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[ワイン]21.甲州 スパークリング 250ml [999919.山梨県のワイン]

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醸造地:山梨県韮崎市穂坂町上今井8-1
製造者:本坊酒造株式会社+M
鹿児島市南栄3丁目27番地

日本ワイン
品目:果実酒(発泡性)
原材料名:ぶどう(山梨県産)/炭酸ガス、酸化防止剤(亜硫酸塩)
山梨県産甲州ぶどう100%使用
アルコール分:11度
内容量:250ml
(以上、ラベルより転記)




今日は、“甲州スパークリング”なるワインをいただきます。
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山梨県産の甲州ぶどうを100%使用したこの“甲州スパークリング”。
それ故に、日本ワインを名乗ることができるのでしょう。
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この“甲州スパークリング”、醸造地は山梨県韮崎市なのに、製造元は鹿児島の焼酎メーカーたる本坊酒造さんなんだってさ。
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このことについて、文献には以下の記載がございました。
鹿児島が本社の老舗焼酎メーカー・本坊酒造一八七二(明治五)年創業が一九六〇(昭和三五)年、山梨県笛吹市に現在のマルス山梨ワイナリー、二〇一七(平成二九)年にマルス穂坂ワイナリーを設立した。醸造を穂坂ワイナリーで、貯蔵と瓶詰めを山梨ワイナリーでという体制でワインを製造している。」(※1)

そういえば、今はわずか一社のみ(太田酒造㈱さん)となってしまいましたが、かつて地方に蔵を保有していた清酒の蔵元さんが、灘にも蔵を置いて酒造りをしていた例を思い出しました。
事情は異なるでしょうけれど、本坊酒造さんも「どうでワインを造るならば本場で」とお考えになられたが故のご決断だったのかもしれませんね。

なお、本坊酒造さんの焼酎は、これまでに以下の物をいただいております。
《焼酎》46.さくらじまハイカップ 12度 200ml
《焼酎》59.さくらじま ハイカップ 25% 200ml【追記あり】
《焼酎》171.あらわざ桜島 25度 300ml

ところで、この“甲州スパークリング”ですが、
原材料名の表示に“炭酸ガス”とありました。
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スパークリングワインは、シャンパンやカヴァ(CAVA)、スプマンテのように発酵によって炭酸ガスを発生させる方法瓶内二次発酵方式[タンクで発酵を終えたのち、瓶詰め後にもう一度発酵させる方式]/瓶内一次発酵方式[タンクでの発酵の途中で瓶詰めする方式]/シャルマ方式[密閉されたタンク内で発酵・発泡させて瓶詰めする方式])が、もともとの伝統的な製法なのだとか。

一方で、発酵による発泡ではなくて、ワインに炭酸ガスを注入して発泡性を持たせる方法もあるのだそうです。
このことについて、文献には以下の記述がありました。
炭酸ガス注入方式
 発酵が終わったワインのタンク内、あるいは瓶内に人工的に炭酸ガスを注入する方式泡が大きく、気が抜けやすいことが多いが、短時間で手軽にスパークリングワインがつくれるため、大量生産したい際に用いられる。」(※2)

原材料名に“炭酸ガス”とあったということは、今日いただくこのこの“甲州スパークリング”は、きっと後者の炭酸ガス注入方式によって製造されたスパークリングワインなのでしょう。


最後にもう一つ、小ネタ。
栓がこんなかたちをしているから、コルク栓みたいに「ポン!」と音をたてて開栓するのかとおもいきや、
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完全にだまされました。
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気が済んだところで、いただきたいと思います。
もちろん、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

泡は一度立ちましたが、すぐに引いていく感じでした。
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上立ち香はなし。
含むとぶどうの風味をしっかりと感じます。
発泡感は軽めですが、サイダーのような泡。

酸味が少し強めで、鋭さを感じます。
逆に甘みはかなり弱め。
口当たりはさっぱりしており、キレのよさを感じます。


爽快ちょいシュワちょいすっぱスッキリ旨辛口のおいしいスパークリングワインでした。

深みやコクはなく、キレが良くて口当たりがさっぱりしておりました。
軽めの発泡感も口当たりの良さを助長していたことでしょう。

しかし、ぶどうの風味はしっかりしており、かつ酸味が効いているので飲み応えはありました。
それでいて辛口でキリッとしており、食事とあわせやすいのではないかと感じました。

