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静岡へ日帰りで行ってきた話やねんけど、読む? [旅]

今回は、2024年春の青春18きっぷの“3回目”を使って、
日帰り静岡へ行ってまいりました。
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★☆2024年3月23日(土)★☆


旅のはじまりは、東京駅から。
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東京駅からは、東海道本線を利用。
8:09発の熱海行普通1835E。
通常は籠原駅発の上野東京ライン経由で到着するこの1835E。
なんでも今日は、高崎線内でのトラブルの影響で、東京始発なんだってさ。
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東京始発ですから、余裕で固定クロスシートを占有出来ました。
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大船駅では、観音様のお姿を拝みつつ。
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1835Eに1時間45分ほど乗って、熱海駅へ到着。
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熱海駅では、ICHI-GO-CAN[レジスタードトレードマーク]2種をGET。
サフィール踊り子柄のモノもあったのですが、中身が重複していたので敬遠。
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その熱海駅からは、10:16発浜松行普通437Mに乗車。
3/16(土)のダイヤ改正で、熱海-浜松間乗りかえ不要の列車が増えましたね。
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437Mの一本前には、10:00発浜松行普通435Mが設定されているのが通常ダイヤ。
1835Eは9:54熱海着でしたから、乗継客の大半はこの435Mに乗れたはず。
しかしこの日は、435Mは都合により運休なんだってさ。
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それ故に6両編成の437Mは、東京から熱海へ到着する普通電車2本分の乗継客を乗せて運行しなければならなくなり、けっこうな混雑ぶり。
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それでもなんのためらいもなく飲み始めるアル中ハイマー型ダメ人間だったのでした。
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437Mに1時間13分乗って、静岡駅へ到着。
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そろそろ腹が減ってまいりました。
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静岡おでんを食べようと、海ぼうずへ向かったのですが、
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並んでまでして食べるものかね?、静岡おでんって!
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ふと向かい側の三田菜(SANTANA:VW&日産のセダン?)さんにもおでんがあることに気づいて入店。
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まずはビール。
オマエ437Mの車内で飲んだばっかりじゃないか!
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そして、静岡おでん・・・?
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一般的な静岡おでんのような、黒い出汁ではないね。
これを静岡おでんと称してよいものか?
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でもこのおでん、出汁のうま味がとても深くて、しかもぜんぜんしょっぱくない!
これ、かなりおいしいぞ!
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黒はんぺんはありましたが、オイラが大好きな白焼きはありませんでした。
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あー、おいしかった!
はからずも、おいしいおでんに出会えた三田菜さんに感謝。
願わくは、白焼きもメニューに加えてくださいな。
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その後、静岡駅のエキナカ店で、
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若竹の特別純米酒をGET!
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外は雨が降っていたので、地下道を通って松坂屋ヘ。
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松坂屋の酒コーナーでは、正雪の“燗たのし”なる純米吟醸酒をGET!
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濡れたくなかったので、さらに地下道を進んで行った酔っぱらい。
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新静岡駅方面へ行けば、しずてつストアまで濡れずにたどり着けるはず!
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4月1日まで通行止だとよ!
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しかたがないので、傘をさして地上へ出た酔っぱらい。
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しずてつストアを覘いてみたものの、成果はなし。
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失意のうちに、静岡駅へ戻って、
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偵察済だった“忠正(チュウマサ)本醸造カップ”は既出でかつ、当方独自の入手基準(「特段の事情なき限り、当月または前月製造のもののみを入手する。」)からは外れていたものの、ラベルが変わっていたのでGET!
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これは、萩錦の純米酒。
かつて蔵元さんへ萩錦を買いに行ったこともありましたが、これは初見でした。
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ところで、
静岡駅エキナカのベルマート(JR東海直営コンビニ)では、
萩錦のお燗瓶をコップとセットで販売するようになったようでした。
これってもしかして、太田和彦さんの影響?
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でもね、この萩錦お燗瓶、コップとセットで、
なんと1,210円(税込/税別は不明)もするのでした。
おいおい!
コップとセットとはいえ、一合瓶でこの値段っていったい?
ネット上では中身は特別純米酒(登呂の里)との情報もあるが、それでもですよ!


そんなこんなで、
静岡での徘徊は終了。
静岡駅からは、13:23発の熱海行普通458Mに乗って、
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458Mの終点熱海駅では
14:33発の上野東京ライン籠原行普通1886Eに乗って、
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ビールを飲みながら帰ったとさ。
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ここで一つ、お酒の話ではなくて、
東海道本線の運用、特にJR東海のそれについて気になったことがございました。

これまでは、熱海駅から浜松駅へ普通電車で向かう際は、大半が途中駅での乗り換えを要したはずでした。
しかし2024年3月の改正で、熱海駅発浜松駅行の電車が増えたように思いました。
逆に静岡方面から熱海へ向かう普通電車は、かつてはその大半が富士駅や沼津駅、三島駅などで乗り換えを強要されておりましたが、それらもほぼ熱海行に整理されたみたいでした。
さらにこれは私がダイヤ改正後に前回、今回と2回乗っただけでの感想というか予想ですけれど、これまでの3両編成が減って、5両編成や6両編成が増えて収容能力が向上したように感じました。

JR東海の、その魂胆や如何?

新幹線利用に誘導しても無駄だと悟ったのか?

地域の皆さんの声を反映させたのか?

静岡県知事さんががんばってゴネてくださっているのを、なだめる策の一つ?

それとも、青春18きっぷ利用者に配慮したのか?
これだけはあり得ないな。










ところで、

明日からの今週末は、更新がございません。

青春18きっぷの4回目5回目を使用し、
3/30(土)-31(日)に、1泊2日で出かけてまいります。
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出かけるのは土日ですが、
青春18きっぷを用いるという都合上、
明日は早く寝なければならないので、明日も更新はございません。

次回の更新は、
4/2(火)を予定しております。

ごきげんよう!






