So-net無料ブログ作成
22.静岡県の酒 ブログトップ
前の10件 | -

【お酒】1665.白隠正宗 誉富士純米酒 カップ [22.静岡県の酒]

9786.JPG
髙嶋酒造株式会社
静岡県沼津市原354-1

原材料名 米・米麹
精米歩合60%
アルコール分 15度以上16度未満
全量静岡県産誉富士使用
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




髙嶋酒造さんのお酒は、かつて白隠正宗 辛口純米 300mlをいただいております。

え?、白隠正宗にカップ酒があるのか!」、と驚きの諸兄もいらっしゃることでしょう。
しかしこれは、東京は中野区にある味ノマチダヤにて入手したものでした。
察するに、味ノマチダヤさんが企画したオリジナル商品ではないでしょうか?


このカップ酒は、静岡県が誇る酒造好適米“誉富士”を全量使用した純米酒なんだってさ。
9787.JPG

品質表示の他に、“こだわり”も書いてありましたよ。
9788.JPG


純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は少し着いている程度で、透き通っておりました。
9789.JPG


香りはないですね。

うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
最初に熟成感が来て、少し枯れていて角も少し感じます。
米のうまみはうっすらです。
渋みが少しあって、弱めですが鋭いですね。
純米なのにキレはよく、透明感すら感じます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさはどちらかというと弱めですが、これにも鋭さを感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめ、いや、ややひかえめでしょうか。
かすかに感じる程度ですが、不思議とべとつきます。


枯れていて、ちょい渋ちょいすっぱやや辛口のお酒でした。
熟成感が最初に来て、その後に渋みと酸味とが追随するように感じました。
熟成感や渋み、そして酸味と、いずれの味の要素にも鋭さがあって、燗が冷めるにつれてそれらが目立ってくるようでした。
米のうまみはうっすらというかペラペラで、純米なのに透明感すら感じたのは、誉富士の性質によるものでしょうか?
私としては、うまみ自体に深みやコクがほしいところでした。
nice!(28)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【お酒】1459.白隠正宗 辛口純米 300ml [22.静岡県の酒]

7363.JPG7364.JPG7365.JPG
髙嶋酒造株式会社
静岡県沼津市原354-1

原材料名 米・米麹
精米歩合 65%
アルコール分 15度
全量国産米使用
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




文化元年(1804年)創業という髙嶋酒造さん。
7366.JPG

“白隠正宗(はくいんまさむね)”の酒銘については、文献に以下のような記述がありました。
7367.JPG

一八八四年(明治一七年)五月二六日、明治天皇が白隠和尚に正宗國師の号を贈ったが、侍従の山岡鉄舟がその使者として白隠和尚の鵠林山松蔭寺を訪れた。その際、この蔵の新酒が供されたが、鉄舟は賞味して、後日、寺と相談して「白隠正宗」の銘を贈った。」(※1)

なんでも白隠和尚さんってのは「臨済宗中興の祖」(※2)で、「白隠禅師(1685~1768)は東海道原宿で問屋を営む長澤家三男として生まれ、全国各地を修行した後、原の松蔭寺住職として生涯を全うする。現在の禅(ZEN)の基となる臨済禅の法系を確立した宗教改革者。「駿河には過ぎたるものが二つあり。富士のお山と原の白隠」の詩でも知られる。」(※2)と言われたほどなのだとか。

この「過ぎたるものが二つあり。」って言い回しは、他でもあるみたいですね。
「三成に過ぎたるものが二つあり 島の左近に佐和山の城」とかさ。
これ以外には知らないけれど。


そんな白隠さんの名を酒銘にいただくこのお酒ですが、辛口純米なのだとか。
7368.JPG
7369.JPG

髙嶋酒造さんは、平成24年度醸造年よりアル添酒の製造をお止めになった(全量純米蔵となった)そうです。
一方で今日いただくこの辛口純米は、とある雑誌で「一番低価格の辛口純米酒」(※3)と紹介されておりました。
ということは、この“白隠正宗 辛口純米”を味わうことで、髙嶋酒造さんのお酒の味わいの基本がわかるということでしょうかね。


それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、おいしそうな色じゃあ~りませんか!
7370.JPG

燗をつけると、酒臭い(←ほめ言葉です)香りが少し漂ってまいりましたよ。

おー深いね!
最初に酸味が来ますね。
酸味自体に深みを感じますね。
すっぱさは最初は鋭さを少し感じましたが、燗が冷めるにつれて角が引いていくようです。

うまみは濃くはないですが、しっかりしていますね。
香りとは逆に、米のうまみをじんわりと感じる程度です。
熟成感もかすかにあるみたいです。
苦みや雑味はまったくなく、しかも純米なのにキレがよいですね。

甘みはひかえめです。
ややドライな口当たりですが、ゼロではないみたいです。


酸味の深みが効いている、やや濃醇で深辛口のおいしいお酒でした。
これはうまみよりも酸味の深みを味わうお酒でしょうよ!
この深みは、乳酸に由来するものでしょうか。
もしかしたら、山廃酛なのかな?
それでいて苦みや雑味がなく、しかもキレがよいので、クセなくスッといただくことができましたよ。

私の好きな味わいでした。
白隠正宗は一番低価格のお酒でも、存分においしくいただくことができましたよ。
いつかこれよりも上位のお酒も試してみたいところです。
静岡へは、JR東海の静岡地獄を覚悟してでも出かけて行かねばならぬと心に決めた、吉宗であった。(←暴れん坊将軍より)

(※1)高橋清隆『新・静岡県の地酒 名酒蔵めぐり』p.48(1996.7 静岡新聞社)
(※2)鈴木真弓『杯が満ちるまで しずおか地酒手習帳』p.133(2015.10 静岡新聞社)
(※3)dancyu 2016年3月号 p.054(プレジデント社)
nice!(33)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【お酒】1456.志太泉 吟醸 生貯蔵酒 180ml [22.静岡県の酒]

7340.JPG7341.JPG
株式会社志太泉酒造
静岡県藤枝市宮原423-22ノ1

生貯蔵酒
アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合50%
内容量180ml詰
(以上、ラベルより転記)




志太泉酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
257.258.志太泉 にゃんかっぷ(八反)&にゃんかっぷラスタ(梅酒)
1262.志太泉 純米吟醸 にゃんかっぷ(五百万石)
1392.にゃんかっぷふじえだ 純米吟醸
1452.志太泉(しだいずみ) 300ml(普通酒)

今日いただくこのお酒は、アル添吟醸酒の生貯蔵酒でした。
7342.JPG


吟醸酒ですし、生貯蔵酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほぼ透明でした。
7343.JPG


吟醸香はありますが、弱めです。
一方で、生貯蔵酒らしいフレッシュな風味は少しはっきりしています。

うまみはやや濃いめかな。
米のうまみに厚みを少し感じます。
苦みはありません。
ただね、独特の重さがあって、それがキレて行かずに残るみたいです。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、弱いなりに鋭さを感じます。
それに、ごくかすかですがピリッと来るようです。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはまったくないものの、自然な甘みに厚みを感じます。


フレッシュな風味とともに独特の重さを感じる、ちょい重ちょいピリやや甘口のお酒でした。
雑味はないものの、独特の重さがあって、他の味がスッとキレて行く中でこの重さだけが残りました。
でも、しつこさはないみたいですね。
むしろこの重さは、フレッシュな風味と相性が良いように感じました。
nice!(22)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【お酒】1452.志太泉(しだいずみ) 300ml [22.静岡県の酒]

7304.JPG7305.JPG
株式会社志太泉酒造
静岡県藤枝市宮原423-22-1

アルコール分 15度
米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




志太泉酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
7306.JPG
257.258.志太泉 にゃんかっぷ(八反)&にゃんかっぷラスタ(梅酒)
1262.志太泉 純米吟醸 にゃんかっぷ(五百万石)
1392.にゃんかっぷふじえだ 純米吟醸
いずれも純米吟醸でしたが、今日いただくこのお酒はどうやら普通酒のようでした。
7307.JPG


