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38.愛媛県の酒 ブログトップ
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【お酒】788.ひめさくら 上撰 ヒメカップ [38.愛媛県の酒]

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近藤酒造株式会社
愛媛県新居浜市新須賀町一丁目11-46

アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名:米・米麹・醸造アルコール・糖類・酸味料
(米の産地表示なし)
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




別子銅山のお膝元に位置する新居浜は比較的大きな街のようですから、歩き回れば周辺地域で造られているカップ酒を入手できるのではないかと目論んでおりました。
しかし実際に見つけることができたのは、このお酒だけでした。

カップには、新居浜のお祭りの様子がデザインされておりました。
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そんな郷土のお祭りをカップで表現しているこのお酒ですが、誠に残念ながら、糖類も酸味料もフル添加された三増酒でした。
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上撰(旧制度下における一級酒相当か?)を名乗っているにもかかわらず、副原料を使った三倍増醸の手法を取り入れているわけですよ。
いったいどんな味わいなのでしょうか。
それを確かめるべく、またネタも尽きたところですので、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、わずかに茶色がかっているようでした。
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ああ、やっぱり。

かなり甘いですね。
糖添三増酒にありがちな、とろみのような舌触りを少し感じます。

うまみはやや濃いめです。
このうまみは醸されたものではなくて、酸味料で作られたものでしょう。
ちょっとクドさを感じますが、キレはよいみたいです。
苦みや雑味はないみたいです。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさとさわやかさとを感じます。


やや濃醇で甘口のお酒でした。
キレがよく、また雑味がなくて透明感があるところが、上撰たる所以なのでしょうか?

以上です、編集長!

【お酒】786.宮の舞 上撰カップ [38.愛媛県の酒]

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松田酒造株式会社
愛媛県西宇和郡伊方町湊浦1003-2

アルコール度15度
原材料/米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール
180ml詰
(以上、フタに貼られたラベルより転記)




このお酒のカップには、下のほうにくびれがありますね。
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松田酒造さんのお酒について、愛媛県酒造協同組合のWebsiteでは以下のように紹介していました。
伊方町は豊かな海の幸に恵まれた瀬戸内海、豊予海峡、宇和海の3つの海に面していることもあり、松田酒造では地元で獲れた魚に合うやや辛口のお酒を醸しています。

やや辛口のお酒は、いったいどんな味わいなのでしょうか。
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ちょっとわかるくらいでした。
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うまみはやや濃いめで、しっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみに、香ばしさと熟成感とをちょっと感じます。
それでいてキレがよく、スッと引いていきます。
苦みや雑味はないみたいです。

酸味ははっきりしています。
スーッとさわやかな酸味を感じます。
すっぱさはわずかです。
刺激やピリピリ感はありません。

あれ?
甘みもけっこうはっきりしているみたいですよ。
とろみもちょっと感じますが、クドさはないみたいです。


うまみがしっかりした、やや濃醇で旨甘口のおいしいお酒でした。
やや辛口どころか、甘みがはっきりしていましたよ。
オマエの舌がおかしいんだろ!
ですが、その甘みがさわやかな酸味とよく合っていると思います。
しっかりした味わいですが、キレがよく、しかも雑味を感じませんでした。
上撰を名乗るにふさわしいお酒だと思います。

【お酒】784.道後蔵酒 上撰酒 300ml [38.愛媛県の酒]

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水口酒造株式会社
愛媛県松山市道後喜多町3-23

アルコール分/15度以上、16度未満
原材料名/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
内容量/300ml
(以上、ラベルより転記)




水口酒造さんのお酒は、かつて仁喜多津の純米酒カップ 伊予の薄墨桜と、同じく仁喜多津の上撰酒カップとをいただいております。
今日いただくこのお酒ですが、品質表示から判断するに上撰クラスの普通酒であるみたいです。。
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たしか仁喜多津の上撰酒カップも普通酒でしたが、それとは中身がちがうのでしょうか?
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、透明でした。
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うまみは淡めです。
やわらかいうまみをほんのりと感じる程度です。
それに、後味に軽い苦みがほんのわずかにあるみたいです。

酸味はややはっきりしています。
強くはないものの、ちょっと角のあるすっぱさを感じます。
でも、刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
べとつかない、さらっとした甘みを感じます。


淡い中に酸味と甘みとが効いている、淡麗やや甘口のお酒でした。
仁喜多津の上撰酒カップよりも淡く、それに酸味が効いていました。
私としては、うまみがしっかりしている仁喜多津のほうが好みでした。

【お酒】783.桜うづまき Pカップ [38.愛媛県の酒]

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桜うづまき酒造株式会社
愛媛県松山市八反地甲71

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類
アルコール分 14度以上15度未満
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)




このカップ酒は、去年、愛媛県で酒集めをした際に松山市内のスーパーで入手しました。
立ち寄ったお店で最もよく見かけたお酒は梅錦の栄照カップでしたが、その次によく見かけたお酒がこの桜うづまきのカップ酒でした。

