【お酒】2249.十旭日(じゅうじあさひ) 純米酒 にゃんにゃんカップ [32.島根県の酒]
製造者:旭日酒造有限会社
島根県出雲市今市町662
品目:日本酒
内容量:180ml
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)
使用米:改良雄町(100%使用)
精米歩合:70%
アルコール分:15度
日本酒度:+13
(以上、ラベルより転記)
昨日にいただいたわんわんカップ引き続き、今日は“にゃんにゃんカップ”なるお酒をいただきます。
双方とも、浅草にある“まるごとにっぽん”で入手いたしました。
旭日酒造さんのお酒は、かつて以下の物をいただいておりました。
【お酒】838.十旭日(じゅうじあさひ) 上撰 カップ
【お酒】841.十旭日(じゅうじあさひ) ナイスデイアサヒ カップ
【お酒】863.十旭日(じゅうじあさひ) 上撰 お燗瓶
【お酒】887.十旭日(じゅうじあさひ) 本醸造 カップ
このにゃんにゃんカップは、改良雄町(優良種の選抜のみによって(異種との交配をすることなく)育成された雄町(比婆雄町)に、近畿33号を交配させたもの)を100%使用しているんだってさ。
それではいただきましょう。
純米酒ですから、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、わんわんカップよりもちょっと薄めかな。
香りはなし。
うまみは濃いめ。
こっちは米のうまみが先に来ます。
その米のうまみは厚みはないものの、舌を突くとともにうまみ自体に透明感がありますね。
酒臭さ(ほめ言葉、以下同じ)もそれに続くものの、それほど強くはないもよう。
熟成感はなし。
軽い渋みをちょっとだけ感じます。
キレはよいですね。
酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの鋭さを感じ、かつそれが爽やかです。
酸味の深みもありますね。
スーはかすかで、ピリはなし。
甘みはひかえめ。
存在はかすかにわかるものの、酸味に負けているようで前には出て来ません。
ちょい爽快の濃醇ちょい深ちょいすっぱスッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
うまみがしっかりしているけれど、うまみ自体に透明感があり、かつキレがよいのでスッキリしておりました。
渋みはありましたが、“わんわんカップ”の苦みのように突出せず、かつ弱めで程よい感じでした。
酸味が深みをもたらしつつも、爽やかさも感じました。
これ、かなりうまいね!
角がなく、爽やかさとキレの良さとで飲みやすさを感じました。
それでいて濃醇で、かつ酸味の深みもあって、飲み応えもしっかりと感じました。
“わんわんカップ”よりも飲みやすく、かつ味わいが上品であると感じました。
ワタクシといたしましては、こっちの“にゃんにゃんカップ”のほうが好みでした。
もっとも、猫好き故に、先入観があるのかもしれませんけれど。
今日はどうしても唐揚げを食べたかったのでスーパーで買ってまいりましたが、バッチリでした。
【お酒】2248.十旭日(じゅうじあさひ) 純米酒 わんわんカップ [32.島根県の酒]
製造者:旭日酒造有限会社
島根県出雲市今市町662
品目:日本酒
内容量:180ml
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)
使用米:五百万石(100%使用)
精米歩合:70%
アルコール分:15度
日本酒度:+9
(以上、ラベルより転記)
昨日に引き続き、浅草にある“まるごとにっぽん”で入手した島根県のお酒をいただきます。
今日いただくのは、“十旭日(じゅうじあさひ)”
なんでも、明治40年に皇太子の侍従長から“旭日”の名をもらい、また七代目が能勢の妙見山を信仰していたことから、その紋章である矢筈十字を旭日に付けたという銘なのだとか。
その旭日酒造さんのお酒は、かつて以下の物をいただいておりました。
【お酒】838.十旭日(じゅうじあさひ) 上撰 カップ
【お酒】841.十旭日(じゅうじあさひ) ナイスデイアサヒ カップ
【お酒】863.十旭日(じゅうじあさひ) 上撰 お燗瓶
【お酒】887.十旭日(じゅうじあさひ) 本醸造 カップ
今日いただくこのカップ酒は五百万石を100%使用した純米酒ですが、
その名は、“わんわんカップ”だってさ!