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
7308.JPG


燗を付けると、香りがたってまいりました。
酒臭い(←ほめ言葉です)香りが主ですが、フルーティーさもかすかに感じます。

うまみはやや濃いめでしょうか。
重めの酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)が、厚みはないもののサッと広がります。
苦みはかすかに感じる程度です。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを感じます。
ただね、けっこうピリッときますね。

甘みはややひかえめでしょうか。
かなり弱めではあるものの、穏やかな甘味がわずかにあることがわかります。


ズッシリと来て、ピリリと刺して、スッと引く、やや濃醇でピリやや辛口のおいしいお酒でした。
重めの酒臭さ(←くどいようですが、ほめ言葉です)がしっかりしているものの、キレのよさがしつこさを消してくれているようでした。
これはアル添の効果でしょうか?
一方でピリピリ感が気になるところでしたが、駿河湾で採れた魚と合わせれば、きっとこのピリがうまく働いてくれることでしょう。
飲みやすくはないものの、面白いお酒だと思いましたとさ。
nice!(35)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【お酒】1451.純米吟醸 唐猫様 トンボ 花の舞酒造謹製 カップ [22.静岡県の酒]

7289.JPG7290.JPG7291.JPG
販売者:株式会社キャメル珈琲
東京都世田谷区代田2-31-8
製造者:花の舞酒造株式会社
静岡県浜松市浜北区宮口632

原材料名:米(静岡県産米誉富士100%)・米こうじ(静岡県産米誉富士100%)
精米歩合60%
内容量:180ml
アルコール分:15.5度
(以上、カップの印刷事項より転記)




このカップ酒は、ake_i様ご提供の情報によりまして、KALDI COFFEE FARMにて入手したものでした。
7292.JPG

造っているのは、浜松の花の舞酒造さんでした。
7293.JPG7294.JPG

なお、花の舞酒造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
花の舞 本醸造カップ
花の舞 純米吟醸 世界遺産富士山と共にカップ
花の舞 山田錦純米吟醸 300ml
花の舞 純米吟醸&吟醸酒 飲み比べ
花の舞 出世大名家康くんカップ
花の舞 純米酒 180ml
花の舞 純米吟醸 Light 300ml


純米吟醸ですから、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、濃くはないもののきれいな金色でした。
7295.JPG


吟醸香はほとんど感じませんでした。

うまみはやや淡めでしょう。
米のうまみがかすかにあって、酒臭さ(←ほめ言葉です)もごくかすかに感じます。
かなり軽い苦みもほんのかすかにあるみたいです。
また純米ですが、キレはとてもよいみたいです。

酸味はややはっきりでしょうか。
すっぱさが弱めですが、鋭さを少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


口当たりがよくてすっきりしていて、酸味が少し効いている、やや淡麗でちょいすっぱやや辛口のおいしいお酒でした。
純米なのにキレがよく、後味がすっきりしておりました。
それでいて酸味が効いていて、さわやかさを感じました。
吟香を感じなかったことからも、これは食事と合わせるのに向いている純米吟醸ではないでしょうか。
nice!(39)  コメント(10) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【お酒】1405.南アルプス 特別本醸造 180ml [22.静岡県の酒]

6841.JPG6842.JPG
萩錦酒造株式会社
静岡市駿河区西脇381

アルコール分/15度以上16度未満
原材料名/米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール
精米歩合55%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




萩錦酒造さんのお酒は、これまでに萩錦 純米吟醸 生酒 300mlと、普通酒の萩錦 お燗瓶 180ml、そして登呂の里 特別純米酒 180mlをいただいております。
今日いただくこのお酒は、特別本醸造です。
6843.JPG6844.JPG


特別本醸造には香りを特徴とするものも少なからずありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほとんどよくわからない程度でした。
6845.JPG


