〔泡盛〕47.石垣島に行ってきました。三年古酒 180ml [9947.沖縄県の泡盛]
販売者 南風堂株式会社
沖縄県糸満市西崎町四-一五-二
製造者 有限会社髙嶺酒造所
沖縄県石垣市字川平九三〇-二
琉球泡盛
3年古酒
直火式地釜製造
原材料名 米こうじ(タイ産米)
アルコール分30度
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)
今年の1月に石垣島へ行って集めた泡盛。
とうとう最後の1本となってしまいました。
その最後の1本は、“石垣島に行ってきました。”と銘打たれた“三年古酒”だってさ。
製造しているのは髙嶺酒造所さんですが、どうやら企画元がいるみたい。
この“石垣島へ行ってきました。”は、石垣島の土産として企画立案された商品群の中の一つみたいですね。
他にも同名のお菓子があるとのこと。
髙嶺酒造所さんの泡盛は、これまでに以下の物をいただきました。
〔泡盛〕35.於茂登 30度 100ml(2回目はこちら)
〔泡盛〕42.かびら 25度 100ml
〔泡盛〕43.おもと 古酒 43度 100ml
品質表示はこちら。
同じ古酒でも、〔泡盛〕43.おもと 古酒 43度 100mlと異なってこっちは30度なのね。
この泡盛も、直火式地釜蒸留なのね。
それではいただきましょう。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
家宝である“愛酒報國”の盃(かつての小山酒造さんより拝受)にていただきます。
香りは、鼻を近づけるとかすかに華やかな香りを感じます。
含むとそれが穏やかに広がります。
けっこうなスース―ピリピリ!
米の風味は鋭く感じます。
黒麹の香ばしさは弱め。
甘みはゼロで、けっこう辛口!
一方で、重さやクセは皆無です。
スース―ピリピリを回避すべく、
次は水割りで試してみました。
香りが立ちました。
上立ち香は生と同じ程度だったものの、含むと口の中で広がり、鼻へと抜けて行きました。
スース―ピリピリは引きました。
苦みがちょっとだけ出るみたいです。
米の風味は鋭いまま。
黒麹の香ばしさは程よく広がります。
甘みはやはりほとんど感じません。
重さやクセは、これもなし。
最後は残りをロックで試してみました。
香りはロックが最もはっきり!
フワッと立ち、かつ含んでパッと広がります。
ロックでありがちな苦みが出ますが、それほど強くはないみたいです。
驚いたのは、あれほど辛口だったのに、ロックにしたことで甘みが出たこと!。強くはないもののはっきりと感じます。
それに米の風味に厚みが少し出て、それがなぜか香りといい感じに相俟ってとても爽やか。
黒麹の香ばしさもよくわかります。
さらに驚いたのは、泡盛らしいクセが少し出てきたこと。
それほど強くはなく、いい感じです。
生でキリッと辛口で、水割りで香ばしくもさっぱり、そしてロックで香りと甘みと風味にクセが追加されて飲み応えを感じることができる。おいしい泡盛でした。
飲み方を変えただけでこれほど味わいが変わるとは驚きでした。
しかもそれぞれが捨て難い。
まあでも、泡盛らしさを感じるには、ロックでいただくべきでしょう。
香り、風味、甘み、それにクセも感じ、かつ爽快さも感じることができたロックが、私は好みでした。
その“石垣島に行ってきました。”と合わせた今日のエサはこちら。
きゅうりを食べたかったので、
先々週にひきつづき、棒きゅうり。
やっぱりこれ、おいしいわ!
