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37.香川県の酒 ブログトップ

【お酒】920.金陵 上撰 お燗瓶 180ml [37.香川県の酒]

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西野金陵株式会社T
香川県仲多度郡琴平町623番地

アルコール分 15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




西野金陵さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
金陵 本醸造 ハンディグラス180ml
金陵 超辛口 カップ(普通酒)
金陵 マイルドカップ(糖添三増酒)
金陵 ハンディグラス・L200(普通酒)
今日いただくこのお酒は上撰と銘打たれておりますが、品質表示から判断するに普通酒のようです。
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これまでにいただいた普通酒とはちがうお酒なのでしょうか?
超辛口はともかく、ハンディグラス・L200とはちがうお酒なのでしょうか?
それがわかればよいのですが、自信がありません。
まあ、いただいてみることにしましょう。

普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ無色でした。
ハンディグラス・L200より薄い色ですね。
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あのね、同じ普通酒だったハンディグラスよりも淡めです。
それに、すっぱさは同じですが、苦みはハンディグラス・L200よりもひかえめのようです。
甘みもハンディグラス・L200よりひかえめです。

淡麗やや辛口のおいしいお酒でした。
これは私の予想ですが、同じ普通酒でも、中身はおそらくハンディグラス・L200とはちがうお酒でしょう。
こちらのほうがうまみは淡いものの、軽くて飲みやすいと思います。

【お酒】917.金陵 ハンディグラス・L200 [37.香川県の酒]

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西野金陵株式会社T
香川県仲多度郡琴平町623番地

アルコール分/15度以上16度未満
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
200ml詰
(以上、ラベルより転記)




西野金陵さんのお酒は、かつて金陵本醸造ハンディグラスと、普通酒の金陵超辛口カップ、そして糖添三増酒の金陵マイルドカップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、糖類や酸味料が添加されていない普通酒のカップ酒です。
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このお酒は、徳島駅の売店で入手しました。
ラベルには、四国のJR線と第三セクターへ転換された路線とを描いた路線図が描かれております。
先月末に徳島県で酒集めをした際には、右端の鳴門駅から徳島駅を経て、左右に伸びる徳島線(よしの川ブルーライン)に乗って左端の阿波池田駅までの間を攻めてみました。
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徳島線には“よしの川ブルーライン”なる愛称が付けられておりますが、実際に車窓から吉野川を眺めることができる区間はごく一部だけでしたよ。

酒集めをした際には、雨のため、穴吹の街に立ち寄ることを断念しました。
それがいささか心残りですが、まあ生きてさえいりゃ、またいつか行けることでしょう。
そのときまで、果たして生きていられるかどうかわかりませんが。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほんの少し着いているのがわかる程度でした。
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アルコールの香りがちょっと強めのようです。
すすったら、少しむせました。

うまみはやや淡めです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをちょっと感じます。
それとともに、軽い苦みがはっきりしています。

酸味はややはっきりしています。
角のないすっぱさを少し感じます。
それにほんの少しですが、ピリッと感じます。

甘みはややハッキリしています。
べとつかない、さらっとした甘みを感じます。


やや淡麗でちょい苦ちょいピリやや甘口のおいしいお酒でした。
苦みとピリピリ感とがちょっとありますが、いずれも強くはなく、むしろ食べ物との相性をよくしてくれているように感じました。
糖類添加をせずにおいしい普通酒を造ることができるのですから、糖添三増酒なんか造らなくてもよいのではないかと思った次第でした。

【お酒】756.金陵 マイルドカップ [37.香川県の酒]

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西野金陵株式会社T
香川県仲多度郡琴平町623

アルコール分14.0度以上15.0度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類・酸味料
180ml
(以上、カップの印刷事項より転記)




西野金陵さんのお酒は、かつて本醸造の金陵ハンディグラスと、普通酒の金陵超辛口カップとをいただいております。
今日いただくこのお酒は普通酒ですが、残念ながら糖類酸味料フル添加の三増酒でした。
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さっさといただいてみたいと思います。
今日もぬる燗でいただきますが、この容器のままレンジで燗をするなと書いてありますので、別の器に移してから燗にいたします。
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お酒の色は、ほぼ無色でした。
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ほんの少しですが、アルコールの香りを感じました。

うまみは淡めです。
酒臭さはなくて、むしろやわらかいうまみをほんのりと感じます。
苦みや雑味はまったくありません。

酸味はややはっきりしています。
やや鋭さのあるすっぱさを少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはあるものの、意外にもそれほど強くはありません。
それに、糖添三増酒にありがちなとろみのような舌触りもほとんど感じません。


やわらかいうまみに、酸味が味を引き締める、淡麗やや甘口のお酒でした。
糖添三増酒にしては、甘みがおだやかなほうでしょう。
それに酸味料のクドさも感じませんでした。
もしかして、糖類や酸味料の添加量が比較的少ないのでしょうか?
けっして味わい深くはなく、それに面白味も感じませんしたが、飲みやすいお酒だと思います。