香りは弱めです。
登呂の里と同じく、フルーティーな香りをごくかすかに感じる程度です。

うまみはやや淡めですが、淡いなりにしっかりしています。
米のうまみが濃くはないものの、厚みを感じます。
それに、かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみもかすかに感じます。
軽い苦みがちょっとだけあるものの、雑味は感じません。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさがちょっとだけ強めで、鋭さも感じます。
またかすかではあるものの、酸味自体に深みがあることがわかります。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みは、あれ?、ややはっきりかな。
べとつかず、それにそれほど強くはないものの、甘み自体に厚みを感じます。


淡めながらもうまみと酸味とが効いていて、甘みがコクを添える、やや淡麗でちょいすっぱ旨口のおいしいお酒でした。
登呂の里(特別純米酒)よりも淡めで口当りがよいものの、それでもうまみがしっかりしていて飲み応えがありました。
それどころか、酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)や酸味の深みもかすかにあったり、甘みに厚みを感じたりと、こちらのほうが味わいが複雑であるように感じました。

南アルプスも登呂の里も、それに普通酒のお燗瓶も純米吟醸生酒も、萩錦酒造さんのお酒はどれもみなおいしいお酒でしたとさ。
nice!(30)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【お酒】1404.登呂の里 特別純米酒 180ml [22.静岡県の酒]

6836.JPG6837.JPG
萩錦酒造株式会社
静岡市駿河区西脇381

アルコール分15度以上16度未満
原材料名/米(国産)米こうじ(国産米)
精米歩合55%
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




萩錦酒造さんのお酒は、これまでに萩錦 純米吟醸 生酒 300mlと、普通酒の萩錦 お燗瓶 180mlとをいただいております。
今日いただくこのお酒は、“登呂の里”と銘打たれた特別純米酒です。
6838.JPG6839.JPG


“登呂の里”ってのは、おそらく萩錦酒造さんの蔵の近くにある登呂遺跡に由来する酒銘でしょう。
下記地図のピンが立っている場所が萩錦酒造さんの蔵ですが、その北東方向に登呂遺跡がありますからね。




ハイ、そういうわけですから、

弥生さん、静かにトロ食い、 suruga11.JPG
suruga12.JPG

健さんは水だ。(水曜どうでしょうより)
suruga13.JPG
suruga14.JPG
suruga15.JPG
suruga16.JPG


ネタもないことですし、気も済みましたので、そろそろいただいてみたいと思います。
特別純米酒には香りを特徴とするものも少なからずありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
6840.JPG


香りは弱めです。
フルーティーな香りをごくかすかに感じる程度です。

うまみはやや濃いめでしょうか。
米のうまみそのもので、うまみに厚みを感じて舌の上にどっしりと乗ってくるようです。
吟醸酒のような苦みもかすかに感じますが、かなり軽めでほとんど気にはなりません。
それに純米のはずですが、キレはよいみたいです。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さをちょっと感じます。
それにさわやかさも少しありますね。
でも、普通酒で感じたような深みはないみたいです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ゼロではないものの。、かなり弱めです。


米のうまみをどっしりとしていて、酸味が引き締める、やや濃醇で旨辛口のおいしいお酒でした。
うまみがどっしりとしているものの、雑味やクドさがまったくありません。
それに酸味が味を引き締めており、さらにさわやかさやキレのよさすら感じます。
また辛口ですが、けっしてドライな感じはしませんね。

辛口でキリッとしていて雑味がなく、それでいてうまみがしっかり出ておりますよ。
もしかしてこれは、硬水である安倍川の伏流水が発酵を促進させてくれるからでしょうか?

nice!(33)  コメント(5) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【お酒】1403.萩錦 お燗瓶 180ml [22.静岡県の酒]

6831.JPG6832.JPG
萩錦酒造株式会社
静岡市駿河区西脇381

アルコール分 15度以上16度未満
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)醸造アルコール
容量 180ml詰
(以上、瓶の印刷事項より転記)




萩錦酒造さんのお酒は、かつて萩錦 純米吟醸 生酒 300mlをいただいております。
今日いただくこのお酒は、普通酒のお燗瓶です。
6833.JPG
6834.JPG