そんな愛媛で比較的普及していると思われるこのお酒ですが、残念ながら糖類添加の三増酒でした。
しかし、酸味料は添加されていないみたいです。
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レジでカップに貼られたシールをはがす際に、カップの表面を破ってしまいました。
かつて一度書いたことがありましたが、紙のカップに入ったお酒を買う際には、レジの人がシールを貼る前に「フタに貼ってください」と言うか、あるいは敢えてレジ袋に入れてもらうしかないのかもしれません。


そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほとんどわかりませんね。
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うまみはかなり淡いというか、薄いですね。
そのせいか、苦みがややはっきりしています。

酸味ははっきりしています。
すっぱさとさわやかさとを感じます。
刺激やピリピリ感はないみたいです。

甘みはややはっきりしています。
ですが、糖添にしてはそれほど甘くはないほうですね。
とろみのような舌触りはわずかで、クドさもなくてさらっとしています。


淡麗やや苦やや甘口のお酒でした。
糖添にしては、甘みにクドさがないですね。
でも、うまみが薄いことから、その分苦みと酸味とが際立っているようでした。

【お酒】781.梅錦 純米大吟醸 カップ [38.愛媛県の酒]

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梅錦山川㈱
愛媛県四国中央市金田町金川14

アルコール分16度以上17度未満
原材料名 米・米こうじ
国産米100%使用
精米歩合 40%
130ml詰
(以上、フタより転記)




梅錦山川さんのお酒は、かつて梅錦の媛 栄照カップと、梅錦の上撰 栄冠カップ(いずれも普通酒)とをいただいております。
今日いただくこのお酒は、たった130mlしか入っていないのに540円(税込)もした純米大吟醸のカップ酒です。

純米大吟醸でアルコール度数がやや高めということは、おそらく加水量がかなり少なめなのでしょう。
それとともに、精米歩合40%と高精白であることも踏まえると、この量にしてこのお値段というのもさもありなんと言ったところでしょうか。
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それにしても、このお酒ですが、ちょっと変わったカップに入っていますね。
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どこの容器メーカーさんのものでしょうか?


箱には、“日本酒チャンピオンズカップ2006 グランプリ受賞”である旨が表示されています。
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日本酒チャンピオンズカップというのは、かつてカップ酒がちょっとしたブームだった頃に、㈱酒文化研究所の主催で実施されていたイベントですよ。
カップ酒ブームの終焉とともに開催されなくなってから久しいようですが、そこでの栄冠を今でも引き摺っている誇りに思っていらっしゃるのですね。


そろそろいただいてみたいと思います。
純米大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、こんな感じでした。
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吟醸香は、かすかに感じる程度です。

うまみはやや濃いめで、しっかりしています。
お米のうまみとともに、ほんのわずかに熟成感を感じます。
純米大吟醸だけあって、苦みや雑味はありません。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさをちょっと感じますが、おだやかなすっぱさです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめといったところでしょうか。
ちょっとあって、コクを添えています。


やや濃醇で旨口のおいしいお酒でした。
これはうまみで勝負する純米大吟醸でしょう。
飲み応えがあっておいしいお酒だと思いますが、量がちょっと少ないかな。
もう少し飲みたいところです。

ビールでも飲むとするか。

【お酒】780.東洋一 媛 カップ [38.愛媛県の酒]

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緒方酒造株式会社
愛媛県東宇和郡野村町大字野村12号17番地

アルコール分:15度以上16度未満
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール・糖類
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)




緒方酒造さんは、宝暦三年(1753年か?)創業なのだとか。
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江戸時代中期、徳川家重が9代目将軍だった頃ですね。
歴史の長さもさることながら、愛媛県酒造協同組合のWebsiteによれば、緒方洪庵や児島惟謙とも縁があるのだとか。


そんな由緒正しき蔵元さんが造ったこのお酒ですが、誠に残念ながら糖類添加の三増酒でした。
ただし、酸味料が添加されている旨の表示はありません。
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由緒正しき蔵元が、終戦直後の米不足の折に開発された増量策を取り入れて造ったこのお酒は、果たしてどのような味わいなのでしょうか。
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほとんど目立たないくらいでした。
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ああ。

うまみは濃くはないですね。
酸味料添加の表示はありませんでしたが、ちょっとクドさを感じますね。
それに、渋みが少しあるみたいです。

酸味ははっきりしています。
スーッと感じる酸味です。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはやっぱりはっきりしています。
糖添酒にありがちな、とろみのような舌触りを感じます。


やや苦で甘口のお酒でした。
以上です。

【お酒】779.山丹正宗 カップ [38.愛媛県の酒]

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株式会社八木酒造部
愛媛県今治市旭町三丁目3番地の8

[原材料名]米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
[アルコール分]14度以上15度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




