SSブログ
34.広島県の酒 ブログトップ
前の10件 | -

【お酒】1971.純米吟醸 瀬戸内ネコの散歩道 一合瓶 [34.広島県の酒]

22179.JPG
販売者:株式会社キャメル珈琲
東京都世田谷区代田2-31-8

製造者:株式会社醉心山根本店
広島県三原市東町1-5-58

原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
内容量:180ml
精米歩合:60% 
アルコール分:15度
保存方法:日光を避け、冷暗所で保存してください。
(以上、瓶の印刷事項より転記)




海浜幕張駅のエキナカにあるKALDI COFFEE FARMにて入手したこのお酒。
22180.JPG

“瀬戸内ネコの散歩道”なる純米吟醸酒でした。
22181.JPG

造っていたのは、広島県の醉心山根本店さん。
横山大観愛飲の酒を自認なさっている蔵元さんですね。
でも大観は、酔心以外にも浮気をしていたみたいですけれど。
22182.JPG

その醉心山根本店さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
272.上撰醉心カップ
462.醉心 純米吟醸 醉心稲穂 180ml
486.醉心 純吟カップ
1110.醉心 サケカップ 軟水仕込み
1713.醉心 かきに合う酒 純米酒 180ml
1720.醉心 辛口 カップ
1746.醉心 上撰カップ


純米吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
22183.JPG


上立ち香はないですね。
含んでも、かすかに感じるような感じないような・・・。

うまみはやや淡め、いやちょい濃いめかな?
米のうまみに厚みを少し感じます。
吟醸酒らしい苦みがあって、少し強めで鋭さを感じます。
熟成感はなく、酒臭さもありません。
キレはそれほどでもないみたいです。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めです。
スースー感はないものの、ちょいピリです。

甘みはややはっきりかな。
べとついた感じはなくさらりとしているものの、幅を感じます。


ちょい濃醇でちょい苦ちょいピリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。

米のうまみしっかりで飲み応えがありました。
ちょい苦とちょいピリでしたが、それがいい感じに引き締めておりましたよ。
甘みはコクを添え、味わいを和らげてくれているようでした。

これはうまいね!
ちょい苦ちょいピリだったことから、特に魚料理との相性はバッチリでしょうね。
広島のお酒ですからね、例えば小イワシの煮つけなんかと合わせたら、きっと最高でしょう。

私はスーパーで買ってきたアジフライと合わせましたが、これもいけました。
22184.JPG

【お酒】1954.賀茂鶴 本醸造 上等酒 カップ [34.広島県の酒]

21908.JPG21909.JPG
製造者 賀茂鶴酒造株式会社+ト
広島県東広島市西条本町四番三十一号

原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分/15度
精米歩合/65%
180ml
(以上、ラベルより転記)





こちらひさびさの賀茂鶴。
このブログでは、草創期から初期にかけて以下のものをいただいておりました。
2.賀茂鶴 上等酒 カップ酒
4.純米 賀茂鶴 300ml
333.賀茂鶴 本醸造辛口カップ
357.大吟醸 特製ゴールド賀茂鶴 角瓶&丸瓶
591.賀茂鶴 生囲い純米酒 生貯蔵酒 300ml

今日いただくこのお酒は、“上等酒”。
上記のとおり上等酒は既出ですが、8年弱の間隔をあけていただくこの上等酒は普通酒から本醸造へと進化しておりました。
21910.JPG
21911.JPG


それではいただいてみたいと思います。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、あれ?
かすかに茶色がかっていて、透き通っておりました。
21912.JPG


燗をつけると、枯れた香りがかすかに漂ってまいりました。

うまみはちょい濃いめでしょうか。
最初に熟成感が来て、強くはないものの枯れていますね。
渋みが少しあって、鋭さを感じます。
うまみはやわらかいものを感じますが、かなり弱めです。
キレはよく、透明感を少し感じます。

酸味はひかえめです。
すっぱさはゼロですね。
スースー感が少しありますが、ピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめでしょう。
存在はわかるものの、幅もなく弱めです。
でも、ちょっとべとつくかな?