このお燗瓶は、かつてBS11で放送されていた“ふらり旅 いい酒いい肴”で紹介されておりましたね。
この番組の主演者が書いた著書で「静岡の居酒屋「多可能」は創業大正一二年、八〇年を超える老舗だ。」(※1)と紹介されているこの居酒屋では、この萩錦が供されるのだとか。

静岡の老舗で供されるほどですから、さぞやおいしいお酒なのでしょう。
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。


お酒の色は、ごくかすかに茶色がかっている程度でした。
6835.JPG

普通酒なのに、燗をつけるとフルーティーな香りがかすかに立ってきましたよ。

うまみはね、これは淡めでしょう。
米のうまみをほんのりと感じる程度ですが、ほんのりながらにも厚みを少し感じますよ。
それにかもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみもごくかすかに感じます。
苦みや雑味はありません。
キレもよいですね。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを感じます。
それに酸味自体に深みもちょっとあるようです。
また、燗がさめるにつれてスースー燗が少し出てくるようです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはひかえめです。
ゼロではないものの、ごくかすかに感じる程度です。


淡めだがうまみに厚みを感じ、酸味が効いていてキリッと引き締まっている、淡麗ちょいすっぱ旨辛口のおいしいお酒でした。
これはやや淡麗といったものではなくて、まちがいなく“淡麗辛口”そのものでしょう。
それなのにうまみに厚みがあって、酸味がいい感じに効いておりました。
それに辛口で引き締まってはいるものの、けっしてドライな感じではありませんでした。
また香りもなかなか面白いのではないでしょうか。

これは私の感想ですが、この味わいは灘の酒に近いんじゃないかな。
安倍川の伏流水で仕込まれるこのお酒ですが、蔵元さんの敷地内にあった井戸でその水を飲ませていただいた際にはやや硬水に感じたことから、さもありなんといったところでしょうか。

これはさ、刺身にぴったりのお酒でしょうよ。
あーあ、用意しておけばよかった。
それにしても、これを居酒屋で供せば、そりゃ肴をどんどん注文してしまうことでしょうね。

(※1)太田和彦『居酒屋百名山』p.229(2013.5 新潮文庫 原典は2010.2刊行)
nice!(32)  コメント(4) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【お酒】1397.萩錦 純米吟醸 生酒 300ml [22.静岡県の酒]

6771.JPG6772.JPG
萩錦酒造株式会社
静岡市駿河区西脇381

アルコール分14度以上15度未満
原材料名/米(国産)米こうじ(国産米)
山田錦100%使用
(精米歩合50%)
内容量300ml
(以上、ラベルより転記)




静岡市駿河区。
JR東海の静岡駅から駿河湾のほうへ2kmちょっと行った場所に蔵を置く萩錦酒造さんのお酒をいただきます。


shizusuru13.JPG
shizusuru14.JPG

萩錦酒造さんは、「一八七六(明治六年)創業。蔵元の名字萩原から酒名を取っている。地下六〇mから安倍川の伏流水を汲む。」(※1)のだとか。
これが萩錦酒造さんの敷地内にある、安倍川の伏流水を汲む井戸です。
いただいてみた感じでは、ちょっと硬水のようでした。
shizusuru18.JPG


今日いただくこのお酒は、純米吟醸の生酒です。
6773.JPG6774.JPG


純米吟醸ですし、生酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
6775.JPG


一口含むと、フレッシュさが口の中にパッと広がります。
吟香はありますが、こちらは逆に穏やかです。

うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
米のうまみがフワッと広がり、しかも重さがなくて軽い感じです。
また、軽めの香ばしさがかすかにあるみたいです。
苦みや雑味はなく、しかも純米ですがキレはよいみたいです。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭さも少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりかな。
決して前には出て来ないものの、よく味わうと厚みを感じる甘みです。


