【お酒】2013.東洋美人 純米大吟醸 50 180ml [35.山口県の酒]
製造者:株式会社澄川酒造場
山口県萩市大字中小川611
アルコール分:15度
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合:50%
内容量:180ml
(以上、ラベルより転記)
今日は、東洋美人の純米大吟醸をいただきます。
要冷蔵とありました。
でも、常温で販売されていたんですけれどね。
純米大吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、ほぼ無色。
でも透き通ってはいないみたいでした。
上立ち香、少しフルーティー。
でも含むと、接着剤香がしっかりで、木香(様臭?)をかすかに感じます。
うまみは濃くはないですね。
米のうまみは広がらず、舌を突くようです。
苦みがあって、強くはないものの鋭いですね。
酒臭さはなく、熟成感も感じません。
キレはよく、透明感がバッチリです。
酸味はややはっきりかな。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを少し感じます。
でも、けっこうなスースーです。
ピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりでしょう。
かなりさらりとしておりますが、その存在はよくわかります。
芳香ちょい苦スースースッキリやや甘口のお酒でした。
接着剤香とスースーとがけっこうはっきりで、それが飲み終わった後も口の中にしっかりと残っておりました。
あたしゃアルコール香は好きですが、こういうケミカルな感じの風味は苦手です。
それ故に、飲みにくさを感じてしまいました。
【お酒】1565.金冠黒松 上撰 300ml [35.山口県の酒]
村重酒造株式会社
山口県岩国市御庄五丁目101番地の1
[原材料名]米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
[アルコール分]15度
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
村重酒造さんのお酒は、これまでに金冠黒松のカップ酒(普通酒;糖類添加)と、金冠黒松 純米60 180mlとをいただいております。
今日いただくこのお酒は、上撰の小印(かつての級別制度下における一級酒相当か?)が付けられた普通酒(糖類添加なし)でした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
燗をつけると、お酒の甘い香りが少しだけ漂ってまいりました。
最初に酸味が来ますね。
けっこうすっぱくて、かつ鋭くて、耳の下あたりを軽く刺激してきますよ。
それに、ピリもありますね。
うまみは淡めですが、淡めなりにしっかりしています。
米のうまみが穏やかに広がって、厚みを少し感じます。
それに酒臭さ(←ほめ言葉です)もちょっとだけ感じます。
苦みはほとんどわからないくらいかすかでしょう。
キレはとてもよく、スッと引いていきますね。
甘みは、ややひかえめかな。
かなりさらっとしていてべとつかないものの、それでいて幅を感じることから、甘みの存在はよくわかります。
でも、それが奥ゆかしくて、けっして前には出てこないのです。
淡麗ピリすっぱ旨口のおいしいお酒でした。
すっぱさとピリピリとが最初に迫ってくるものの、なぜか不思議なことに嫌味がないのですよ。
むしろそれらが料理の脂っぽさや魚臭さをサッと流してくれましたよ。
うまみは淡めではあるものの、米のうまみと酒臭さとを感じることから、物足りなさはないですね。
また奥ゆかしい甘みもいい感じでしたよ。
“すっぱ!”、“ピリだ!”、って思うものの、おいしいお酒でございましたとさ。
今日もまた、近所にあるスーパーでとある野菜に心惹かれてしまいました。
“のらぼう菜”だってさ。
どうやら多摩地域(東京都の西側)では昔から育てられていた野菜のようですね。
生で試食。
アブラナ科らしい風味は感じるものの、青臭さやエグ味はなく、それに甘みもなくてあっさりしておりましたよ。
これはきっと、無理やり味付けせずにあっさりと仕上げたほうが本来の味を楽しめると思いましたよ。
熱湯で軸を1分/葉を30秒茹でたのち、冷水で冷やしてサラダスピナーで水けを飛ばした結果がこちら。
次はこれを、“しょうゆ洗い”でさらに水分を抜いていきますよ。
しょうゆを振りかけて、3分後に水分をぎゅっと絞ったものがこちら。
それを、かつおと昆布とでとった出汁に薄口しょうゆ・酒・みりんで味付けしたものに浸し、冷蔵庫で30分ほど冷やしておきます(酒とみりんとは、電子レンジで加熱してアルコール分を飛ばしてあります)。
“のらぼう菜のおひたし”の完成です。
出汁の風味がしみ込んでまいう~!