味付けのみならず、きゅうり自体がおいしい。
もやし。
貧乏人の味方。
安いのにやわらかくておいしい、スペイン産の豚肉。
冷蔵庫の残り物も使用して、
マーミナーチャンプルー(もやし炒め)。
これもおいしい。
今日は塩加減がバッチリでした。
ごちそうさまでした。
沖縄では、また徘徊したいと思っております。
特に宮古島は、ここにも石垣島以上に蔵元さんがあって、独自の泡盛を造っていらっしゃるようですから。
でも今から初秋にかけては、沖縄は酷暑の時期。
それに台風が来るので、迂闊には計画を立てられません。
これまで2回沖縄へ出かけた経験からして、沖縄へ出かけるには、晩秋から冬季にかけての時期が最も良いと思っております。
だってこっちでは寒くても、向こうではちょうどよい気候ですから。
徘徊していると、Tシャツ1枚でも暑いくらいなのですよ。
泳がないのであれば、沖縄へ行く時期は、あたしゃ断然、冬がおすすめです。
それ故、晩秋~冬季になるまでは我慢し、遠征費用を貯めておこうと思っております。
まあでも、夏は夏で、別の場所へ出かけますけれどね。
〔泡盛〕46.請福VINTAGE43度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]
製造者 請福酒造有限会社
沖縄県石垣市宮良959
琉球泡盛
商品名 請福VINTAGE43度
アルコール分43度
原材料名 米こうじ(タイ産米)
内容量 100ml
(以上、ラベルより転記)
今日も、今年の1月に石垣島へ行って集めた泡盛の残りをいただきます。
請福酒造さんの泡盛やイムゲーは、昨日までに以下の物をいただいております。
〈芋酒〉2.IMUGE. 12度 200ml(請福イムゲー)
〈芋酒〉4.IMUGE. 請福酒造 イムゲー 25度 100ml(2回目はこちら)
〔泡盛〕30.請福 12度 200m
〔泡盛〕32.請福 30度 100ml(商品名 直火請福30度)
〈芋酒〉6.IMUGE. 請福酒造 イムゲー 37度 100ml
〔泡盛〕44.請福 30度 100ml(謎の請福?)
〔泡盛〕45.請福 三年熟成古酒 30度 100ml
このうち直火請福30度は、泡盛のコーヒー割りでも楽しませていただきました。
今日いただくこの“請福”は、
古酒(クース)で、
請福VINTAGEなる、43度モノでした。
その“VINTAGE”なる43度モノの味、
確かめてみようじゃあ~りませんか。
話のネタもないことですし。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
盃に鼻を近づけると、重厚な香りを感じますよ。
含むとスース―ピリピリとともに、重厚な風味、あたかも甘栗か、あるいは大麦を炒ったような風味を感じました。
米の風味は弱く、黒麹の香ばしさも然り。
重厚な風味ですが、けっしてクセや重さのように感じることはなく、スッと引きました。
甘みは弱め。
これは薄めずにいただいたほうがよいのではないかと判断し、
残りをロックでいただきました。
香りが立ちました。ふんわりどっしり。
スーピリは少し弱まって、ロックでありがちな苦みも少し感じます。
でもやっぱり重厚感がしっかりで、かつ穀物を炒ったような香ばしい風味すらはっきりしてまいりました。
米の風味や黒麹の香ばしさも少し出て来て、重厚感とともに味わいに深みをもたらせているようです。
しかもこちらもクセや重さは出ることなく、スッと引いてくれました。
甘みはやはり弱めでした。
重厚感がパッと広がってスッと引く、おいしい泡盛でした。
直火請福ほどクセはなかったと思いますが、それがきっと熟成の成果なのでしょう。
でも風味豊かでおいしくいただけました。
これはロックがいいね!
あるいは、冷蔵庫で冷やしたものを生(き)でいただいてもよかったかもしれません。
なんとなくではございますが、豚肉料理、それもラフテーやてびちなんかとバッチリじゃないのかな?
そんな風に考えたワタクシですが、ラフテーもてびちも用意できません。
買って来たのは、89円(税別)の安物しゅうまい。
いやいや!
これでもバッチリ!、泡盛をおいしくいただけましたとさ。
〔泡盛〕45.請福 三年熟成古酒 30度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]
請福酒造有限会社
沖縄県石垣市宮良959
琉球泡盛
商品名 請福
アルコール分30度
原材料名 米こうじ(タイ産米)
容量 100ml
(以上、ラベルより転記)
今日も、今年の1月に石垣島へ行って集めた泡盛の残りをいただきます。
請福酒造さんの泡盛やイムゲーは、昨日までに以下の物をいただいております。
〈芋酒〉2.IMUGE. 12度 200ml(請福イムゲー)
〈芋酒〉4.IMUGE. 請福酒造 イムゲー 25度 100ml(2回目はこちら)
〔泡盛〕30.請福 12度 200m
〔泡盛〕32.請福 30度 100ml(商品名 直火請福30度)
〈芋酒〉6.IMUGE. 請福酒造 イムゲー 37度 100ml
〔泡盛〕44.請福 30度 100ml(謎の請福?)
