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【お酒】1266.特別純米酒 白神のめぐみ 300ml [05.秋田県の酒]

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山本合名会社
秋田県山本郡八峰町八森字八森269

原材料名 米(秋田県産) 米麹(秋田県産米)
精米歩合 55%
アルコール分 15度
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




“白瀑(しらたき)”を造る山本合名会社さん。
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なんでも「山本合名会社は八森町と峰浜村が合併して誕生した八峰町にある。秋田県の北西部に位置する八峰町の眼前には、ハタハタが押し寄せる日本海の大パノラマが展開する。後背には、ブナの天然林が残る世界自然遺産「白神山地」が控えている。かつてこの地を訪れた江戸時代の紀行家・菅江真澄が、この場所の美しさに感動し「桃源郷」と称えたことでも有名である。」(※1)とのこと。



そして山本合名会社さんでは、その白神山地で湧き出る水を使って酒造りをなさっているのだとか。
1932年に裏山の白神山系に属する薬師山に湧き出る天然水を蔵まで引き込む為に、2.5kmに渡る自家水道を埋設する大土木工事を行った。結果的に、引き込んだ湧水はミネラル分が少ない超軟水で、酒質の劇的な向上に寄与し、酒造りに適した水として、他蔵がタンクローリーで貰いに来ることもあったという。」(※2)

ということは、このお酒はまさに酒銘の如く“白神のめぐみ”なのでしょう。


その白神のめぐみ、いったいどんな味わいなのでしょうか?
特別純米酒には香りを特徴とするものもありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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盃に注いだだけで、香りがふわっと漂ってまいりましたよ。
花のような香りがけっこうはっきりしています。

一口含むと、その香りが口の中に広がります。
それに、生酒ではないはずなのに、まるで活性生酒のようなシュワっと感を感じます。

うまみはやや淡めかな。
米のうまみが広がらずに、舌をピンと突いてきます。
苦みや雑味はまったくありません。

酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを感じます。
それにシュワっと感もあってか、ちょっとピリッと感じます。

甘みはややひかえめです。
さらっとしていますが、その存在はわかります。


香りがとても華やかで活性感のような口当たりの、芳香ちょいすっぱちょいピリやや辛口のお酒でした。
これはあくまでも私の感想ですが、花のような香りがかなりはっきりしていることから、食事と合わせるにはちょっと難しいかもしれません。
暑い日に、クーラーBOXに入れて冷やしながら海岸へ持っていって、海風を浴びつつ白波を眺めながらいただくとおいしく感じるかもしれません。
そんなことをする奴いるのかよ!

いずれにせよ、私の好みの味わいとはちょっとちがいました。


(※1)「美酒王国秋田」編集委員会編『美酒王国秋田』p.14(2015.09 無明舎出版)
(※2)(※1)p.15
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