あっさりしているので、クセなくいただくことができましたよ。
ただ、甘みがほどんどないことから、出汁に砂糖を入れたほうがよかったかも。
“うざく”(うなぎの蒲焼とキュウリの酢の物)は、ルンペンプロレタリアートのワタクシにとってはもはや高嶺の花となってしまいました。
そこで今日は、さんまの蒲焼缶とキュウリとを使って、うざくならぬ“さんまざく”を作ってやろうと目論んだのでした。
蒲焼缶は汁を捨てて、身を水で洗って水けを拭いた後、キュウリとともに三杯酢に合わせました。
酢がさんまの臭みを消してくれて、しかも身には甘みが残っていることから、とてもおいしくいただけましたよ!
最後は冷蔵庫の残り物の炊きあわせでございました。
【お酒】1555.宝船 上撰 長州志士 カップ [35.山口県の酒]
中村酒造株式会社
山口県萩市大字椿東3108-4
アルコール分15度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類
内容量180ml
(以上、フタより転記)
中村酒造さんのお酒は、かつて汎用紙カップに詰められた宝船 上撰 紙カップをいただいております。
今日いただくこのお酒も同じく上撰の小印が付された糖類添加の三増酒ですから、おそらく同じ中身でしょう。
“長州志士”という銘だけあって、カップには長州藩出身の志士が3名紹介されておりました。
まずは、伊藤博文。
明治憲法起草の中心人物にして、初代内閣総理大臣。
桂三度さん(世界のナベアツ)のそっくりさんに殺されちゃいましたね。
そして、高杉晋作。
奇兵隊を組織し、幕府の長州征伐を迎え撃った人ですね。
最後は、吉田松陰。
鉛筆の芯を舐める癖があったって、つボイノリオが言ってたっけ。
(詳細を検索して不快になられても、当方は一切責任を負いません。)
それではいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
あー、たしかにこれは同じだわ。
あらゆる味の要素がちょっとずつ存在している、ちょいすっぱちょいスーちょい旨ちょい甘口の、ちょいおいしいお酒でした。
ただね、カップの縁に丸みがあるせいか、紙カップの時(ぐい呑みに移していただきました)よりも甘みに厚みを少しだけ感じましたよ。
【お酒】1554.長門峡 上撰 お燗瓶 [35.山口県の酒]
有限会社岡崎酒造場
山口県萩市川上464-1
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分:15度
内容量:180ml
(以上、瓶の印刷事項より転記)
岡崎酒造場さんのお酒は、かつて長門峡 カップ(長門峡コスモスカップ)と、長門峡 上撰カップとをいただいております。
今日いただくこのお酒はお燗瓶ですが、上撰の小印が付された普通酒ですから、長門峡上撰カップと同じ中身でしょう。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほぼ透明でした。
燗をつけると、アルコールの香りが少しだけ立ってくるみたいです。
うまみはやや淡めでしょう。
酒臭い(←ほめ言葉です)うまみが弱めではあるものの、幅を感じます。
苦みや雑味はありません。
キレはよいですが、透明感はないですね。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭さを感じます。
かすかにピリッとくるみたいです。
甘みは、これはややはっきりかな。
幅や厚みは感じないものの、存在はわかります。
やや淡麗でちょいすっぱ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
どちらかというとやや甘口という判断でしたが、けっして甘さが前に出てくるわけではございませんでした。
すっぱさに鋭さを少し感じるものの、程度としてはちょうどよいくらいでした。
それでいて苦みや雑味がなくて、しかもキレがよいので飲みやすく感じました。
なかなかいけるのではないでしょうか。
あれ?