このうち直火請福30度は、泡盛のコーヒー割りでも楽しませていただきました。
今日いただくこの請福は、“三年熟成古酒”だってさ。
品質表示は、直火請福や謎の請福と同じ。
三年熟成とありましたが、ひょっとするとこれも謎の請福と同じく、三年にプラス10年ほど瓶の中で熟成されていたのかも。
話のネタが尽きたところで、いただきます。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
上立ち香はなし、含むとごくかすかに華やかさを感じます。
スース―ピリピリはやや強め。
米の風味は鋭くて、広がることなくスッと引きます。
黒麹の香ばしさもかなり弱め。
甘みは幅がなく、ほんのりと感じる程度。
重さやクセ、雑味はゼロ。
次に、ちょい水足しの水割りで。
目論見どおり、スーピリは引きました。
一方で、ロックのような苦みが少し出ました。
米の風味は鋭いまま。
黒麹の香ばしさのほうが米の風味よりも前に出て、少しはっきりしてまいりました。
甘みはそれほど強くはないものの、苦みと香ばしさとともに鼎立しているようです。
生でスッキリ、ちょい水足しの水割りで黒麹の香ばしさと苦みと甘みとの調和を楽しめる、おいしい泡盛でした。
ちょい水足しの水割りで味わいが複雑になり、それが面白く感じました。
でもどちらかというと、直火請福や謎の請福と比べると、かなりさっぱりしているように感じました。
〔泡盛〕44.請福 30度 100ml(謎の請福?) [9947.沖縄県の泡盛]
請福酒造有限会社
沖縄県石垣市宮良959
琉球泡盛
商品名 請福
アルコール分30度
原材料名 米こうじ(タイ産米)
容量 100ml
(以上、ラベルより転記)
今年の1月に石垣島へ行って泡盛を集めつつ徘徊して来たワタクシ。
その時に集めた泡盛の残りは、これだけとなりました。
今日いただくのは、請福酒造さんの“請福”。
請福酒造さんの泡盛やイムゲーは、これまでに以下の物をいただいております。
〈芋酒〉2.IMUGE. 12度 200ml(請福イムゲー)
〈芋酒〉4.IMUGE. 請福酒造 イムゲー 25度 100ml(2回目はこちら)
〔泡盛〕30.請福 12度 200m
〔泡盛〕32.請福 30度 100ml(商品名 直火請福30度)
〈芋酒〉6.IMUGE. 請福酒造 イムゲー 37度 100ml
このうち直火請福30度は、泡盛のコーヒー割りでも楽しませていただきました。
この請福ですが、古酒の表示もなく、また品質表示を見ても、直火請福30度と同じではないかと思ってしまうのでした。
でも、直火請福は黄色いラベルですから、この赤ラベルとは異なります。
請福さんのWebsiteを見ても、赤色ラベルの商品は“今は”なし。
でもかつて請福酒造さんには、“赤の請福”なる商品があったとのこと。
石垣経済新聞のWebsiteにはその発売を知らせる記事が残っており、それは常圧蒸留かつ荒濾過仕上げで、それに石垣島と竹富町とで限定販売されていたとのこと。
しかしどうやら今は、販売を終了なさったみたいでした。
当初、今日いただくこの謎の請福は、その“赤の請福”の売れ残りではないかと思ったのでした。
でもネット上に残っている赤の請福の写真を見る限り、ラベルの“請福”の黒い文字の下にデザインされているリボンの部分に、“八重山限定泡盛”と書いてあるらしいのですが、この謎の請福にはその記載がありませんでした。
もちろん、ラベルの他の部分にも、その旨の記載はなし。
もう一点、気になることがございます。
上記石垣経済新聞の記事は、“2016.12.05”付となっておりました。
ところがこの謎の請福のフタには、瓶詰日として“140220”と記載されているのです。
この“140220”が、2014年2月20日を示すのであれば、石垣経済新聞の記事よりも2年10か月も前に瓶詰めされたことになります。
そうすると、新商品発売を知らせる記事よりも2年10か月も前に新商品が用意されていたことになり、かなりおかしなことになってしまいます。
まあないとは思いますが、仮にこれが平成14(2002)年2月であればなおさらです。
じゃあ、この“謎の請福”っていったい・・・。
これはあくまでも私の推測です。
この謎の請福は、もしかしたら“赤の請福”が発売される前にレギュラー商品だったものがたまたま売れ残っていたのかもしれませんね。
もしそうならば、瓶の中ですでに10年の時を経て古酒化していることになりますね。
泡盛は蒸留酒ですから有機成分を含んでおらず、それ故時間を置けば置くほど腐ることなく熟成するわけですよ。
だとしたら、願ったり叶ったりのレアものということになります。
でもねぇ、この考え方には、一点だけ疑問もあるのです。
このラベル、赤色ですよね。
赤色は、紫外線に当たると退色しやすいのですよ!
