分 15度
(以上、瓶の印刷事項より転記)




こちらひさびさの“手取川”。
吉田酒造店さんのお酒は、6年以上前に400.手取川 山廃仕込 辛口 カップをいただいておりました。

今日いただくこの一合瓶は、山廃造り本醸造なんだってさ。
品質表示から察するに、かつていいただいたカップ酒ときっと同じ中身でしょう。
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本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、いい色だ!
茶色がかっておりました。
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燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがふんわりと漂ってまいりました。

うまみはもちろん濃いめだね。
酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)をじんわりと感じます。
熟成感もじんわりですが、角がまったくありません。
それでいて苦みや雑味はゼロですね。
しかもキレがよく、スッと引いて行きました。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを感じます。
でも、酸味自体に深みをしっかりと感じます。
ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
かなり弱めですが、その存在はわかります。


濃醇枯深ちょいすっぱちょいスー旨辛口のおいしいお酒でした。
濃くて深く、飲み応えバッチリでした。
しかしそれでいて角や粗さがなく、飲みにくい要素はゼロでした。
しかも辛口でキレがよく、ちょいスーが爽やかにすら感じました。

これはうまいな!
熟成と山廃酛との成果をしっかりと出しつつも、アル添の効果でキレよくスッキリと仕上がっているように感じました。
こういうお酒にはからずも出会うからこそ、この趣味はけっしてやめられないのですよ。

【お酒】1907.風よ水よ人よ 180ml [17.石川県の酒]

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製造者 株式会社福光屋
金沢市石引2-8-3

原材料名/米、米麹(国産米100%使用)
精米歩合/70%
アルコール分/12度
180ml
(以上、ラベルより転記)




福光屋さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
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加賀鳶(かがとび) 純米&純米吟醸 飲み比べ
福正宗 純米 黒ラベル フクカップ
加賀鳶 山廃純米 超辛口
黒帯 悠々 特別純米
福正宗 純米 ひゃくまんカップ 辛口&旨口 飲み比べ
福正宗 純米にごり酒 しろき 300ml
駅弁屋 純米吟醸 夢の旅 アルミ缶
福正宗 特別純米 銀ラベル 180ml
加賀鳶 極寒純米 辛口 アルミ缶
福正宗 純米酒 金色のしずく カップ
福正宗 しぼりたて 生・原酒 200mlアルミ缶

今日いただくこのお酒は“軽快なめらか爽麗仕込み”の純米酒なんだってさ。
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アルコール度数が12度と、低めの設定なのね。
もしかしたら、多めの加水で薄めて口当たりをよくしているのでしょうか?
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蔵元さんの販売サイトでは室温か冷やして飲めと書いてありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに茶色がかっておりました。
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上立ち香はないですね。
含むとかすかにフルーティーで、爽やかさもちょっと感じます。

うまみは濃くはないものの、しっかりしていますよ。
米のうまみに厚みを少し感じます。
熟成感もちょっとあるみたいです。
苦みはわかるものの、かすかです。
純米ですが、キレはよいですね。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさが少し強めで、鋭さも少し感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みは意外にもひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


ちょい爽快でちょい芳香の、ちょいすっぱ旨辛口のおいしいお酒でした。
12度と低めでしたが、そうとは思えないほどの飲み応えでした。
でもキレがよく、後味はさっぱりしておりました。
含み香やさわやかさはほどよくて、しつこさを感じませんでした。
酸味もいい感じで、食べ物の脂や魚臭さをサッと流してくれそうな程度に効いておりました。
しかも辛口で、食事と合いました。

これはなかなかおいしい冷酒ではないでしょうか。
夏の暑い日に、うなぎの蒲焼で一杯いただきたいところでしたよ。

【お酒】1906.高砂 本醸造 300ml [17.石川県の酒]

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製造者 株式会社金谷酒造店
石川県白山市安田町3の2

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
精米歩合 65%
アルコール分 15度
内容量 300ml
(以上、裏に貼られたラベルより転記)




石川県白山市。
松任の街中に蔵を構える金谷酒造店さんのお酒をいただきます。
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今日いただくこのお酒は、本醸造でした。
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それではいただいてみたいと思います。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ無色透明でした。
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うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
米のうまみに淡めながらにも厚みを感じます。
酒臭さ(ほめ言葉です)も少し続くようです。
苦みがわずかにあるようですが、わずかながらに鋭さを感じます。
熟成感はありません。
キレはよいですね。

酸味はややはっきりかな。
すぱさは弱めですが、これも弱めながらに鋭さを感じます。
ただちょいスーで、かつちょいピリです。

甘みはややひかえめでしょう。
かなり弱めですが、その存在はわかります。


やや淡麗でちょいスーちょいピリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
やや淡めでしたが、それでもうまみがしっかりしていて飲み応えを感じました。
ちょいスーのちょいピリでしたが、それがいい感じに味わいを引き締めているようでした。

これ、うまいね。
食事の味を邪魔することなく、むしろ引き立ててくれる良酒だと思いました。





その高砂に合わせた今日のエサはこちら。

トマトを食べたかったので、切って塩・黒こしょう・オリーブオイルをかけていただきました。
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豚ひき肉と、木綿豆腐。
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ひき肉はそのまま。
木綿豆腐は水気を切って、切り分けておきました。
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冷蔵庫の残り物野菜を引っ張り出して、すべてみじん切り。
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調味料のメインは、愛知県の赤味噌。
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そして九州の甘い醤油。
これらのほかに、酒とみりんとを使いました。
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フライパンを熱して、ごま油を引いて、
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ひき肉と野菜とを炒めました。
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火が通ったら、水と調味料を加え、豆腐を追加して煮詰めて行きました。
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10分ほどで、いい感じに煮詰まりました。
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最後に片栗粉でとろみをつけ、山椒粉を振って、
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“麻婆豆腐、のようなもの”のできあがり。
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辛くないので、お酒の味を邪魔することなくおいしくいただくことができました。
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黒猫のダンナにおかれましては、足の毛づくろいの最中だったにもかかわらず遊んでいただいてありがとうございました。
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(友情出演)
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