また、上記文献(※2)にあった「泡が大きく、気が抜けやすい」という記述の意味は、なんとなく分かったように思いました。
私はスパークリングワインをいただいた経験はかなり少なめですけれど、Moët & Chandonと比べるとさもありなんと感じました。


(※1)新田正明『山梨ワイン』p.150(2021.12 芸術新聞社)
(※2)監修:日本のワインを愛する会『日本ワインの図鑑』p.25(2020.5 マイナビ出版)

[ワイン]5.まるき葡萄酒 ぎゅっとワイン 白ワイン カップ [999919.山梨県のワイン]

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製造者 まるき葡萄酒株式会社
山梨県甲州市勝沼町下岩崎2488

日本ワイン
品目 果実酒
原材料名 ぶどう(日本産)酸化防止剤(亜硫酸塩)
アルコール分 12.5%
内容量 180ml
(以上、カップの印刷事項より転記)




まるき葡萄酒さんは、
一八九一(明治二四)年に設立された、現存する日本最古のワイナリー。」(※1)なんだってさ。
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詰められているのは、
日本産の原料のみを使用した“日本ワイン”。
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でもね、悲しいこともあるのよね。

お店でこのカップワインを買った際、お店の人に、
「赤ワインはないんですか?」と聞いたところ、

赤は終売しました。

だってさ。

ということは、この白ワインカップも実は売れ残りで、
もはや風前の灯火ってこと?


そんなまるき葡萄酒さんのカップワイン、
ありがたくいただきます。
冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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上立ち香はないですね。
含むとかすかに枯れているかな?

ぶどうの風味は、酸味が最初に来ます。
やや鋭いものの、強くはないですね。
しかもキレがよく、スッと引いていきますよ。
甘みは弱めです。


さっぱりスッキリ旨辛口のおいしい白ワインでした。

かなり軽めでしたが、ぶどうの風味はよくわかりました。
食事との相性がよい、食中酒向けの白ワインではないでしょうか。



これで手持ちのワインがなくなりました。
さらに国産のカップワインや少量瓶を入手するためには、
山梨の隣県へ行く必要がありそうですね。


(※1)新田正明『山梨ワイン』p.77(2021.12 芸術新聞社)

[ワイン]4.SORYU WINE 赤ワイン カップ [999919.山梨県のワイン]

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製造者:蒼龍葡萄酒株式会社
山梨県甲州市勝沼町下岩崎1841

品目:果実酒
内容量:180ml
アルコール分:12.5%
原材料名:輸入ワイン・濃縮還元ぶどう果汁(外国産)・ぶどう(日本産)/酸化防止剤(亜硫酸塩)
(以上、カップの印刷事項より転記)





一昨日いただいた[ワイン]3.SORYU WINE 甲州 白ワイン カップにひきつづき、きょうも蒼龍葡萄酒さんのワインをいただきます。

今日いただくのは赤ワインのカップですが、
白ワインがいわゆる“日本ワイン(国産ぶどうのみを原料としたワイン)”だったのに対して、この赤ワインは輸入ワインやら外国産果汁やらを使用した国内製造ワインでした。
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それではいただきます。
冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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香りはないみたい。
含むとぶどうの風味が舌の上にどっしりと乗っかって来ます。
土っぽい風味もかすかにあるかな。
でも、味に角やクセは感じません。
酸味はややはっきりしているものの、鋭さはそれほどないみたい。
甘みはほんのりと感じるものの、前に出てはこないみたいです。


どっしりちょいすっぱやや辛口のおいしい赤ワインでした。

ぶどうの風味がかなりどっしりとしていて、濃厚なぶどうジュースのようでした。
それでいて味に角やクセはなく、酸味も鋭さを感じるほどではなくて、むしろ飲みやすさを感じました。

おいしいね!
これぞ葡萄酒って感じの味わいでした。
これは私の推測ですが、もしかしたらこの濃厚な味わいを出すために、敢えて輸入の原料を使用しているのかな?

