SSブログ

【お酒】2284.月桂冠 THE SHOT 上撰生詰 芳醇クラシック 180ml [26.京都府の酒]

49839.JPG
●製造者:月桂冠株式会社
京都市伏見区南浜町247

上撰
生詰
●品目:日本酒
●内容量:180ml
●アルコール分:15度以上16度未満
●原材料名:米(国産)、米こうじ(国産米)、醸造アルコール
(以上、ラベルより転記)




京都伏見に蔵を置く月桂冠さんのお酒は、かつて以下の物をいただいております。
【お酒】388.389.月桂冠 上撰キャップエース&純米酒 お酒の中で、あいましょ。 
【お酒】1515.月桂冠 旨口200 カップ
【お酒】1562.月桂冠 THE SHOT 本醸造 艶めくリッチ 180ml
【お酒】1563.月桂冠 THE SHOT 大吟醸 華やぐドライ 180ml
【お酒】1564.月桂冠 山田錦 辛口 純米 カップ
【お酒】1769.月桂冠 THE SHOT 爽やかホワイト うすにごり 180ml
【お酒】2250.月桂冠カップ300(ファミリーマート限定オリジナルパッケージ)

このほかに、ノンアル商品もいただいておりました。


今日いただくこのお酒は、
上撰の小印が付された生詰(なまづめ)なんだってさ。
49840.JPG

生詰の意味が書かれておりました。
それに、冷やして飲めだってさ。
49843.JPG

あたしゃね、お酒を生詰にする“積極的な意味”を知らないのですよ。

生詰の代表格と言えばひやおろし(秋あがり)でしょう。

でもあれはたしか、「新酒の時点ではまだ若さや硬さがある酒も、半年間、貯蔵することによって、カドが取れ、旨味が増してくる。こうした酒は「秋上がり」、または「秋晴れ」といわれる。とくに気温が低下する秋口に、加熱処理をしないで出荷される生詰めの酒は、昔から「冷やおろし」と呼ばれ、酒通の間で高く評価されてきた。」(※1)とあるとおり、熟成はしっかりさせるけれど秋になって涼しくなるから瓶詰め時に火入れしなくても大丈夫といった消極的な理由ですよね。
熟成は半年間もしっかりやっているわけですから、生貯蔵酒とは異なり、今更フレッシュさがどうのこうのとこだわることもないことですし。

まだまだ、お酒のことはわからないことばかりでございます。


話をこのお酒に戻しましょう。
どうやら普通酒のようですね。
49842.JPG

味に関する能書きがありましたので、紹介しておきましょう。
49841.JPG


それではいただきます。
冷やして飲めと書いてありましたので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、無色透明でした。
49844.JPG


上立ち香はなし。
含むと、フレッシュな風味を少し感じます。

うまみはやや濃いめ?
米のうまみに厚みを少し感じます。
軽い苦みがあって、軽めではあるものの鋭さを感じます。
酒臭さはなく、熟成感もなし。
キレはよいですね。

酸味はややひかえめ。
すっぱさは弱めで、ちょっとだけ。
ちょいスーで、かつちょいピリかな。

甘みはややはっきり。
サラリとしているものの、幅を少し感じます。


ちょい爽快のやや濃醇でちょい苦ちょいスーちょいピリスッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。

うまみは米のうまみそのもの。それに厚みを少し感じて飲み応えがありました。
ちょい苦ちょいピリで荒々しさを少し感じたものの、キレがよくてかつやや甘口であるせいか、荒々しさを感じたのは一瞬の出来事のようでした。
このキレのよさは、アル添の効果でしょうか?

フレッシュさも少し感じましたが、搾ったあと発酵を止めるための火入れをした後の貯蔵期間は、短いのかな?
そういえば、しぼりたてふなおろしは、生酒や生貯ではない限りおそらく火入れを2回しているはずですが、貯蔵期間が短ければフレッシュさは残るのでしょうか?


わからないことだらけでしたけれど、おいしいお酒であったことは確かでございます。
それにやや濃醇と書いたものの、淡麗なお酒が多い月桂冠さんのお酒の中では比較的やや濃醇であると感じた次第で、それほど濃いわけではないと、記事を書いていてそう思う次第です。
パッと広がって軽く刺激をもたらし、スッと引く。
そんな感じでございましたとさ。


(※1)松崎晴雄『日本酒をまるごと楽しむ!』p.14(2007.1 新風舎)