え?
どこへ行くかって?


そりゃアンタ!
推して知るべし!
んだなやぁ~!

2016年4月に訪問した際は、
こんな感じでした。
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三たび“八重泉 30度 100ml”を飲んでみましたよ~だ! [また飲んでみました]

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製造者 有限会社八重泉酒造
沖縄県石垣市石垣1834

あわもり
琉球泡盛
原材料名:米こうじ(タイ産米)
内容量:100ml
アルコール分:30度
(以上、ラベルより転記)


《初回記事はこちら》
〔泡盛〕4.八重泉 30度 100ml
《2回目はこちら》
“八重泉 30度 100ml”をまた飲んでみましたよ~だ!




今日からしばらくの間は、石垣島空港の売店で入手した、
“八重泉 ミニボトルセット”をいただきます。
要するに、八重泉酒造さんの泡盛をちょっとずつ試せるという詰め合わせでございます。
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初回の今日は、“八重泉 30度 100ml”。
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いただくのはこれで3回目ですけれど、八重泉酒造さんの代表格とも評し得る主力商品でしょうから、まずはその味を確認しておこうという魂胆だったのでした。
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新たに披露できる講釈もないことですので、さっそくいただきます。
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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香りは、鼻を近づけると米の風味をふわりと感じる程度です。

米の風味しっかりで、厚みを少し感じます。
黒麹の香ばしさは弱め。
甘みもしっかりわかります。

それでいて、重さやクセはまったくなし。
ちょいスーでちょいピリでした。


次に、ちょい水足しの水割りで。
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苦みが出るものの、軽めです。
米の風味はやはりしっかりですが、黒麹の香ばしさも出てまいりました。
甘みもしっかりです。

これも重さやクセはまったくなし。


風味豊かなのに飲みやすい、おいしい泡盛でした。

以上です、編集長!

【お酒】2267.甲子(きのえね) 純米 やわらか 缶(ICHI-GO-CAN) [12.千葉県の酒]

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製造所:株式会社飯沼本家
千葉県印旛郡酒々井町馬橋106
販売者:株式会社Agnavi
神奈川県茅ケ崎市本村2丁目2番18号
加工所:埼玉県比企郡小川町大字青山字木ノ下1581-1

品目:日本酒
●原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
●精米歩合:68%
●アルコール分:15度
●内容量:180mL
(以上、ラベルより転記)




飯沼本家さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】26.ちばの地酒 通酒 カップ
【お酒】243.甲子正宗(きのえねまさむね) 純米酒 300ml
【お酒】500.ツーカップ200
【お酒】1322.甲子チーバくんカップ
【お酒】1328.ちばの地酒 通酒 本醸造 房総発見伝 カップ

今日いただくこのお酒は、“甲子 純米 やわらか”。
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造っているのは飯沼本家さんですが、この缶入り清酒も製造者と充填者とが異なる“ICHI-GO-CAN[レジスタードトレードマーク]”なる商品でした。
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この“ICHI-GO-CAN[レジスタードトレードマーク]”も、これまでに紹介した磐城壽奥の松と同じく、製造年月がどこにも表示されておりませんでしたよ。
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ルール(清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日国税庁告示第8号))を確認したところ、製造年月の表示は任意的記載事項(同5(10))とされていました。
どうやら令和4年の改正で、同5年から任意になったみたいでした。

なーんだ、オイラが勝手に表示が義務だと思っていただけだったみたい。
お詫びして、訂正させていただきます。


それではいただきましょう。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
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燗を付けると、酒臭い(ほめ言葉;以下同じ)香りがふわりと漂ってまいりました。

うまみは濃いめ。
酒臭い風味が満載で、米のうまみは厚みがあるものの隠れ気味。
苦みがあって、鋭いというよりも、重いね。
熟成感はないみたいです。
キレは・・・、口の中で風味がけっこう残ります。

酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはなく、鋭さもそれほどでもない。
ただ、酸味由来と思われる深みを少し感じます。
スーかすか、ピリも然り。

甘みはややはっきり。
べとつきはないものの、幅を少し感じます。


濃醇苦重ちょい深旨やや甘口のおいしいお酒でした。

酒臭くて、どっしりとしていて重たいお酒。
味わい深いものの、飲みやすさは皆無でしょう。
それ故、“やわらか”という名はいかがなものかねぇ。

それでも私は、こういう酒臭い風味のお酒、けっこう好きですけれどね。

【お酒】2266.五紋神蔵(ごもんかぐら) 純米大吟醸 無濾過・無加水 150ml [26.京都府の酒]

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製造者 松井酒造株式会社
京都市左京区吉田河原町1-6

品目 清酒
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合 50%
内容量 150ml
アルコール分 15度
(以上、ラベルより転記)




創業はさかのぼること享保11(1726)年という、まもなく300年を迎える老舗。大文字山をきれいに望む東一条通にある、京の町なかの希少な酒蔵です。都市部ゆえに酒造りを断念する時期もあり紆余曲折、それを先代の松井八束穂やつかほさんが復活させました。」(※1)という、洛中は京阪鴨東線出町柳駅の南側に蔵を置く松井酒造さん。
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そのお酒は、かつて以下の物をいただいております。
【お酒】1620.富士千歳 純米にごり酒

今日いただくのは、“五紋神蔵(ごもんかぐら)”
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なんでも、復活後に「その鴨川蔵で最初に造ったお酒が五紋神蔵かぐら、純米大吟醸です。すっきりとしたきれいな味わいの酒」(※1)なのだとか。
しかもこの純米大吟醸は、無濾過で、かつ無加水(=原酒)なんだってさ。
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無加水なのに、アルコール度数は15度。
ということは、搾ったときに15度になるように造りの段階から想定しているということでしょうか?
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話のネタが尽きたところで、いただいてみましょう。
純米大吟醸ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほぼ無色透明でした。
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盃に注ぐどころか、開栓した瞬間から、フルーティーな香りがふわりと漂ってまいりました。
しかも含むとそれが口の中で爆発し、滞留しております。