[ワイン]3.SORYU WINE 甲州 白ワイン カップ [999919.山梨県のワイン]

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製造者:蒼龍葡萄酒株式会社
山梨県甲州市勝沼町下岩崎1841

品目:果実酒
日本ワイン
内容量:180ml
アルコール分:12.5%
原材料名:ぶどう(山梨県産)/酸化防止剤(亜硫酸塩)
(以上、カップの印刷事項より転記)




今日は、蒼龍(そうりゅう)葡萄酒さんのカップワインをいただきます。
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蒼龍の名は、古代中国における伝説の四神(東の蒼龍(青龍とも)、西の白虎、南の朱雀、北の玄武)に由来。
幸福を呼ぶ神とされる「蒼龍」を社名に持ち、創業一八九九(明治三二)年、勝沼でも伝統のあるワイナリーの一つ。」(※1)なのだとか。

ミッドウェー海戦では・・・、
なーんて野暮なことは言わないの!


このカップワイン、
山梨県産のぶどうを100%使用しているんだってさ。
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この書きぶりだと、
甲州ぶどうを使用しているのかな?
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“日本ワイン”の呼称は、国内製造ワインのうち、 国産ぶどうのみを原料としたものだけが名乗ることができるんだってさ。
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このことについて、文献には以下の記述がありました。
そもそも、日本でつくられる国産ワインには、国産ブドウのみを原料にした「日本ワイン」と、輸入濃縮果汁などを原料にしたワインがあります。しかし、ラベル表示に関する公的なルールがなかったため、違いがわかりにくいという問題がありました。欧米では、ラベル表示を厳格に規定している国が多く、これが品質の重要な判断要素になっています。消費者にとっても、表示が明確化されれば、ワインを選ぶときに混乱せずにすみます。
 そこで、2018年、国税庁が国際的ルールをふまえた表示のルールを定めました。それが「果実酒等の製法品質表示基準」です。
 まず、国内に流通するワインは、「国内製造ワイン」と「輸入ワイン」に区分されます。さらに、国内製造ワインのなかでも、国産ブドウのみを原料としたワインを「日本ワイン」と明記。そして「日本ワイン」の場合のみ、ブドウの収穫地またはワインの醸造地を表示することができるようになりました。
 一方、海外原料使用ワインの場合は、表ラベルに「濃縮果汁使用」「輸入ワイン使用」などの表示が義務化され、地名や品種などを表示することはできません。」(※2)



気が済んだところで、いただいてみたいと思います。
もちろん、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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上立ち香は、鼻を近づけるとかすかにフレッシュかな?

含むと、軽やかな酸味が最初に来ますね。
ブドウの風味はそれほど強くはなく、むしろシャープな感じです。
重さやクセはまったくなく、キレよくてスッキリしています。
しかも辛口で、甘さひかえめ。


ちょいすっぱでスッキリ辛口のおいしい白ワインでした。

重さやクセがまったくなく、キレがよくてかなりスッキリしておりました。
酸味が軽やかで、かつ辛口でキリッと引き締まっておりました。
ブドウの風味は強くはないものの、シャープな感じでした。

うまいね!
食事と合う。

辛口でキリッとしていて、香りはそれほど強くはない。
もしかして、ワイン界の菊正宗?

そんなたとえしかできない酔っぱらいなのでした。


(※1)新田正明『山梨ワイン』p.52(2021.12 芸術新聞社)
(※2)監修:日本のワインを愛する会『日本ワインの図鑑』p.12(2020.5 マイナビ出版)

[ワイン]2.サントネージュ やわらぎ [赤] 300ml [999919.山梨県のワイン]

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製造者:サントネージュワイン株式会社
山梨県山梨市上神内川107-1

原材料名:濃縮還元ぶどう果汁(外国産)、輸入ワイン、ぶどう(日本産)/酸化防止剤(亜硫酸塩)
内容量:300ml
アルコール分:11%
(以上、ラベルより転記)





昨日の[ワイン]1.サントネージュ やわらぎ 白 300mlに引き続き、
今日もサントネージュワインをいただきます。

今日は赤。
原材料は白と同じく、外国産の濃縮還元果汁や輸入ワインが使われておりました。
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それではいただきます。
もちろん、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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上立ち香は、かすかに華やかかな?
含むと、ぶどうの風味がフワッと広がります。