ちょい濃醇でちょい枯れちょい渋ちょいスースッキリやや辛口のお酒でした。

賀茂鶴って、こんなに枯れていましたっけ?
それにうまみがこんなに弱かったっけ?
しかも透明感があってスースーなのは、アル添多め?

些か意外な味わいでした。

【お酒】1779.賀茂泉 緑泉 My Friend IZUMI CUP [34.広島県の酒]

16879.JPG
賀茂泉酒造株式会社
広島県東広島市西条上市町2-4

180ml
アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
(以上、ラベルより転記)




こちらひさびさの、賀茂泉酒造さんのお酒。
かなり前のことですが、以下のものをいただいております。
375.賀茂泉 朱泉 イズミカップ
1298.賀茂泉 純米吟醸 ひとくち銘醸蔵 カップ

今日いただくこのお酒は、“緑泉”という小印が付された普通酒でした。
蔵元さんの通販サイトでは同じ普通酒の“朱泉”よりも低価格で販売されていたことから、かつての級別制度下における二級酒相当のお酒なのかもね。
16881.JPG16880.JPG


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
16882.JPG


燗をつけると、香りがかすかに立ちますね。。

うまみはやや濃いめかな。
酒臭さ(ほめ言葉です)とともに、苦みが来ますね。
苦みは強くはないものの、鋭さを感じます。
熟成感はないみたいです。
キレはよいですね。

酸味ははっきりしています。
すっぱさは、これも強くはないものの鋭さを感じます。
スースー感ははっきりしています。
ピリピリ感はかすかかな。

甘みはややひかえめです。
かなり弱めですが、ゼロではないみたいです。


やや濃醇でちょい苦ちょいすっぱスーやや辛口のお酒でした。
苦みや酸味、スースー感が際立っていて荒々しさを感じました。
それでもうまみを感じ、かつキレがよくて後味はスッキリしておりました。

【お酒】1778.華鳩 にごり酒 貴醸酒ブレンド カップ [34.広島県の酒]

16874.JPG
榎酒造株式会社
広島県呉市音戸町南隠渡2-1-15

アルコール分16度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、清酒(国産米)、醸造アルコール、糖類
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




榎酒造さんのお酒は、これまでに華鳩 辛口 特別本醸造 300mlをいただいております。

今日いただくこのカップ酒はにごり酒ですが、糖類添加(酸味料添加なし)の三増酒でした。
16875.JPG

それにこのカップ酒、“貴醸酒”をブレンドしてあるんだってさ。
16876.JPG

この貴醸酒について、手元にあった文献に以下のように紹介されておりました。
仕込みの際に水の代わりに酒を使って仕込んだもの。平安時代の文献をもとに開発された贅沢な酒です。酒は水よりもエキス分が高いために、できあがった酒は色や口当たりも濃厚でかなりの甘口になります。食後などに少しずつ飲むのに適した酒といえるでしょう。」(※1)

糖類添加の三増酒に貴醸酒もまぜちゃったりなんかしちゃったりしたら、それはそれは甘ったる~いお酒になってしまいやしないかと、あたしゃ危惧いたしておりますよ。
もっとも、甘口が好みでいらっしゃる(?)広島の皆さまにとっては、それも願ったりかなったりなのでしょうか?