うまみはやや淡めでしょうけれど、しっかりしています。
米のうまみに厚みは感じないものの、舌の上にふわりと乗っかってまいります。
吟醸酒にありがちな苦みがあって、強くはないものの鋭いですね。
キレはまあまあかな。

酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの、これも鋭さを感じます。
しかもちょいスーで、かつちょいピリ。
それに発泡感も少し感じます。

甘みはややはっきりかな。
存在はわかり、かつ幅もあるものの、他の味の要素に負けているようです。


芳香やや淡麗でちょい苦ちょいすっぱちょいスーちょいピリちょいシュワ旨やや甘口のお酒でした。

香りがすごいね。
アル添酒でないのに、お酒が喉を通ったあともしばらくのあいだ香りが口の中に滞留するほど、かなりはっきりしておりました。
うまみはこめのうまみそのもので、やや淡めながらもしっかりしておりました。
甘みもほどよくあるみたいでしたが、これは他の味の要素に負けていて前には出て来ませんでした。
というか、“ちょい苦ちょいすっぱちょいスーちょいピリちょいシュワ”と、大吟醸にしてはかなり荒々しい口当たりでしたよ。
香りの強さと味わいの荒々しさとが、無濾過・無加水の効果なのでしょうか?

しかしまあなんですねぇ~!(桂小枝より)
はたしていったい、どのような料理に合うのでしょうか?
少なくとも、オイラのエサには合わせにくいな。
それとも、香りや味わい自体を楽しむお酒なのでしょうか?

(※1)月刊京都 2023年2月号(通巻859号)p.23(2023.2 白川書院)

【お酒】2265.都美人 冷酒 生麗(きれい) 300ml [28.兵庫県の酒]

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製造者 都美人酒造株式会社
兵庫県南あわじ市榎列西川247

品目 日本酒
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 13度
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




淡路島に蔵を置く都美人酒造さん。
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もともと島には40件ほどの酒蔵がありましたが、1945年に南部10蔵が志を一つに合併し、「都美人みやこびじん」が誕生したそうです。」(※1)とのこと。

いわゆる戦時統合かとも思いましたが、それにしてはやや遅すぎ。
むしろ戦後の復興を一蔵ごとにやるのではなく、10蔵合同で力を合わせて復興しようという合併であったと考えたほうがが至当と認められますね。

その都美人さんのお酒は「純米、本醸造はすべて『山廃』。普通酒も『山廃』と『速醸そくじょう』を併用し、ブレンドしておりますので、厚みのある、奥行き深い味わいが特徴でございます。」(※2)なんだってさ。

今日いただくこのお酒は、“生麗(きれい)”なる冷酒。
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“冷酒”ってのは、包括的というか、あいまいな表現ですね。
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生貯蔵酒の場合もあるし、そうでなくて火入れしてあるけれど貯蔵期間を廃止あるいは短くしたもの(しぼりたて)なんて場合もありますからね。

手元にあった文献では、以下のように紹介されておりました。
 清酒は一般的に燗をして飲む場合が多いが,夏に冷やして飲むのも格別で需要が増えている.冷用酒は,元来,夏に冷やして飲むように工夫された清酒で,一般酒にくらべてアルコール添加量の少ない,酸味のある程度きいたものとか,甘味の残るように工夫されたものなど種々のタイプのものであった.冷蔵庫で10℃前後に冷やして,またオンザロックでのどごしの軽快さが楽しまれていた.しかし,最近では清酒の多様化,差別化、本物志向がで生まれた,しぼりたての風味が生かされた生酒,生貯蔵酒が冷やして飲む清酒の主流となった.
(中略)
一般に冷やして飲む清酒を冷酒と呼んでいる.」(※3)

品質表示はこちら。
特定名称の表示がなく、かつ精米歩合の表示もないことから、おそらく普通酒でしょう。
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“13度台”とは、アル添普通酒にしては低めでしょうね。
20度にも達するほどの醪を搾った直後のお酒に多めの加水を施すことで、口当たりを軽くしているのでしょうか?
それとも上記文献の記載のとおり「一般酒にくらべてアルコール添加量の少ない,酸味のある程度きいたものとか,甘味の残るように工夫されたもの」(※3)なのでしょうか?

それを確かベめるべく、いただいてみたいと思います。
普通酒ですが冷酒のため、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ごくかすか。
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上立ち香はなし。
含むと香りはないものの、フレッシュな風味をほんのりと感じます。

うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
米のうまみに厚みがあって、淡めなりにどっしりとしています。
苦みがあって、少し強めで鋭いね。
酒臭さはなく、熟成感もなし。
重さも全く感じません。
キレはよいですね。

酸味はややはっきり。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを感じます。
スーなし、ピリもなし。

甘みはややはっきり、否、ちょいはっきり。
べとつかずさらりとしており、それほど強くはないものの、幅を少し感じます。


ちょい爽快のやや淡麗でちょい苦ちょいすっぱ旨ちょい甘口のおいしいお酒でした。

フレッシュな風味がありましたが、しつこくなくてちょうどよい感じでした。
うまみがやや淡めながらもしっかりしており、飲み応えを感じました。
ちょい苦でちょいすっぱでしたが、それが味を引き締めるとともに、甘みとちょうどよく調和しておりました。
この酸味は山廃酛の乳酸に由来するものかな?