【お酒】596.金陵 超辛口 カップ [37.香川県の酒]

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西野金陵株式会社T
香川県仲多度郡琴平町623番地

アルコール分/15度以上16度未満
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
200ml詰
(以上、ラベルより転記)




西野金陵さんのお酒は、かつて金陵の本醸造ハンディグラスをいただいております。
今日いただくこのお酒は、超辛口と銘打たれた普通酒です。

本醸造ハンディグラスもそうでしたが、このお酒も新橋にある香川・愛媛せとうち旬彩館にて入手しました。


このお酒ですが、日本酒度が+15なのだとか。
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日本酒度の意味については、かつてこちらでまとめております。
要するに、
-(マイナス);糖分が多い=甘口
+(プラス);糖分が少ない≒辛口(甘みが少ない)
と覚えておけば問題ないと思います。

国税庁の調査によれば、平成25年度の一般酒の日本酒度全国平均は+3.9でした(吟醸酒は+4.2、純米酒は+4.3、本醸造は+5.3)(※1)。
一般酒の県内平均が最も高かったのが富山県で、+6.8とのこと。
また、西野金陵さんがある香川県の平均は+4.5でした。

これらの数字と比較すると、+12ということは、全国平均から見ても、また香川県においても、かなり辛口の(かなり甘みが少ない)お酒であると言えるのではないでしょうか。


しかし一方で、お酒の甘辛は、糖分の量だけで決まるわけではないようです。
ある文献では、お酒の甘さに影響を及ぼす物質について、以下のように紹介しています。

日本酒度は本来、醪末期での残存糖分とアルコール濃度の関係を示す酒造用語であり、消費者向けには、プラスの数値が大きくなるほど辛口、マイナスの数値が大きくなるほど甘口になると説明されているが、そういう見方をすると半分もあたらない。(中略)」
一つには、酒の甘さを呈する成分が糖分だけではないということだ。(中略)」
良い純米吟醸酒などは、糖分が十分に切れていても(つまり日本酒度がプラスに傾いていても)ほのかな甘さを感じさせるものだが、これは酵母の活動によって生じる微量成分のなかに、甘さを呈する成分が含まれていることによる。その成分にはいろいろとあるが、、一般の消費者がおそらく知らないところで例を挙げれば、グリセリンがその一つだ。
グリセリンはアルコールの一種なのだが、唾液によって分解され、糖分と同じように甘さを感じさせる。しかし、元はアルコールだから、砂糖のようにベタベタと舌に残らず、一瞬の余韻を残してすぐ消える。そのため、適度なグリセリンが含まれている酒は、日本酒度がプラスでも、甘みとそれに由来する味のふくらみがあり、それでいて味切れがよい。」(※2)


引用がいささか長くなってしまいました。
今日いただくこのお酒は、果たして本当に辛口なのでしょうか?
それを確認すべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ無色透明ですね。
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うまみは淡めです。
酒臭さはほとんどわかりません。
ですが、香ばしさが少しはっきりしています。
それに、苦みをわずかに感じます。

酸味はややはっきりしています。
さわやかさを少し感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みは、あれ?
かなりひかえめですが、それでもけっこうはっきりしています。


全体的に淡い味わいであるものの、香ばしさと甘みとを感じる、淡麗やや甘口のお酒でした。
+15の日本酒度であるにもかかわらず、辛くないどころか、私は甘みすら感じましたよ。
これが上記の文献が云う、糖分以外の甘み成分による効果なのでしょうか?
それとも、私の舌がおかしいのでしょうか?
オマエの舌がおかしいんだろ!


(※1)全国市販酒類調査の結果について(平成25年度調査分)表8表9(平成27年4月 国税庁鑑定企画官)
(※2)上原浩『純米酒を極める』p.212-215(2011.1 光文社知恵の森文庫)

【お酒】105.金陵 本醸造 ハンディグラス180ml [37.香川県の酒]

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西野金陵株式会社T
香川県仲多度郡琴平町623番地

アルコール分/15度以上16度未満
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合/70%
180ml詰
(以上、ラベルより転記)


私は、今回はじめて香川県のお酒をいただきます。
同じ四国でも、高知県のお酒はけっこう辛口であるとの印象がありますが、香川県のお酒はどうでしょうか。

今日もぬる燗でいただきます。


アルコールの香りとともに、酸味を感じます。
強めの酸味で、ピリッとした刺激を感じます。

うまみは濃くはありませんが、しっかりしています。
醸し出された酒臭い(←褒め言葉です)うまみです。
強い酸味に抑えられているようですが、しっかりしているので、ドライな感じはしません。

甘みは控えめです。
これは酸味に抑えられてしまっています。


酸味が強い、やや淡麗で辛口のお酒でした。
揚げ物や中華、それにお肉には合うと思います。
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