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9946.鹿児島県の焼酎 ブログトップ
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《焼酎》244.黒島美人 25度 200ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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製造者 長島研醸有限会社
鹿児島県出水郡長島町平尾387

品目 本格焼酎
薩摩焼酎
内容量 200ml
原材料名 さつまいも(国産)、米こうじ(国産米)
アルコール分 25%
(以上、ラベルより転記)




鹿児島県の北端に位置する離島“長島”。
そこで焼酎を製造なさっているのが、長島研醸さんです。

その焼酎は、かつて以下のものをいただいております。
《焼酎》68.さつま島美人 200ml【追記あり】
《焼酎》78.島乙女 100ml
《焼酎》93.黒島美人 100ml
《焼酎》98.さつま島美人 360ml【追記あり】

今日いただくのは、“黒島美人”。
黒麹仕込だから、“黒島美人”。
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芋焼酎の場合、麹米にはタイ米を使用することが多いですが、この黒島美人の麹米は国産なんだってさ。
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話のネタが尽きたところで、いただいてみましょう。

まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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スース―でピリピリ!
芋の風味は軽め、重さやクセは一切なし!
黒麹の香ばしさは一応わかるものの、これもかなり穏やか。
甘みを少し感じます。


次に、水割りで。
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スーピリは引きました。
芋の風味はかなり軽め、ほんのりと感じる程度。
黒麹の香ばしさも然り。
甘みは弱まりました。
全体的に薄まってしまったようでした。


お湯割りにしようかと思っておりましたが、薄まることを懸念して断念。
最後はロックでいただきました。
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トロリとした口当たり。
芋の風味は軽めながらもよくわかる。
黒麹の香ばしさも然り。
苦みが少し出るものの、薄まるにつれて弱まりました。
チョイスーちょいピリでしたが、これも苦みと同じ。


風味が穏やかで軽めの芋焼酎でした。

かなり穏やかな風味でした。
それ故か、水割りにしたことで薄まってしまったように感じました。

これはロックがいいね。
ちょいピリちょいスーでしたが、風味はロックが一番よくわかりました。






その黒島美人と合わせた今日のエサはこちら。


さば缶。
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ねぎ、みょうが、レモン(高知県産)。
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レモンベースのドレッシングを作って、
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皿の上にさば缶を開けて、
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ドレッシングをかけるだけ。
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おいしい!
さば缶には断然、レモンが合うね。
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にら(山形県産)。
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にら玉。
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これもおいしい!
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ごちそうさまでした。
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黒猫のダンナには、今日もいっぱい遊んでいただけました。

でも昼間遊んでいただいた際には、携帯電話を持っていくのを忘れたが故に、写真はなし。

夕方、再び会いに行ったのですが、ご飯をもらって満腹のダンナは人の手が届かないところへ入って寝てしまっており、いくら読んでも出てきてくださらなかったのでした。
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(いちおう友情出演)

《焼酎》236.AMAMI RABBIT 25度 200ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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製造者:株式会社奄美大島開運酒造
鹿児島県大島郡宇検村湯湾2924番2号

品目:本格焼酎
奄美黒糖焼酎
原材料名:黒糖、米麹(タイ産米)
アルコール分:25度
内容量:200ml
(以上、箱の記載より転記)




奄美大島を徘徊したのは、去年の5月のことでした。

その際に集めた黒糖焼酎は、
とうとうこれが最後の一瓶となってしまいました。
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今日いただくこの黒糖焼酎は、
”AMAMI RABBIT”だってさ。
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アマミノクロウサギ保護のために、
売上の一部を寄付しているんだってさ。
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その説明書きの内側には、
アマミノクロウサギに関する情報が記載されておりました。
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造っているのは、奄美大島開運酒造さん。
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奄美大島開運酒造さんの製品は、これまでに以下のものをいただいております。
すっきりれんと たんかんフレーバー
《焼酎》162.れんと 16度 300ml 
《焼酎》207.れんと 25度 180ml
《焼酎》212.れんと 16度 360ml
《焼酎》223.あまみ六調 白ラベル 20度 100ml
《焼酎》224.あまみ六調 黒ラベル 30度 100ml