大関さんの逆鱗に触れないよう、うまいこと考えたもんだなこりゃ。
こちらひさびさの十旭日、いただいてみましょう。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、濃いね。
香りはなし。
うまみは濃いめ。
酒臭さ(ほめ言葉、以下同じ)とともに、熟成感を穏やかに感じます。
米のうまみは厚みはなく、舌の上を突くように感じます(わかりづら!)。
苦みがあって、強めでけっこう鋭いです。
キレはそれほどでもないみたい。
酸味はややはっきり。
すっぱさはそれほどでもないものの、酸味自体の深みを少し感じます。
ちょいスーですが、ピリはなし。
甘みはややひかえめ。
存在はわかるものの、苦みに負けていて前に出て来ないみたいです。
濃醇苦ちょい枯ちょい深ちょいスー旨やや辛口のおいしいお酒でした。
このうまみは、かつていただいた十旭日のそれを思い出させてくれました。
苦みが突出しておりましたが、うまみがしっかりしているせいか、それほど気にはなりませんでした。
それとも、スーと隠れた甘みとが和らげてくれていたのかな?
苦みが突出しているので、けっして飲みやすくはないでしょう。
それでも、おいしいお酒であると、私は感じました。
ところで、
わんわんカップがあるということは・・・・、
次回の、十旭日の心だ~!
【お酒】2247.玉櫻 純米酒 悠々燗々。 カップ [32.島根県の酒]
製造者:玉櫻酒造有限会社
島根県邑智郡邑南町原村148
清酒
内容量:180ml
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:70%
アルコール分:15度
(以上、カップの印刷事項より転記)
こちらひさびさの島根県産のお酒!
島根県産酒をいただくのは、2019年10月30日以来でした。
と言っても、島根県で入手したものではなく、浅草にある“まるごとにっぽん”で見つけたものでした。
玉櫻酒造さんのお酒は、かつて以下の物をいただいております。
【お酒】844.玉櫻 カップ
【お酒】875.玉櫻 純米酒 カップ
【お酒】1503.玉櫻 純米 とろとろ にごり酒 カップ
今日いただくこのお酒は、
カンカン・ランラン?
リンリン・ランラン(留園♪)
いや、
“悠々燗々。”’(ゆうゆうかんかん?)なる、燗酒向きの純米酒なんだってさ。
蔵元さんのWesbiteでは、トップページで詳しく紹介されておりましたよ。
品質表示はこちら、
かつていただいた玉櫻純米酒カップと同じでした。
それではいただきます。
燗向きのお酒ですから、燗にしていただきます。
お酒の色は、濃いね!
香りは、アルコール香をかすかに感じる程度。
枯れた香りはわかりません。
含むと、最初に酸味が来ましたよ。
強くはないものの、すっぱさに鋭さを少し、そして深みも少し感じます。
ちょいスーですが、ピリはなし。
うまみは濃くはないみたいですよ。
熟成感があって枯れているものの、角や荒さは全く感じません。
米のうまみはどちらかというと弱めかな。
苦みや雑味は全く感じません。
しかもキレがよいですね。
甘みはややひかえめ。
ゼロではないものの、前には出て来ないみたいです。
枯ちょいすっぱちょい深ちょいスーやや辛口のおいしいお酒でした。
枯れているものの角や荒さはなく、しつこさを全く感じませんでした。
うまみはそれほど濃くは感じませんでしたが、酸味の深みを感じたためかけっしてペラペラではなく、飲み応えを感じました。
それなのに全く雑味がなく、むしろ飲みやすく感じました。
ただ、冷めるにつれて角が少し出て来るみたいでした。
これ、かなりうまいね。
熟成酒って、枯れているだけでうまみがなくてスカスカだったり、逆にしつこいほど重いものもありますよね。
でもこれは、飲み応えもあり、かつしつこさもなく、まさにちょうどよい塩梅でございました。
また島根県へ行きたくなるようなお酒でした。
【お酒】1674.開春 夏純米 備前雄町 夏の雄町カップ [32.島根県の酒]
若林酒造有限会社
島根県大田市温泉津町小浜口73
アルコール 15%
日本酒度 +5
酸度 1.8
アミノ酸度 1.5
原料米 備前雄町100%
精米歩合 65%
酵母 協会7号
もろみ日数 30日
杜氏 山口竜馬(石見杜氏)
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
9月に味ノマチダヤにて入手したお酒。
ようやくこれが最後の一つとなりました。
若林酒造さんのお酒は、かつて開春 純米超辛口カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、備前雄町を100%使用し、協会7号酵母を使用したという“夏純米”でした。
〇に“倇(えん)”?