うまいね。
13度なのにけっして薄くは感じませんでした。
ということはきっと、アル添量が少ないのかもしれません。

夏向きで、地の魚に合うのではないでしょうか。


スイスイと行けてしまい、あっちゅう間でございましたとさ。
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その都美人冷酒生麗と合わせた今日のエサはこちら。

栃木県産の島豆腐。
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温奴。
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不思議だよね。
豆腐も調味料(赤味噌+醤油)も大豆を原料とするのに、こんなにおいしいだなんてさ。
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アメリカ産の安い豚肉。
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在庫のネギを全部使用。
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豚肉とねぎの炒め物。
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中華のだしを使ったことで、味に深みが出ました。
でもやっぱり、アメリカ産豚肉は固かったわ。
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ごちそうさまでした。
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(※1)白井操『兵庫の酒がつなぐ30の物語-その土地に、米と人あり-』p.34(2019.4 NHK出版)
(※2)(※1)p.35
(※3)灘酒研究会編『改訂 灘の酒 用語集』p.256-257(1997.10 灘酒研究会)

2024年春の青春18きっぷ使って出かけた話やねんけど、読む? [旅]

2024年春の青春18きっぷを使って、2泊3日で出かけてみましたよ。
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【お詫び】 記事公開から本日(2024/03/27)まで、2泊3日を誤って“3泊4日”と表示しておりました。
お詫びして、訂正させていただきます。







★☆2024年3月15日(金)★☆


まずは、早朝の津田沼駅から。
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総武快速線に乗車。
4:56発逗子行470Fは、電子レンジのお化け。
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東京駅で、東海道本線に乗りかえ。
5:40発沼津行普通323Mでした。
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沼津駅で、8:09発静岡行普通2745Mに乗りかえ。
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2745Mの車窓からは、
富士山を拝むことが叶いました。
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静岡駅で、9:06発豊橋行941Mに乗りかえ。
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豊橋駅で、11:02発快速大垣行2515Fに乗りかえたのですが・・・、
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出発時刻を過ぎても動きゃしない!
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大垣駅で運転見合わせだとよ!
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大垣駅へは7分遅れで到着。
12:42発米原行普通225Fは、大垣駅を5分遅れで出発。
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米原駅へ到着。
時刻は13:25。
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次に来るのは網干行普通。
しかし、その次の新快速に乗ったほうが、目的地には速く到着できるのでした。
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2022(令和4)年のダイヤ改悪で、米原駅を発着する新快速が減便(上下とも)されたが故のこのダイヤ。
かつては日中でも一時間に2本あった新快速が、一時間に1本へ減便。
この減便は新型コロナウィルス流行による利用者減少にあわせた対策かと思っていたけれど、流行が止んだはずの今年のダイヤ改正でも、この運行体制に変化はなし。

この減便前までは、大垣方面から普通電車(毎時2本)に乗って米原駅へ着けば、同一ホームの反対側に新快速が待機していてすぐに乗りかえられたのに。
逆に大阪方面から新快速で米原駅へ到着しても、階段の昇降を要するものの大垣方面へ行く普通電車に比較的短時間で乗りかえ可能だった。

それでも米原駅から大阪方面へは普通電車も走っているから、東海道本線はまだマシなほう!
新快速しか発着しない長浜駅(北陸本線)なんて、日中は一時間に1本だけ(特急を除く)になっちまって不便なことこの上ない!
交流電化されていた北陸本線を、いったいなんのためにわざわざ直流化したのかわかりゃしないぜ!

米原駅からは、13:50発新快速姫路行3475Mに乗車。
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3475Mは、本日のラストラン。
その車内で、昼食。
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もちろんビールも飲んだったがや!
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三ノ宮駅を過ぎて、
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瀬戸内海が見え、
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明石海峡大橋が見えると、
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まもなく、
西明石、西明石!(なんで2回言うんだよ。
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津田沼駅から西明石駅まで、およそ11時間の旅。
あっちゅう間やでこらまほんまに正味の話!
奴隷的拘束を甘受しつつ時間と魂とを切り売りし続ける賃労働の際とは比べ物にならないほど、時間が経つのが速すぎますわいな。
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ホテルにチェックインしたものの、眺望は全く期待できず・・・。
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外出してスーパーを覘いてみたところ、神鷹の水酛仕込を見つけてGET。
水酛は、菩提酛がその一種であることしか知らないもので、調べ甲斐があるというものですぞ!
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西明石へ来たら、当然!
“ウチごはんホタル”さんへ行きますぜ。
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まずはビール。
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お通し。
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麻婆大根。
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大根が軟らかくて、味が染みていました。
しょうががいい風味で、辛さ控えめでお酒に合う!
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すき焼き風の煮物。
白菜がとろとろでおいしい!
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腹が減ってご飯を食べたかったので、
“おまかせ晩ご飯”を所望。
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油揚げを裏返し、中にとうふなどを詰めて揚げたもの。
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裏返すだけで、香ばしさが倍増するのね。
かなりおいしいわ!
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切り干し大根の炒め物。
煮物は知っているものの、炒め物は初めて。
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大根の皮の漬物は、パリパリでおいしい。
皮の活用法、この手があったか!
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キャベツと豚バラ肉の炒め物。
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豚肉が厚めで、食べ応えばっちり!
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こんなのを出されてしまったら、そりゃ、飲まないわけにはいきません罠。
菊正宗2合を燗でいただきました。
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ウチごはんホタルさん、3回目の訪問も感動モノでございました。
ごちそうさまでした。

こうして、西明石での一日目は、更けて行ったのでした。
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★☆2024年3月16日(土)★☆


