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【お酒】2044.花の舞 くらふとなま 純米生酒 180ml [22.静岡県の酒]

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製造者:花の舞酒造株式会社
静岡県浜松市浜北区宮口632

加工所:モンデ酒造株式会社
山梨県笛吹市石和町市部467

原材料名:米(静岡県産),米こうじ(静岡県産米)
精米歩合:60%
アルコール分:14.5度
内容量:180ml
保存方法:直射日光を避け、冷暗所に保管
(以上、ラベルより転記)




花の舞酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
花の舞 本醸造カップ
花の舞 純米吟醸 世界遺産富士山と共にカップ
花の舞 山田錦純米吟醸 300ml
花の舞 純米吟醸&吟醸酒 飲み比べ
花の舞 出世大名家康くんカップ
花の舞 純米酒 180ml
花の舞 純米吟醸 Light 300ml
純米吟醸 唐猫様 トンボ 花の舞酒造謹製 カップ
小田原 本醸造 カップ

今日いただくこのお酒は、“くらふとなま”なる純米生酒なんだってさ。
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生酒なのに、“要冷蔵”じゃないのね。
それどころか「保存方法:直射日光を避け、冷暗所に保管」だってさ。
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生酒、すなわち「製成後一切加熱処理をしないで製造場から移出する清酒には、保存若しくは飲用上の注意事項を表示する。」(※1)とされています。

ここで言う“保存若しくは飲用上の注意事項”は、「「要冷蔵」、「冷蔵庫に保管して下さい。」、「冷やしてお早めにお飲みください。」等の消費者及び流通業者の注意を喚起するための表示をいう。」(※2)と定められておりますから、必ずしも要冷蔵ではなくてもよく、冷蔵しなくても品質に変化がない場合は適宜他の表示をすればよいのでしょうね。

このお酒には「保存方法:直射日光を避け、冷暗所に保管」とありましたが、これはきっと活性や品質の変化を抑制する手段(限外ろ過や窒素ガス・炭酸ガスの充填など)を施しているが故の保存方法なのでしょう。


それではいただきます。
生酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかりました。
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上立ち香はないですね。
含むとフレッシュな風味を少し感じます。

うまみはやや濃いめです。
米のうまみに厚みがあって、舌の上に乗っかって来ます。
軽い苦みがありますね。
熟成感はなく、酒臭さも感じません。
キレはよいですね。

酸味はややはっきり。
すっぱさが少し強めで少し鋭いですね。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

あまみは、うーん?
ややひかえめかな。
けっしてべとつかず、かなりさらりしておりますが、幅を少し感じます。


ちょい爽快のやや濃醇でちょい苦ちょいすっぱ旨やや辛口のおいしいお酒でした。

フレッシュな風味がありましたが、しつこくなくていい感じでした。
また米のうまみしっかりで、飲み応えがありました。
ちょい苦ちょいすっぱでしたが、それらがいい感じに引き締めているようでした。
やや辛口と評しましたが、甘みの存在はわかりました。

うまいね!
花の舞らしい透明感はなかったものの、おいしいお酒でした。




(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)3(3)
(※2)酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達第86条の6 酒類の表示の基準 2(3)ハ

【お酒】1986.小田原 本醸造 カップ [22.静岡県の酒]

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製造者 花の舞酒造株式会社
静岡県浜松市浜北区宮口632

原材料名 米(静岡県産)、米こうじ(静岡県産米)、醸造アルコール
アルコール分 15.5度
精米歩合 60%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




小田急電鉄新宿駅の改札内にあった売店で見つけたこのお酒。
造っていたのは、花の舞酒造さん(静岡県浜松市浜北区)でした。
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花の舞酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
花の舞 本醸造カップ
花の舞 純米吟醸 世界遺産富士山と共にカップ
花の舞 山田錦純米吟醸 300ml
花の舞 純米吟醸&吟醸酒 飲み比べ
花の舞 出世大名家康くんカップ
花の舞 純米酒 180ml
花の舞 純米吟醸 Light 300ml
純米吟醸 唐猫様 トンボ 花の舞酒造謹製 カップ

今日いただくこのお酒は、精米歩合60%の本醸造でした。
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それにしても小田急さん、静岡県のお酒を駅売店で販売するようになっちゃったのね。
あたしゃ小田急のカップ酒と言えば、新松田駅の売店で入手した“266.オダキュー 天下の険 上撰 カップ(ワンカップ大関上撰)”や、ロマンスカーの車内販売で入手した“953.残草蓬莱 純米酒 カップ”を思い出しますよ。