これってどういう意味なのでしょうね。
純米酒ですが“夏純米”とのことですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、かすかに茶色がかっておりました。
上立ち香はないですね。
でも一口含むと、フルーティーさを少し感じます。
フレッシュさはありません。
うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
米のうまみが鋭くて、舌の上を突くようです。
熟成感があって、弱めですが枯れていることがわかります。
苦みや雑味はなく、透明感(アル添によるものとは異なるようです)も少し感じます。
キレはよく、スッと引きます。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを感じます。
スースー感はないものの、ピリピリ感をかすかに感じます。
甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。
キリッと引き締まった、ちょい深ちょいすっぱ旨辛口のおいしいお酒でした。
うまみがピンと効いており、酸味があって辛口であったことから、かなり引き締まった口当たりでした。
熟成感が穏やかに効いていて、深みを添えてくれているようでした。
まさに夏向けのお酒でしたよ。
夏の暑い日に、こういう辛口酒を冷たく冷やして刺身や酢の物なんかで一杯やれば、きっといい暑気払いになることでしょう。
【お酒】1643.ヤマサン正宗 純米酒 街並カップ 木綿街道 [32.島根県の酒]
株式会社酒持田本店
島根県出雲市平田町785番地
アルコール分 15度
原材料名 米(島根県産)米こうじ(島根県産米)
精米歩合 70%
酵母 7号系
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
酒持田本店さんのお酒は、かつてヤマサン正宗の上撰カップ(糖添三増酒)をいただいております。
今日いただくこの純米酒は、日本橋にある島根県のアンテナショップ“にほんばし島根館”にて入手いたしました。
“街並カップ”というこのカップ酒。
“木綿街道”なる場所の街並をラベルに表現しているのだとか。
「京都の小路(こみち)を思わせるような「木綿街道」の中にある、創業明治10(1887)年の酒持田本店。」(※1)という記述にあるとおり、この街並カップは蔵元さんが蔵を置く雲州平田(ひらた)の街並をラベルに表現したものなのでしょうね。
この神社は、その平田(ひらた)の街にある“宇美神社”なのだとか。
「お前平田だろ!」(藤波辰巳より)って言いたくなってしまうのは私だけ?
(関係ないだろ。)
話のネタが尽きたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
あ、そうそう、7号酵母についてはかつてこちらで触れておりました。
お酒の色は深い金色で、少し濁った感じがいたしました。
うまみは濃いめです。
熟成感が豊かで、深みと枯れた感じとがありますね。
でもね、こんなに深くて枯れているのに、角や重さがまったくありませんよ。
それどころか、米のうまみもじんわりとわかります。
苦みや雑味はゼロ!
それに純米なのにキレがよいですね。
酸味はひかえめです。
すっぱさはかなり弱めです。
スースー感がちょっとだけあるみたいです。
ピリピリ感はありません。
甘みはややひかえめでしょうか。
かなり弱めですが、弱めなりに幅を感じます。
濃醇深枯ちょいスー旨やや辛口のおいしお酒でした。
深くて枯れた感じが満載なのに、角や重さがなく、それに苦みや雑味すらまったく感じませんでした。
こういうお酒ってのは得てして超辛口ですが、これには弱めながらに甘みを感じ、それがいい感じにまろやかさを添えてくれているようでした。
これはかなりうまいお酒だとおもいますよあたしゃ!
一昨日に佃島(東京都中央区)の“丸久”さんにて入手した佃煮の残り。
まぐろの角煮(左)とわかさぎ(右)です。
このお酒にバッチリだったのは、わかさぎ!