翌朝は、いつもより遅めの起床。
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ホテルで朝食を食べることは、オイラの旅では珍しい光景。
それくらい、出発時刻がいつもより遅いということです。
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西明石駅へ向かって、
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切符を買って、
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8:34発の高槻行普通144Cに乗車。
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一駅だけ乗って、明石駅にて下車。
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魚の棚商店街への入口脇を通って、
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“魚の棚”と書いて、
“うおんたな”ですからね。
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時間が早いため、魚の棚は開店前の店ばかり。
ここは午後に徘徊する予定です。
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私がやって来たのは、明石港
淡路ジェノバラインに乗って、
ここから淡路島へ渡ろうという魂胆なのでした。
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時刻は8:46。
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次の便は、9:30発。
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切符を買って、しばし休憩。
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乗船の時刻がやってまいりました。
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淡路ジェノバラインに乗って、しばし別れの明石の港。
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方向転換すると、目的地はもう目の前!
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おいおい、フェリーの波に煽られるぞ!
釣り人の小舟がかなり近いのでビックリ。
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明石海峡大橋の淡路島側。
上陸後は、ここまで歩く計画なのでした。
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岩屋港が見えてきて、
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無事、岩屋港へ到着。
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明石港から岩屋港まで、15分の船旅でした。
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人生初の、淡路島への上陸なのでした。
夜行バスで寝ている間に通ったことはあったけれどね。
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恵比須神社を発見。
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神社を見つけたら、その土地の人々の信仰を尊重すべく、まずは参拝しなければなりません。
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拝殿にて二礼二拍手一礼。
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拝殿の裏へ回ってみると、洞窟内にもう一つ神社がありました。
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岩樟神社だってさ。
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熱心に祈りを捧げる地元の方の参拝を待ってから、参拝させていただきました。
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絵島。
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よく見ると、壁面に丸い岩がはまっているようでした。
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頂上には祠があるみたいですから、
ぜひとも上ってみたかったのですが・・・、
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かないませんでしたとさ。
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ちょうどスーパーやお店が開店する時刻となったところで、淡路島岩屋地区での徘徊を開始したのでした。
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タコステ。
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タコステで、これらをGET!
すべて千年一酒造さん(淡路市久留麻)の製品でした。
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歩いていると、明石海峡大橋を一望出来ました。
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こちらはきっと、神戸や大阪の街だろうね。
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さらに神社を発見。
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岩屋八幡神社だってさ。
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拝殿にて二礼二拍手一礼。
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海岸を離れ、路地裏へ。
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銭湯発見。
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入りたかったけれど、時間外。
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私が目指していたのは、
道の駅あわじ。
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明石海峡大橋の袂にあるのでした。
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淡路人形浄瑠璃カップ(都美人)は既出ですが、絵柄が異なるものを入手しました。
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AWAJI BEERは、すぐ飲む用。
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淡路島への初上陸と、道の駅あわじへの到達とを、
AWAJI BEERで乾杯!
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引き返したのでした。
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路地裏で、にゃんこ発見。
たくさんしゃべってくれましたけれど、触らせてはもらえませんでした。
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懐かしのモンマート。
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都美人のカップ酒をGET!
こういうのもあったのね。
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往路で偵察済のスーパーにて、
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都美人の冷酒生麗をGET!
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岩屋港へ戻ってまいりました。
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ターミナルの売店も、往路で偵察済み。
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千年一のカップ酒と、都美人のセットものをGET!
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時刻は11:35.
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次の便は、12:00発。
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切符を買って、
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ビールを飲みながら待機。
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12:00の便に乗って、
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滞在時間およそ2時間で、淡路島を離れて、
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明石へと帰って行ったのでした。
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帰りも15分で明石港へ到着。
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時刻は12:15。
腹が減った酔っぱらい。
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魚の棚の南側にあった、
“中々(なかなか)”さんへ。
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いわゆる玉子焼(明石焼)のお店です。
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メニューはシンプル。
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ビールと、
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玉子焼。
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出汁に浸していただくのが、玉子焼。
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アツアツのトロットロに、出汁の香りがふんわり!
これはおいしいわ!
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熱いからビールが必須の食べ物なのでした。
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柚こしょう(粉末;とうがらし)。
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いいね!
辛くはなく、むしろ清々しい。
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岩塩。
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これは卵の風味をストレートに感じることができました。
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ソース。
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たこ焼きだな。
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あー、おいしかった。
ごちそうさまでした。
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魚の棚へ突撃。
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朝とちがって、活気あふれる商店街でした。
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こちらのお店で、
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たこ飯しの素をGET!
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魚の棚唯一の酒店。
しかし4合瓶以上ばかりで、退散。
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さらに散策したものの、楽しいばかりで成果はなし。
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魚の棚を離れて、スーパー巡りへ。
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月桂冠上撰生詰と菊正宗ネオカップとは、新商品でしょうね。
香住鶴RICHは、“但馬の誇り”からの名称変更なのかな?
“極上の甘口”(大関)は、日本酒度+50だってさ。
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神鷹(吟醸)は、明石の地酒。
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江戸時代後期、灘の生一本とともに江戸で珍重された尾州知多半島産の中国酒。
盛田家(小鈴谷村:現常滑市)とともにその一翼を担った中野家(中埜家:半田)の流れをくむ國盛のにごり酒。
糖添ですが、そろそろ買ってみました。
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秋鹿(大阪府能勢町)の千秋。
2013年10月にいただいて以来ですが、その際から今日までとある実験を続けており、それとの比較のために購入いたしました(その実験、やりました)。
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ちょっと歩き疲れたので、コーヒーを飲みながら休憩。
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時刻は15:45.
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明日は早起きをする予定なので、今日はもう飲み始めることにいたしました。
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選んだお店は、魚の棚の南側にあった“夢酒場ゆり”さん。
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素敵な“お姉さん(年上女性に対する敬称)”が一人でやっているお店。
オイラもずいぶんと鼻が利くようになってきたもんだぜ!(ドスケベ!
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まずは生ビール。
ものすごく冷えていておいしい!
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お通しはないとのことで、冷奴。
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トマトのチーズ焼き!
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フレッシュな感じが残っているトマトに、焦げ目がついて香ばしくなったチーズがバッチリ!
これ、ものすごくおいしいわ!
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赤ワインを飲んでみちゃったりなんかしちゃったりして!
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清酒へ。
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神鷹(普通酒?)を選びました。
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キリッと辛口なのに、さわやかさを感じる清々しいお酒。
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手作りポテサラのチーズおやき。
ポテトサラダをチーズで挟んで焼いてあるのです。
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チーズが香ばしい!、ポテサラのうまみが引き立つ!
これも、ものすごくおいしいわ!
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あー、美味しかった!
夢酒場ゆりさん、いろんな意味で大当たりでした。
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でもやっぱり、明石へ来たら、名物もいただきたいところ。
“すし左衛門”さんへ。
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明石へ来たら、たこでしょ!
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プリプリで、うまみしっかり!
臭みはゼロだね。
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たこには剣菱。
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剣菱の燗が、たことバッチリ!
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白鹿。
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香りおだやか。
含むと米の風味ふんわりのやや淡麗で旨口。
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〆は寿司。
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真だこだけでなく、水だこもおいしい。
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カツオ。
あたしゃマグロよりもカツオが好きなのでした。
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あー、美味しかった。
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すし左衛門さん、大満足でした。
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心もお腹も満たされた酔っぱらい。
魚の棚を後にして、明石駅へ向かい、
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明石駅から山陽本線の普通電車に乗って、
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西明石駅へ戻って、
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コンビニで、龍力の特別純米酒を見つけてGET!して、
昔の酒のリニューアルかな?
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さっさと寝たのでした。
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★☆2024年3月17日(日)★☆


