〔泡盛〕42.かびら 25度 100ml [9947.沖縄県の泡盛]
製造者 (有)髙嶺酒造所
沖縄県石垣市川平930-2
琉球泡盛
原材料名:米こうじ(タイ産米)
アルコール分25度
内容量100ml
(以上、ラベルより転記)
石垣島空港にあった売店で入手した、
髙嶺酒造所さんの“石垣島の酒 琉球泡盛”なる詰め合わせ商品。
箱の裏側には、
髙嶺酒造所さんの泡盛は直火式地釜蒸留である旨が記載されておりましたよ。
髙嶺酒造所さんの泡盛は、昨日までに以下の物をいただきました。
〔泡盛〕35.於茂登 30度 100ml(2回目はこちら)
今日いただくのは、“かびら”。
言わずもがなではございますが、石垣島屈指の景勝地“川平湾”に由来するのでしょう。
昨日いただいた“於茂登”は30度でしたが、
こちらの“かびら”は25度。
手元にあった文献をいくつかあたってみたのですが、“於茂登”と“かびら”とで、アルコール度数以外のちがいを解説していたものはございませんでした。
蔵元さんのWebsiteでも、双方とも、於茂登連山の天然水に老麴を用い、直火釜(地釜)蒸留で造られていると書いてありましたし。
もしかしたら、本当に度数のちがいだけ?
それを確かめるべく、いただいてみたいと思います
まずは生(き)、すなわちストレートでちょっとだけ。
香りはなし。
含むと米の風味を感じますが、厚みはなくてふんわり感じる程度。
華やかな風味はごくかすか。
黒麹の香ばしさもかなり弱め。
甘みも弱め。
一方で、スーとピリとは少し強め。
苦みも少し感じます。
重さやクセはゼロ。
けっこうさっぱりした感じ。
次に、ちょい水足しの水割りで。
苦みは生と変化なし。
香ばしさが少し立って、甘みも増してまいりました。
米の風味は同じくらいですが、香ばしさ・甘みと鼎立しています。
それでいてけっこうスッキリしています。
キレよくスッキリでおいしい泡盛でした。
クセや重さはゼロ。
しかも、水割りのほうが風味がはっきりしておりました。
それでいてさっぱりしていて、かなりスッキリしておりました。
でも決して物足りなさはなく、むしろ水割りにしたほうが風味豊かにいただくことができました。
“於茂登”は風味に厚みを感じたものの、こちらの“かびら”には厚みはなく、かなりさっぱりスッキリしておりました。
この違いは、いったい何に由来するのでしょうか?
考えられるのは、加水量のちがいだけ。
もしかしたら、加水量のちがいでこれだけ風味が異なることこそが、於茂登連山の天然水の為せる技なのでしょうか?