10年も店の棚に陳列されて蛍光灯の光を浴び続けたら、そりゃやっぱり退色するはずですよ。
でもこの謎の請福のラベルは、退色した気配が全くございません。
それに、買ったときには、ホコリ一つかぶっておらず、ピカピカでした。
もう、わけがわかりません。
どなたかこの“謎の請福”の素性をご存知の方がいらっしゃいましたら、教えていただけませんでしょうか?
コメント、お待ちしております。
色々と考えていても埒が明かないので、そろそろいただいてみたいと思います。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
上立ち香はなし、含んでも香らず。
ちょいスーちょいピリですが、30度の割にはその程度は弱め。
米の風味は厚みはなく、鋭く効いてスッと引く。
黒麹の香ばしさはかなり弱め。
甘みもほんのりと感じます。
一番びっくりしたのは、重さやクセ、荒さがまったくないこと!
直火請福には老ねたようなクセがあったのに、これにはゼロ。
これは薄めずにいただきたい。
ロックで残りをいただきました。
これも香りなし。
ロックにありがちな苦みが出ましたが、それほど強くはありません。
アルコール香とともに、米の風味が鋭く効いてスッと引きます。
黒麹の香ばしさは、生(き)よりもわかるみたいです。
甘みも然り。
風味が鋭くて重さやクセがまったくなく、甘みがほんのりと効いているおいしい泡盛でした。
繰り返しになりますが、請福ってのはクセのある泡盛だとあたしゃそう思っておりました。
でもこの謎の請福は、クセや重さ、荒さとは無縁の、とても穏やかで飲みやすい泡盛でした。
もし水割りにしたら、きっとスイスイと行けてしまっていたことでしょう。
この味わいは、もしかしたら10年の時を経てもたらされたまろやかさだったのかも。
そしてラベルに退色がないのは、お店の倉庫で箱詰めされたまま10年間ずっと眠っていて、私が入手する直前に店頭に並べられたのかも。
とにかく素性はまったくわかりませんでしたが、謎の請福は、とても穏やかで飲みやすい泡盛でしたとさ。
〔泡盛〕43.おもと 古酒 43度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]
製造者 (有)髙嶺酒造所
沖縄県石垣市川平九三〇-二
琉球泡盛
原材料名 米こうじ(タイ産米)
アルコール分 43度
内容量 100ml
(以上、ラベルより転記)
石垣島空港にあった売店で入手した、
髙嶺酒造所さんの“石垣島の酒 琉球泡盛”なる詰め合わせ商品。
箱の裏側には、
髙嶺酒造所さんの泡盛は直火式地釜蒸留である旨が記載されておりましたよ。
髙嶺酒造所さんの泡盛は、一昨日までに以下の物をいただきました。
〔泡盛〕35.於茂登 30度 100ml(2回目はこちら)
〔泡盛〕42.かびら 25度 100ml
今日いただくのは、於茂登ならぬ
ひらがなの“おもと”。
於茂登は30度でしたが、
おもとは43度だってさ。
おもとは“古酒(クース)”なのね。
何年モノかは書いてありませんでしたので、古酒を名乗るに最低限必要な3年貯蔵と推察いたします。
それではいただきましょう。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
盃に鼻を近づけると、華やかな香りをほんのり。
でも含むとそれが口の中でパッと広がって鼻へと抜けて行きます。
43度ですから、かなりのスース―ピリピリ!
