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【お酒】2280.都美人 からくち 鳴門の渦酒 300ml [28.兵庫県の酒]

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製造者 都美人酒造株式会社
兵庫県南あわじ市榎列西川247

品目 日本酒
アルコール分15度以上16度未満
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)、醸造アルコール
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




都美人酒造さんのお酒は、かつて以下の物をいただいております。
【お酒】1301.淡路人形浄瑠璃 平敦盛 カップ
【お酒】2265.都美人 冷酒 生麗(きれい) 300ml

今日いただくこのお酒は、“からくち”で、
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“鳴門の渦酒”だってさ。
目が回るほどの酩酊状態になるのかな?(それいつもだろ。
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品質表示から判断するに、普通酒ですね。
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しかし、以前紹介しましたが、都美人さんのお酒は「純米、本醸造はすべて『山廃』。普通酒も『山廃』と『速醸そくじょう』を併用し、ブレンドしておりますので、厚みのある、奥行き深い味わいが特徴でございます。」(※1)なんだってさ。
ですからこのお酒ももしかしたら、普通酒の軽快さとともに、深い味わいも楽しめるのかもしれませんね。

このお酒は、“蔵形2本入り”なるセット商品の中の一本。
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裏に貼られたラベルには、製造年月の記載がございました。
これならば、箱を開けなくても製造年月がわかるのでウレチイところ!
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なおこの“蔵形2本入り”は、岩屋ポートターミナル(兵庫県淡路市)にあった売店で入手いたしました。
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それではいただきましょう。
普通酒ですから、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかりました。
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香りはなし。

うまみはやや淡めですが、けっこうしっかりしています。
酒臭さ(ほめ言葉、以下同じ)と共に独特の香ばしさをそれぞれ少し感じます。
米のうまみは弱めです。
軽い苦みを少し感じます。
キレはとてもよく、スッと引きます。

酸味ははっきり。
すっぱさはそれほどでもないものの、酸味がもたらす深みを少し感じます。
ただ、けっこうなスース―ピリピリですぞ。

甘みはひかえめ・・・、んん?、ややひかえめ?
完全に引いたかと思えば、ちょっとだけ顔を出しちゃったりなんかしちゃったりして。


やや淡麗でちょい香ばしのちょい苦ちょい深スーピリ旨辛口/ときどき旨やや辛口のおいしいお酒でした。

予想通りの味わい!
山廃酛に由来するであろう酸味の深みを感じることができました。
山廃酛はうまみにも影響しているのか、酒臭さのほかに香ばしさも少し感じましたよ。
それなのにやや淡めで、かつキレがよくてスッキリしておりました。

スース―のピリピリでしたけれど、刺激というよりはむしろ味わいの一部のよう。
いい感じにお酒の味を引き締めてくれました。
軽さにも影響を与えているのかもしれません。

面白いのは甘み。
不思議なことに、全く感じなかったり、ちょっとだけ感じたり。
どうやら、つまみと共にいただくと甘みが消えてキリッと辛口に感じるものの、お酒だけをじっくりと味わうとその存在を弱めながらに感じるみたいでした。


うまいね!
まさに、山廃酛とアル添とのいいとこどり。
しかもこれはまちがいなく海の酒でしょう。
明石や淡路島の港で水揚げされた海の幸と合わせてみたかったところでした。






そんな山廃酛とアル添とのいいとこどりの都美人と合わせた今日のエサはこちら。


今週末の、冷蔵庫の残り物を全部出して、
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油揚げだけは油抜きし、
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全部刻んで、
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出汁、しょうゆ、酒、みりんとともに鍋に放り込んで、
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弱火で煮て、
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汁気がなくなったら、
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できあがり。
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予想通りの味でした。
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さば缶。
今日は高いやつ。
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ピーマンと玉ねぎとを、
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みじん切りにして、
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水にさらして、
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オリーブオイルとレモン。
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オリーブオイル、レモン汁、こしょう、砂糖、塩を混ぜて、
さば缶には塩気があるので、塩はちょっとだけ。
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水にさらしたピーマンと玉ねぎとを合わせて、
ドレッシングの完成。
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水気を切ったさば缶の中身を皿の上に並べて、
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ドレッシングをかけて、出来上がり。
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これも予想通りの味。
さば缶には、まちがいなくレモンが合うのです。
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お酒ともバッチリでした。
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ごちそうさまでした。
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(※1)白井操『兵庫の酒がつなぐ30の物語-その土地に、米と人あり-』p.35(2019.4 NHK出版)