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【お酒】2257.城下町彦根 純米吟醸 180ml(Tokuriya KOBIN) [25.滋賀県の酒]

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製造元:喜多酒造株式会社
滋賀県東近江市池田町1129

加工者:Tokuriya 前谷賢治
滋賀県彦根市船町5-10

品目 日本酒
内容量:180ml
原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)
精米歩合:55%
アルコール分:17%
(以上、包装紙より転記)




このお酒は、JR彦根駅西口の階段を下りてすぐのところにある、彦根市観光案内所で入手いたしました。

喜多酒造さんのお酒は、これまでに以下の物をいただいております。
【お酒】477.喜楽長 上撰 カップ(普通酒)
【お酒】478.喜楽長 本醸造 カップ
【お酒】619.喜楽長 辛口純米吟醸 300ml
【お酒】1659.喜楽長 純米酒 150ml

今日いただくこのお酒は、“城下町彦根”なる純米吟醸。
“Tokuriya KOBIN”なる表記が気になるところ。
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品質表示はこちら。
製造元とは別に、“Tokuriya ”なる加工者が絡んでいますね。
どうやら彦根の酒屋さんが企画立案したシリーズもののようでした。
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包装を解くと、こんな感じ。
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純米吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに黄色がかっておりました。
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上立ち香はなし。
含むとフレッシュさほんのり、酒臭さ(ほめ言葉;以下同じ)かすか。

うまみはやや濃いめ。
米のうまみには厚みはないものの、舌の上に乗っかった後、滑るように消えて行きます。
酒臭さもちょっとだけ感じます。
吟醸酒にありがちな軽い苦みも少し感じます。
熟成感はなく、雑味はゼロ。
キレはとてもよく、スッと引きます。

酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの、鋭いね。
スーはないものの、ちょいピリです。

甘みはひかえめ。
ほぼゼロでしょう!


やや濃醇でちょい苦ちょいすっぱっちょいピリ旨辛口のおいしいお酒でした。

舌でうまみを感じたかと思うとスッと引いて消えるほど、かなりスッキリしておりました。
それなのにけっしてペラペラではなく、飲み応えがありました。
酸味やちょい苦ちょいピリが味を引きしめており、かつ辛口でしたので、かなりキリッと引き締まった感じがいたしました。

これ、かなりうまいね!
まろやかさとは無縁の、むしろaggressiveな味わいのお酒だと感じました。
それなのにちゃんと引き際をわきまえていて、けっして深追いはしない。

あたかもその味わいは、航空戦で言うところの一撃離脱戦法のようだと感じました。
もしかしてこれは、井伊家の家風をイメージした味わいなのでしょうか?


この“Tokuriya KOBIN”なる商品はシリーズもので、他の蔵のお酒もあるみたい。
いつか彦根にあるTokuriyaさんの店舗へ赴いて、まとめて入手したいところでございます。

【お酒】2253.さこにゃんカップ [25.滋賀県の酒]

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製造者 株式会社岡村本家
滋賀県犬上郡豊郷町吉田100

品目 日本酒
内容量 180ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 15度
精米歩合 70%
(以上、ラベルより転記)




岡村本家さんのお酒は、このブログの草創期から昨日まで、以下の物をいただいております。
【お酒】129.金亀 本醸造 カップ
【お酒】142.金亀 純米吟醸酒 カップ
【お酒】179.黒松金亀 キンカップ
【お酒】1483.長壽金亀 純米大吟醸 カップ
【お酒】1487.金亀 純米酒 カップ
【お酒】1780.金亀 純米酒 茶70 カップ
【お酒】1781.金亀 純米吟醸酒 緑60 カップ
【お酒】1782.金亀 純米大吟醸 黒50 カップ
【お酒】2252.みつにゃんカップ

今日いただくのは、これもご当地キャラ“しまさこにゃん”の、さこにゃんカップ。
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石田三成の忠臣“島左近”でしょうね。
三成が左近に家臣になってほしいと懇願し、秀吉からもらっていた俸禄の半分を左近に渡すことで迎え入れたという逸話がありますね。
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酒店(林屋さん@彦根)の女将さんのお話では、中身は、いしだみつにゃんカップと同じ、金亀の本醸造なんだってさ。
だから品質表示も同じ。
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だったら、今日はひや(常温)でいただいてみましょう。
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キレのよさや透明感が消えました。
そのせいか、酒臭さ(ほめ言葉)が濃いめで強く感じます。
苦みも鋭いし、酸味も少しはっきりしてまいりました。
甘みは同じくじんわりですが、これもキレがないせいかちょっとくどいかな。