米の風味に厚みはなく、かつ舌の上に乗っかったと思ったらスッと引きます。
黒麹の香ばしさは、かなりわかりにくい。というかほんのりと感じるもののスース―に隠されてしまっているようです。
甘みはひかえめ。
酸味を少しだけ感じるかな。
苦みや雑味、クセや重さはゼロ。
次に、今日はやや薄め(それでもおもと:水=6:4)で水割りに。
案の定、スーピリは引きました。
香りが立ちますね、かなり華やか。
スーが引いたことで黒麹の香ばしさが前に出て来ましたが、角や荒さがなくて穏やかです。
米の風味はやっぱりスッと引くタイプ。
軽い苦みをちょっとだけ感じます。
甘みは引いて、ドライな感じ。
それでも重さやクセは全くなし。
水割りで、香りと香ばしさとをはっきりと感じることができて、風味スッキリでサッパリしている、おいしい泡盛でした。
水割りがいいね!
スーが引いたが故か、風味が立ちました。
それに華やかな香りが南国のお酒らしさを感じさせてくれました。
しかも辛口でキリッと引き締まっています。
うまいなぁ!
古酒、面白いね。
新酒ももちろんおいしいですが、古酒には古酒にしかない面白味がある。
沖縄に泡盛があって、それも古酒を珍重する文化があって本当によかった!
これぞ我が国の世界に誇れる酒文化の一つでしょう。
「ラプラミズ、あとで文化しようぜ!」(カムジン・クラヴシェラより)
〔泡盛〕42.かびら 25度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]
製造者 (有)髙嶺酒造所
沖縄県石垣市川平930-2
琉球泡盛
原材料名:米こうじ(タイ産米)
アルコール分25度
内容量100ml
(以上、ラベルより転記)
石垣島空港にあった売店で入手した、
髙嶺酒造所さんの“石垣島の酒 琉球泡盛”なる詰め合わせ商品。
箱の裏側には、
髙嶺酒造所さんの泡盛は直火式地釜蒸留である旨が記載されておりましたよ。
髙嶺酒造所さんの泡盛は、昨日までに以下の物をいただきました。
〔泡盛〕35.於茂登 30度 100ml(2回目はこちら)
今日いただくのは、“かびら”。
言わずもがなではございますが、石垣島屈指の景勝地“川平湾”に由来するのでしょう。
昨日いただいた“於茂登”は30度でしたが、
こちらの“かびら”は25度。
手元にあった文献をいくつかあたってみたのですが、“於茂登”と“かびら”とで、アルコール度数以外のちがいを解説していたものはございませんでした。
蔵元さんのWebsiteでも、双方とも、於茂登連山の天然水に老麴を用い、直火釜(地釜)蒸留で造られていると書いてありましたし。
もしかしたら、本当に度数のちがいだけ?
それを確かめるべく、いただいてみたいと思います
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
香りはなし。
含むと米の風味を感じますが、厚みはなくてふんわり感じる程度。
華やかな風味はごくかすか。
黒麹の香ばしさもかなり弱め。
甘みも弱め。
一方で、スーとピリとは少し強め。
苦みも少し感じます。
重さやクセはゼロ。
けっこうさっぱりした感じ。
次に、ちょい水足しの水割りで。
苦みは生と変化なし。
香ばしさが少し立って、甘みも増してまいりました。
米の風味は同じくらいですが、香ばしさ・甘みと鼎立しています。
それでいてけっこうスッキリしています。
キレよくスッキリでおいしい泡盛でした。
クセや重さはゼロ。
しかも、水割りのほうが風味がはっきりしておりました。
それでいてさっぱりしていて、かなりスッキリしておりました。
でも決して物足りなさはなく、むしろ水割りにしたほうが風味豊かにいただくことができました。
“於茂登”は風味に厚みを感じたものの、こちらの“かびら”には厚みはなく、かなりさっぱりスッキリしておりました。
この違いは、いったい何に由来するのでしょうか?
考えられるのは、加水量のちがいだけ。
もしかしたら、加水量のちがいでこれだけ風味が異なることこそが、於茂登連山の天然水の為せる技なのでしょうか?