フレッシュさと酸味とが爽やかな、爽快旨口のおいしいお酒でした。
フレッシュさが際立つものの、安物の生貯みたいなしつこさがまったくありませんでした。
しかもそのフレッシュさに酸味がよく合っていて、とても爽やかでした。
それでいてきれいなうまみが広がりましたが、このうまみは山田錦の成せる業でしょうか?
吟醸香はあるものの穏やかでしたので、食事と合わせやすいと思いました。

これはまさしく“夏酒”ではないでしょうか!
夏の暑い日に、冷やしたお新香で一杯いただけば、きっと爽やかな気分になれることでしょう。
それに海に近い蔵元さんのお酒ですからね、夏の海岸で一杯なんてものいけるかも。

(※1)高橋清隆『新・静岡県の地酒 名酒蔵めぐり』p.98(1996.7 静岡新聞社)
nice!(28)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

【お酒】1392.にゃんかっぷふじえだ 純米吟醸 [22.静岡県の酒]

6704.JPG6705.JPG6706.JPG
株式会社志太泉酒造
静岡県藤枝市宮原423番地22の1

アルコール分16度
原材料名 米(国産) 米こうじ(国産米)
精米歩合55%
180ml詰
(以上、フタに貼られたラベルより転記)




”ワンカップ大関があるんだから、にゃんかっぷだってあってもいいだろ!“という志太泉(しだいずみ)酒造さんの“にゃんかっぷ”は、これまでに以下のものをいただいております。
257.258.志太泉 にゃんかっぷ(八反)&にゃんかっぷラスタ(梅酒)
1262.志太泉 純米吟醸 にゃんかっぷ(五百万石)

今日いただくこのお酒も上記と同じにゃんかっぷですが、これは“にゃんかっぷふじえだ(NYAN CUP FIJIEDA)”なんだってさ。
6707.JPG

上記のにゃんかっぷとは異なり、このお酒のラベルには使用されているお米の表示はありませんでした。
6708.JPG

でもこのお酒は、どうやら藤枝市で栽培された酒造好適米“誉富士”を使用した純米吟醸酒を詰めた、藤枝のご当地カップなのだとか。
このことについては、蔵元さんのブログ(2015-04-10記事)では以下のように紹介されておりました。
これは、藤枝市助宗産の酒米「誉富士」を100%使用し
瀬戸川伏流水と静岡酵母で藤枝市宮原の志太泉酒造で仕込んだ
「志太泉 純米吟醸 藤枝 誉富士」を
志太泉のカップ酒のにゃんかっぷシリーズの中のご当地カップとして
藤枝らしい「サッカー」や「藤の花」がデザインされた
「NYAN CUP FUJIEDA(にゃんかっぷふじえだ)」に詰めたお酒です。


純米吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は濃くはないものの、少し茶色がかっておりました。
6709.JPG


吟醸香がありますね。
鼻を近づけると花っぽい香りを少しだけ感じますが、一口含むとそれが口から鼻へと抜けていきます。
でもしつこさはなく、スッと引きますね。

うまみはやや淡めかな。
米のうまみが広がらずにピンと舌を突くようです。
熟成感と軽い苦みともちょっとだけ感じます。
また、アル添によるものとはちょっとちがう透明感がありますね。
キレはよく、スッと引いていきます。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、鋭さをちょっとだけ感じます。
それに、深みもちょっとあるようです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
でも、弱めの甘みがちょっと存在することがわかります。


やや淡めでキレがよいものの、しっかりしていて飲み応えのある、やや淡麗で爽快旨やや辛口のおいしいお酒でした。
香りが華やかではあるものの、しつこさがなくてちょうどよく感じました。
うまみが淡めながらもしっかりしていて、酸味の深みと相俟って飲み応えを感じることができました。
また、八反で造られたものほどドライではなかったものの、五百万石のものほど甘みに厚みはありませんでした。
それに、香りと透明感とで、爽やかな口当たりであるように感じましたよ。

これは暑いときに冷やしてキュッといただけば、まちがいなしでしょう!
香りはあったものの、食事とも合うおいしいお酒でしたよ。
nice!(46)  コメント(13) 
共通テーマ:趣味・カルチャー
前の10件 | - 22.静岡県の酒 ブログトップ