ひや(常温)だと、やや濃醇でちょい苦ちょいすっぱやや甘口のお酒でした。
燗で感じたキレのよさや透明感がまったくないのには驚きでした。
それ故か、酒臭さや苦み、酸味が目立っており、飲み応えがあるというか、いささか飲みにくいかもしれません。

私は、燗のほうが好みでした。

【お酒】2252.みつにゃんカップ [25.滋賀県の酒]

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製造者 株式会社岡村本家
滋賀県犬上郡豊郷町吉田100

品目 日本酒
内容量 180ml
原材料名 米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
アルコール分 15度
精米歩合 70%
(以上、ラベルより転記)




1854年(安政元年)創業の岡村本家さん。
このブログの草創期から、カップ酒をいろいろといただいております。
【お酒】129.金亀 本醸造 カップ
【お酒】142.金亀 純米吟醸酒 カップ
【お酒】179.黒松金亀 キンカップ
【お酒】1483.長壽金亀 純米大吟醸 カップ
【お酒】1487.金亀 純米酒 カップ
【お酒】1780.金亀 純米酒 茶70 カップ
【お酒】1781.金亀 純米吟醸酒 緑60 カップ
【お酒】1782.金亀 純米大吟醸 黒50 カップ

今日いただくのは、ご当地キャラ“いしだみつにゃん”の、みつにゃんカップ。
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言わずと知れた滋賀県の英雄“石田三成”をキャラクター化したものでしょう。
大河ドラマ「葵 徳川三代」での江守徹さんの名演、けっして忘れません!
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いしだみつにゃんの裏側には、石田三成の紋所”大一大万大吉”がありました。
ただ絵の真裏だけに、撮影が難しい!
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品質表示はこちら。
お店(林屋さん@彦根)の女将さんのお話では、中身は金亀の本醸造なんだってさ。
しかし本醸造の特定名称はどこにも表示されておりませんでした。
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精米歩合70%のアル添酒ですから、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、かすかに着いている程度でした。
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燗をつけると、酒臭い(ほめ言葉;以下同意義にて使用)香りをかすかに感じます。

うまみはやや濃いめ、否、これはちょい淡めでしょう。
酒臭さがパッと広がるものの、厚みはないですね。
米のうまみはかなり弱め、わからないくらい。
苦みをかすかに感じます。
キレはとてもよく、アル添酒らしい透明感をはっきりと感じます。

酸味はややひかえめ。
すっぱさはかなり弱めで、それほど鋭くないみたいです。
ちょいスーですが、ピリはなし。

甘みはやや、否、チョイはっきりでしょう。
べとつかないものの、幅を感じます。
冷めるにつれてわかりやすくなるみたいです。


ちょい淡麗でちょいスースッキリ旨チョイ甘口のおいしいお酒でした。

濃くはないものの、酒臭さをけっこうはっきりと感じます。
それでいてキレがとてもよく、透明感もあってスッキリしています。
甘みはそれほとはっきりしてはおりませんが、キレのよさが甘みを引きずり出してきているように感じました。

アル添酒らしい味わいでした。
でも、金亀の本醸造って、こんな味わいだったっけ?








ところで、
いしだみつにゃんがあるということは、








三成に
過ぎたるものが
二つあり・・・・・・、
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あしたの、金亀のこころだ~!
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【お酒】2080.純米吟醸 長濱 カップ [25.滋賀県の酒]

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製造者/山岡酒造有限会社
滋賀県長浜市高月町西阿閉1395番地

原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)
アルコール分/15度以上16度未満
内容量/180ml
精米歩合/60%
米品名/吟吹雪100%使用
米生産者/百匠屋 滋賀県長浜市三田町351
(以上、ラベルより転記)




長浜市内に蔵を置く、山岡酒造さんのこのお酒。
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なんでも、
長浜市の観光地の物産店「黒壁AMISU(アミス)」の企画商品「純米吟醸 長浜」を応援する「長浜人(ながはまびと)の地の酒プロジェクト」には、2014年の開始当初から長浜バイオ大学の学生が関わっている。長浜市内で地酒イベントを開催するなど、リーダーを務めたのは日本酒好きの女子学生。このことをきっかけに、県内外の酒のイベントや研修会に参加するほど積極的になった。」(※1)とあるとおり、学生が造りに関与しているみたいでした。