長門峡上撰カップをいただいた際には“渋甘口”なんて評しやがったくせに、今回はぜんぜんちがうじゃないか!
いい加減なもんだぜ。
【お酒】1553.一〇正宗 本醸造 要冷蔵 300ml [35.山口県の酒]
一〇酒造株式会社
山口県萩市今古萩町54
要冷蔵
300ml詰
アルコール分17度以上18度未満
原材料名 米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール
精米歩合 60%
(以上、ラベルより転記)
萩の街中に蔵を構える一〇酒造さんのお酒は、かつて普通酒の一〇酒造 上撰 180mlをいただいております。
今日いただくこのお酒は本醸造で、かつ“要冷蔵”の表示がされておりました。
“要冷蔵”の表示は「製成後一切加熱処理をしないで製造場から移出する清酒」(※1)つまり生酒のの場合には、「保存若しくは飲用上の注意事項」(※1)として「「要冷蔵」、「冷蔵庫に保管して下さい。」、「冷やしてお早めにお飲みください。」等の消費者及び流通業者の注意を喚起するための表示」(※2)をしなければならないと定められております。
ところが、このお酒を蔵元さんを訪問して入手した際にこのお酒は生酒なのかと伺ってみたのですが、「生酒でも生貯蔵酒でもない」とのことでした。
もっとも、“要冷蔵”の表示は上記に該当する場合以外には表示してはならないというわけではございませんので、‟このお酒は要冷蔵で保管したほうがおいしくいただけるのだ。”との蔵元さんのご判断があれば、自由に表示することが可能かと思います。
それでは、いただいてみたいと思います。
本醸造ですが要冷蔵の表示がございましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、透明でした。
生酒や生貯蔵酒のようなフレッシュな風味は、ごくかすかでした。
フルーティーな香りはありません。
ただ17度台だけあって、アルコールの香りをちょっと感じます。
うまみは淡めです。
淡めながらに米のうまみがあって、厚みはないものの舌の上にうっすらと広がって乗っかってくるみたいです。
また軽い苦みがあって、弱めであるものの、弱めながらに鋭さと重さとを感じます
キレは良いですね
酸味はややひかえめです。
すっぱさがかなり弱めですが、かなり弱めなりに鋭さを感じます。
スースー感はなく、刺激やピリピリ感もありません。
甘みはややひかえめです。
ぜろではなく、これもかなり弱めですが、厚みがあることがわかります。
淡麗ちょい苦旨やや辛口のおいしいお酒でした。
たしかに淡めですが、米のうまみが舌の上にうっすらと乗っかってくることがわかりました。
それにうまみとともに苦みや酸味、それに甘みもそれぞれが弱めながらに存在感を発揮していて味わいを組み立てていたことから、飲み応えを感じました。
なかんずく、苦みが嫌味なく絶妙に効いていて、味わいを引き締めてくれているように感じました。
今日合わせたのは、めばちまぐろのりゅうきゅう風と、
それに衣笠丼(京都)の上だけ(ごはん抜き)。
いずれもこのお酒によく合いました。
やはり日本のお酒は、和食と合わせてこそでしょうね。
当初の予定では少し残しておいて燗でも試してみようかと思っていたのですが、あっちゅう間でございましたとさ。
(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)3(3)
(※2)酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達第86条の6 酒類の表示の基準2(3)ハ
【お酒】1549.長陽福娘 佳撰 カップ [35.山口県の酒]
岩崎酒造株式会社
山口県萩市東田町58番地
原材料名・・・米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類
アルコール分14.0度以上15.0度未満
180ml
(以上、カップの印刷事項より転記)
萩の中心地にある商店街に蔵を置く岩崎酒造さんのお酒は、かつて福娘 上撰 カップ・フクムスメをいただいております。
今日いただくこのお酒には佳撰の小印(かつての級別制度下における二級酒相当か?)が付けられておりましたが、残念ながら糖類添加の三増酒でした(酸味料の添加はなし)。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、かすかに黄色がかっておりました。
燗をつけると、お酒の甘い香りがフワッと漂ってまいりましたよ。
うまみはやや淡めです。
酒臭さ(ほめ言葉です)があって、弱めながらにふんわりと感じます。
熟成感もごくかすかではあるもののわかります。
軽い苦みも同様ですが、まったく気にはなりません。
キレはよいですが、透明感はないですね。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさが少し強めで、鋭さも感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりかな。
幅は感じるものの、べとついた感じはありません。
やや淡麗でちょいすっぱやや甘口のおいしいお酒でした。
糖添三増酒ではあるものの、酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)を感じることから、けっして薄っぺらくはありませんでした。
透明感がないのも、もしかしたらアル添量がそれほど多くはないためかもしれません。
それに酸味がいい感じに効いていて、食べ物の臭みや脂っぽさをサッと流してくれそうです。
甘みもべとつかず、しつこくはないですね。
これ、三増酒なのになかなかいけるんじゃないの!
