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“あさ開 アルミカップ アサビラキ”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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製造者 株式会社あさ開
岩手県盛岡市大慈寺町10番34号

●原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
●アルコール分 15度
●内容量 180ml
(以上、缶の印刷事項より転記)


《初回記事はこちら》
【お酒】80.あさ開 アルミカップ アサビラキ




今日は、2013年11月以来のこちらひさびさの“あさ開 アルミカップ アサビラキ”をいただきます。

あたしゃてっきり本醸造かと思っていましたが、普通酒でした。
どうやら初孫と混同していたみたいでしたよ。
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なお、あさ開さんのお酒は、これまでに以下のものをいただいております。
【お酒】80.あさ開 アルミカップ アサビラキ
【お酒】293.あさ開 本醸造生貯蔵酒 生缶2回目はこちら
【お酒】409.あさ開 サケカップ(紙カップ)
【お酒】412.あさ開 純米辛口 男の純米DRY
【お酒】565.あさ開 本醸造 昭和旭蔵 300ml
【お酒】731.あさ開 南部流寒造り 純米吟醸 180ml
【お酒】1804.あさ開 純米酒 Proto type M 300ml
【お酒】1806.あさ開 本醸造 岩手グリーン〈手〉
【お酒】1808.あさ開 本醸造 岩手ブルー〈岩〉
【お酒】2228.あさ開 純米吟醸 300ml

そのほかに、【お酒】2224.関山 本醸造 生貯蔵酒 300mlも、製造者はあさ開さんでした。


普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いておりました。
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香りはかなり弱めですが、アルコール香とともに枯れた香りを弱めながらに感じます。

うまみは濃いめ。
最初に熟成感が来ますが、角や荒さはなく穏やかです。
酒臭さ(ほめ言葉;以下同じ)を少し、そして米のうまみにも厚みを少し感じます。
ちょい苦かな。
濃いめにしては、キレはよいですね。

酸味はひかえめ。
すっぱさはほぼゼロ。
ちょいスーですが、ピリはなし。

甘みはややひかえめ。
ゼロではないものの、弱めです。


濃醇ちょい枯ちょい苦ちょいスー旨やや辛口のおいしいお酒でした。

熟成感があって枯れているものの、けっしてペラペラではなく、うまみがしっかりしていて厚みを感じました。
それでいてキレはよく、しつこさを感じませんでした。
さらにやや辛口で、かつちょい苦で、キリッと引き締まっているように感じました。

味の要素は複雑なのに、うまくまとまっておりましたよ。
やっぱりあさ開はうまいね。

“初孫 マイカップ”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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製造者 東北銘醸株式会社
山形県酒田市十里塚字村東山一二五番地の三

日本酒
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)

《初回記事はこちら》
【お酒】261.初孫 マイカップ




今日は、およそ10年ぶりに“初孫マイカップ(MYCUP)”をいただきます。
山形県の日本海側、庄内地方の酒田市に蔵を置く東北銘醸さんのお酒です。
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品質表示はこちら。
普通酒ですね。
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普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
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上立ち香は、カップに鼻を近づけると、酒臭い(ほめ言葉:以下同じ)香りをフワリと感じ、同時に枯れた香りもかすかにわかります。
でも、含むと香りとしては現れないみたいです。

うまみはまちがいなくやや濃いめでしょうが、それほど濃くは感じません。
上立ち香と同じく酒臭さがしっかりで、熟成感少し。
米のうまみは前には出て来にくいみたいです。
苦みがあって、少し強めで少し鋭いですね。
キレがとてもよく、透明感がありました。

酸味はややはっきり。
すっぱさはゼロでしょう。
ですが、深みを少し感じます。
ちょいスーで、かつ冷めるにしたがってちょいピリになるみたいです。

甘みはややひかえめ。
少しだけ感じるものの、前には出て来ないみたいです。


やや濃醇でちょい苦ちょい枯ちょいスー(冷めるとちょいピリ)スッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
味わいはたしかにやや濃いめならがも、キレがよくて透明感がバッチリで、かつちょいスーであったことから、口当たりとしてはそれほど濃くは感じませんでした。
味の要素が複雑でしっかりしていましたが、けっして重さやクセは感じませんでした。

東北銘醸さんのWebsiteでは、「初孫の蔵では、創業以来一貫して時間と手間のかかる昔ながらの伝統手法「生酛(きもと)造り」による酒造りを行っています。」と紹介されておりました。
ということは、この複雑な味わいは、生酛に由来するものでしょうか?

