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【お酒】2049.福千歳 純米大吟醸 山廃仕込 カップ [18.福井県の酒]

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製造者 田嶋酒造株式会社
福井県福井市桃園1-3-10

原材料名 米(日本産)、米こうじ(日本産米)
精米歩合 麹米40% 掛米50%
アルコール分15度
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




田嶋酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
2047.福千歳 純米 山廃仕込 カップ
2048.福千歳 純米吟醸 山廃仕込 カップ

今日いただくこのお酒は、満を持しての純米大吟醸。
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麹米は精米歩合40%!
6割は捨てているのね。
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それでもこの純米大吟醸も、山廃仕込なんだってさ。
荒々しさを得てして伴う山廃仕込と、繊細な味わいの大吟醸って合うのかね。
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いただきます。
純米大吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は濃くはないものの、金色でした。
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上立ち香はないですね。
含んでもわかりません。

うまみはやや濃いめ。
米のうまみがふんわりと効いています
酒臭さ(ほめ言葉です)もあって、穏やかに効いています。
渋みが少しあって、強くはないもののよくわかります。
キレはよく、スッと引きますよ。

酸味はややひかえめ。
すっぱさは弱めですが、鋭さを少し感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめ。
ほとんど感じません。


やや濃醇でちょい渋スッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。

うまみの濃さは純米吟醸よりもやや淡めでした。
しかも辛口でキレがよく、キリッと引き締まっておりました。
ちょい渋も目立つことなくいい感じに味わいを引き締めておりました。

これもうまいね。
でもいわゆる山廃らしさは弱いみたいでした。

【お酒】2048.福千歳 純米吟醸 山廃仕込 カップ [18.福井県の酒]

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製造者 田嶋酒造株式会社
福井県福井市桃園1-3-10

原材料名 米(日本産)、米こうじ(日本産米)
精米歩合55%
アルコール分15度
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




昨日いただいた2047.福千歳 純米 山廃仕込 カップに引きつづき、今日も田嶋酒造さんのお酒をいただきます。

今日いただくこのお酒は、精米歩合55%の純米吟醸でした。
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へー!
吟醸造りなのに、山廃仕込なのね。
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山廃って荒々しさが出ることが少なからずあるようですから、吟醸造りには合わないと思うけれどね。
でも昨日いただいた純米カップから察するに、田嶋酒造さんの山廃は荒々しさがなかったから、合うのかも。



純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は純米よりは薄めでしたが、深みはありました。
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上立ち香は、フルーティーさをほんのわずかに感じます。
含むとそれとともに、爽やかさを少し感じます。

うまみは濃いめでしょう。
米のうまみを最初に感じて、厚みがありますね。
枯れた感じはわかるもののかなり弱めで、酒臭さも然りです。
苦みがあって、弱めですが重さを少し感じます。
キレはよいですね。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを少し感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややひかえめでしょう。
存在はわかるものの、かなりさらりとしていて弱めです。


濃醇ちょい爽快でちょい重ちょいすっぱスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。

香りがかすかにあってちょい爽快でしたが、それらよりも味で勝負するタイプの吟醸酒でした。
ちょい重ちょいすっぱでしたが、それらが突出することなくいい感じに引き締めているようでした。
しかもやや辛口で、キリッと引き締まっておりました。

純米よりも軽めで飲みやすいお酒でしたが、純米吟醸もうまいね。
むしろその点が、吟醸酒たる所以なのでしょうか。

【お酒】2047.福千歳 純米 山廃仕込 カップ [18.福井県の酒]

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製造者 田嶋酒造株式会社
福井県福井市桃園1-3-10

原材料名 米(日本産)、米こうじ(日本産米)
精米歩合65%
アルコール分15度
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




福千歳(ふくちとせ)。
皆さまの「福」が「千歳」と続くようにと願いから、また、旧町名である福井市千歳町から「福千歳」の酒銘が産声を上げた。」(※1)のだとか。
一方で歴史に関しては「創業は明確ではないが、一八四〇年代に使用されていた徳利が蔵に残っているというから、かなり古い歴史のある造り酒屋である。」(※2)とのこと。