酔っぱらいの思い出なんかどうでもいいことでしょうから、さっさといただいてみたいと思います。
本醸造ですけれど、冷やして販売されておりましたし、それに今日も暑かったですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほぼ無色透明でした。
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鼻を近づけると、フレッシュな風味をかすかに感じます。
一口含むと、弱めながらにもそれが広がります。

うまみは淡めですが、しっかりしています。
米のうまみがうっすらなのに、舌の上に乗っかってくることがよくわかります。
熟成感はなく、酒臭さも感じません。
苦みがあって、強くはないものの鋭さを感じます。
キレはよく、スッと引いて行きますよ。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、鋭さが少しだけあるかな?
ただちょいスーで、ちょいピリです。

甘みはややはっきりです。
べとつかず、さらりしているものの、幅を感じます。


ちょい爽快の淡麗ちょい苦ちょいスーちょいピリスッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。

フレッシュさがほんのりでしたが、生貯(生貯蔵酒)なのか?、それともしぼりたて(熟成させていないお酒)なのでしょうか?
淡麗でしたが、淡めなりにうまみしっかりで飲み応えがありました。
それでいてスッキリでキレよく、花の舞らしいキレイなあじわいでした。
ちょい苦ちょいスーちょいピリでしたが、それらも突出することなくいい感じに味わいを引き締めているようでした。
甘みはしつこくなくて程よく感じました。

やっぱりうまいね。
花の舞はキレイな味わいが特徴だとあたしゃ勝手にそう思っておりますが、このお酒もやはりそうでした。
これは冷やしていただいたほうがおいしいのではないでしょうか?

【お酒】1959.正雪 純米大吟醸雄町 150ml [22.静岡県の酒]

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製造者 株式会社神沢川酒造場
静岡県静岡市清水区由比181

アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
雄町100%使用
精米歩合45%
内容量150ml
(以上、ラベルより転記)




こちらひさびさの、神沢川酒造場さんの“正雪”
その名はもちろん「由井正雪(一六〇五~五一)は、この地の農業兼紺屋の子。彼を偲んで酒名とした。」(※1)とあるとおり、読んで字の如し。

その正雪は、これまでに以下のものをいただいております。
429.正雪 純米吟醸 カップ
474.正雪 日本酒カップ
741.正雪 上撰 日本酒カップ
1366.正雪 辛口純米 誉富士 カップ

JR静岡駅の新幹線改札内にある売店で見つけたこのお酒。
酒造好適米“雄町(おまち)”を100%使用した純米大吟醸でした。
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純米大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、わずかに茶色がかっておりました。
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大吟醸ですが、上立ち香はないですね。
含んでもゼロですよ。

うまみはやや淡めでしょうけれど、しっかりしています。
米のうまみが広がるものの、厚みがなくて透明感がありますね。
ちょっと枯れているようですが、角や粗さは感じません。
渋みがあって、強くはないものの鋭さがあります。
純米ですが、キレはよいですね。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさは、これも強くはないものの鋭さを感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめでしょう。
存在はわかるものの、かなり弱めです。


やや淡麗でちょい枯ちょい渋ちょいすっぱ旨辛口のおいしいお酒でした。

大吟醸なのに香りがないので、食事と合わせやすいでしょう。
キレがよくて透明感のあるうまみは、雄町らしさでしょうか?

香りがなくてやや淡めの味わいなので、お酒だけを楽しむにはいささか物足りないかもしれません。
でも、このキレのよさに、ちょい枯ちょい渋ちょいすっぱの風味が、魚料理と合わせることでうまく働いてくれました。
私はいつものさば缶と合わせましたが、いい感じでした。


(※1)高橋清隆『新・静岡県の地酒 名酒蔵めぐり』p.77(1996.7 静岡新聞社)

【お酒】1665.白隠正宗 誉富士純米酒 カップ [22.静岡県の酒]

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髙嶋酒造株式会社
静岡県沼津市原354-1

原材料名 米・米麹
精米歩合60%
アルコール分 15度以上16度未満
全量静岡県産誉富士使用
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




髙嶋酒造さんのお酒は、かつて白隠正宗 辛口純米 300mlをいただいております。

え?、白隠正宗にカップ酒があるのか!」、と驚きの諸兄もいらっしゃることでしょう。
しかしこれは、東京は中野区にある味ノマチダヤにて入手したものでした。
察するに、味ノマチダヤさんが企画したオリジナル商品ではないでしょうか?