一方でこの初孫マイカップには、生酛造りである旨の表示はございませんでした。
しかし、これまでの経験からして、重さやクセが出がちな山廃造りと比べると、生酛造りにはそれらがないもののうまみや深みがしっかりたお酒が多いように思いますので、きっとそうなのかもしれません。

10年ぶりの初孫マイカップは、おいしくいただくことができました。
めでたし、めでたし。

“IMUGE. 請福酒造 イムゲー 25度 100ml”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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製造者 請福酒造有限会社
沖縄県石垣市宮良959

品目 スピリッツ
商品名 イムゲー
アルコール分25度
原材料名 甘藷(沖縄県産)、米こうじ(タイ産米)、粉黒糖
内容量 100ml
(以上、ラベルより転記)


《初回記事はこちら》
〈芋酒〉4.IMUGE. 請福酒造 イムゲー 25度 100ml





今年の1月に石垣島へ行ったワタクシ。
その際、石垣島空港にあった売店にて入手した、
“請福 八重山セレクション”なる詰め合わせ商品。
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その中から、今日は、およそ2年ぶりに、
“IMUGE. 請福酒造 イムゲー 25度 100ml”をいただきます。
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イムゲー(芋酒)の何たるかについては、かつてこちらでまとめておりますので、適宜ご参照下さい。
箱の裏にも簡単な説明がありましたので、読みにくいものの一応掲載しておきます。
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品質表示はこちら。
100年ぶりに復活した現代のイムゲーは、九州の芋焼酎と同じく二次仕込みで仕込んだ後、最後に黒糖を添加する三次仕込みで製造することになったそうですよ。
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それではいただきましょう。

まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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盃に注ぐと、芋焼酎でありがちな華やかな香りとともに、甘い香りとがフワリと立ちました。
含むと芋の風味ふんわり、華やかさが穏やかながらもそれに続くようでした。
それに甘みがあって、幅をしっかりと感じるほどはっきりしています。

25度にしては、スース―ピリピリはそれほどでもなし。
重さやクセはなく、角や荒さも全く感じません。


次に、ちょい水足しの水割り(イムゲー:水=8:2)でいただきました。
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香りがいい!、特に華やかな香りが立ちました。
含むと芋の風味が口の中でパッと広がります。
香ばしさも出ました。これは黒糖由来の香ばしさかな。
甘みはやっぱりはっきり、薄まらないどころがこっちのほうがよくわかる。
重さやクセはゼロ。
苦みもまったく出ません。


香りも風味も甘みも豊かで、クセや重さ、角がまったくない、おいしいイムゲーでした。
これは泡盛が苦手な人でも楽しめると思いますよ。

かつてのイムゲーは家庭で造られていた自家用酒(末期は密造酒)だったこともあって、その製法を記した記述はほぼ皆無。
それ故に、100年ぶりに復活した現代のイムゲーの製法は研究の成果であって、その製法を決める際には飲みやすさは当然考慮されていることでしょうね。

“於茂登 30度 100ml”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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製造者 (有)髙嶺酒造所
沖縄県石垣市川平930-2

琉球泡盛
アルコール分 30度
内容量 100ml
原材料名 米こうじ(タイ産米)
(以上、ラベルより転記)


《初回記事はこちら》
〔泡盛〕35.於茂登 30度 100ml




石垣島空港にあった売店で入手した、
髙嶺酒造所さんの“石垣島の酒 琉球泡盛”なる詰め合わせ商品。
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箱の裏側には、
髙嶺酒造所さんの泡盛は直火式地釜蒸留である旨が記載されておりましたよ。
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今日はその中から、前回いただいた“於茂登(おもと)”をいただきます。
この風味こそが、きっと髙嶺酒造所さんの泡盛の基本的な風味でしょうから、それを再確認しておこうという魂胆なのでした。
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まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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上立ち香は、米の風味のような香りをほんのりと感じるだけ。
含むとそれが広がるとともに、華やかさを少し感じます。