もちろん、味わいに「酒単体としての確固たるものがある」(どこかのヒゲの動画でのうすっぺらい言葉より)わけではないことから、このお酒だけを飲んでいてもおいしく感じることはないと思います。
これはむしろ、食事と合わせてこそその味わいが映え、かつ食べ物の味を引き立てるお酒ではないでしょうか。
【お酒】1547.金冠黒松 純米60 180ml [35.山口県の酒]
村重酒造株式会社
山口県岩国市御庄五丁目101番地の1
[原材料名]米(国産)・米こうじ(国産米)
[アルコール分]15度
[精米歩合]60%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
村重酒造さんのお酒は、かつて金冠黒松カップ(普通酒:糖添)をいただいております。
今日いただくこのお酒は、“純米60”なる精米歩合60%の純米酒でした。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、やや茶色がかっておりました。
燗をつけると、さわやかな香りがふわっと漂ってまいりましたよ!
フルーティーではなく、花っぽくもなく、爽快な香りです。
うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
米のうまみがじんわりと広がります。
熟成感がややはっきりしていますが、角や重さはまったく感じません。
ただ軽い苦みがちょっとだけあるみたいです。
それに純米酒ですが、キレはよいですね。
酸味はややはっきりしています。
爽やかさがとても豊かです。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
ピリピリ感はありません
甘みはひかえめです。
ほとんど感じないくらいです。
爽快軽快ちょいすっぱ辛口のおいしいお酒でした
酸味がとてもさわやかで、それが香り(吟醸香とは異なった、爽快な香り)にも現れているようでした。
また熟成感があるものの、角や重さがなくてかなり穏やかでした。
さらに純米酒なのにキレがよく、それに甘くないので軽快に仕上がっておりました。
でもけっして淡麗ではなく、味わいはしっかりしておりましたよ。
うまくて、そして面白い、そんな純米酒でございましたとさ。
【お酒】1537.青海島 カップ [35.山口県の酒]
小崎酒造株式会社
山口県長門市東深川1159
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)
このカップ酒は、山口県は長門市の街を徘徊した際に、最後に訪問した量販店(リカースペース太陽 長門店さん)にて入手したものでした。
このお店の店員さんにおかれましては、長門市駅へ南側からもアクセス可能であることを教えていただきまして、お世話になりました。
ただね、ワタクシは当初、青海島へ向かう観光遊覧船の発着場である仙崎港の隣に位置する道の駅“センザキッチン”へ行けばこのカップ酒を入手できるのではないかと目論んでいたのですが、そのセンザキッチンでは取扱がなかったのでした。
おいおい、センザキッチンさんよ!
長門峡や福娘もいいけれど、仙崎でカップ酒を扱うならばむしろこっちでしょうよ!
