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9939.高知県の焼酎 ブログトップ

《焼酎》153.栗焼酎 よさこい 180ml [9939.高知県の焼酎]

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製造者 菊水酒造株式会社
高知県安芸市本町4丁目6-25

品目/本格焼酎
内容量 180ml詰
アルコール分 12度
原材料名 栗・麦・米(国産)・米麹(国産米)
(以上、ラベルより転記)




今週は、菊水酒造さんの以下の前割り焼酎をいただいております。
151.むぎ焼酎 天然水割り焼酎 竜馬 180ml
152.純米焼酎 よさこい 180ml

今日いただくこのお酒は、主原料の筆頭が“栗”の栗焼酎でした。
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低温蒸留ということは、これもきっといわゆるひとつの減圧蒸留なのでしょう。
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まずは、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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香ばしさがありますね。
強くはないものの、風味として感じます。
甘みもほんのりと感じます。
苦みと水っぽさとがありますが、これまでにいただいた2種類と比べるとこれがもっとも弱いみたいです。
焦げ臭さはゼロですね。



ここで、燗にしてみました。
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ありゃ!
苦みが出てしまいました。
少し強めで、鋭いですね。
香ばしさや甘みは引いてしまいましたよ。



冷やしていただくべきでした。
それに冷やしても、他の2種類よりははっきりはしていたものの、風味はやはり弱めでした。
できれば15度くらいで試してみたいところでしたよ。
よほど風味がしっかりしたものでないかぎり、穀物を主原料とする減圧蒸留の焼酎は12度台では風味をしっかりと感じることは難しいのではないでしょうか。

《焼酎》152.純米焼酎 よさこい 180ml [9939.高知県の焼酎]

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菊水酒造株式会社
高知県安芸市本町4丁目6-25

本格焼酎
容量180ml詰
アルコール分 12度
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
(以上、ラベルより転記)




一昨日にいただいた151.むぎ焼酎 天然水割り焼酎 竜馬 180mlに引きつづき、今日も菊水酒造さんの焼酎をいただきます。

今日いただくこの焼酎は米焼酎でしたが、アルコール度数が12度ですから、これも同じく前割り焼酎のようでした。
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能書が表示されておりました。
低温蒸留ということは、きっと減圧蒸留なのでしょう。
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まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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米の風味をふんわりと感じますが、薄めです。
水の味もよくわかるくらいです。
甘みがあって、ほんのりですがわかります。
苦みはかすかかな。
焦げ臭さはありません。



ここで、残りを燗にしてみました。
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ああ、昨日と同じだ。
いっそう薄まるね。
風味も甘みも引いてしまいました。



香りの強い芋焼酎ならばともかく、とくに風味が繊細な減圧蒸留の米焼酎・麦焼酎は12度台だと薄く感じてしまいますね。
割るならば、15度くらい(25度のものであれば“焼酎6:水/湯4”)にしておいたほうがよいのかもしれませんね。

《焼酎》151.むぎ焼酎 天然水割り焼酎 竜馬 180ml [9939.高知県の焼酎]

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製造者 菊水酒造株式会社
高知県安芸市本町4-6-25

本格焼酎
原材料名 麦・麦こうじ
アルコール分12%
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




今週は、菊水酒造さんの前割り焼酎3種類をいただく予定です。

まず最初は麦焼酎。
アルコール度数12%の、いわゆるひとつの“前割り焼酎”ってやつでした。
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麦麹使用ということは、江戸時代から自家用として生産されてきた伝統的な壱岐焼酎の系譜ではなくて、昭和の後期に商業目的で開発生産されはじめた大分麦焼酎の製法でしょうね。
ということは、もしかしたら減圧蒸留なのでしょうか?
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冷やして販売されておりましたので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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割ってあるせいか、麦の風味はかなり弱めです。
むしろ水の味のほうがよくわかるくらいです。
苦みがかすかにあることがわかります。
甘みはほんのりと感じる程度です。
一方で焦げ臭さを感じないことから、おそらくこれは減圧蒸留の麦焼酎なのでしょう。

さっぱりした味の麦焼酎でした。
風味はかなり弱めでした。



ここで、燗にしてみましたよ。
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ありゃ!
麦の風味も、甘み苦みもいっさいが引いてしまいました。
燗にしたことで、かなり薄くなってしまいましたよ。


これは全量を冷やしていだだくべきでした。
というか、減圧の麦焼酎ってのは、お湯割りにするよりも、冷たいものをロックでいただくのが一番おいしいのかもしれませんね。

《焼酎》123.ダバダ火振 100ml [9939.高知県の焼酎]

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株式会社無手無冠
高知県高岡郡四万十町大正452

焼酎乙類
原材料名/栗、麦、米(国産)、米こうじ(国産米)
アルコール分/25度
100ml
(以上、ラベルより転記)




今日いただくこの焼酎は、原材料の半分に栗を用いたという“栗焼酎”なのだとか。
ということは、栗の風味が豊かな焼酎なのでしょうか?
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たしかに、品質表示のいの一番も栗ですね。
でも本格焼酎ではなくて、焼酎乙類と表示されておりましたよ。
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公式ルールでは本格焼酎の原材料として“くり”も認められておりますから(※1)、栗を用いた焼酎でも本格焼酎を名乗ることは可能なはずです。
まあでも、焼酎乙類の定義は本格焼酎を包摂するものですから、これでも問題はありませんけれどね。
焼酎乙類と本格焼酎との関係については、かつてこちらで触れております。

付属の能書きには、“ダバダ火振”という銘の意味が書かれておりました。
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それではいただいてみたいと思います。

まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
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あれ?

まずはピリピリとともに酸味が来ますね。
すっぱさが少しはっきりで、鋭いですね。

それにしても、栗の風味がわからんよ。
土っぽい風味をかすかに感じますが、これが栗に由来するものなのでしょうか?

甘みはありますね。
穏やかな甘味です。


香りが立つことを期待しつつ、残りはお湯割りでいただきました。
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ありゃ!
香りは出ませんでした。
その反面、アルコール香が際立ってまいりました。

ピリピリは残っております。
土っぽい風味は薄まりました。
それとともに、軽い香ばしさがちょっとだけ出るみたいです。
でもそれが穏やかな甘味とともにふんわりと感じます。

酸味は相変わらずよくわかります。



土っぽい香りと香ばしさとをわずかに香る焼酎でした。
これは私の予想ですが、焦げ臭さを感じなかったことから、きっと減圧蒸留でしょうよ。
風味の基本は減圧蒸留の米焼酎のようで、それに土っぽさと香ばしさとをかすかに感じました。

私としては栗のホクホクさが風味に現われていることを期待していたのですが、私の舌と鼻とではそれを感じることができませんでした。
むしろアルコールの香りが目立っていて、甲類に近い米焼酎のような風味に仕上がっているのではないでしょうか。
それとも私の飲み方がまちがっていて、ロックや水割りにしたほうがよかったのでしょうか?

(※1)酒税の保全及び酒類業組合等に関する法律施行規則11条の5、酒税法3条10号イ~ホ、同施行令4条の2第2項、同施行規則3条の2、種類の表示を本格しようちゆうの呼称によることができるしようちゆう乙類の原料を定める件(平成14年10月28日国税庁告示第7号)
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