〔泡盛〕41.黒真珠 43度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]
製造者 有限会社八重泉酒造
沖縄県石垣市石垣1834
琉球泡盛
原材料名:米こうじ(タイ産米)
内容量:100ml
アルコール分:43度
(以上、ラベルより転記)
石垣島空港の売店で入手した、
“八重泉 ミニボトルセット”。
今日はその最後の1本をいただきます。
5回目の今日は、
“黒真珠”(くろしんじゅ)だってさ。
その銘の由来について、文献では以下のように紹介されておりました。
「また、石垣島一の美しさともいわれる川平湾では黒真珠が特産なのですが、上質で奥深い美しさの黒真珠のように、私たちの舌を魅了する奥深い味わいにしたいという願いを込めて造ったのが『黒真珠』です。」(※1)
アルコール分は43度。
蔵元産のWebsiteによれば、古酒をブレンドしてあるのだとか。
それではいただきましょう。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
香りは、盃に鼻を近づけるとかすかに華やか。
でも含むとそれが口の中でパッと広がります。
43度だけあってか、アルコール香がはっきりしています。
それにスース―のピリピリ!
米の風味が穏やかで、黒麹の香ばしさも然り。
それ故か、キレよくスッと引いていきます。
酸味のような風味をちょっとだけ感じます。
甘みも少しだけ。
重さやクセ、角は全く感じません。
次に、ちょい水足しの水割りで。
上立ち香は消えました。
でも含むと、アルコール香と共にパッと広がります。
苦みが出て、けっこう鋭いです。
でもそれは氷が溶けるにつれて徐々に消えました。
逆に甘みは、氷が溶けるにつれてはっきりしてきたみたいです。
米の風味と黒麹の香ばしさとは、共にとても穏やかで、かつさっぱりしています。
華やかな香りとともに、風味が穏やかでさっぱりしている、おいしい泡盛でした。
風味が穏やかで角や重さ、クセが全くなく、かつさっぱりしておりました。
それでいて華やかな香りがあって、南国の酒らしさを感じました。
43度だからかアルコール香とスーピリが目立ちました。
これは薄めの水割りでいただいたほうがおいしいかもしれません。
43度ですからね。
(※1)日本酒類研究会編著『知識ゼロからの泡盛入門』p.165(2008.6 幻冬舎)
〔泡盛〕40.八重泉 樽貯蔵 43度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]
製造者 有限会社八重泉酒造
沖縄県石垣市石垣1834
琉球泡盛
原材料名:米こうじ(タイ産米)
内容量:100ml
アルコール分:43度
(以上、ラベルより転記)
今日も、石垣島空港の売店で入手した、
“八重泉 ミニボトルセット”をいただきます。
4回目の今日は、
“八重泉 樽貯蔵”。
って、どこにも書いてあれへんやないか~い!
昨日いただいた八重泉ゴールドと同じく樽貯蔵の泡盛ですが、
こっちは43度でした。
いただきましょう。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
色は少し着いておりました。
スース―のピリピリ!
そりゃそうだ、43度だもんね。
含むと、木香とともに、米の風味も厚みを伴いつつ感じます。
木香はとても穏やかで、角や荒さはゼロ。しかもしつこくなくて、パッと広がってスッと引きます。
甘みもあって、幅がありますね。
黒麹の香ばしさは弱めで、わかるものの前には出て来ません。
苦みや雑味は全く感じません。
次に、ちょい水足しの水割りで。
ピリは引いて、ちょいスーのみ。
木香が勢いを増して、米の風味を凌ぐね。
パッと広がって少し滞留し、じわりじわりと引いていく感じ。
それでも米の風味が控えているので、けっして薄くは感じません。
甘みはほんのり、香ばしさも然り。
苦みはやっぱり感じません。
生でバランスよくかつ重厚感がありつつもスッキリで、ちょい水足しの水割りで木香が際立つ、おいしい泡盛でした。
樽貯蔵らしく木香をはっきりと感じましたが、角や荒さはなく、かつけっしてしつこくはありませんでした。
しかも泡盛の風味もしっかりと感じることができて、けっしてスカスカではありませんでした。
それに苦みや雑味を感じることなくいただくことができました。
うまいね!