それをたしかめるべく、いただいてみたいと思います。


滓の量は、3-4割といったところでしょうか?
16877.JPG

にごり酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに象牙色がかっておりました。
また見た目には、とろみがあるようには見えませんでしたよ。
16878.JPG


口当たりはとろみをそれほど感じず、むしろさっぱりしております。
それに滓のざらつきも弱めです。

うまみはやっぱり濃いめです。
米のうまみとともに、熟成感と重さとをちょっとだけ感じます。
苦みはごくかすかでしょう。
キレはそれほどでもないみたいです。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、よくわかります。
それにさわやかな風味がはっきりしています。
スースー感はなく、ピリピリ感はありません。

甘みははっきりしています。
しかしべとついてはおらず、クドさも感じません。


濃醇爽快ちょい重旨甘口のおいしいお酒でした。
しっかりしているのに爽やかな風味お酒でした。
それにとろみや滓のざらつきはわずかで、口当たりはさっぱりしておりました。
それでいて、うまみに重さを少しだけ感じて、それがいい感じに引き締めておりました。
甘みはしつこくなく、これもいい感じでした。

ちょっとだけ感じた重さが、貴醸酒をブレンドした成果なのでしょうか?
でも、予想していたほど甘みは強くはありませんでした。

これはなかなかおもしろいにごり酒でしたよ。

(※1)松崎晴雄『日本酒のテキスト 1 香りや味わいとその造り方』p.58(2001.8 同友館)

【お酒】1776.八幡川 カップ [34.広島県の酒]

16862.JPG16863.JPG
八幡川酒造株式会社
広島県広島市佐伯区八幡三丁目13-20

180ml詰
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類
アルコール分 14.0度以上15.0度未満
(以上、カップの印刷事項より転記)




今日は、広島市の郊外に蔵を構える八幡川酒造さんのカップ酒をいただきます。
16864.JPG

残念ながら、糖類添加の三増酒でした。
でも酸味料は添加されていないみたいです。
16865.JPG


話のネタもないことですので、さっそくいただきます。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、うっすらと黄色がかっておりました。
16866.JPG


燗をつけると、お酒の甘い香りがふんわりと漂ってまいりました。

うまみはやや淡めですが、それでもしっかりしています。
最初に米のうまみが来て、幅があるものの舌の上を突くようです。
それに酒臭さ(ほめ言葉です)もあって、じんわりと感じます。
渋みがあって、弱めですが鋭さがありますよ。
熟成感はありません。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、それでも鋭さを感じます。
スースー感はすこしはっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みは、これはどちらかと言えばややはっきりかな?
でもべとついた感じはなく、クドさもありません。


やや淡麗でちょい渋ちょいスー旨口のおいしいお酒でした。
やや淡めなのに、うまみがしっかりしていてどっしりした感じがいたしました。
それでいてキレがよく、クドさもなくて後味すっきりしておりました。
また糖添酒なのに甘ったるさがなく、それに渋みやスースー感すらいい感じに効いておりました。

これ、うまいね。
これは熱めに燗をして、熱いうちにいただくのがおいしいのではないかと思いましたとさ。

【お酒】1774.亀齢 お燗瓶 180ml [34.広島県の酒]

16844.JPG16845.JPG
亀齢酒造株式会社
広島県東広島市西条本町8番18号

180ml詰
アルコール分 15度以上16度未満
原材料 米、米麹、醸造アルコール
(以上、瓶の印刷事項より転記)
(国産米使用である旨はキャップに表記あり)




広島県の酒都・西条に蔵を構える亀齢酒造さん。
2019last116.JPG
2019last115.JPG

これまでに、普通酒(糖類添加)の亀齢キレイカップをいただいております。

今日いただくこのお酒も普通酒のようですが、こちらには糖類は添加されていないみたいでした。
たしか蔵元さんでは、上撰と称して販売されていたような、いなかったような?
16846.JPG


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
16847.JPG


燗をつけると、甘い香りがちょっとだけ立ってまいりました。

うまみは淡めですが、しっかりしているようです。
やわらかいうまみで、淡めなりに厚みがありますね。
熟成感はなく、酒臭さも感じません。
苦みがあって、かなり弱めですが鋭さがあることがわかります。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、これも鋭さを少し感じます。
スースー感はややはっきりしております。
ピリピリ感はかすかです。