そんな福千歳ですが、
今日いただくこのお酒は、山廃仕込の純米酒なのだとか。
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話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し深めの金色でした。
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燗をつけると、枯れた香りをかすかに感じます。

うまみは濃いめです。
酒臭さ(ほめ言葉です)が満載で少し枯れていますが、角や粗さをまったく感じません。
米のうまみは弱めかな。
苦みや雑味はゼロですね。
それにキレがよく、後味スッキリです。

酸味はややはっきりかな。
すっぱさは強くはないものの、冷めるにつれて鋭さを増すようです。
酸味の深みはかすかでしょう。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきり、いや、ちょいはっきりかな。
かなりサラリとしているものの、幅を少し感じます。


濃醇ちょい枯ちょいすっぱすっきり旨口のおいしいお酒でした。

酒臭くて(あくまでもほめ言葉です)枯れているのに、角や粗さ、雑味をまったく感じませんでした。
一方で、山廃らしい乳酸の深みはそれほどはっきりはしておりませんでした。
しかもキレがよく、うまみがパッと広がってスッと引いていきました。

これはうまいね!
これはうまいわ!



(※1)北陸電力企画『北陸酒紀行』p.80(2002.3 橋本確文堂)
(※2)北陸の酒蔵編集委員会編『北陸の酒蔵 銘醸50選』p.307(1996.7 能登印刷出版部)

【お酒】2045.越の鷹 純米大吟醸 カップ [18.福井県の酒]

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製造者 伊藤酒造合資会社
福井市江上町44-65

内容量 180ml
原材料名 米(国産) 米麹(国産米)
精米歩合 50%
アルコール分 16度
(以上、裏に貼られたラベルより転記)




鳥の王「鷹」にあやかり越前の酒の王となるために「越の鷹」の名がついた。」(※1)という越の鷹。

今日いただくこのお酒は、純米大吟醸でした。
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純米大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は濃くはないですが、金色でした。
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上立ち香はないですね。
含むとフレッシュな風味を少し感じます。
接着剤香もかすかに感じます。

うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
酒臭さ(ほめ言葉です)が穏やかに効いております。
枯れた感じも少しありますね。
米のうまみはかなり弱めです。
苦みがあって、弱めですが鋭さを感じます。
キレはよいですね。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


ちょい爽快でやや淡麗のちょい枯ちょい苦ちょいすっぱちょいスー旨辛口のおいしいお酒でした。

やや淡めながらも、味の要素が複雑に絡んでいて飲み応えを感じました。
爽やかさと熟成感とが同居しているって、いったいどういうことなのでしょう?
ちょい苦ちょいすっぱで、しかも辛口でキリッと引き締まっておりました。

うまいね。
食事と合うと思います。


(※1)北陸電力企画『北陸酒紀行』p.79(2002.3 橋本確文堂)

【お酒】2043.一乃谷 純米酒 山廃仕込 カップ [18.福井県の酒]

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株式会社宇野酒造場
福井県大野市本町3-4

アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
五百万石100%使用
精米歩合 55%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)





宇野酒造場さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
1268.カップ一乃谷
2039.一乃谷 大吟醸 カップ

今日いただくこのお酒は、山廃仕込の純米酒なんだってさ。
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しかも五百万石を100%使用して、それを55%まで磨いているという高規格。
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純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、深い色でした。
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うまみは濃いめ!
熟成感が効いていて枯れているものの、角や粗さはまったくありません。
米のうまみもあって、広がらないものの厚みを少し感じます。
軽い渋みがありますね。
キレはそれほどでもないかな。

酸味はひかえめ。
すっぱさはゼロでしょう。
ただ、深みをちょっとだけ感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめ。
ほとんど感じません。


濃醇枯ちょい渋ちょい深旨辛口のおいしいお酒でした。

しっかり枯れているものの、角や粗さを全く感じませんでした。
それに米のうまみやちょい深で、けっしてペラペラではありませんでした。
しかも辛口で、キリッと引き締まっておりましたよ。