このAMAMI RABBITですが、
色が少し着いておりました。
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蔵元さんの販売サイトでは
世界自然遺産登録地の湯湾岳の伏流水を使用した軽やかでスッキリとした味わいの原酒と、樽酒をブレンドした逸品。
と紹介されておりましたよ。


それではいただきます。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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香りはほとんど感じません。
でも含むと、樽で付いたと思われる香りをふんわりと穏やかに感じます。
その一方で、焼酎の風味はさわやかです。
重さやクセは全く感じません。
甘みはわかるものの、弱めですね。

でもやっぱりちょいスーで、かつちょいピリでした。


これはロックでしょう!
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苦みが出るものの、強くはないですね。
むしろその苦みが、樽の香りと合うようです。

甘みが前に出てきました。
それが焼酎のさわやかさといい感じです。


樽の香りと焼酎のさわやかさとの、おいしい黒糖焼酎でした。

樽の香りがありましたがかなり穏やかで、しつこさはまったく感じませんでした。
焼酎は、これはきっと“れんと”と同じ減圧蒸留であるが故にさわやかなのでしょう。

香るのにさわやかでいいね。
これはきっと、ハイボールでもいけることでしょう。







そのAMAMI RABBITと合わせたきょうのエサはこちら。


私の給料日は、毎月10日。
ということは、この週末は超金欠状態なのでした。

そこで、冷蔵庫の残り物を引っ張り出してきて、
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煮物にいたしました。
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めんツナかんかんの“バリごまSP”。
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きゅうりとねぎとで、
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和え物にいたしました。
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ごちそうさまでした。
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黒猫のダンナには、
今日もいっぱい遊んでいただけました。
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(友情出演)

《焼酎》235.あじゃ 黒麹仕込・かめ壺貯蔵 25度 300ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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製造者 (株)奄美大島にしかわ酒造
鹿児島県大島郡徳之島町白井474番565

品目;本格焼酎
徳之島特産黒糖焼酎
原材料 黒糖、米麹(タイ産米)
国内産黒糖・天然水仕込み
アルコール分25度
内容量 300ml
(以上、ラベルより天気)



今日は、徳之島に蔵を置く奄美大島にしかわ酒造さんの黒糖焼酎をいただきます。

昨日までに、以下のものをいただいております。
《焼酎》220.島のナポレオン 25度 100ml
《焼酎》234.あじゃ 25度 300ml

今日いただくこの黒糖焼酎も
昨日と同じ“あじゃ”(徳之島の方言で“おやじ”)ですが、
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“黒麹仕込”で、かつ
“かめ壺貯蔵”なんだってさ。
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黒麹については、こちらをご参照下さい。

かめ壺貯蔵については、要するにこういうこと。

蒸留した焼酎の原酒は、そのまま割水で度数を下げて出荷する場合もないわけではないものの、そのほとんどが“貯蔵”という、容器に入れて一定期間保存する工程を経てから出荷されるのだとか。

この「貯蔵は荒い味や成分を安定させ、味にまるみをもたせる。またガス臭や焦げ臭など蒸留時についた臭いを逃がすのも貯蔵の役割である。」(※1)とのこと。

かめ壺貯蔵は、この貯蔵の工程を陶製の“かめ”でするという意味でしょう。
かめによる貯蔵の場合、かめには微少な穴があり呼吸作用によって、また遠赤外線の効果もあり、焼酎をまろやかにする働きがある。」(※2)のだとか。

ただし、焼酎の仕込みや貯蔵に用いる大きな“かめ(甕)”は、もはやこれを製造できる職人さんが国内にほとんどいないとのこと。
これは清酒における杉樽と同じですね。
杉樽は、菊正宗や剣菱などの大手蔵では自社で製造技術を承継する動きがみられますが、焼酎の甕についてはどうなんでしょうね?