話のネタが尽きたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し着いていることがわかる程度で、かつ透き通った感じがいたしました。
うまみはやや淡めです。
酒臭さ(←ほめ言葉です)がちょっとあって、それとともに軽い香ばしさ(麹由来かな?)をこれもちょっと感じます。
軽い苦みもかすかに感じますが、ほとんど気にはなりません。
キレはよく、透明感も少し感じますが、うすっぺらさはありません。
酸味はややひかえめです。
すっぱさが少し鋭いみたいですが、かなり弱めです。
スースー感もちょっと感じます。
ピリピリはごくかすかかな。
甘みややはっきりでしょうか。
弱めの甘みを穏やかに感じる程度です。
べとついた感じやしつこさはまったくありません。
やや淡麗で旨やや甘口のおいしいお酒でした。
淡めであるものの、うまみに幅を感じました。
それでいてキレがよいのは、アル添の効果でしょうか?
酸味も甘みも感じるもののちょうどよい感じで、角やクセ、それにクドさがまったくありませんでした。
こういうおいしいお酒に出会うことができると、たとえ仕事でイヤなことがあっても、いただいている間だけはお酒に癒してもらえるように思いますよ。
人嫌いで負け組で、かつ社会不適合者のオイラにとっては、やっぱり“酒こそすべて”だな。
(友情出演)
【お酒】1536.宝船 上撰 紙カップ [35.山口県の酒]
中村酒造株式会社
山口県萩市椿東3108の4
アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
この紙カップは、おそらく汎用の既製品でしょうね。
これまでにも岩手の廣喜や小浜の上撰わかさニューカップ、それに津和野の初陣佳撰と同上撰とでお目にかかっておりますよ。
上撰の小印が付されておりましたが、残念ながら糖類添加の三増酒でした(酸味料の添加はなし)。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉です)香りがかすかに漂ってまいりました。
うまみは濃くはないものの、しっかりしています。
わずかなやわらかさとともに、酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)をかすかに感じます。
熟成感も、これもかすかに感じます。
苦みもごくかすかに存在するみたいです。
キレはよく、スッと引きます。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さをちょっと感じます。
スースー感も少しあるみたいです。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりでしょうか。
厚みをかすかに感じる甘みをちょっとだけ感じます。
しかし、クドさやべとついた感じはしませんね。
ちょいすっぱちょいスーちょい旨ちょい甘口の、ちょいおいしいお酒でした。
あらゆる味の要素がちょっとずつ存在しているように感じました。
うまみは酒臭さ(くどいようですが、ほめ言葉です)とやわらかさ、それに熟成感とがそれぞれちょっとずつで、それらがいい感じに合っているようでした。
酸味や甘みもしつこさや角がなくていい感じでした。
また、三増酒なのに甘みにクドさやべとついた感じがなく、しつこく感じることはありませんでした。
ものすごく美味というわけではないものの、“ちょいおいしい”のではないでしょうか。
【お酒】1535.一〇酒造 上撰 180ml [35.山口県の酒]
一〇酒造株式会社
萩市今古萩54
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度
(ラベルより転記)
180ml
(瓶より転記)
今日は、萩の街中に蔵を置く一〇(いちまる)酒造さんのお酒をいただきます。
ラベルは最小限。
きっと業務用なのでしょうね。
フタはプラスチック製でした。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
最初に酸味が来ますね。
すっぱさが少し強めで、鋭さを感じます。
それにスースーがはっきりしています。
でも刺激やピリピリ感はありません。
うまみはやや淡めです。
酒臭さ(←ほめ言葉です)がちょっと、やわらかさもちょっとでしょうか。
苦みや雑味はまったくなく、熟成感もありません。
キレはよく、スッと引きます。
甘みはややひかえめです。
ゼロではないものの、かなり弱めです。
べとついた感じはありません。
やや淡麗でちょいすっぱすーやや辛口のお酒でした。
スースー感がけっこうはっきりしておりました。
アル添多めかとも思ったのですが、そういったお酒にありがちな透明感は感じませんでした。
一方でうまみはやや淡めながらも感じることができましたし、それに苦みや雑味はありませんでした。
好みというほどではないものの、私としてはなかなか面白いかと思いました。