最終日の朝。
この日は、パンパンになったカバンを背負って、苦界へ帰るのみ。
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未明の西明石駅から乗ったのは、
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5:41発の快速米原行704Mに乗車。
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この時間はまだ、新快速が走っていないのでした。
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704Mに2時間40分ほど乗って、米原駅で乗りかえ。
8:46発大垣行普通3207F。
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大垣駅で、9:26発特別快速豊橋行5108Fに乗りかえ。
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豊橋駅で、11:05発浜松行普通948Mに乗りかえ。
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浜松駅で、11:47発静岡行普通748Mに乗りかえ。
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静岡駅で、13:02発熱海行普通1432Mに乗りかえ。
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復路では、富士山は雲隠れでした。
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熱海駅からは、14;33発籠原行普通1886Eに乗りかえ。
上野東京ラインのグリーン車に乗ったのですが、
2倍近い値上げ(800円→1,550円)ですぞ!
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1886Eのグリーン車で、ビールを飲みながら帰ったのですが、
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まさかねぇ。
昨晩、酔った勢いでコンビニで買いまくったお菓子が、この日の昼食代わりとして役に立つとは。
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こうして、無事自宅にたどり着いたのでした。
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めでたし
めでたし

カップ酒は熟成するのか?:(2)秋鹿千秋の場合 [やってみた]

“秋鹿 純米酒 千秋 カップ”

製造者 大阪府豊能郡能勢町倉垣1007
秋鹿酒造有限会社

日本酒
純米酒
アルコール分 14度
原材料名 米・米こうじ
国産米100%使用
精米歩合70%
内容量180ml
(以上、フタより転記)




2013(平成25)年8月から書き始めたこのブログ。
性懲りもなく、毎回毎回飲んだくれたり、面白くもない酒気帯び徘徊記事を公開したりで、気づけばすでに書き始めから10年以上経過しておりました。

その草創期に、【お酒】34.秋鹿 純米酒 千秋 300mlをいただいておりますが、
今日はそのカップ酒である“秋鹿 純米酒 千秋 カップ”をいただきます。
正式名称かどうかはわかりませんが、“バンビカップ”と称されてもおりますね。
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品質表示は、フタに記載されておりました。
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製造年月は、2024年1月
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ところで、【お酒】34.秋鹿 純米酒 千秋 300mlの記事で掲載した写真には、
300ml瓶とともに、カップ酒が写っております。
その写真がコレ。
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このカップ酒、
実は今でも手元にあるのです。
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製造年月は“25.7”と書かれております。
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この記事は2024年3月20日に書いておりますので、この製造年月の表示が2025年7月を意味するはずはございません。
そう、これは“平成25(2013)年7月”に製造されたものなのです。
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この平成25(2013)年7月製造分の秋鹿千秋カップは、2013年に入手した時から、
このブログが終焉する頃まで冷蔵庫で保管し、新しいものと飲み比べて熟成の具合を試してみよう!
と思い、
10年以上のあいだ冷蔵庫の中でお眠りいただいていたものなのでした。
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要するに、今日は、
カップ酒でも冷蔵庫で熟成させればおいしくなるのか否かを確認してみよう!
という、このブログの草創期から考えていた企画を、ついに実現する運びとなった日なのでした。


外見からは、
お酒の色にちがいが生じていることがわかります。
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それではいただきましょう。
まずはひや(常温)で試します。
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2024年1月製造分から。
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香りはなし。

米のうまみが最初に来て、厚みを少し感じます。
軽い苦みを伴うようです。
熟成感はなく、酒臭さはかすかです。
キレは、純米酒にしてはよいほうだと思います。

酸味はややひかえめ。
すっぱさはわかるもののかなり弱め。
ちょいスーですが、ピリはなし。

甘みはっきり。
けっこう幅を感じます。

やや濃醇でちょい苦ちょいスー旨甘口のおいしいお酒でした。
米の風味がしっかりで飲み応えがありましたが、純米酒にしてはキレがよく、かつちょいスーで軽さも感じました。
軽い苦みがありましたが、それがお酒の味わいをいい感じに引き締めているようでした。
甘みはしっかりでしたが、クドさやべとつきはありませんでした。

おいしいね!