要するに、調べていないということですよ。
ごめんなさい。
ご存じの方、コメントお待ちしております。
<(_ _)>


それではいただきます。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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香りは、鼻を近づけるとかすかに華やか。
含むとそれがうっすらと鼻へ抜けていきました。

やっぱりスース―のピリピリ。
でも黒麹の香ばしさが穏やかに効いておりました。
一方で、黒糖の香ばしさはわからず、かつクセや重さは全く感じませんでした。
米の風味らしきものはあるかな。
甘みをほんのりと感じました。


次に、水割りで。
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苦みが少し出るものの、黒麹の香ばしさがパッと出てまいりました。
黒糖の風味も弱めならがにわかりますね。
それらが甘みといい感じに鼎立しておりましたよ。
ちょいピリちょいスーですが、さわやかでした。


最後に、ロックで試してみました。
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これはやっぱりスース―のピリピリが目立つね。
風味は出るものの、スーピリのほうが気になりました。


水割りで穏やかな風味を感じることができるおいしい黒糖焼酎でした。

水割りにしたことで角が取れて、かつ風味が穏やかに感じられるようになりました。
これは水割り一択でしょうね。







その黒麹あじゃと合わせた今日のエサはこちら。

やっぱり今日もキャベツ。
そうですよ、金欠なんですよ!
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冷蔵庫に残っていたにんじんとねぎとで、
和風コールスロー(ごま風味)。
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スーパーで、じゃこ天に一目ぼれ。
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フライパンで軽くあぶって、
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ふつうはしょうがでしょうけれど、
あたしゃむしろ、わさびが好み。
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もちろん醤油もね。
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おいしゅうございました。
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ごちそうさまでした。
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暑かったせいか、
車の下で涼んでいらっしゃった黒猫のダンナ。
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それでも遊んでくださるのが、
ダンナの懐の深いところ。
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でもさぁ、野良猫なんだからさ、
もっちょっと警戒したほうがいいんじゃないの?
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(友情出演)


(※1)立山雅夫『やっぱり芋焼酎』p.168-169(2005.2 同友館)
(※2)(※1)p.169

《焼酎》234.あじゃ 25度 300ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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(株)奄美大島にしかわ酒造
鹿児島県大島郡徳之島町白井474番565

本格焼酎
徳之島特産黒糖焼酎
原材料 黒糖・米麹
国内産黒糖・天然水仕込
アルコール分25度
内容量 300ml
(以上、ラベルより天気)



今日は、徳之島に蔵を置く奄美大島にしかわ酒造さんの黒糖焼酎をいただきます。
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その奄美大島にしかわ酒造さんの黒糖焼酎は、かつて《焼酎》220.島のナポレオン 25度 100mlをいただいております。

今日いただくこの黒糖焼酎は、“あじゃ”。
あじゃとは徳之島の方言でおやじの意味。」(※1)なんだってさ。
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国内産黒糖を使用している旨の記載がありますね。
奄美産ではなくて国内産と表記しているということは、沖縄県産を主に用いているのかな?
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それでも、「徳之島では奄美大島よりも二次仕込みの黒糖の量が多い」(※2)のだとか。
また蔵元さんのWebsiteによれば、この“あじゃ”は、「厳選された黒糖を使用し、常圧蒸留により醸し出される芳醇でコクのある味わい。」なのだそうですよ。

ということは、しっかりとした風味を期待できそうですね。


なお、ここでどうでもいいことを一つだけ。
天然水仕込みとありますね。
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でもさ、
この世の中に天然じゃない水で仕込んだお酒なんて存在するのかね?
水道水ではないという意味なのかもしれませんが、水道水だってもとをただせば天然水ですからね。
そりゃ、水素と酸素とを化学反応させて合成水を作ることは可能でしょうけれど、そんなことをやっていたら莫大な原料費がかかってしまうことでしょうよ。

それとも、逆に、
もしかしたら今後、
工場で使用している燃料電池から排出された水=合成水を使用した“サスティナブル”なお酒だぜ!
なんて“トンデモ”が出て来るんかいな?

逆にな!(←ごきブラの赤井英和で。)


くだらないことはこのくらいにして。
いただいてみましょう。

まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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あれ?

香りはありません。
かなりけっこうなスースーピリピリだこと!