ほろ苦さと川魚の風味とが、お酒とものすごくよくなじむことなじむこと!
これは私の予想ですが、この出雲の純米酒は、きっと宍道湖で採れた魚との相性もいいんじゃないかな?
(※1)石原美和『しまね酒楽探訪』p.58(2013.10 今井出版)
【お酒】1629.出雲誉 上撰 300ml [32.島根県の酒]
株式会社竹下本店
島根県雲南市掛合町掛合955の1
アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
今日は、日本橋にある島根県のアンテナショップ“にほんばし島根館”にて入手した竹下本店さんの上撰普通酒をいただきます。
このお方、
能書きが付いておりましたので、興味がおありの方はご参照ください。
あたしゃさほど興味はないので、さっそくいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、冷房をかけた上で、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほぼ透明でした。
燗をつけると、お酒の甘い香りがちょっとだけ漂ってまいりました。
一口含むと、これは最初にっピリッとくるね。
強くはないものの、けっこう鋭いピリですよ。
酸味は、すっぱさが少しあって、これもやや鋭いみたいです。
スースー感はありません。
うまみはやや淡めですが、淡めなりに厚みを感じます。
米のうまみがじんわりと広がりますね。
苦みが少しあって、これも強くはないものの重さを感じます。
熟成感はありません。
甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはないものの、幅のある甘みです。
やや淡麗でちょい苦ちょいすっぱピリやや甘口のお酒でした。
かなりピリッときましたよ。
それにちょい苦とちょいすっぱとで、荒々しさを感じました。
でも雑味やクセはなく、しかもうまみが淡めなりにしっかりしておりました。
しかもそれらの味の要素を、甘みがうまくまとめてくれているようでした。
一口目には飲みにくさを感じたものの、じっくりと味わうとそれもこのお酒の良さだとわかるようなお酒。
これはもしかしたら、ラベルの人を表現した味わいなのでしょうか?
(このまとめかた、どうかな?、北川さん。)
【お酒】1503.玉櫻 純米 とろとろ にごり酒 カップ [32.島根県の酒]
玉櫻酒造有限会社
島根県邑智郡邑南町原村148
原材料/米(国産)米麹(国産米)
精米歩合/70%
アルコール分/14度
容量/180ml
(以上、ラベルより転記)
玉櫻酒造さんのお酒は、かつて玉櫻カップ(普通酒)と、玉櫻の純米酒カップとをいただいております。
こちら久々の玉櫻ですが、今日いただくこのお酒は純米のにごり酒でした。
にごり酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
滓の量は、4割程度でしょうか。
“とろとろ”と銘打たれておりましたが、見た目にはそれほどとろみを感じませんでした。
とろみはありますが、ちょっとだけです。
滓もわずかです。
うまみは濃いめです。
米のうまみに厚みを感じますよ。
軽い苦みをごくかすかに感じますが、気にはなりません。
雑味はなく、しつこさもくどさも感じません。
しかも純米のにごり酒にしてはキレがよいみたいです。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少し強めで鋭さも少しあるみたいですが、さわやかさも感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みは、にごり酒にしてはややひかえめでしょうか。
その存在ははっきりしていますが、べとついた感じはしませんよ。
濃醇爽快旨口のおいしいお酒でした。
しっかりしているのにクドさや嫌味をまったく感じませんでした。
酸味が効いておりましたが、ちょうどよい程度で、しかもさわやかでした。
甘みはありましたが、べとつかずしかも甘ったるくはありませんでした。
これ、うまいんじゃないの!