このことは、ラベルにも書いてありましたよ。
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はたして学生が関与した酒の出来栄えはいかがなものでしょうか?
それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。
純米吟醸ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒のお色は、ほぼ無色透明でした。
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上立ち香はかすかにフレッシュ。
含むと花っぽさとともに、接着剤香がパッと広がります。

うまみは淡め。
米のうまみがうっすらと舌の上に乗っかる程度です。
苦みや雑味はゼロですね。
キレはまあまあ、でもアル添酒みたいな透明感を感じます。

酸味ははっきり。
すっぱさは弱めですが、酸味自体にクドさをはっきりと感じます
それにちょいスーで、かつちょいピリです。

甘みはややはっきり。
さらりとしているものの、存在はわかります。


淡麗芳香ちょいクドちょいスーちょいピリやや甘口のお酒でした。

うまみに雑味がゼロなのは、吟醸酒たる所以でしょうか。
ただ、酸味自体にクドさを感じましたが、もしかしたらこれは添加された乳酸に因るものでしょうか?
それに香りは接着剤香がちょっと気になりました。
うまみが淡めであるせいか、そのクドさと香りとがより目立つみたいでした。

飲みやすくはないと思いますよ。
学生が造りに関与したみたいですが、果たして指導教官はその学生たちにどのような評価を与えたのでしょうか?

もしオイラが教官だったら、“不可”だな。
“まずは灘へ行ってキクマサの生原酒を試飲させてもらってからだ!”
って指導するぜ。

(※1)滋賀の日本酒を愛する酔醸(よいかも)会編『滋賀酒(しがざけ) 近江の酒蔵めぐり』p.123(2018.1 サンライズ出版)

【お酒】2033.特別純米酒 湖濱 長浜曳山まつり 180ml [25.滋賀県の酒]

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製造者/佐藤酒造株式会社
滋賀県長浜市榎木町九七九

原材料/米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合/60%
アルコール分/16度以上17度未満
容量/180ml
(以上、ラベルより転記)




佐藤酒造さんのお酒は、かつて以下のものをいただいております。
467.近江ながはま 六瓢箪(むびょうたん) 180ml
1492.特別純米酒 湖濱 180ml

今日いただくこのお酒は“長浜曳山まつり”のラベルでしたが、
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どうやら中身はかつていたいだいた1492.特別純米酒 湖濱 180mlと同じ中身みたい。
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特別純米酒には香りを特徴とするものもありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ほとんどわからない程度でした。
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上立ち香はないですね。
含んでもわかりませんが、フレッシュな風味がはっきりしています。

うまみはやや濃いめでしょう。
米のうまみに厚みをしっかりと感じます。
苦みや雑味はまったく感じません。
酒臭さもなければ、熟成感もありません。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめでしょう。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さがありますね。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりでしょう。
サラリとしているものの、幅を少し感じます。


爽快やや濃醇で旨やや甘口のおいしいお酒でした。
フレッシュな風味がちょっと強めでしたが、しつこさはありませんでした。
米のうまみそのもので勝負してくる味わいでしたよ。
しかも雑味がゼロなのは、特別純米酒たる所以でしょうか?

これは冷やしていただいて正解でした。
今日も残暑がきびしい一日でしたが、ちょうど佳い暑気払いとなりましたとさ。

【お酒】2009.不老泉 純米吟醸 生原酒 カップ [25.滋賀県の酒]

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製造者 上原酒造株式会社
滋賀県高島市新旭町太田1524

原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
アルコール分 17度
原料米 山田錦
精米歩合 55%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




1862年(文久2年)創業」(※1)という上原酒造さん。
なんでも「上原酒造といえば山廃(中略)というイメージが日本酒ファンの間では定着している」(※1)とあるとおり、山廃造りにこだわっていらっしゃるのだとか。

味ノマチダヤにて入手したこのカップ酒は、“純米吟醸 生原酒”なんだってさ。
生酒はこちら原酒はこちら
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速醸酛を使用している旨の表示がありましたよ。
これも山廃酛にこだわっていらっしゃる蔵元さんだけに、あえてこうしておかないと山廃とまちがえられるおそれがあるからでしょうか?
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それでは、いただいてみたいと思います。
純米吟醸ですし、生原酒ですから、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は濃くはないものの、きれいな金色でした。
それにそれほど透き通ってはいないようでした。
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上立ち香はないですね。
含んでもわかりませんでしたが、フレッシュな風味がややはっきりでした。
接着剤みたいな香りもかすかに感じます。