黒糖の香ばしさは、一応わかるものの弱めです。
常圧蒸留とのことでしたが、焦げ臭や重さ、クセは全く感じませんよ。
甘みはこれも一応わかるものの、やっぱり弱めです。


スーピリを和らげるべく、
次は水割りにしてみました。
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スースーピリピリは一応和らぐものの、残るね。
黒糖の香ばしさはちょっとだけはっきりしましたが、苦みもちょっとだけ出ました。
甘みもちょっとだけ。

一方で、焦げ臭や重さ、クセは全く感じませんでした。


スーピリでキレのよい、ドライな黒糖焼酎でした。

黒糖の香ばしさは水割りにしたことでちょっとだけわかるようになりましたが、かなり弱めでした。
一方で焦げ臭や重さ、クセは全くなく、かなりすっきりしておりました。
むしろスースーピリピリが気になって、かなりドライでした。







そのドライなあじゃと合わせたきょうのエサはこちら。

キャベツ。
諸価高騰の中で、もはや唯一の庶民の味方となったと言っても過言ではないでしょう。
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ちぎって耐熱容器に入れて、
塩コショウ、オリーブオイルをかけて。
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電子レンジ(1992年製)に5分かけたもの。
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じゃがいも。
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めんツナかんかんプレミアム。
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煮物にしてみました。
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初めから弱火で時間をかけて煮たことで、
じゃがいもがねっとりとなりました。
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ごちそうさまでした。
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黒猫のダンナには、
今日もいっぱい遊んでいただけました。
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雨がやんでよかったね。
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(友情出演)


(※1)『鹿児島の焼酎』p.082(2003.11 斯文堂株式会社出版事業部)
(※2)金羊社発行『焼酎楽園 Vol.11』p.11(2003年11月 星雲社)

《焼酎》233.奄美の杜 三年貯蔵 25度 100ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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製造者 町田酒造株式会社
鹿児島県大島郡龍郷町大勝3321

品目 本格焼酎
奄美黒糖焼酎
原材料名 黒砂糖、米こうじ(米国産米)
アルコール分 25度
内容量 100ml
(以上、ラベルより転記)




町田酒造さんの黒糖焼酎は、これまでに以下のものをいただいております。
《焼酎》209.里の曙 三年貯蔵 25度 300ml
《焼酎》210.里の曙 三年貯蔵 25度 180ml
《焼酎》218.里の曙 三年貯蔵 25度 100ml
《焼酎》227.里の曙 原酒 200ml
《焼酎》231.里の曙 GOLD 43度 200ml
《焼酎》232.一村 25度 100ml

今日いただくこの黒糖焼酎は、
“一村”とセット販売もののうちのもう一本。
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この絵は、田中一村作の、
初夏の海に赤翡翠」(しょかのうみにあかしょうびん)だってさ。
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一村はほんのり黄色でしたが、
この奄美の杜は、無色透明でした。
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蔵元さんのWebsiteによれば、
万人に親しまれる酒、それが奄美の杜です。里の曙を更にスッキリとした味わいに仕上げました。
だってさ。

要するに、飲みやすいのね。


それではいただきましょう。

まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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盃に注ぐと、フルーティーな香りがふんわりと漂います。
含むとそれが口の中でふわっと広がって、鼻へ抜けて行きます。

米の風味はわかるものの、黒糖の風味はわかりませんね。
それに苦みや雑味、酸味は全く感じません。
かすかにスーで、ピリはないですね。


これは水で割るよりも、ロックでしょうよ。
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ロックで出がちな苦みはあるものの、かなり弱めです。
風味がふんわりで、甘みが生よりもはっきりしてまいりました。
雑味や角は一切感じません。


さわやかで、とても穏やかな味わいのおいしい黒糖焼酎でした。

黒糖焼酎だと言われないとわからないほど、風味に角がなくて穏やかでした。
あたかも減圧蒸留の米焼酎や麦焼酎のようでしたよ。
しかも香りがさわやかで、飲んでいてきもちがいい!