これはうまいね。
山廃らしさ(深み)は弱いものの、おいしい熟成酒でした。















★☆予告★☆



先週末は、秋の乗り放題パスを使って出かけておりました。
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終点まで3時間42分かけて走る普通電車に乗って、
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湖をチラ見したり、
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山に沿って走る電車に乗ったり、
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雪降ってるわ、
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とある街を徘徊して、
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お気に入りの場所を訪問したり、
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フラれたりしておりました。
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もちろん、おいしいものをたくさんいただきましたよ。
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その顛末は、今週末に報告いたします。


【お酒】2042.越前岬 槽搾り純米酒 カップ [18.福井県の酒]

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製造者 田辺酒造有限会社
福井県吉田郡永平寺町松岡芝原2-24

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
使用米 福井県産五百万石100%
精米歩合60%
アルコール分16度
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)





田辺(田邊?)酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
987.越前岬 本醸造 カップ
2038.越前岬 純米吟醸 カップ
2041.越前岬 大吟醸 カップ

今日いただくこのお酒は、福井県産の五百万石を100%使用した“槽搾り純米酒”なんだってさ。
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純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色はきれいな金色でしたが、透き通っておりました。
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燗をつけると、枯れた香りがちょっとだけ立ちました。

うまみは濃くはないですが、しっかりしています。
最初に熟成感が来て、枯れているものの角や粗さはまったく感じません。
米のうまみは広がらず、舌の上を突いてくるみたいです。
苦みや雑味はゼロですね。
キレはとてもよく、スッと引いて行きます。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めで、鋭さもそれほどでもないみたいです。
ただちょいスーです。
ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきり、いや、ちょいはっきりかな。
かなり弱めで幅は感じないものの、その存在はわかります。


ちょい枯ちょいスースッキリ旨口のおいしいお酒でした。
枯れているものの、角や粗さがなく、しかもけっしてスカスカではありませんでした。
それでいてキレがよく、ちょいスーでとてもスッキリしておりました。

おいしいね。
食事と合いますよ。
これはきっと、肉でしょうよ。

【お酒】2041.越前岬 大吟醸 カップ [18.福井県の酒]

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製造者 田辺酒造有限会社
福井県吉田郡永平寺町松岡芝原2-24

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
使用米 兵庫県産山田錦100%
精米歩合50%
アルコール分16度
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




田辺(田邊?)酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
987.越前岬 本醸造 カップ
2038.越前岬 純米吟醸 カップ

今日いただくこのお酒は、兵庫県産の山田錦を100%使用したアル添大吟醸なんだってさ。
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大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに金色でした。
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上立ち香は、かすかにフレッシュさを感じます。
でも含むとそれがパッと広がります。

うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
米のうまみがふんわりと広がりますね。
熟成感はなく、酒臭さもありません。
それに苦みや雑味はゼロですね。
キレはよく、スッと引いて行きます。

酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりかな。
かなりさらりとしているものの、幅があることがわかります。


爽快やや淡麗でちょいすっぱ旨やや甘口のおいしいお酒でした。

香りはないものの、フレッシュな風味がいい感じに効いておりました。
やや淡めながらもうまみしっかりで、しかも雑味ゼロでしたよ。

うまいね!
たしかに大吟醸、すなわち「吟味して製造した清酒で、」かつ「固有の香味及び色沢が特に良好なもの」(※1)たるにふさわしいお酒だと思いました。


(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)1および2(2)

【お酒】2039.一乃谷 大吟醸 カップ [18.福井県の酒]

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株式会社宇野酒造場
福井県大野市本町三-四

アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
山田錦100%使用
精米歩合40%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




宇野酒造場さんのお酒は、かなり前に普通酒の1268.カップ一乃谷をいただいております。

今日いただくこのお酒は、山田錦を100%使用しそれを4割まで磨いたアル添大吟醸でした。
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大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は濃くはないものの、きれいな金色でした。
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上立ち香は、ごくかすかにフルーティーな香りを感じます。
含むとそれがふんわりと鼻へ抜けて行きます。

うまみは濃いめです。
米のうまみが透明感を持ちつつも厚みをしっかりと感じます。
熟成感がしっかりしていますが、角や粗さはまったく感じません。
苦みをかすかに感じます。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、鋭さを少しだけ感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりかな。
さらりとしているものの、幅を感じます。


濃醇枯旨やや甘口のおいしいお酒でした。

香りがさりげなくていい感じでした。
うまみしっかりで、枯れておりましたが、角や粗さがまったくありませんでしたよ。
それが大吟醸たる所以でしょうか?