うまみはやや濃いめでしょう。
米のうまみに厚みはないものの、舌を包むように乗っかって来ます。
酒臭さ(ほめ言葉です)はちょっとだけあるみたいですが、熟成感はありません。
苦みや雑味はゼロですね。
キレはまあまあかな。

酸味はややはっきりです。
すっぱさは少し強めで、鋭さも少し感じます。
酸味自体の深みも少しありますね。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはややはっきりでしょう。
べとつかず、かなりさらっとしているものの、存在はよくわかります。


やや爽快でやや濃醇の、ちょいすっぱちょい深旨やや甘口のおいしいお酒でした。

フレッシュな風味がありましたが、しつこさがなくてちょうどよい感じでした。
米のうまみがしっかりで、しかも雑味がゼロでした。
それを酸味が引き締めるとともに、深みを添えておりました。
甘みはすっぱさを和らげてくれているようでした。

これはうまいね!
“吟醸”すなわち「吟味して製造した清酒で、固有の香味及び色沢が良好なもの」(※2)たるにふさわしいお酒でしょう。















ところで、

今日は“土用の丑の日”なんだってね。

でも貧困独身中年男性のワタクシは、国産のうなぎには到底手が届きません。

毎年、土用の丑の日にはうなぎの代用食で我慢しているワタクシですが、今年はこれ。
いつも食べている、“さんまの蒲焼缶”でございます。
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でもね、これ一個で262円(税込)もしたのよね。
ワタクシが学生だった頃は、100円くらいで買えたのにさ。
当時は米不足で、苦労して入手したタイ米を炊飯器で炊いて、ちょっとクサいタイ米ご飯の上にさんま蒲焼缶を乗せて、うな丼のつもりでかき込んで空腹をしのいでおりましたよ。
それが令和の世の中では、高級缶詰と化してしまったのでした。
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食べ方も、いつもと同じ。
きゅうりと共に三杯酢で和えて、“さんまざく”(うざくの代用食)にいたしましたよ。
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魚の風味が、酸味が効いている不老泉とよく合いましたとさ。
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(※1)滋賀の日本酒を愛する酔醸(よいかも)会編『滋賀酒(しがざけ) 近江の酒蔵めぐり』p.94(2018.1 サンライズ出版)
(※2)清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日国税庁告示第8号)1

【お酒】1880.石田三成 原酒 300ml [25.滋賀県の酒]

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醸造元 冨田酒造有限会社
滋賀県長浜市木之本町木之本1107

アルコール分 18度以上19度未満
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




賤ケ岳の七本槍に由来する“七本槍”を造る冨田酒造さん。
これまでに、以下のものをいただいております。
1538.七本槍 300ml
1649.七本槍 純米 300ml
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今日いただくこの“石田三成”なるお酒は普通酒ですが、アルコール度数18度台の原酒でした。
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このお酒を入手した酒屋さんのお話によれば、このお酒の中身は七本槍の原酒なのだとか。
なんでも酒銘を“七本槍”よりも“石田三成”にしたほうが売れるからなんだってさ。

瓶には、石田三成の旗印が貼り付けてありましたよ。
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製造年月(当該清酒を販売する目的をもって容器に充塡し密封した時期(※1))とは別に、出荷年月が表示されておりましたよ。
瓶詰のまま寝かせるのが、どうやら冨田酒造さんのこだわりみたいですね。
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それではいただいてみたいと思います。
原酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、ごくかすかにわかる程度でした。
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上立ち香として、かすかなフルーティーさを感じます。
でも含むと消えてしまいました。

うまみは、ちょい濃いめかな?
香ばしさが最初に来るみたいです。
枯れた感じはなく、荒さや角もないものの、深みがありますね。
酒臭さ(ほめ言葉です)はわずかで、米のうまみも弱めです。
苦みはごくわずかですが、鋭さがあることがわかります。
キレはとてもよいですね。

酸味はややはっきりかな。
すっぱさは弱めながらも、鋭さを感じます。
スースー感は、これも弱めながらによくわかります。
ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりでしょう。
弱めながらによくわかります。


ちょい濃醇でちょい深ちょいスーサッパリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
香りがありましたがさりげなく、食事に合わせるにはいい感じでした。
香ばしさがあって深みを少し感じましたが、とても穏やかでした。
アル添普通酒の原酒なのにアルコール感はそれほど際立っておらず、むしろキレのよさを添えてサッパリ感を出しているように感じました。

なかなかいけるんじゃないの?