でもこれ、あまりにもスイスイと行けてしまう、危険なやつですよ。

これは本当に危ない!(長照二さんより)
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《焼酎》232.一村 25度 100ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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製造者 町田酒造株式会社
鹿児島県大島郡龍郷町大勝3321

品目 本格焼酎
奄美黒糖焼酎
原材料名 黒砂糖、米こうじ(米国産米・国産米)
アルコール分 25度
内容量 100ml
(以上、ラベルより転記)




町田酒造さんの黒糖焼酎は、これまでに以下のものをいただいております。
《焼酎》209.里の曙 三年貯蔵 25度 300ml
《焼酎》210.里の曙 三年貯蔵 25度 180ml
《焼酎》218.里の曙 三年貯蔵 25度 100ml
《焼酎》227.里の曙 原酒 200ml
《焼酎》231.里の曙 GOLD 43度 200ml

今日いただくこの黒糖焼酎は、セット販売もののうちの一本。
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この絵は、田中一村という画家が描いたものなのだとか。
それゆえに、銘が“一村(いっそん)”なのでしょう。
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その田中一村について、文献では以下のように解説されておりました。

 奄美大島の画家と言えば、田中一村(たなかいっそん)である。栃木県で生まれ、50歳のときに奄美大島に渡った田中一村は、日本のゴーギャンと称されることもある日本画家。生前は評価に恵まれず、紬工場の染色工として生計を立てながら絵を描いていた一村だが、没後にその作品が評価され、奄美大島空港の近くに建つ「田中一村記念美術館」に作品が収蔵されている。」(※1)

50歳で奄美大島へ渡って、没後に評価されたのか。
オイラもちょうど50歳だから、奄美大島へ渡って絵を描こうかな?
だれも評価してくれず、ただ野垂れ死にするだけだろうけれど。

 奄美大島は南の島ではあるが、カラッと明るく鮮やかなイメージよりも、深さや濃さを感じる色合いが多い。クワズイモや色鮮やかな南国の魚介類や動植物が描かれる一村の作品には、美しさはもとより一見、毒々しくも見える生命力や湿度を感じ、ながめるうちに神聖な森に迷い込んでいくような魅力がある。
  色のトーン(調子)は「ビビッド」「ソフト」「ライト」といった言葉で表現されるが、最も鮮やかな「ビビッド」よりも、一段深い色は「ディープ」と呼ばれている。奄美大島にある生の自然には、ほかでもないディープな色味が多いようにくじら(←筆者のペンネーム;ブログ筆者追記)も感じているが、島のゴーギャンはそうした色や、人間と神とのつながりのような、言葉にできない島の空気を捉えていたのかもしれない。ほんの少し、島に滞在しただけで島の深さを理解するのは難しいが、田中一村の作品を眺めていると、この島のディープさに少しだけでも触れることができるような気がする。」(※2)

この記述をお読みいただいた上で、
改めて、日本のゴーギャンこと田中一村の作品をご覧ください。
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一方で、今日いただくこの“一村”なる黒糖焼酎について、
蔵元さんのWebsiteでは以下のように紹介されておりましたよ。
黒糖焼酎を樫樽で長期間貯蔵し、絶妙なバランスでブレンド。町田酒造が得意とする貯蔵技術・ブレンド技術の集大成。

なるほど、長期貯蔵酒ですか。
ということは、枯れていて黒糖の風味は控えめなのかな?
それを確かめるべく、いただいてみましょう。


熟成によるものと思われる色が着いていますね。
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まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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香りは、鼻を近づけると樽の香りをほんのり。
でも含むと口の中でそれがパッと広がって、鼻へ抜けていきます。

確かに枯れた風味です。
でも角はなく、穏やかな枯れ具合です。
甘みがしっかりしておりますよ。
一方で黒糖の風味はやっぱり弱め。
ちょいスーで、かつちょいピリ。


次に、ちょい水足しの水割りで。
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樽香や枯れた風味はそのまま。
一方で、甘みは引きました。
それに苦みをかすかに感じるかな。
かすかにスーですが、ピリはなし。
生(き)よりも、かなりキリッと引き締まった感じがいたします。