米の風味がしっかりで、厚みを少し感じます。
黒麹の香ばしさは穏やかです。
ちょいスーちょいピリ。
重さやクセはゼロ。
甘みはほんのりと感じる程度ですが、よくわかります。。


次に、ちょい水足しの水割りで。
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香りは引きました。
米の風味が軽さを伴うようになったことで、黒麹の香ばしさと、華やかな香りとが鼎立しているようです。
甘みはほんのり感じる程度。

クセや重さはゼロ。
それにけっこうスッキリしています。


米の風味が豊かではあるものの、クセなくスッキリしたおいしい泡盛でした。

うまいね!
風味豊かなのに、飲みやすい。
この基本の風味、把握いたしましたぞ!

三たび“八重泉 30度 100ml”を飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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製造者 有限会社八重泉酒造
沖縄県石垣市石垣1834

あわもり
琉球泡盛
原材料名:米こうじ(タイ産米)
内容量:100ml
アルコール分:30度
(以上、ラベルより転記)


《初回記事はこちら》
〔泡盛〕4.八重泉 30度 100ml
《2回目はこちら》
“八重泉 30度 100ml”をまた飲んでみましたよ~だ!




今日からしばらくの間は、石垣島空港の売店で入手した、
“八重泉 ミニボトルセット”をいただきます。
要するに、八重泉酒造さんの泡盛をちょっとずつ試せるという詰め合わせでございます。
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初回の今日は、“八重泉 30度 100ml”。
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いただくのはこれで3回目ですけれど、八重泉酒造さんの代表格とも評し得る主力商品でしょうから、まずはその味を確認しておこうという魂胆だったのでした。
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新たに披露できる講釈もないことですので、さっそくいただきます。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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香りは、鼻を近づけると米の風味をふわりと感じる程度です。

米の風味しっかりで、厚みを少し感じます。
黒麹の香ばしさは弱め。
甘みもしっかりわかります。

それでいて、重さやクセはまったくなし。
ちょいスーでちょいピリでした。


次に、ちょい水足しの水割りで。
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苦みが出るものの、軽めです。
米の風味はやはりしっかりですが、黒麹の香ばしさも出てまいりました。
甘みもしっかりです。

これも重さやクセはまったくなし。


風味豊かなのに飲みやすい、おいしい泡盛でした。

以上です、編集長!

“八重泉 30度 100ml”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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製造者 有限会社八重泉酒造
沖縄県石垣市石垣1834

あわもり
琉球泡盛
原材料名:米こうじ(タイ産米)
内容量:100ml
アルコール分:30度
(以上、ラベルより転記)


《初回記事はこちら》
〔泡盛〕4.八重泉 30度 100ml




昨日に引き続き今日も、石垣島空港にあったお店で入手した、
“石垣島の泡盛ミニチュアセット”の中からいただきます。
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今日いただくのは“八重泉(やえせん)”。
2021年7月以来ですから、およそ2年8か月ぶりでした。
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品質表示はこちら。
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まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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香りは、鼻を近づけると甘い香りを少しだけ感じます。

含むと、米の風味が口の中にふわりと広がります。
でもクセや重さはなく、雑味を全く感じません。
黒麹の香ばしさは、ほとんどわからないくらい。
甘みは弱めながらもわかります。
でも、けっこうなスース―でピリピリだこと!


次に、ちょい水足しの水割りで試してみました。
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スーピリが後退したよ。
米の風味がはっきりし、甘みも少し際立ちました。

でもやはりこれもクセや重さはまったくなく、また割ったことでスッキリ感が出ました。
苦みは出ませんね。


八重泉は、クセなくさっぱりスッキリしているものの、風味を穏やかに感じ甘みもほんのりのおいしい泡盛でした。

これは軽くてスッキリで、飲みやすいね。
あたかも久米島の久米仙の如くでしたよ。
さらにちょい水足しの水割りにすることで、スース―ピリピリが消えて、かつ風味と甘みとをよりはっきりと感じることができました。