ここで、燗にしてみましたよ。
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アルコール香が立ちました。
スースーですが、ピリピリ感はありません。
酸味が少し立ちましたが、すっぱくはなく、むしろさわやかさが増しました。
深みは、熱いうちは少し引いて米のうまみを感じるようになったみたいでしたが、冷めるにつれて深みが目立つようでした。
甘みは維持されているようです。


燗にすると、爽快スースーさっぱり旨やや甘口のおいしいお酒になりました。

これはさわやかですね。
しかも温度によって米のうまみと深みとを交互に感じることができました。


さわやかで深みのある石田三成は、冷やしても燗でもおいしいお酒でした。





その石田三成に合わせた今日の粗末なエサはこちら。


今日もどうしてもナスを食べたかったので、
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焼かなすを“ごま酢和え”にしてみましたよ。
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ナス、やわらかっ!
口の中でとろけましたよ。
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そしてこれもどうしても食べたかった“がんもどき”。
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煮物にしてみましたよ。
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ジューシーでまいう~!
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ごちそうさまでした。









★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

ひなたぼっこをしていらっしゃる黒猫のダンナ。
もうそんな季節になっちゃったのね。
ついこの前までは日差しを避けて車の下に隠れていたのにさ。
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それでも触らせてくださったのでした。
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(友情出演)


(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日国税庁告示第8号)3(2)

【お酒】1869.近江路 純米 カップ [25.滋賀県の酒]

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製造者 近江酒造株式会社
東近江市八日市上之町9番16号

アルコール分 15度
精米歩合60%
原材料 米(国産)、米こうじ(国産米)
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




文献には、「1917年(大正6年)、旧八日市町(現東近江市)周辺の関連企業が出資して創立した近江酒造。」(※1)とありました。
当時はアルコール飲料に現在ほどの多様性はなく、またもっとも身近なアルコール飲料と言えば清酒でしたでしょうから、きっと儲かる業種だったのでしょうね。
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今日いただくこの“近江路”カップは、純米酒でした。
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純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は少し金色で、透き通った感じがいたしました。
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うまみはやや濃いめでしょうね。
最初に熟成感が来て、角がちょっとだけあるかな。
それに酒臭さ(ほめ言葉です)が続きます。
渋みがあって、強くはないものの鋭さを感じます。
キレはとてもよく、透明感がバッチリです。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、弱めなりに鋭さがあるみたいです。
スースー感はすこしはっきりしております。
ピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
べとついた感じはなく、幅も感じないものの、その存在はよくわかります。


やや濃醇でちょい枯ちょい渋ちょいスースッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
枯れていて渋みもあるのに、キレがよいためか後味はスッキリしておりました。
それでも酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)を感じたことから、ペラペラ感はないみたいでした。

これはあくまでも私の感想ですが、このキレのよさや透明感、それにスースー感は、あたかもアル添酒で感じる風味のようでしたよ。
まあでも、アル添酒を愛する私にとっては好みの味でしたから、御の字ですけれどね。

(※1)滋賀の日本酒を愛する酔醸(よいかも)会編『滋賀酒(しがざけ) 近江の酒蔵めぐり』p.44(2018.1 サンライズ出版)

【お酒】1782.金亀 純米大吟醸 黒50 カップ [25.滋賀県の酒]

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株式会社岡村本家
滋賀県犬上郡豊郷町吉田100番地

原材料名/米(国産)・米麹(国産米)
アルコール度 14度
精米歩合 50%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




一昨日いただいた金亀 純米酒 茶70 カップと、そして昨日の金亀 純米吟醸酒 緑60 カップとに引きつづき、今日も岡村本家さんが世に送り出している特定名称酒のカップ酒をいただきます。
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今日いただくこのお酒は、満を持しての純米大吟醸でした。
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なお、岡村本家さんのお酒はこれらのほかに以下のものをかつていただいております。
129.金亀 本醸造 カップ
142.金亀 純米吟醸酒 カップ
179.黒松金亀 キンカップ
1483.長壽金亀 純米大吟醸 カップ
1487.金亀 純米酒 カップ


純米大吟醸ですので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は金色でしたが、3つの中ではこれが一番薄めかな。
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上立ち香はないですね。
含むと、フルーティーさをごくかすかに感じるような感じないような。
どっちやねな。

うまみはちょい濃いめでしょうか。
米のうまみが最初に来て、濃いわけではないものの幅を感じます。
酒臭さ(ほめ言葉です)も少し感じます。
熟成感はあるものの、弱めで前には出てこないみたいです。
吟醸酒らしい苦みも少しあって、弱めながらに鋭さを少し感じます。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは少しあって、鋭さも少し感じます。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめです。
ゼロではないもののかなり弱めです。