香りや枯れた風味が程よく、生(き)で甘みを、そしてちょい水足しの水割りでキリっと引き締まった感じを楽しめる、おいしい黒糖熟成焼酎でした。

やはり黒糖の風味は弱めでした。
でも、枯れ具合が角がなくて穏やかでした。
生(き)とちょい水足しの水割りとで風味に変化があったのも面白いところでした。



その一村と合わせたきょうのエサはこちら。

冷蔵庫の残り物野菜一式。
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ドレッシングで和えて、サラダにしました。
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めんツナかんかん。
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要するに、猫のエサ、
じゃなくて、明太子入りのツナ缶でした。
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これに合わせたのは、
きゅうりとねぎ。
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きゅうりは熱湯をサッとかけて青臭さを抑え、
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二つに割って種を取り除いて(これも青臭さ対策)、
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小口切り。
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ねぎも小口切りにして、
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水にサッとさらして、
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きゅうりもねぎも、めんツナかんかんと混ぜました。
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ここで味見。
うまみや塩気はちょうどよい。
ただ深みが足りないかな。
それに明太子入りだけあって、辛いね。
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深みを足して辛さを和らげるために、
みりんを使用。
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大さじ1.5杯分を、
1992年製の電子レンジで煮切り。
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それを混ぜて、
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できあがり。
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うん、正解!
煮切りみりんを加えたことで深みが出て、かつ辛さを和らげることができました。
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ごちそうさまでした。
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日差しが強くて暑かったせいか、
黒猫のダンナは車の下へ入ったきり。
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それでも午後になると出てきて、遊んでくださったのでした。
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(友情出演)



(※1)鯨本あつこ・石原みどり『あまみの甘み あまみの香り』p.36(2016.08 西日本出版社)
(※2)(※1)p.37

《焼酎》231.里の曙 GOLD 43度 200ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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●製造者 町田酒造株式会社
鹿児島県大島郡龍郷町大勝3321

●品目 本格焼酎
奄美黒糖焼酎
●原材料 黒砂糖、米こうじ(米国産米、国産米)
●アルコール分 43度
●内容量 200ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)




町田酒造さんの黒糖焼酎は、これまでに以下のものをいただいております。
《焼酎》209.里の曙 三年貯蔵 25度 300ml
《焼酎》210.里の曙 三年貯蔵 25度 180ml
《焼酎》218.里の曙 三年貯蔵 25度 100ml
《焼酎》227.里の曙 原酒 200ml

今日いただくのは、里の曙GOLD
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43度の原酒。
しかも長期熟成で、「長期貯蔵「里の曙」(減圧蒸留)と、常圧蒸留した製品をそれぞれ別の樫樽で熟成させ、絶妙のバランスでブレンドしました。」(蔵元さんのWebsiteより)なんだってさ。
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《焼酎》227.里の曙 原酒 200mlと同じく、
この里の曙GOLDの瓶にも、大島紬の龍郷(たつごう)柄がデザインされておりました。
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それではいただきましょう。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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43度だけあるが故か、やっぱりスースーのピリピリ!

香りはあるものの、ほんのり感じる程度。
でも熟成による(と思われる)枯れた風味と、樽の香りの風味とがいい感じに効いております。
深みもありますが、しつこさはなくて軽い感じの深みです。
甘みもしっかりと感じます。
ただ、黒糖の香ばしさはわかりにくいですね。


これは水割りでしょう。
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スーとピリとが引いて、飲みやすくなりました。
枯れた風味と樽の香りとを直に感じることができました。
ただこれもやっぱり、黒糖の香ばしさはわかりにくいですね。


水割りで、角がなくて穏やかな深みと枯れ具合とを感じ取れる黒糖焼酎でした。

長期熟成らしい深みと樽の香りとがしっかりでしたが、しつこくはなくて穏やかでした。
それ故か、水割りにすることでクセがなくて飲みやすくいただけました。
ただし、これが黒糖焼酎かと問われれば、いささか難しいところ。
まあでも、熟成焼酎なんて主原料の風味はかなり抑えられているものが多いので、さもありなんと言ったところでしょうか。






その里の曙GOLDと合わせたきょうのエサはこちら。

週末になると中途半端な量が残る油揚げ。
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油抜きしてきゅうりとねぎとで、中華風の胡麻和え。
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安物のアメリカ産豚ロース肉。
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生姜焼き風の炒め物。
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ごちそうさまでした。
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朝から午後3時までずっと寝ていらっしゃった黒猫のダンナ。
オイラもそういう生活をしてみたいぜ。
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それでも夕方になったら起きて来られて、
遊んでいただけたのでした。
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(友情出演)

《焼酎》229.せぇみしょれ 25度 150ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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製造者 奄美大島酒造株式会社
鹿児島県奄美市名瀬入舟町8-21
製造所 鹿児島県大島郡龍郷町浦1864-2