このカップ酒は、静岡県が誇る酒造好適米“誉富士”を全量使用した純米酒なんだってさ。
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品質表示の他に、“こだわり”も書いてありましたよ。
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純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は少し着いている程度で、透き通っておりました。
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香りはないですね。

うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
最初に熟成感が来て、少し枯れていて角も少し感じます。
米のうまみはうっすらです。
渋みが少しあって、弱めですが鋭いですね。
純米なのにキレはよく、透明感すら感じます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさはどちらかというと弱めですが、これにも鋭さを感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめ、いや、ややひかえめでしょうか。
かすかに感じる程度ですが、不思議とべとつきます。


枯れていて、ちょい渋ちょいすっぱやや辛口のお酒でした。
熟成感が最初に来て、その後に渋みと酸味とが追随するように感じました。
熟成感や渋み、そして酸味と、いずれの味の要素にも鋭さがあって、燗が冷めるにつれてそれらが目立ってくるようでした。
米のうまみはうっすらというかペラペラで、純米なのに透明感すら感じたのは、誉富士の性質によるものでしょうか?
私としては、うまみ自体に深みやコクがほしいところでした。

【お酒】1459.白隠正宗 辛口純米 300ml [22.静岡県の酒]

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髙嶋酒造株式会社
静岡県沼津市原354-1

原材料名 米・米麹
精米歩合 65%
アルコール分 15度
全量国産米使用
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




文化元年(1804年)創業という髙嶋酒造さん。
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“白隠正宗(はくいんまさむね)”の酒銘については、文献に以下のような記述がありました。
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一八八四年(明治一七年)五月二六日、明治天皇が白隠和尚に正宗國師の号を贈ったが、侍従の山岡鉄舟がその使者として白隠和尚の鵠林山松蔭寺を訪れた。その際、この蔵の新酒が供されたが、鉄舟は賞味して、後日、寺と相談して「白隠正宗」の銘を贈った。」(※1)

なんでも白隠和尚さんってのは「臨済宗中興の祖」(※2)で、「白隠禅師(1685~1768)は東海道原宿で問屋を営む長澤家三男として生まれ、全国各地を修行した後、原の松蔭寺住職として生涯を全うする。現在の禅(ZEN)の基となる臨済禅の法系を確立した宗教改革者。「駿河には過ぎたるものが二つあり。富士のお山と原の白隠」の詩でも知られる。」(※2)と言われたほどなのだとか。

この「過ぎたるものが二つあり。」って言い回しは、他でもあるみたいですね。
「三成に過ぎたるものが二つあり 島の左近に佐和山の城」とかさ。
これ以外には知らないけれど。


そんな白隠さんの名を酒銘にいただくこのお酒ですが、辛口純米なのだとか。
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髙嶋酒造さんは、平成24年度醸造年よりアル添酒の製造をお止めになった(全量純米蔵となった)そうです。
一方で今日いただくこの辛口純米は、とある雑誌で「一番低価格の辛口純米酒」(※3)と紹介されておりました。
ということは、この“白隠正宗 辛口純米”を味わうことで、髙嶋酒造さんのお酒の味わいの基本がわかるということでしょうかね。


それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、おいしそうな色じゃあ~りませんか!
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燗をつけると、酒臭い(←ほめ言葉です)香りが少し漂ってまいりましたよ。

おー深いね!
最初に酸味が来ますね。
酸味自体に深みを感じますね。
すっぱさは最初は鋭さを少し感じましたが、燗が冷めるにつれて角が引いていくようです。

うまみは濃くはないですが、しっかりしていますね。
香りとは逆に、米のうまみをじんわりと感じる程度です。
熟成感もかすかにあるみたいです。
苦みや雑味はまったくなく、しかも純米なのにキレがよいですね。

甘みはひかえめです。
ややドライな口当たりですが、ゼロではないみたいです。


酸味の深みが効いている、やや濃醇で深辛口のおいしいお酒でした。
これはうまみよりも酸味の深みを味わうお酒でしょうよ!
この深みは、乳酸に由来するものでしょうか。
もしかしたら、山廃酛なのかな?
それでいて苦みや雑味がなく、しかもキレがよいので、クセなくスッといただくことができましたよ。

私の好きな味わいでした。
白隠正宗は一番低価格のお酒でも、存分においしくいただくことができましたよ。
いつかこれよりも上位のお酒も試してみたいところです。
静岡へは、JR東海の静岡地獄を覚悟してでも出かけて行かねばならぬと心に決めた、吉宗であった。(←暴れん坊将軍より)

(※1)高橋清隆『新・静岡県の地酒 名酒蔵めぐり』p.48(1996.7 静岡新聞社)
(※2)鈴木真弓『杯が満ちるまで しずおか地酒手習帳』p.133(2015.10 静岡新聞社)
(※3)dancyu 2016年3月号 p.054(プレジデント社)