昨日いただいた請福とは、正反対の味わいだと感じました。
双方とも石垣島産の泡盛なのに、面白いですね。


2024/03/27
三たび飲んでみました。

“七笑 カップ200(レインボーカップ)”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

製造者 七笑酒造株式会社
長野県木曽郡木曽町福島5135番地

内容量 200ml
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分:14度
(以上、カップの印刷事項より転記)


《初回記事はこちら》
【お酒】1131.七笑(ななわらい)カップ200




昨日までは、木曽福島のお酒“中乗さん(なかのりさん)”をいただきました。

今日いただくのは、“七笑(ななわらい)”のカップ200。
これも木曽福島産のお酒です。
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中善酒造店さん(中乗さん)の蔵へは高台にある木曽福島駅から西側の坂を下りて行くのに対して、七笑酒造さんの蔵は、逆に東側の坂を下りて行ったところにございます。
その場所は、行政施設や商店が集まる街の中心地。
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“七笑”という酒銘については、手元の文献では「銘酒「七笑」は、木曽駒高原入口にある七笑の地名にちなんで名付けられた。その地は、戦国の昔、朝日将軍木曽義仲が若き日を過ごした場所でもある。」(※1)とか、あるいは「『七笑』の由来は蔵にある古い絵だという。描かれているのは酒を飲みながら歌い踊っている七福神。その絵のように、酒を飲んで楽しくなって欲しいという願いをこめて命名した。」(※2)とありました。

そんな七笑酒造さんのカップ200。
木曽福島にあるスーパーでは、“レインボーカップ”なる名称で販売されておりました。
この色彩はさもありなんといったところでしょうが、由来はわかりませんでした。
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品質表示はこちら。
中乗さん紙カップと同じく、これも14度台のお酒。
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それではいただきます。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
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アルコール香を少し感じます。

うまみは淡めですが、淡めなりにしっかりしています。
やわらかいうまみがふわりと効いており、厚みを少し感じます。
軽い苦みをかすかに感じますが、雑味はなく、熟成感や酒臭さもありません。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややひかえめ。
すっぱさは鋭さを感じはするものの、かなり弱めです。
ちょいスーで、かつちょいピリかな。

甘みはややひかえめ。
存在はわかるものの、前には出て来ません。


淡麗ちょいスーちょいピリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。

雑味がなく、重さやクセ、枯れ具合や酒臭さも感じませんでした。
とてもきれいで、キレよくスッキリしておりました。
それでも淡めなりにやわらかいうまみが効いており、飲み応えを感じました。
ちょいスーちょいピリすら、嫌味なくいい感じに効いているようでした。

うまいね!
これは七笑白梅と同じ味わいですね。
私が毎年暮れに木曽福島へ出かけて、とちの屋さんですんきそばと共にいただくお酒です。

木曽のカップ酒は、中乗さんも七笑も、食事と合う、そして飲んでホッとするようなお酒でした。
鹿児島に“ダレヤメ”という言葉がございますが、双方ともダレヤメ最適だと思いましたとさ。

めでたし、めでたし!

(※1)川崎史郎:文・小林敬一:写真『酒蔵で訪ねる信州』p.152(2008.5 信濃毎日新聞社)
(※2)『ようこそ日本酒の國へ』p.185(2014.5改訂 合同会社デザインファームアンドリゾート)

三たび“中乗さん 紙カップ”を飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

製造者 株式会社中善酒造店
長野県木曽郡木曽町福島五九九〇

清酒
内容量180ml
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分:十四度
(以上、ラベルより転記)

《初回記事はこちら》
【お酒】1130.中乗さん 紙カップ

《二回目記事はこちら》
《連休特別企画》木曽のカップ酒飲み比べ:七笑と中乗さん




昨日、一昨日と、“中乗さん”をいただいたワタクシ。
でもね、ワタクシが覚えていた中乗さんの味わいとは、なぜかちがうように感じてしまったのでした。
どうせオイラの記憶がいいかげんなだけでしょうけれどね。

そこで今日は、かつて2度いただいている“中乗さん 紙カップ”の味を試し、自分の舌のいいかげんさを再確認してみたいと思います。
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カップには、木曽節の歌詞が記載されておりました。
あたしゃ東京キューバン・ボーイズの木曽節が好きです。
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品質表示はこちら。
アルコール度数の表示が若干変わっておりましたが(14度以上15度未満→14度)、同意義と判断いたします。
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それでは心していただきましょう。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、無色透明。
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ああ、やっぱり!