八木酒造部さんのお酒は、かつて普通酒の山丹正宗バリィさんカップと、本醸造の山丹正宗バリィさんの寝ざけとをいただいております。
品質表示から判断するに、今日いただくこのお酒もバリィさんカップと同じ普通酒のようです。
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バリィさんカップとは、中身が同じなのでしょうか?
当時のことを思い出しながら、そのことを確かめてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いている程度でした。
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うまみは淡めです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみはわずかで、やわらかさを少し感じます。
また、苦みを少しはっきりと感じますが、嫌味のない苦みです。
キレはよいみたいです。

酸味はややはっきりしています。
スーッとさわやかで、ちょっとだけすっぱさを感じます。
ごくわずかですが、ピリッと感じました。

甘みもややはっきりしています。
べとつかず、さらっとした甘みを感じます。


淡麗やや甘口のおいしいお酒でした。
苦みと酸味とが甘みとよく合っています。
甘めですが、食事と合わせやすいと感じました。

バリィさんカップをいただいたのはかなり前のことですが、おそらくその中身はこのお酒とはちがうものでしょう。

【お酒】778.御代栄 辛口十八番 300ml [38.愛媛県の酒]

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成龍酒造株式会社
愛媛県西条市周布1301-1

原材料/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分/14度以上15度未満
容量300ml
(以上、ラベルより転記)




成龍酒造さんのお酒は、御代栄の上撰カップ(普通酒)をいただいております。
今日いただくこのお酒も普通酒のようですが、辛口十八番と銘打たれております。
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品質表示からは、上撰よりもアルコール度数がちょっと低いことがわかります。


上撰は濃醇甘口のお酒でしたが、果たしてこの辛口十八番はどんな味わいなのでしょうか。
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、透明でした。
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ほんのわずかではありますが、吟醸香のような香りを感じます。

うまみは淡めですね。
酒臭さはなくて、やわらかいうまみをほんのりと感じます。
苦みや雑味はまったくありません。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが主な酸味です。
刺激やピリピリ感はありません。

辛口を名乗るだけあって、甘みはひかえめです。
でも全くないわけではなく、ほんのわずかにあるみたいです。


スッキリした中に酸味がほどよく効いている、淡麗辛口のおいしいお酒でした。
酸味が効いているせいか、淡麗ではあるものの物足りなさはないですね。
先日いただいた上撰カップとは対極的な味わいでした。
まるで新潟のお酒のように感じましたよ。
同じ蔵元さんの普通酒で、これほどちがう味わいのお酒を飲み比べることができて有意義でした。
お酒って、面白いね。

【お酒】775.御代栄(みよさかえ) 上撰カップ [38.愛媛県の酒]

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成龍酒造株式会社
愛媛県西条市周布1301-1

原材料/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度以上16度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




だいたい予想がつきますが、この酒銘には「後の代まで国が栄えるように」(蔵元さんWebsiteより)という意味が込められているそうです。
明治10年に創業なさったそうですが、現代ならばともかく、当時ならばさもありなんといったところでしょうか。


特に披露し得るようなネタもないことですので、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ちょっと着いている程度でした。
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うまみはやや濃いめです。
やわらかいうまみに、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをちょっと感じます。
ちょっとですが、軽い苦みもあるみたいです。

酸味はややひかえめです。
すっぱさを少し感じる程度です。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはけっこうはっきりしています。
力強い甘みですが、クドさはなく、とろみのような舌触りもありません。


しっかりしたうまみに、甘みが豊かな、やや濃醇で旨甘口のおいしいお酒でした。
甘くて酸味がひかえめですが、甘ったるさはないみたいです。
これは軽い苦みが効いているのかもしれません。

【お酒】774.日本心(やまとごころ) 上撰 カップ [38.愛媛県の酒]

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武田酒造株式会社
愛媛県西条市三芳1507番地

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




西条市の、今治市に近い側に蔵を置く蔵元さんのようです。

日本心(やまとごころ)という酒銘については、蔵元さんのWebsiteで以下のように紹介されておりました。
 明治37年、初代武田近平が現在の地(愛媛県東予市三芳)に創業致しました。
  ちょうどその頃は日露戦争のさなか、心一つにして勝利を願う日本人の熱い心「ヤマト魂」と静かに移りゆく四季の中で培われてきた日本人の繊細な感性を表して「日本心(やまとごころ)」と命名したと言われている。


これ以外に披露し得るネタもないことですので、そろそろいただきたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

と思ったのですが、カップには「このまま電子レンジで燗できるけど、焦げるかもよ」という脅し文句が書かれていました。
これは慎重に燗にする必要があるようです。
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お酒の色は、ちょっとわかるくらいでした。
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なんとなく、なんかの検査みたいな…、
それ以上言うな!


うまみはやや淡めです。
やわらかいうまみそのもので、酒臭さや熟成感はありません。
それに、苦みや雑味もまったくありません。

酸味はややはっきりしています。
やや尖った感じのすっぱさをちょっと感じます。
でも、刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
さらっとした感じの甘みです。
べとついた感じはなく、とろみのような舌触りもありません。


きれいな味わいの、やや淡麗で甘口のおいしいお酒でした。
甘めですが、それが酸味とよく合っています。
それにきれいな味わいで、飲みやすいと思います。
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