【お酒】1456.志太泉 吟醸 生貯蔵酒 180ml [22.静岡県の酒]

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株式会社志太泉酒造
静岡県藤枝市宮原423-22ノ1

生貯蔵酒
アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合50%
内容量180ml詰
(以上、ラベルより転記)




志太泉酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
257.258.志太泉 にゃんかっぷ(八反)&にゃんかっぷラスタ(梅酒)
1262.志太泉 純米吟醸 にゃんかっぷ(五百万石)
1392.にゃんかっぷふじえだ 純米吟醸
1452.志太泉(しだいずみ) 300ml(普通酒)

今日いただくこのお酒は、アル添吟醸酒の生貯蔵酒でした。
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吟醸酒ですし、生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほぼ透明でした。
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吟醸香はありますが、弱めです。
一方で、生貯蔵酒らしいフレッシュな風味は少しはっきりしています。

うまみはやや濃いめかな。
米のうまみに厚みを少し感じます。
苦みはありません。
ただね、独特の重さがあって、それがキレて行かずに残るみたいです。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、弱いなりに鋭さを感じます。
それに、ごくかすかですがピリッと来るようです。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはまったくないものの、自然な甘みに厚みを感じます。


フレッシュな風味とともに独特の重さを感じる、ちょい重ちょいピリやや甘口のお酒でした。
雑味はないものの、独特の重さがあって、他の味がスッとキレて行く中でこの重さだけが残りました。
でも、しつこさはないみたいですね。
むしろこの重さは、フレッシュな風味と相性が良いように感じました。

【お酒】1452.志太泉(しだいずみ) 300ml [22.静岡県の酒]

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株式会社志太泉酒造
静岡県藤枝市宮原423-22-1

アルコール分 15度
米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




志太泉酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
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257.258.志太泉 にゃんかっぷ(八反)&にゃんかっぷラスタ(梅酒)
1262.志太泉 純米吟醸 にゃんかっぷ(五百万石)
1392.にゃんかっぷふじえだ 純米吟醸
いずれも純米吟醸でしたが、今日いただくこのお酒はどうやら普通酒のようでした。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
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燗を付けると、香りがたってまいりました。
酒臭い(←ほめ言葉です)香りが主ですが、フルーティーさもかすかに感じます。

うまみはやや濃いめでしょうか。
重めの酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)が、厚みはないもののサッと広がります。
苦みはかすかに感じる程度です。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを感じます。
ただね、けっこうピリッときますね。

甘みはややひかえめでしょうか。
かなり弱めではあるものの、穏やかな甘味がわずかにあることがわかります。


ズッシリと来て、ピリリと刺して、スッと引く、やや濃醇でピリやや辛口のおいしいお酒でした。
重めの酒臭さ(←くどいようですが、ほめ言葉です)がしっかりしているものの、キレのよさがしつこさを消してくれているようでした。
これはアル添の効果でしょうか?
一方でピリピリ感が気になるところでしたが、駿河湾で採れた魚と合わせれば、きっとこのピリがうまく働いてくれることでしょう。
飲みやすくはないものの、面白いお酒だと思いましたとさ。

【お酒】1451.純米吟醸 唐猫様 トンボ 花の舞酒造謹製 カップ [22.静岡県の酒]

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販売者:株式会社キャメル珈琲
東京都世田谷区代田2-31-8
製造者:花の舞酒造株式会社
静岡県浜松市浜北区宮口632

原材料名:米(静岡県産米誉富士100%)・米こうじ(静岡県産米誉富士100%)
精米歩合60%
内容量:180ml
アルコール分:15.5度
(以上、カップの印刷事項より転記)




このカップ酒は、ake_i様ご提供の情報によりまして、KALDI COFFEE FARMにて入手したものでした。
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造っているのは、浜松の花の舞酒造さんでした。
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なお、花の舞酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
花の舞 本醸造カップ
花の舞 純米吟醸 世界遺産富士山と共にカップ
花の舞 山田錦純米吟醸 300ml
花の舞 純米吟醸&吟醸酒 飲み比べ
花の舞 出世大名家康くんカップ
花の舞 純米酒 180ml
花の舞 純米吟醸 Light 300ml


純米吟醸ですから、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、濃くはないもののきれいな金色でした。
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吟醸香はほとんど感じませんでした。

うまみはやや淡めでしょう。
米のうまみがかすかにあって、酒臭さ(←ほめ言葉です)もごくかすかに感じます。
かなり軽い苦みもほんのかすかにあるみたいです。
また純米ですが、キレはとてもよいみたいです。