【お酒】2038.越前岬 純米吟醸 カップ [18.福井県の酒]

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製造者 田辺酒造有限会社
福井県吉田郡永平寺町松岡芝原2-24

原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
使用米 福井県産五百万石100%
精米歩合 55%
アルコール分15度
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




田辺(田邊?)酒造さんのお酒は、かつて987.越前岬 本醸造 カップをいただいております。

こちらひさびさの越前岬は、純米吟醸でした。
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お米は五百万石を使用しているのね。
ということは、淡麗ですっきりとした味わいなのでしょうか?
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それでは、いただいてみたいと思います。
純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は濃くはないものの、ちょっと深めの金色でした。
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上立ち香はないですね。
含んでも感じません。

うまみは濃いめです。
米のうまみに厚みを感じますよ。
酒臭さ(ほめ言葉です)もじんわりと感じて、熟成感もかすかながらにわかりますね。
苦みがあって、強くはないものの重めです。
キレはよいですね。

酸味はややはっきり。
すっぱさは弱めですが、鋭さを感じます。
酸味の深みも少しありますね。
ちょいスーですが、ピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
かなり弱めです。


濃醇ちょい重ちょい深ちょいスー旨辛口のおいしいお酒でした。

五百万石使用とのことでしたが、米のうまみに厚みがありましたよ!
しかも味の要素が相俟って、どっしりとした味に仕上がっておりました。
それでいて粗さがまったくなく、むしろ飲みやすさを感じましたよ。

重厚感があっても飲みにくさがないところが、吟醸たる所以でしょうか?
おいしいお酒でした。

【お酒】2037.北の庄 吟醸酒 カップ [18.福井県の酒]

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製造者 舟木酒造合資会社
福井県福井市大和田町46-3-1

精米歩合55%
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度以上16度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




舟木酒造が位置する福井市東部。ここはかつて、戦国の勇であった柴田勝家とその妻・お市の方が愛した北の庄として栄えた地である。」(※1)という舟木酒造さん。
酒銘の“北の庄”は、「「北の庄」を開いた柴田家の家紋「二羽のカリガネ」と舟木家の家紋「三羽のカリガネ」とが似ているご縁で命名。越前・福井の代表として、「北の将」たらんとの思いも込められている。」(※2)のだとか。

今日いただくこのカップ酒は、アル添吟醸酒でした。
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吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は濃くはないものの、きれいな金色でした。
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上立ち香はないですね。
含むとわずかに花っぽさを感じます。

うまみはやや濃いめでしょう。
酒臭さ(ほめ言葉です)がしっかりで、米のうまみが鋭く舌を突くようです。
熟成感も穏やかながらに効いているようです。
軽い香ばしさもありますね。
キレはよいですね。

酸味はややはっきり。
すっぱさが強くはないものの、鋭いですね。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややひかえめでしょう。
かなり弱めですが、幅を感じることができます。


やや濃醇でちょい枯ちょいすっぱスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。

酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)や米のうまみ、熟成感に香ばしさ、すっぱさや甘みなど、いろいろな味の要素が複雑に絡んでおりました。
それでもそれぞれが突出することなく、バランスよくまとまっているようでした。

飲み応えがあるのに、飲みやすいおいしいお酒でした。
食事との相性もバッチリでした。

私はスーパーで買ってきたアジフライと合わせましたが、いけましたよ。
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(※1)北陸の酒蔵編集委員会編『北陸の酒蔵 銘醸50選』p.255(1996.7 能登印刷出版部)
(※2)北陸電力企画『北陸酒紀行』p.80(2002.3 橋本確文堂)
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