甘みはややはっきりでしょうね。
べとつきはなく、さらっとしておりますが、その存在はよくわかります。


淡麗ちょいスー旨やや甘口のおいしいお酒でした。
淡めなりにやわらかいうまみに厚みを感じて、飲み応えを感じました。
しかも雑味がなくて、きれいな味わいでした。
スースー感が少し目立ちましたが、私としては望むところです。
わずかな苦みとピリとがありましたが、、それらも味わいをいい感じに引き締めているように感じました。
また甘みもしつこくなく、これもいい感じでした。

これ、うまいね!
普段飲みにはいい普通酒だと思いましたよ。
地元の日常の食べ物、たとえば小イワシの煮物なんかと合うんじゃないかな。

【お酒】1771.千福 上撰Vパック青 辛口 [34.広島県の酒]

16832.JPG
株式会社三宅本店
広島県呉市本通七丁目9番10号

アルコール分 15.5度
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
内容量 180ml
(以上、カップの印刷事項より転記)




ダークダックスの“千福一杯いかがです♪”のCMでおなじみの千福(せんぷく)。
16833.JPG

その蔵元である三宅本店さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
273.千福 精撰Vパック赤
367.千福 上撰Vパック青
369.千福 上撰 純米Vパック
1306.千福 激熱 300ml
1718.呉氏 爆誕カップ 吟醸酒

今日いただくこの“千福 上撰Vパック青”は、実はかつて一度経験済みです。
ですが今回入手したものには、“辛口”の表示が追加されておりましたよ。
16834.JPG

たとえ同じ中身であったとしても、ラベル(カップ)のデザインが異なれば別カウントとするのがこのブログのルールですので、既出の千福上撰Vパック青とは別物としてカウントさせていたきました。

ですが、品質表示は同じでした。
きっと中身は同じなのでしょう。
16835.JPG


それではいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
16836.JPG


燗をつけると、お酒の甘い香りがフワッと漂ってまいりました。

うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
やわらかいうまみに幅を感じます。
苦みがごくかすかにあるみたいです。
キレはとてもよく、スッと引いて行きます。

酸味はややはっきりでしょう。
すっぱさが少し強めで少し鋭く、また少し深みがあるみたいです。
スースー感が少しはっきりで、ピリピリ感もちょっとあるみたいです。

甘みはややはっきりでしょうよ。
べとついた感じはないものの、これも幅を感じます。


やや淡麗でちょいすっぱちょいスーちょいピリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
うまみが淡めなりにしっかりしていて、酸味がそれを引き締めるとともに、深みを少し足しているようでした。
“辛口”とありましたが、これはきっと、アル添由来のスースー感やピリピリ感のことを指しているのでしょう。
あたしゃむしろ、甘みを感じましたよ。

これはあくまでも私の感想ですが、千福は、この上撰Vパック青が一番うまいんじゃないかな。
飲み応えがあるのに軽さもある。
クセがなく、食事と合わせやすい。
これこそ、あたしゃ“飲んでホッとするお酒”だと思いますよ。













★☆★☆★☆【予告】★☆★☆★☆

先週末の三連休には、出かけておりました。


暴風雨!
shiwaichi030.JPG
shiwaichi031.JPG

移動手段壊滅!
shiwaichi012.JPG
shiwaichi017.JPG

それでも負けずに、金で解決だ!
shiwaichi022.JPG
shiwaichi109.JPG


その顛末は、まとめることができ次第報告させていただきます。



★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

そんなこんなで出かけていたので、猫に会うのは3日ぶり。
それでもやっぱり、今日もまたうしろ向きでしたとさ。
16387.jpg

【お酒】1770.誠鏡 純米たけはら 復刻ラベル カップ [34.広島県の酒]

16827.JPG16830.JPG
中尾醸造株式会社
広島県竹原市中央五丁目九番十四号

原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)
アルコール分15.5度
精米歩合65%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




中尾醸造さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
79.誠鏡 吟醸 幻(まぼろし) カップ (二回目はこちら
426.誠鏡 180ml
1723.誠鏡 カップ
1737.誠鏡 純米にごり酒 300ml

今日いただくこのお酒は、復刻ラベルの純米酒なんだってさ。
16828.JPG16829.JPG


純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は濃くはないものの、茶色をしておりました。
16831.JPG


ありゃ!