酸味はややはっきりでしょうか。
すっぱさが弱めですが、鋭さを少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


口当たりがよくてすっきりしていて、酸味が少し効いている、やや淡麗でちょいすっぱやや辛口のおいしいお酒でした。
純米なのにキレがよく、後味がすっきりしておりました。
それでいて酸味が効いていて、さわやかさを感じました。
吟香を感じなかったことからも、これは食事と合わせるのに向いている純米吟醸ではないでしょうか。

【お酒】1405.南アルプス 特別本醸造 180ml [22.静岡県の酒]

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萩錦酒造株式会社
静岡市駿河区西脇381

アルコール分/15度以上16度未満
原材料名/米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール
精米歩合55%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




萩錦酒造さんのお酒は、これまでに萩錦 純米吟醸 生酒 300mlと、普通酒の萩錦 お燗瓶 180ml、そして登呂の里 特別純米酒 180mlをいただいております。
今日いただくこのお酒は、特別本醸造です。
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特別本醸造には香りを特徴とするものも少なからずありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほとんどよくわからない程度でした。
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香りは弱めです。
登呂の里と同じく、フルーティーな香りをごくかすかに感じる程度です。

うまみはやや淡めですが、淡いなりにしっかりしています。
米のうまみが濃くはないものの、厚みを感じます。
それに、かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみもかすかに感じます。
軽い苦みがちょっとだけあるものの、雑味は感じません。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさがちょっとだけ強めで、鋭さも感じます。
またかすかではあるものの、酸味自体に深みがあることがわかります。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みは、あれ?、ややはっきりかな。
べとつかず、それにそれほど強くはないものの、甘み自体に厚みを感じます。


淡めながらもうまみと酸味とが効いていて、甘みがコクを添える、やや淡麗でちょいすっぱ旨口のおいしいお酒でした。
登呂の里(特別純米酒)よりも淡めで口当りがよいものの、それでもうまみがしっかりしていて飲み応えがありました。
それどころか、酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)や酸味の深みもかすかにあったり、甘みに厚みを感じたりと、こちらのほうが味わいが複雑であるように感じました。

南アルプスも登呂の里も、それに普通酒のお燗瓶も純米吟醸生酒も、萩錦酒造さんのお酒はどれもみなおいしいお酒でしたとさ。

【お酒】1404.登呂の里 特別純米酒 180ml [22.静岡県の酒]

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萩錦酒造株式会社
静岡市駿河区西脇381

アルコール分15度以上16度未満
原材料名/米(国産)米こうじ(国産米)
精米歩合55%
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




萩錦酒造さんのお酒は、これまでに萩錦 純米吟醸 生酒 300mlと、普通酒の萩錦 お燗瓶 180mlとをいただいております。
今日いただくこのお酒は、“登呂の里”と銘打たれた特別純米酒です。
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“登呂の里”ってのは、おそらく萩錦酒造さんの蔵の近くにある登呂遺跡に由来する酒銘でしょう。
下記地図のピンが立っている場所が萩錦酒造さんの蔵ですが、その北東方向に登呂遺跡がありますからね。




ハイ、そういうわけですから、

弥生さん、静かにトロ食い、 suruga11.JPG
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健さんは水だ。(水曜どうでしょうより)
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ネタもないことですし、気も済みましたので、そろそろいただいてみたいと思います。
特別純米酒には香りを特徴とするものも少なからずありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
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香りは弱めです。
フルーティーな香りをごくかすかに感じる程度です。

うまみはやや濃いめでしょうか。
米のうまみそのもので、うまみに厚みを感じて舌の上にどっしりと乗ってくるようです。
吟醸酒のような苦みもかすかに感じますが、かなり軽めでほとんど気にはなりません。
それに純米のはずですが、キレはよいみたいです。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さをちょっと感じます。
それにさわやかさも少しありますね。
でも、普通酒で感じたような深みはないみたいです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ゼロではないものの。、かなり弱めです。


米のうまみをどっしりとしていて、酸味が引き締める、やや濃醇で旨辛口のおいしいお酒でした。
うまみがどっしりとしているものの、雑味やクドさがまったくありません。
それに酸味が味を引き締めており、さらにさわやかさやキレのよさすら感じます。
また辛口ですが、けっしてドライな感じはしませんね。

辛口でキリッとしていて雑味がなく、それでいてうまみがしっかり出ておりますよ。
もしかしてこれは、硬水である安倍川の伏流水が発酵を促進させてくれるからでしょうか?

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