次に、2013年7月製造分を。
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たしかに枯れています。
熟成感をしっかりと感じるものの、角や荒さは感じません。
ただ、軽い渋みをちょっとだけ伴うかな。
軽い苦みは、2024年1月製造分と同じ。
キレはこっちのほうがよいかな。

酸味はひかえめ。
すっぱさは消えたみたいです。
でもちょいスーは同じ。

甘みはややはっきり。
少し引いたみたいでした。

やや濃醇でちょい枯ちょい渋ちょい苦ちょいスー旨やや甘口のおいしいお酒でした。
熟成感が角や荒さを伴うことなく、いい感じに枯れておりました。
それでいて、ひねたりムレたりといったようなことはありませんでした。


次に、燗で比較してみました。
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2024年1月製造分から。
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米のうまみに、厚みと共に鋭さを感じるようになりました。
苦みも少し鋭くなるみたいです。
キレは同じ。

酸味は、すっぱさは同じ。
ちょいスーも同じ。
でも、酸味自体の深みを少し感じるようになりました。

甘味は少し引いて、軽くなったようでした。

やや濃醇でちょい苦ちょい深ちょいスー旨やや甘口のおいしいお酒になりました。
燗のほうがうまみに厚みだけでなく鋭さも出て、より一層はっきりしてまいりました。
それに酸味の深みも少しですが加わって、ひやよりも飲み応えがありました。
でも依然としてキレよくちょいスーなせいか、濃くは感じませんでした。

次に、2013年7月製造分を燗で。
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熟成感が映えますね。
でも、米のうまみもしっかりで、負けてはおりません。
もちろん、角や荒さ、クセは一切なし。
渋みや苦みはそのまま。

酸味や甘みも同じかな。

燗にすると、やや濃醇で枯ちょい渋ちょい苦ちょいスー旨やや甘口のおいしいお酒になりました。
熟成感=枯れ具合を、ひやよりもはっきりと感じました。
でも決して角や荒さはなく、かつ米のうまみも伴って決してスカスカではありませんでした。


★☆結論★☆

2013年7月製造分は、理想的なほどよい具合に枯れていて、熟成感を楽しむことができました。
それでいて角や荒さは出ておらず、腐ったりムレたりした様子もございませんでした。

あたしゃ当初は、カップ酒は瓶(先端がくびれている)よりも空気と触れる面積が広いことから、酸化や劣化、腐敗を心配しておりました。
また蒸留酒(焼酎、ウィスキーなど)と異なり清酒は醸造酒ですから、有機成分を含んでいますしね。

しかしその心配は杞憂で、むしろ上品な熟成酒としてとてもおいしくいただくことができました。

なぜ、そうなったのか?
秋鹿が良質なお酒だったからでしょうか?
それとも、パスツールが1865年に発見したと言われている“低温殺菌法”に先駆けること300年前の室町時代から連綿として続いている“火入れ”清酒製造における腐敗防止の方法:65℃前後で加熱して有害な微生物を殺すとともに、酒の中に残存して活性を保っている麴などの酵素類を破壊して香味を調整し、保存性を高める」(※1))の技術のおかげなのでしょうか?


これにて一件落着。

(※1)小泉武夫監修『日本酒百味百題』p.144(2000.4 柴田書店)

〔泡盛〕37.宮之鶴 30度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]

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製造者 仲間酒造株式会社
沖縄県石垣市字宮良956

品目 泡盛
琉球泡盛
原材料名 米こうじ(タイ産米)
内容量:100ml
アルコール分:30度
(以上、ラベルより転記)




先週飲み切った、“石垣島の泡盛ミニチュアセット”
石垣島の蔵元さん5軒の泡盛を少しずつ試飲できる商品でした。
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しかし石垣島には、この5軒以外にもう1軒、泡盛を造る蔵元さんがあるのです。
それが今日紹介する、仲間酒造さんの“宮之鶴”。
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酒造所唯一の銘柄は「宮之鶴」。創業当時と変わらぬ3羽の鶴がたわむれるラベルだ。」(※1)
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ではなぜ、この“宮之鶴”は、“石垣島の泡盛ミニチュアセット”に含まれていなかったのでしょうか?
これについては、下記の記述が参考になると思われます。
1948年の創業以来、(中略)昔ながらの製法で泡盛造りを続けている、両親と息子夫婦の家族4人で年間4万リットルの宮之鶴を生産その殆どが石垣島内で消費されており」(※2)

4万リットルということは、一升瓶で2万2千本ほど。
これを家族4人で製造しているわけですから、ミニチュアボトルを用意することができても、それを“石垣島の泡盛ミニチュアセット”へ一定量を継続して供給することができないのかもしれませんね。

それでも、この宮之鶴は、石垣島宮良地区の皆さんにとっては欠かせない泡盛なのだとか。
石垣島は芸能の島とも呼ばれ、昔から島に伝わる祭りがおこなわれる際には、仲間酒造所で造られる『宮之鶴』がふるまわれ、宴を盛り上げます。民謡を唄い、踊りを舞う席に欠かせないこの「宮之鶴」は、島の人々の日常の酒といってもよいほど地元民に愛されています。」(※3)


話のネタが尽きたところで、いただいてみましょう。

まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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盃に注ぐと、上立ち香をかすかに感じます。
少しひねたような香りです。
でも、含むと消えました。

米の風味がしっかりしており、甘みにも幅を感じます。
それでいてちょいスーちょいピリ。
でもキレがよく、後味はスッキリしています。
重さやクセは、香りではかすかに感じたものの、風味にはないみたいです。
黒麹の香ばしさは、かなり弱めです。


次に、ちょい水足しの水割りで(泡盛:水=8:2)。
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上立ち香は残り、かつ含むとそれが口の中で広がりました。
それ故、ひねたような独特の香りを風味として感じますが、弱めでしつこさを感じません。

米の風味は少し引く(うすまる?)。
甘みも然り。
一方で、黒麹の香ばしさは少しはっきりしてまいりました。

苦みは少しだけ出るみたいですが、キレがよいせいか気にはなりません。


独特の香りをほんのり感じつつも、風味豊かでかつキレのよい、おいしい泡盛でした。

クセはあるかと聞かれたら、ごくかすかに感じる程度と答えるべきでしょう。
生(き)のほうが、米の風味と甘みをしっかりと感じることができました。
ちょい水足しの水割りにすると、独特の香りを風味として感じるもののしつこさはなく、むしろその香りが深みをもたらしてくれているようでした。

うまいね!
手作業での少量生産とのことで、ガツンと来る風味を期待しておりましたが、正反対でした。
むしろ少量生産のほうが、製品の出来具合に目が行き届くからよいモノを製造できるのでしょうか?