ちょい濃醇でちょい枯れ旨辛口のおいしいお酒でした。
3種類の中では、これがもっともさっぱりしており、かつクセがなくて飲みやすく感じました。
それでも味はしっかりしておりましたよ。



ここで、あらかじめ取り分けておいたものを燗にしてみましたよ。
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引き締まるね!
米のうまみに鋭さが出てきたみたいです。
それに熟成感が少し前へと出てきたように感じました。

燗だとキリッと引き締まった、ちょい濃醇でスッキリ旨辛口のおいしお酒になりました。


これは冷/燗で甲乙つけ難いと思いますよ。
双方共に、おいしくいただけました。
いずれにせよ、食事と合うおいしいお酒でした。






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昨日披露させていただいた、宇都宮の味噌“宮こうじ”。
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今日これに合わせたのは、細ねぎと笹かま。
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まずは酢味噌(味噌+酢+みりん+砂糖)を用意。
酢とみりんとは、電子レンジで軽く煮切りました。
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サッとゆでた細ねぎと、そぎ切りにした笹かまとを酢味噌で和えて、“ぬた”にしましたよ。
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上品な味の味噌が自己主張することなく、酢と調和しながら具材の味を引き立てておりました。
これは奥ゆかしいわ。
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【お酒】1781.金亀 純米吟醸酒 緑60 カップ [25.滋賀県の酒]

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株式会社岡村本家
滋賀県犬上郡豊郷町吉田100番地

原材料名/米(国産)・米麹(国産米)
アルコール度 15度
精米歩合 60%
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




昨日いただいた金亀 純米酒 茶70 カップに引きつづき、今日も岡村本家さんのラベルが一新された特定名称酒カップ酒をいただきます。
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今日いただくこのお酒は、精米歩合60%の純米吟醸酒でした。
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なお、岡村本家さんのお酒は、これら以外に以下のものをこれまでにいただいております。
129.金亀 本醸造 カップ
142.金亀 純米吟醸酒 カップ
179.黒松金亀 キンカップ
1483.長壽金亀 純米大吟醸 カップ
1487.金亀 純米酒 カップ


純米吟醸酒ですので、まずは冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、純米酒茶70ほど濃くはありませんでしたが、きれいな金色でした。
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上立ち香はないですね。
含んでも感じません。

うまみはやや濃いめでしょう。
熟成感が最初に来るものの、角がなく、強くもなくて穏やかです。
それとともに米のうまみがシャープに効いておりますね。
ウィスキーみたいな風味があって、ごくかすかにわかります。
吟醸酒にありがちな苦みもかすかに感じます。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめです。
すっぱさは弱めですが、鋭さがあることがわかります。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。

甘みはひかえめです。
ほぼゼロでしょう。


やや濃醇でちょい枯旨辛口のおいしいお酒でした。
純米酒の茶70よりも熟成感は浅めでした。
一方で米のうまみが鋭く効いており、しかも辛口でキリッと引き締まっておりました。
しかも香りがなく、食事と合いました。



ここで、あらかじめ取り分けておいたものを燗にしてみました。
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ああ!
酸味が立つね。
すっぱさが前に出て来るとともに、酸味自体に深みを少し感じるようになりました。
それとともに、米のうまみに幅が出てまいりましたよ。


燗だと、やや濃醇でちょい枯ちょい深旨辛口のおいしいお酒になりました。
燗のほうがうまみや深みがしっかりでおいしいわ。
これはまちがいなく燗でいただくべきでしょう。

吟醸酒の場合は燗にすると苦みが立つものが少なからずございましたが、一概には言えませんね。
燗に適しているかどうかは、一つひとつのお酒を実際に味わってみるまではわかりませんわ。



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仙台味噌をようやく使い切ったワタクシ。

今日からしばらくの間は、宇都宮の“宮こうじ”なる味噌と付き合うことになりました。
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きめの細かい白味噌でした。
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味噌汁で試してみましたよ。
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あっさりしていて、やさしい感じの上品な白味噌でした。
それでいて、米麹の風味をふんわりと感じることができました。
それに塩気がひかえめなので、やや多めに使用したほうが味がはっきりしてよいのかもしれません。

これは味噌汁だけではなくて、ぬたや田楽みそにしてもきっとおいしくいただけることでしょう。
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