バランスがいいし、しつこくないしね。
気がついたら飲み干していて、あっちゅう間でしたわ。
【お酒】1187.津和野盛 上撰 カップ [32.島根県の酒]
合資会社石州酒造
島根県鹿足郡津和野町後田口218
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)醸造アルコール
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)
カップに印刷されているこの絵は、おそらく津和野の伝統舞踊である“鷺舞”でしょう。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
燗をつけると、酒臭い(←ほめ言葉です)香りが少し立ってまいりました。
また、アルコールの香りもすこしはっきりしているようです。
うまみは、どちらかというとちょっと濃いめといった感じです。
醸し出された酒臭い(←あくまでもほめ言葉です)を感じます。
また、香ばしさも少し感じます。
一方で、苦みや雑味はなく、キレはよいみたいです。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを少し感じます。
ですが、酸味自体に深みを少しあるみたいです。
また、アルコール由来と思われるさわやかさも少しはっきりしています。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりしています。
さらっとしているものの、幅を感じます。
ですが穏やかで、前に出てこない感じがいたします。
しっかりしているものの、さわやかでキレのよい、ちょい濃醇で旨やや甘口のおいしいお酒でした。
アルコール香やさわやかさがはっきりしていることから、アル添量が多めではないかと推察いたします。
ですが、アル添多めのお酒にありがちな雑味やうすっぺらさがないことから、ごまかしのためのアル添ではけっしてないと感じました。
むしろ軽快さが出ていて、飲みやすくなっているのではないかと思いました。
純米至上主義(=アル添排斥主義)を信奉なさっている諸兄には論外の味わいかもしれませんが、私はこういう味わいのお酒、好きですね。
【お酒】1151.髙砂 上撰 カップタカサゴ (津和野⇔新山口 箱入り) [32.島根県の酒]
株式会社財間酒場
島根県鹿足郡津和野町中座口34
アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米・米麹・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルとフタとより転記)
(米の産地表示なし)
昨日は財間酒場(ざいまさかば)さんの髙砂上撰カップタカサゴをいただきました。
今日いただくこのお酒も同じ名称ですが、“津和野⇔新山口”と表記された箱に詰められて、かつ絵が描かれたラベルが貼られておりました。
二個セットで販売されておりましたが、同じ絵柄でした。
品質表示から判断するに、詰められているお酒は昨日いただいた髙砂上撰カップタカサゴと同じものでしょう。
今日は冷や(常温)でいただいてみます。
お酒の色は昨日と同じく、少し透き通った感じがしました。
おお、やっぱり。
この渋みや酸味には覚えがありますよ。
でもね、昨日の燗酒ほど渋みや酸味は強くはないみたいです。
それに、甘みもちょっとだけ出てきているみたいです。
おそらく同じお酒でしょうが、燗酒よりも冷やのほうが、角がなくて飲みやすいみたいでした。
それでいて、甘ったるくはないので、食事とも合わせやすいと思います。
これはね、SLやまぐち号の車内で、駅弁をつつきながら冷やのままでいただくとおいしいと思いますよ。
【お酒】1150.髙砂 上撰 カップタカサゴ [32.島根県の酒]
株式会社財間酒場
島根県鹿足郡津和野中座口34
アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米・米麹・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
(米の産地表示なし)
財間酒場(ざいまさかば)さんについて、文献では以下のように紹介されておりました。
「 背後になだらかな青野山。桜の木が並ぶ小高い丘。蔵の前には小川が流れる。さだまさしさんの「案山子」の歌詞にも登場する酒蔵は、絵になる風景の中に佇む。寛政3(1791)年に創業し、お殿様から酒造の免許をもらったそうだ。」(※1)
話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は少し着いていることがわかりましたが、それにしても透き通っていますね。
うまみは自体は濃くはないですね。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをかすかに感じます。
それよりも、香ばしさがはっきりしています。
また、渋みがあって、重くはないもののの鋭さを感じます。
それでいてキレはよく、透明感を感じます。
酸味はややひかえめです。
すっぱさが弱めですが、それでも鋭さを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはひかえめです。
ほんの少しだけ感じる程度です。
香ばしさや渋み、それに酸味の鋭さを感じる、ちょい渋ちょいすっぱ辛口のお酒でした。
甘みが少なくて透明感があるためか、ややドライな口当たりでした。
そのせいか、香ばしさや渋み、酸味がより目立っているように感じました。
この味わいから推察するに、もしかして荒めのもろみに多めのアル添を施しつつ、搾ったあとでの加水も多めなのでしょうか?
私としては、もう少しうまみがほしいところでした。
(※1)石原美和『しまね酒楽探訪』p.100(2013.10 今井出版)