(※1)沖縄県酒造組合連合会監修『決定版 泡盛大全』p.81(2000.12 株式会社主婦の友社)
(※2)田崎聡『泡盛王国』p.96(2006.8 有限会社食の王国社)
(※3)日本酒類研究会編著『知識ゼロからの泡盛入門』p.170(2008.6 幻冬舎)

出かけてまいります [雑感]

明日からの今週末は、更新がございません。


青春18きっぷを使って、出かけてまいります。
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次回の更新は、3/19(火)を予定しています。

ごきげんよう!

〔泡盛〕36.白百合 30度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]

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製造者 株式会社池原酒造
沖縄県石垣市大川175

琉球泡盛
原材料名:米こうじ(タイ国産米)
内容量:100ml
アルコール分:30度
(以上、ラベルより転記)




石垣島空港で入手した、“石垣島の泡盛ミニチュアセット”を試すのも、今日が最後となりました。
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最後の一本は“白百合(しらゆり)”
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主力商品の「白百合」は、春先の石垣の野原一面に咲く花をイメージさせる酒。清々しく豊かな味わいと、優しく柔らかな喉越しが特徴だ。」(※1)とのこと。

蔵元さんは、石垣島の池原酒造さん。
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なんでも、最初から最後まですべて手作業・手造りなんだってさ。
 石垣島の住宅地の一角に位置する池原酒造所は、多くの蔵元がより効率的に、より均一した酒を造れるようにと、機械を導入する現在の流れの中で、創業以来伝統的な製法にこだわり、泡盛を造り続けています。
 そのこだわりを表すように、赤瓦屋根の建物の中に入ると工場というよりも、平屋造りの自宅で泡盛造りがおこなわれているといった印象で、米の浸漬、蒸し、麹を育てるむしろ、蒸留にいたるまで、今では懐かしい昔ながらの道具が並び、すべての作業が経験と感覚による手作業でおこなわれています。」(※2)
唯一機械的な物は、麹の温度が上昇したときに、風を送る機械だけ。」(※3)

ラベルには、直火地釜蒸留であることが書かれておりました。
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その地釜は「幾度もの修復を繰り返しながら使い込まれ、50年以上もの歴史を感じさせ、まるで時が止まっているかのようなレトロな雰囲気と、懐かしさと覚えます。」(※2)と紹介されておりましたよ。


ところで、

“風味”・・・・、
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はぁ?
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“良”の上に“一”を書く漢字は、オイラのパソコンでは出せませんでした。

ただなんとなく、
“中岡艮一”なかおかこんいち:原敬首相を東京駅で刺殺した人)
を思い出しましたが、こっちは一どころか点もないので関係ないですね。


話のネタが尽きたところで、いただいてみましょう。

ますは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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香りは鼻を近づけると、ごくかすかに華やかな香りを感じる程度。
含むとわからなくなりました。

スース―かつピリピリですが、スーが爽やかさをもたらしてくれるみたいです。

米の風味がハッキリですが、どっしりではなくて、むしろ鋭いですね。
黒麹の香ばしさは感じません。
苦みが少しあって、少し鋭く感じます。
でも、重さやクセ、焦げ臭は全く感じません。

甘みはわかるものの、弱めです。


次に、ちょい水足しの水割り(泡盛:水=8:2)で。
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香りが引きました。
でも逆に、含むと口の中で華やかさをふわりと感じるようになりましたよ。

米の風味はやはり鋭く、広がらず舌の上を突くようです。
黒麹由来と思われる香ばしさが出て来て、穏やかに感じるようになりました。
一方で苦みは引いて、ほとんどわからないくらいになりました。

スーは引くものの、爽やかさは残りました。
しかも口当たりが軽く、さっぱりしておりました。


生で米の風味を、ちょい水足しの水割りで香ばしさをも伴う、ちょい芳香で爽快さっぱりのおいしい泡盛でした。

華やかな香りを、生では上立ち香で、水割りでは口の中で鼻へ抜ける香りをそれぞれ感じましたが、いずれもしつこくはなくてちょうどよい感じでした。
爽やかさがあり、スーに由来するのかと思いましたが、水割りではスーが引いて爽やかさだけが残りました。
口当たりはさっぱりしておりましたが、けっしてスカスカではなく、風味豊かでした。
それに重さやクセはまったく感じることはなく、飲みやすくも感じました。

これ、うまいね!

あたしゃ石垣島へ行った際に入ったお店で、
「石垣島の泡盛の中で一番クセが強いのはどれですか?」
と聞いた際、どのお店でもこの白百合だと言っていたんですけれどね。

でもオイラの感覚では、白百合はむしろ飲みやすいほうで、一番クセが強いのは請福だと思いましたよ。


これで、石垣島の泡盛ミニチュアセットは、5本全部を試し切りました。
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でもね、
実は石垣島には蔵元さんが6軒あるのです。
要するに、この中に入れてもらえなかった蔵が1軒あるのですよ。

その蔵はどこなのか?

次回、
六法に 入れてもらえぬ 行政法」(阿部泰隆)
のこころだ~!
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(※1)田崎聡『泡盛王国』p.88(2006.8 有限会社食の王国社)
(※2)日本酒類研究会編著『知識ゼロからの泡盛入門』p.166(2008.6 幻冬舎)
(※3)沖縄県酒造組合連合会監修『決定版 泡盛大全』p.76(2000.12 株式会社主婦の友社)