渋みと酸味とがあるものの、きっと弱めでしょうね。
重さやクセはなく、ややさっぱり。
甘みはややはっきりかな。


ちょい渋ちょいすっぱスッキリ旨口のおいしい赤ワインでした。

渋みと酸味とが少し目立ちましたが、重さやクセはなくやや軽めでした。
それでいてぶどうの味はしっかりわかりました。
甘みは前には出て来ませんでしたが、存在はわかりました。

ワインはまったくの素人なので確かなことは言い切れませんが、
きっと赤ワインにしては軽めで飲みやすい部類ではないでしょうか。







そのやわらぎ[赤]と合わせたきょうのエサはこちら。


肉をがっつりと食べたかったので、
メキシコ産の豚ロース肉を買ってまいりました。
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細切りにして、
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酒、おろしにんにく、塩、こしょう、片栗粉をまぶしておきました。
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ピーマン。
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にんじんとしめじ。
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フライパンにごま油を引いて、
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肉を炒めて、
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野菜を投入し、
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しょうゆ、みりん、中華のだし、こしょうで味をつけて、
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肉野菜炒めの出来上がり。
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予想通り!
ワインにもバッチリでした。
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ごちそうさまでした。
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暑かったせいか、
黒猫のダンナは車の下から出てきてくださらなかったのでした。
たしかに車の下は陽が当たっていないから冷たいもんね。
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(友情出演)

[ワイン]1.サントネージュ やわらぎ [白] 300ml [999919.山梨県のワイン]

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製造者:サントネージュワイン株式会社
山梨県山梨市上神内川107-1

原材料名:濃縮還元ぶどう果汁(外国産)、輸入ワイン、ぶどう(日本産)/酸化防止剤(亜硫酸塩)
内容量:300ml
アルコール分:11%
(以上、ラベルより転記)




今日は記念すべき、ワインの初回。
ワインは奥が深そうでハマると大変なことになりそう。
まあでも、国産のカップワインや少量瓶に限定していれば、その心配はないかな。

選んだのは、サントネージュSainte Neige)ワイン。

ワイナリーの名前にある“サントネージュ”とは、フランス語で「聖なる雪」を意味し、富士山の頂にかかる雪をイメージしています。」(※1)というサントネージュワイン。
近年において資本の変動があったみたいですが、どうやら山梨県の企業の傘下に落ち着いたみたいですね。

原材料には、外国産の濃縮還元果汁や輸入ワインが使われておりました。
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さて、この“やわらぎ”。
ネットで検索したところ、大阪の居酒屋で供されている例を散見いたしました。
もしかしたら、もともとは業務用の商品なのでしょうか?


それではいただきます。
冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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上立ち香はないですね。
含むとフレッシュな風味と共に、やや鋭めのすっぱさが来ます。
クセや重さはまったくなし。
ぶどうの風味は、酸味より弱いかな。
甘みはややひかえめで、これも酸味に負けているみたい。


爽快軽快ちょいすっぱスッキリやや辛口のおいしい白ワインでした。

爽やかで、酸味が効いておりました。
それに軽くて、スイスイと行けてしまいました。
味はやや薄めかと思いましたが、酸味と風味とを楽しめる白ワインでした。

軽いのでグイグイと行けちゃうから、お店で出すには最適でしょう。

これが白ワインの初めの一歩。
明日は赤ワインを試す予定でございます。






そのサントネージュやわらぎ白と合わせた今日のエサはこちら。


生鮭。
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塩コショウをし、粉を振って、
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オリーブオイルでにんにくを炒めて、
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そこで鮭を焼いて、
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ソースはバターとレモン汁。
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フライパンで煮詰めて、
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かけて出来上がり。
鮭のムニエルレモンバターソース。
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おいしい!
ワインともバッチリでした。
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ごちそうさまでした。
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(※1)監修:日本のワインを愛する会『日本ワインの図鑑』p.118(2020.5 マイナビ出版)


















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暑かったせいか、黒猫のダンナは、
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いったん車の下へ潜り込んでしまったら、いくら呼んでも出て来やしない。
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それでも遊んでいただけるのが、ダンナの懐の深さなのでした。
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(友情出演)
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