うまみは濃くはないですね。
最初に米のうまみが来て、広がらずシャープですね。
熟成感はあるものの、意外にもひかえめで角がありません。
苦みや雑味はまったくありません。
キレはかなりよく、スッと引きます。

酸味はひかえめです。
すっぱさは弱めで、鋭さを感じません。
でもこのお酒、スースー感がかなりはっきりしておりますぞ。
しかしピリピリ感はありません。

甘みはちょいはっきりかな。
幅はないものの、べとつきがわずかにあるみたいです。


スースーちょい枯スッキリ旨口のおいしいお酒でした。
アル添酒みたいなスースー感が前に出てきておりましたが、ピリピリ感はなく、むしろ爽やかでした。
色から判断して熟成感がしっかりなのかと予想しておりましたが、枯れた感じはあったものの角がなくて穏やかでした。

見かけとは異なって、けっこう爽やかな口当たりのお酒でした。
いやいや、いかんいかん!
酒も人も、見た目で判断しちゃいけませんね。
でもオマエは見た目だけで酔っぱらいだってすぐにわかるぞ。

【お酒】1767.華鳩 辛口 特別本醸造 300ml [34.広島県の酒]

16797.JPG16798.JPG
榎酒造株式会社
広島県呉市音戸町南隠渡2-1-15

アルコール分15度
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
精米歩合 麹米68% 掛米70% 扁平精米
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




平清盛が開削したとされる””音戸の瀬戸。
広島県呉市(かつての安芸郡音戸町)にある、本州と倉橋島との間の海峡です。
その近くに蔵を構える榎酒造さんの“華鳩”を、今日はいただきます。

今日いただくこのお酒は、特別純米酒でした。
16800.JPG

ですが、精米歩合は60%ではありませんでした。
16801.JPG16802.JPG

特別本醸造を名のるための要件は、本醸造であって、かつ「香味及び色沢が特に良好であり、かつ、その旨を使用原材料、製造方法その他の客観的事項をもって当該清酒の容器又は包装に説明表示するもの(精米歩合をもって説明表示する場合は、精米歩合が60%以下の場合に限る。)」(※1)のですから、必ずしも精米歩合が60%以下ではなくてもよいのです。

上に掲載された写真を見る限り、このお酒には以下の表示がありました。
 ・扁平精米
 ・自家製米
 ・長期低温発酵
これらの製法を採用しているが故に、このお酒は上記の特別本醸造の要件に該当するという、蔵元さんのご判断なのでしょう。


話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。
特別本醸造には香りを特徴とするものもありましたので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほぼ透明でした。
16803.JPG

上立ち香、含み香ともに、ごくかすかですね。
ほとんどわからない程度です。

うまみは淡めですが、淡めなりにしっかりしています。
米のうまみに鋭さと共に、淡めなりに幅を感じます。
苦みがあって、弱めですが、重さをかすかに感じます。
熟成感はありません。
キレはよく、スッと引いていきますね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、よく味わうと弱めながらに深みをかすかに感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。


淡麗旨辛口のおいしいお酒でした。
淡めではあったものの、米のうまみが淡めなりにしっかりしており、けっして薄くは感じませんでした。
それを弱めの苦みと酸味とがいい感じに引き締めておりました。

これ、うまいね!
食事と合いますよ。



ここで、燗にしてみましたよ。
16804.JPG

キレのよさが増しますが、やわらかさも出てまいりました。
それに酸味が立って、ちょいピリではあるものの深みが増してまいりました。
甘みがちょっとだけ際立って、依然として弱めではあるものの幅を感じるようになりました。

