SSブログ
19.山梨県の酒 ブログトップ
前の10件 | -

【お酒】2262.武の井 純米酒 300ml [19.山梨県の酒]

40208.JPG
製造者 武の井酒造株式会社
山梨県北杜市高根町箕輪一四五〇

品目 日本酒(純米酒)
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
山梨県産「ひとごこち」100%使用
精米歩合 70%
アルコール分 15度
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)




いやー、
オイラもまだまだだぜ!


このブログを書き始めてからすでに10年が経過しているというのに、
そろそろ容量がいっぱいになりそうだから新たなブログを立ち上げるかもうやめるか決めなければいけないというのに、
40213.jpg

それでもまだまた、知らないお酒がたくさんあるのね。

今日いただくこの“武の井(たけのい)”なんて、お酒のこともその蔵元さんのこともぜんぜん知らなかったもんね。
40209.JPG

昨夜は記事を更新をすることなく、この“武の井”なるお酒とその蔵元さんのことについて手元にあった書籍や雑誌をひととおおりあたってみたのでした。
でも、ほとんど出て来ない!
この蔵元さんの上位ブランド“青煌(せいこう)”についてのごくごく小さな記事を一つだけ見つけたのみでした。
そりゃ、知らないわけです罠!

それに山梨県へは何度か行ったものの、武の井なるお酒にめぐり合ったこともなし。
もしかして、山梨県でも幻の酒扱いなのかな?


そんな“武の井”ですが、今日いただくのは純米酒でした。
40210.JPG

山梨県産の“ひとごこち”を100%使用しているんだってさ。
40212.JPG

精米歩合は70%。
40211.JPG

話のネタがないので敢えて触れますが、純米酒には精米歩合の制限はありません清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日国税庁告示第8号)1の表2段目)。
でも精米歩合の“表示義務”はあるので、純米酒の特定名称を名乗るためには精米歩合を表示しなければなりません3(1))。
表示しなければ、たとえ純米酒の基準に適合していても、そのお酒は純米酒を名乗ることはできないのです。

ま、そんなこと、
どーでもいいんですけれどね!(みつまJAPAN’より)


話のネタが尽きたところで、いただきます。
まずはひや(常温)で試してみましょう。

お酒の色は、少し着いておりました。
40214.JPG

香りはなし。

うまみは濃いめ。
米のうまみに厚みを感じ、どっしりとしています。
酒臭さ(ほめ言葉、以下同じ)も少し感じますが、前には出て来ないみたいです。
軽い渋みをちょっとだけ感じます。
キレはよく、スッと引きます。

酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
酸味の深みも少し感じます。
スーはなく、ピリもなし。

甘みはひかえめ。
かなり弱めです。


濃醇ちょい渋ちょいすっぱちょい深スッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。

うまみがしっかりしておりましたが、けっして重くは感じませんでした。
酸味もいい感じに効いており、深みを伴いつつも味を引き締めていたようでした。
辛口で、かつキレがよくてスッキリしておりました。

うまいね!
ちょい渋や酸味に角をちょっと感じましたが、けっして荒々しくはありませんでした。
それにキレがよいところが好印象でした。


次に、燗で試してみました。
40215.JPG

香りが出ました。
酒臭い香りふわり。

うまみは米のうまみと共に、酒臭さが前に出てまいりました。
渋みは引いて、さらにキレがよくなりました。

酸味は鋭さが引き、深みだけを感じるようになりました。
ただしちょいスーかな。

甘みはひかえめ。
ひやと異なり、まったくわからなくなりました。


燗にすると、濃醇ちょい深ちょいスースッキリ旨辛口のおいしいお酒になりました。

燗のほうがうまみが複雑でしっかりした味わいになりました。
でもキレがよく、ちょいスーでかなりスッキリしてまいりました。
それに甘みを全く感じることがなくなり、キリッと引き締まっておりました。


武の井は、ひやでも燗でもおいしいお酒でした。
米のうまみを楽しむならばひやで、酒臭さと引き締まりとを感じたければ燗でといったところでしょうか。





その武の井と合わせた今日のエサはこちら。


細めのネギとちくわとで、
40217.JPG

ぬた。
40218.JPG

予想通り。
40219.JPG

ロマネスコを探していたのですが、
なかったので、ブロッコリー。
40220.JPG

サッと茹でて、
40221.JPG

ベーコン、ニンニクと共に炒め、
塩コショウで味付けして、
40222.JPG

できあがり。
40223.JPG

ベーコンの脂がブロッコリーに回って、
おいしくいただけました。
40224.JPG

ごちそうさまでした。
40225.JPG

【お酒】2173.七賢 本醸造 甘酸辛苦渋 180ml [19.山梨県の酒]

29027.JPG29028.JPG
製造者:山梨銘醸株式会社
山梨県北杜市白州町台ヶ原2283

精米歩合:70%
アルコール分:15度
内容量:180ml
原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
(以上、ラベルより転記)




山梨銘醸さんのお酒は、かなり前に以下のものをいただいております。
181.七賢 純米酒 カップ
518.七賢 風凛美山 純米 カップ
519.七賢 甘酸辛苦渋 本醸造 カップ

今日いただくこのお酒は、かつていただいた本醸造カップと同じ“甘酸辛苦渋(かんさんしんくじゅう)”。
ということは、やっぱりすっぱいのかな?
29029.JPG
29030.JPG