香りはかすかにアルコール香。

うまみはやや淡め!
やわらかいうまみがほんのりで、酒臭さ(ほめ言葉)もちょっとだけ。
枯れてはおらず、苦みや雑味はゼロ。
キレがよいものの、透明感はなし。

酸味はややひかえめ。
すっぱさは、鋭さを感じるもののかなり弱め。
ちょいスーですが、ピリはなし。

甘みはややはっきり。
けっして前には出てこないものの、じんわりと感じます。


やや淡麗でちょいスー旨やや甘口のおいしいお酒でした。

これですよこれ!
このやわらかいうまみ、この穏やかな甘み、
これこそが、ワタクシが覚えていた中乗さんの味でした。


じゃ、昨日、一昨日と飲んだやつは、いったい?

“西の星 20度 200ml”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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製造者 三和酒類株式会社
大分県宇佐市山本2231-1

品目 本格焼酎
大分麦焼酎
原材料名 大麦(国産)、大麦麹
内容量 200ml
アルコール分 20度
(以上、ラベルより転記)


《初回記事はこちら》
《焼酎》18.西の星 20度 200ml




“いいちこ”でおなじみの三和酒類さん。
今回はおよそ5年ぶりに、“西の星”を再度いただきます。

“西の星”という銘は、
焼酎製造に好適な国産大麦“ニシノホシ”を使用しているからでしょう。
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“ニシノホシ”については、初回記事で気が済むまで書いております。
ご興味がおありの御仁におかれましては、どうかそちらをご参照いただきたく存じ奉ります。

そして今回は、西の星の20度モノと25度モノとの飲み比べ。
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今日は20度モノを、
明日は25度モノを、いただく予定です。
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なお、三和酒類さんのお酒や焼酎は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】989.本醸造 わかぼたん ぼたんカップ (2回目はこちら
《焼酎》3.いいちこ 25度 200ml
《焼酎》18.西の星 20度 200ml
【お酒】1300.わかぼたん 福貴野 300ml
《焼酎》28.いいちこ 日田全麹 225ml (2回目はこちら
《焼酎》39.いいちこパーソン宇佐 30度 300ml
《焼酎》127.いいちこ 長期貯蔵 12度 200ml
《焼酎》150.いいちこ 12度 黄金の國、いわて。


さっそくいただきます。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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香りはなし。
含むと最初に苦みが来て、スース―でピリピリ。
口当たりはかなりさっぱり。
麦の風味はかすかに感じる程度。
酸味を少し感じます。
甘みは少ないみたいです。


次に、ロックで試して見ました。
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トロリとした口当たりを少し感じます。
ロックで出がちな苦みがあって、鋭いものの弱めです。
麦の風味は生よりも少し立つみたい。
でもやはり、さっぱりしています。
甘みは少ないままでしたが、氷が溶けだすにつれてわかり始めるみたいでした。


最後は、水割りで。
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苦みがちょっとだけ出ます。
酸味がよくわかります。
麦の風味は弱いものの、ロックよりもこっちのほうがわかりやすいかも。
甘みは少し感じます。
でもやっぱり、かなりさっぱりしています。


かなりさっぱりした麦焼酎でした。

クセや雑味、重さなどとは無縁でした。
ですがその反面、風味は弱めでした。

こんな風味だったっけ?







その西の星20度モノと合わせた今日のエサはこちら。


じゃがいもを食べたかったので、小ぶりのものを3個買ってきました。
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今日は、新たに味噌を開封する日。
大分県産の麦味噌です。
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開封すると、麦味噌特有の華やかな香りがふわりと立ちました。
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味も香ばしい!
この香りと、香ばしい味とが大好きで、九州へ行った際には必ず麦味噌を買って帰ることにしているのです。
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その麦味噌で、味噌だれを作って、
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じゃがいも炒め。
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先週末に引き続きまたしても少し焦がしてしまいましたが、それもまた香ばしくておいしゅうございました。
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ごちそうさまでした。
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おしまい。
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“むぎ焼酎 壱岐 25度 200ml”をまた飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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製造者:玄海酒造株式会社
長崎県壱岐市郷ノ浦町志原西触550-1