燗だと、淡麗ちょい深ちょいピリ旨辛口のおいしいお酒になりました。
燗のほうがどっしりと来たあとでスッとキレていく感じがはっきりしておりました。
ただ、冷めるにつれてちょいピリが目立ってきたように感じました。

私としては、燗が好みです。
それも熱めのを熱いうちにいただきたいところです。

でも、夏の暑い日であれば、冷やしてキュッとやるのもいけるのではないかと思いました。


スイスイといけてしまい、あっちゅう間でございましたとさ。
16805.JPG



そのキレのよい酒に合わせたエサ。

コールスロー(キャベツ・にんじん・パセリ)
16806.JPG

新じゃがとにんにく、キャベツに、卵3個。
16807.JPG

新じゃがは薄切り、
キャベツは一口大、
にんにくはみじん切り、
それを電子レンジで3分加熱して火を通しておきます。
16808.JPG

それを卵に和えて焼き、オムレツにいたしました。
16809.JPG

ごちそうさまでした。
16810.JPG




★☆★☆★☆★☆★☆★☆

久しぶりに、今日はいっぱい遊んでいただきましたとさ。
16811.jpg
(友情出演)

(※1)清酒の製法品質表示基準を定める件(平成元年11月22日 国税庁告示第8号)2(3)

【お酒】1765.うまいじゃろ カープびいき カップ [34.広島県の酒]

16783.JPG
中国醸造株式会社
広島県廿日市市桜尾1-12-1

原材料名:米(国産)、米麹(国産米)醸造アルコール、糖類/酸味料
内容量:200ml
アルコール分:14度以上15度未満
(以上、カップの印刷事項より転記)




中国醸造さんのお酒は、これまでに紙パック酒のはこさけ一代 ほろほろマイルド 180mlをいただいております。
16786.JPG

今日いただくこのお酒も、同じく糖類酸味料フル添加の三増酒でした。
16784.JPG

“広島県酒販青年連合会推奨酒”なんだってさ。
このことに関しては、これ以上は言及いたしません。
16785.JPG


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ごくかすかにわかる程度でした。
16787.JPG


あれ?
燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがかすかに立ってきましたよ。

うまみはやや淡めです。
酸味料が添加されているのに、画一的な風味やクドさは感じませんね。
むしろやわらかさとともに酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)とをわずかに感じます。
苦みがあって、弱めですが重さを少し感じます。
キレはよいですが、透明感はないですね。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めで、鋭さはそれほど感じません。
ですがスースー感が少しはっきりしています。
ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりかな。
クドさはわずかにあるものの、べとついた感じはありません。


やや淡麗でちょい苦ちょいスーやや甘口のお酒でした。
酸味料の影響は少ないみたいで、むしろわずかながらもやわらかさと酒臭さ(くどいようですが、ほめ言葉です)とを感じました。
苦みに重さを少し感じましたが、しつこさはなく、それが味わいをいい感じに引き締めているようでした。
甘みもそれほどしつこくはありませんでした。

三増酒としては、いけるほうではないでしょうか。



今日はこれとこれとを、
16789.JPG16788.JPG

こうして、
(たまりしょうゆ(小さじ1.5)のほかに、みりん(小さじ1.5)と砂糖(小さじ1)とを使用)
16790.JPG

今日は焦げ目を少しつけて、
16791.JPG

こういたしました。
16792.JPG

たまりしょうゆを使ったせいか、やや黒ずんでしまいました。
でもしょうゆの香りはしっかりで、みりんと砂糖とによる甘みとよく合っておりましたとさ。
16793.JPG

やっぱり、たまりしょうゆを使うならば、出汁巻きよりもこっちのほうが合いますね。
前の10件 | - 34.広島県の酒 ブログトップ