品目 本格焼酎
奄美黒糖焼酎
原材料名 黒糖(奄美大島製造)、米こうじ(タイ産米)
アルコール分 25度
内容量 150ml
(以上、ラベルより転記)




奄美大島酒造さんの焼酎は、これまでに以下のものをいただいております。
《焼酎》51.JOUGO(じょうご) 25度 100ml【追記あり】
2回目はこちら
《焼酎》53.高倉 100ml
《焼酎》121.奄美の結(あまみのゆい) 100ml
《焼酎》208.じょうご 12度 500ml【追記あり】
《焼酎》213.浜千鳥乃詩 A 20度 360ml
《焼酎》214.浜千鳥乃詩 25度 100ml

今日いただくこの黒糖焼酎は、
“せぇみしょれ”。
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25度と一般的な度数ですが、
内容量は、150ml。
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“せぇみしょれ”を蔵元さんのWebsiteやオンラインストアで検索しても、出てこなかったのよね。
この“せぇみしょれ”、私が奄美大島を徘徊した際には、この150ml詰のものしか発見できませんでしたよ。
販売していたのは、たしか奄美大島空港にある土産物店だったはず。

それにこの青い150ml詰の瓶には、かつて清酒でも何度か出くわしたことがございましたよ。

察するに、観光客に手に取ってもらって、手軽に島外へ持ち帰って楽しんでもらうことを目的として設定された商品なのではありませんかな?
また当初から150ml詰として企画されたのではなく、むしろこの瓶を使うと決めたことで150ml詰にせざるを得なくなったとお察しいたします。

ま、そんなこと、どーでもいいですけれどね。
(↑みつまJAPAN.より)


それではいただきます。


まずは生(き)、
すなわちストレートでちょっとだけ。
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上立ち香は、鼻を近づけるとかすかに華やかさを感じる程度。
でも含むと、それがフワリとひろがって鼻へ抜けていきました。
甘味がしっかり。
黒糖由来の香ばしさは穏やかというか、弱め。
苦みはなく、焦げ臭さも感じません。
ただ、やっぱりスースーのピリピリです。


ではそれを、
ちょい水足しの水割りでいただきます。
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スーは残るものの、ピりは消えました。
香りはちょっと引くかな。
甘みは引くというか、うすまりました。
一方で苦みと重さとがちょっと出ましたが、これらは香ばしさと鼎立しているようです。
むしろすっきりしていて、飲みやすくなりました。


生で雑味なく甘みしっかりで、ちょい水足しの水割りですっきり感が出た黒糖焼酎でした。

風味がおだやかでさっぱりしておりました。
でもちょい水足しだけではスースーが残り、かつ苦みや重さ出てしまいました。
むしろ多めの水で割ったほうが、スイスイゴクゴクと行けてしまうのではないでしょうか。






そのせぇみしょれと合わせたきょうのエサはこちら。

茨城県産のこんにゃくを、
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煮てみました。
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ネギの在庫があったので、
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ちくわとともに、ぬた(酢味噌和え)にしてみました。
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ごちそうさまでした。
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台風一過の、
黒猫のダンナ。
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いい天気になってよかったね。
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(友情出演)










◆◇【予告】◆◇



先週末は、

出かけておりました。




満席のバスに乗り込んだら、

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立たされたままなのに高速に乗られたり、

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珍妙な拝殿の神社で、

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花嫁行列に出くわしたり、

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本場のムエタイを観たり、

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×××発祥の地では、

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どこを降りればいいのかわからなかったり、

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神聖な場所で命の危険を感じたりしておりました。

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もちろん、

おいしいものもいただきました。

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その顛末は、

来週末に報告いたします。


(写真が300枚もあるのよね)

《焼酎》228.喜界島 荒濾過 黒糖 25度 100ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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製造場 喜界島酒造株式会社
鹿児島県大島郡喜界町赤連2966-12

本格焼酎
奄美黒糖焼酎
原材料名/黒糖・米麹(タイ産米)
内容量/100ml
アルコール分/25度
(以上、ラベルより転機)




こちらひさびさの!
平日更新。

事情に因り、今週末は更新できないものでして。

黒糖焼酎は、ちょうど一年前に収集したものがまだ手元に残っております。
断酒を宣言した際に、清酒は処分したのですが、焼酎は時間が経過しても問題ないと思い、とってあったのでした。