こんなに木香はっきりで風味豊かなのに、雑味を全く感じない。
もしかしてこれ、古酒(クース)なのか?、あるいは古酒ブレンドなのか?
これはきっと、ロックでも行けたことでしょう。
ただし、いくらおいしくても43度!
飲み終わった後で、ちょっとふらつきました。
〔泡盛〕39.八重泉GOLD(ゴールド) 25度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]
製造者 有限会社八重泉酒造
沖縄県石垣市石垣1834
琉球泡盛
原材料名:米こうじ(タイ産米)
内容量:100ml
アルコール分:25度
(以上、ラベルより転記)
今日も、石垣島空港の売店で入手した、
“八重泉 ミニボトルセット”をいただきます。
3回目の今日は、
“八重泉GOLD(八重泉ゴールド)”
オーク樽(樫樽/楢樽?)で熟成させた泡盛なんだってさ。
品質表示はこちら。
いただきます。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
色が少し着いておりましたよ。
香りは、鼻を近づけると木香をかすかに感じる程度。
含むと、まず木香がフワリと広がって、次に米の風味が来ます。
米の風味は厚みはそれほどなく、スッと引く感じです。
香ばしさはわかるものの、それほど強くはないようです。
甘みはほんのりと感じます。
ちょいスーのちょいピリ。
苦みもかすかに感じます。
次に、ちょい水足しの水割りで。
上立ち香は引いて、鼻を近づけてもわかりません。
木香が穏やかではあるものの、とてもよくわかります。
米の風味も厚みを少し伴いつつ広がって、スッと引きます。
香ばしさは変わらないかな。
甘みもほんのりと感じます。
スーピリは引きました。
苦みも然り。
木香と泡盛の風味とがしっかりなのにスッキリしている、おいしい泡盛でした。
生でもおいしくいただけましたが、苦みをかすかに感じました。
一方で水割りにすることで苦みが消えたどころか、木香や風味が際立ちました。
それでいて、後味がスッキリ。
木香がほどよくついていて、泡盛の風味を凌駕していない。
このくらいがちょうどよいと感じました。
それ故に、木香があっても泡盛を飲んでいると実感することができました。
これもおいしいね。
〔泡盛〕38.群か星 25度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]
製造者 有限会社八重泉酒造
沖縄県石垣市石垣1834
琉球泡盛
原材料名:米こうじ(国産米)
内容量:100ml
アルコール分:25度
(以上、ラベルより転記)
今日も、石垣島空港の売店で入手した、
“八重泉 ミニボトルセット”をいただきます。
要するに、八重泉酒造さんの泡盛をちょっとずつ試せるという詰め合わせでございます。
2回目の今日は、
“群か星(むりかぶし)”
“昴(すばる)”って意味なんだってさ。
品質表示はこちら。
国産米を使用した泡盛は珍しいですね。
蔵元産のWebsiteでは、次のように紹介されておりました。
「低い温度で蒸留されており、フルーティでスッキリした味わいが特長です。」
要するに、減圧蒸留ってことでしょうか?
話のネタが尽きたところで、いただいてみたいと思います。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
米のような香りが少し立ちました。
含むと、米の風味とともに香ばしさがパッと広がってスッと引きました。
風味ははっきりしてるものの、厚みはなく、かつすぐ引きます。
甘みも感じるものの、これも弱めです。
苦みが少しあって、かつ鋭さを感じます。
ちょいスーちょいピリ。
でも重さやクセはまったく感じません。
次に、ちょい水足しの水割りで(泡盛:水=8:2)。
意外にも、甘みが前に出てまいりました!
幅も少し感じます。
米の風味や香ばしさも、厚みを増して感じるようになりました。
苦みは引くというか、甘みや風味とちょうど釣り合う感じになりました。
それでいて、やはり重さやクセは感じません。
しかもさっぱりした感じは残っております。
“群か星”は、ちょい水足しの水割りにすることで甘みと風味とがハッキリする、さっぱりした感じのおいしい泡盛でした。
ストレートよりも水割りにしたほうが風味が増しておいしくいただくことができました。
それでもクセがなく、さっぱりしていてのみやすい泡盛でした。
これ面白いですね。
割っても薄くは感じないどころか、むしろ風味が豊かになりましたよ。