品目:本格焼酎
原材料名:大麦2/3(豪州産・国産)、米麹(米国産米・国産米)
アルコール分:25%
内容量:200ml
(以上、ラベルより転記)


《初回記事はこちら》
《焼酎》30.むぎ焼酎 壱岐 200ml【追記あり】




2017年12月以来の“壱岐 25度”。
前回は近所のスーパーにて入手したものでしたが、
今回は、壱岐へ行った際に入手してきたものでございます。

私にとってはじめての壱岐焼酎はこの“壱岐”でした。
それ故、再び試してみてその味わいを確認し、これからいただくであろう様々な壱岐焼酎と比較できるようにしておこうと思い、今回選んでみた次第でございました。


壱岐は、麦焼酎の発祥の地。
そのことについては初回記事でさんざん書きましたので、ご参照ください。
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そして、壱岐焼酎を名乗るためには、
大麦と米麹とを2:1の割合で使用しなければなりません。
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すなわち、麦麹を使用したものは、壱岐焼酎を名乗れないのです。
なぜそうなのか調べてみたのですが、結局わからないまま。

まあ、「壱岐は農業が盛んで米が豊富に取れたから」という理由が思いつくところですが、
それだと「大麦が年貢から除外されていたので、大麦を使用して各家庭で自家醸造したのが始まり」という壱岐で麦焼酎が造られるようになった理由と背反するように思うんですよね。
だって、大麦が年貢から除外されていたならば、1/3をも占める麹も大麦にすればいいじゃん!、って思っちゃいますよね。

だから初回記事では、“麦で麹を造るのは難しい”と結論付けたものの、
 壱岐焼酎の特徴である米麹を使うようになったのは、明治三三(一九〇〇年)ごろに清酒用の黄麹を使うようになってからであるといわれている。それまでは麦麴で造られていた(川越政則氏『焼酎文化図譜』)。」(※1)という記述を見つけちゃったのでした。

もう、わけわかんねぇ!
『焼酎文化図譜』に当たってみるしかないのか?
でもこの『焼酎文化図譜』、古本でも2万円くらいもするのよね。
図書館で読んでこようかな?


閑話休題。

前回と異なり、大麦の産地も表示されておりました。
やっぱり国内産だけでは賄えないのね。
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それではいただきましょう。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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風味はさっぱりしています。
米の風味が先に来て、ふんわりさっぱり。
麦の風味は・・・、?
スー少し、ピリはなし。
甘みほんのり。


次に、水割り(濃いめ)で。
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かなりさっぱり。
米の風味ほんのり。
麦はどこに!?
甘みは維持されています
ちょいスーですが、ピリはなし。


最後に、ロックでいただきました。
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やっぱり苦みが出ますね。やや鋭い。
スース―とともに、米の風味ふんわりで生(き)よりはっきり。
でもやっぱり風味はさっぱりしています。
これも、麦はどこに!?


さっぱりした風味の米焼酎、じゃなくて麦焼酎でした。

おそらく減圧蒸留でしょうけれど、麦の風味はわかりにくいね。
かなりさっぱりした風味でした。
ロックが最も風味豊かでしたが、苦みが出ました。
濃いめの水割りがいいね。





その壱岐25度と合わせた今日のエサはこちら。

地元産のピーマンが安かったので、2袋GET!
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全部Cut!
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耐熱容器に入れて、電子レンジで2分加熱。
軽く火を通しておきました。
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そのピーマン2袋と合わせたのは、豚肉。
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そして、愛知県の赤味噌。
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赤味噌に、酒、みりん、しょうゆ、おろしにんにくを混ぜておいて、
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炒めるだけ。
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山椒を振って、出来上がり。
ピーマンと豚肉との赤味噌炒め。
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おいしい!
赤味噌は、週に一回は必ず体が欲するのでした。
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ごちそうさまでした。
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午前中は暑かったせいか、
呼んでも出てきてくださらなかった黒猫のダンナ。
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午後になってにわか雨が降って、涼しくなったら遊んでいただけました。
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(友情出演)

(※1)金羊社発行『焼酎楽園 Vol.18』p.37(2005年8月 星雲社)
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