喜界島酒造さんの黒糖焼酎は、
これまでに以下のものをいただいております。
《焼酎》82.喜界島 20度 200ml【追記あり】
《焼酎》148.喜界島 25度 200ml
2回目はこちら
《焼酎》216.しまっちゅ伝蔵 ワンカップ
《焼酎》217.しまっちゅ伝蔵 25度 100ml
《焼酎》219.喜界島 25度 100ml

今日いただくこの“黒糖”は、荒濾過なんだってさ。
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へー、
常圧蒸留なのね。
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それではいただきましょう。

まずは生(き)、
すなわちストレートでちょっとだけ。
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上立ち香、ほんのり華やか。
含むとそれが口の中でふわっと広がって、鼻へと抜けて行きます。

米の風味が最初に来ますね。
黒糖の香ばしさは穏やかです。
甘みははっきりしています。
常圧蒸留とのことですが、焦げ臭さや重さは全く感じません。

ただし、スースーかつピリピリです。


残りは、ちょい水足しの水割りで。
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華やかな香りはそのまま。
含むと黒糖由来と思われる香ばしさをハッキリと感じます。
しかも甘味は薄まることはなく、しっかり残っておりますよ。
水割りにしても、焦げ臭さや重さは出ませんでした。


ちょい水足しの水割りがいいね!
華やかな香りに、香ばしさと甘味とがとてもよくわかりました。
それでいて、常圧蒸留特有の焦げ臭さや重さ(米焼酎でありがちのやつ)は全く感じませんでしたよ。

南国の酒らしさ満載の焼酎だと感じました。
ああまた奄美大島へ行きたくなってきちゃったよ。
といいつつも、今週末には別の島へ行く計画を立てている酔っ払いだったのでした。


久しぶりの“ダレヤメ”は、最高でした。

《焼酎》227.里の曙 原酒 200ml [9946.鹿児島県の焼酎]

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●製造者 町田酒造株式会社
鹿児島県大島郡龍郷町大勝3321

●品目 本格焼酎
奄美黒糖焼酎
●原材料 黒砂糖、米こうじ(国産米)
●アルコール分 43度
●内容量 200ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)




町田酒造さんの黒糖焼酎は、これまでに以下のものを痛い抱ております。
《焼酎》209.里の曙 三年貯蔵 25度 300ml
《焼酎》210.里の曙 三年貯蔵 25度 180ml
《焼酎》218.里の曙 三年貯蔵 25度 100ml

今日いただくこの黒糖焼酎は、
43度の原酒なんだってさ。
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六角形の瓶。
ラベルと正対する面には、大島紬の龍郷柄が印刷されていて、
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正面から見ると、
それが隣接する面に映って見えるようになっておりました。
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それではいただきます。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
写真を撮影することを忘れて飲んでしまいました。


上立ち香は、アルコールの香りがプンプンです。
含むとまさにアルコール臭で、接着剤香も強めで、けっこうなスースーです。
黒糖の風味は穏やかで、角はありません。
苦みやこげ臭はなく、一方で甘みが効いておりました。


これはロックよりも水割りでしょう。
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水で割ってもアルコール香と接着剤香きついね。
一方で、華やかさも少し出るみたいです。
黒糖の風味は同じ。
甘みは引くかな。


芳香スースーの黒糖焼酎でした。

風味自体は穏やかでした。
しかしなにせアルコール香と接着剤香とがプンプンのスースーで、飲みにくさを感じてしまいました。

一方で、原酒なのに重さやこげ臭がなかったことから察するに、これは減圧蒸留の原酒でしょうか?
もしそうであれば、減圧蒸留の原酒を味わうよい経験をさせていただくことができました。









そのプンプンスースーの黒糖焼酎原酒と合わせた今日のエサはこちら。


ピーマンを食べたかったので、
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ごま酢和えにしてみました。
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まちがいないおいしさでした。
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ナスを食べたかったので。
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鶏肉とともにしょうが煮にしてみました。
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これも上出来。
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ごちそうさまでした。
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台風一過の午後。
黒猫のダンナには、今日もいっぱい遊んでいただけました。

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(友情出演)
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