能書がありましたので、紹介しておきましょう。
29031.JPG


本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ごくかすか。
29032.JPG


上立ち香、かすかに酒臭い(ほめ言葉です)。
含むとふんわりと広がって鼻へ抜けます。

すっぱさありますね。
それほどつよくはないものの、鋭さを感じます。

うまみはやや濃いめ、いや、ちょい濃いめかな。
米のうまみしっかりで、酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)少し。
苦みもかすかに感じるかな。
キレはよく、スッと引いていきますよ。

甘みはややはっきりかな。
べとつかずサラリとしているものの、幅を少し感じます。


ちょい濃醇でちょいすっぱスッキリ旨やや甘口のおいしいお酒でした。
ちょい濃醇でしたが、キレがよく、後味はスッキリしておりました。
すっぱさはありましたが、突出することなくバランスよくまとまっておりましたよ。

もしかして、前にいただいた際よりもすっぱさは弱まっているのかな?
いずれにせよ、おいしいと思います。

【お酒】2160.お館様 純米酒 カップ [19.山梨県の酒]

28808.JPG
製造者 株式会社八巻酒造店
山梨県北杜市高根町下黒沢950

精米歩合65%
原材料・米(国産)米麹(国産米)
アルコール分15度
内容量180ml
(以上、ラベルより転記)




八巻酒造店さんのお酒は、かなり前に【お酒】525.甲斐男山 カップをいただいております。

今日いただくこのお酒は、精米歩合65%の純米酒でした。
28809.JPG
28810.JPG


純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、少し着いていることがわかりました。
28811.JPG


ありゃ!
かなり枯れていますね。少し荒々しいですよ。
それに焦げたような香ばしさを感じます。
渋みも少しありますね。
米のうまみは弱めです。
キレはまあまあですが、アル添酒みたいな透明感はありました。

酸味はひかえめ。
すっぱさはゼロ。
スーかすか、ピリなし。

甘みはややはっきり。
幅を少し感じます。


枯れ香ばしちょい渋やや甘口のお酒でした。

けっこう枯れていて、少し荒々しく感じました。
それに香ばしい風味が独特でした。

あくまでも私個人の感想ですが、ちょっと飲みにくいわ。



























★☆予告★☆



先週末は、

出かけておりました。





お城!

202208017.JPG


古墳!

202208048.JPG


またお城!

202208123.JPG


撤退!

202208043.JPG


休憩!

202208128.JPG


また撤退!

202208144.JPG


飲んで!

202208030.JPG


飲んで!

202208070.JPG


飲みまくり!

202208107.JPG




その顛末は、

今週末に公開いたします。

【お酒】551.春鶯囀 カップ [19.山梨県の酒]

1719.JPG1720.JPG
株式会社萬屋醸造店
山梨県南巨摩郡富士川町青柳町1202-1
(以上、カップの印刷事項より転記)

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
NET.180ml
(以上、フタより転記)



酒銘について触れる前に、このお酒のカップには、富嶽三十六景のうちの一枚が印刷されていることをご紹介しておきます。
1721.JPG1722.JPG1723.JPG

どうやらこの絵は、甲州石班澤(こうしゅうかじかざわ)のようですね。


それでは、酒銘を紹介させていただきます。
“春鶯囀”と書いて、“しゅんのうてん”と読むそうです。
あたしゃ、読めませんでしたよ。
1724.JPG

この名前について、ある居酒屋探訪家が書いた書籍では「「春の鶯(うぐいす)の囀(さえず)り」とは詩的な名だ。」と紹介されていました(※1)。

たしかにそのとおりのようで、蔵元さんのWebsiteでは、蔵元さんの六代目ご当主が与謝野鉄幹・晶子夫妻と親交があって、夫妻が山梨へ来た際に詠んだ歌の中からつけたのだとか。


そういえば、最近、「ハワイのうぐいすは、“ホーホケキョ”と鳴かない」という記事を読みましたよ。
なんでも、うぐいすのオスは春の繁殖期に縄張りを張ってメスを呼ぶために“ホーホケキョ”と鳴くそうですが、ハワイでは一年中縄張りが固定化していてオス同士の競争がないので、鳴く必要がないのだとか。

決して全ての男がそうだとは言いませんが、人間も結婚してしまうと、いろいろと劣化なさっちゃう御仁が多いようで…。
オマエだって、毎日酒飲んで変なブログを書けるような楽な生活をしているから、アタマが劣化しているじゃねぇか!


くだらないことを言うのはこのくらいにして、今日はこの詩的な名前のお酒をいただきたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

このお酒ですが、色はほとんど目立ちません。
1725.JPG


うまみは淡めです。
ひかえめながらも、醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)をほんのりと感じます。
それでいて、苦みや雑味は感じませんでした。

酸味はひかえめです。
さわやかさを少し感じる程度です。

甘みはややはっきりしています。
ベトつかないさらっとした甘みです。


さらっとした甘みがうまみと酸味とをよくまとめている、淡麗旨口のおいしいお酒でした。
淡いながらも酒臭い(←ほめ言葉です)うまみと、ひかえめながらもさわやかな酸味とが、甘みとよく合っていると思います。
春の鶯の囀りのように、甘美でさわやかなお酒でした。




(※1)太田和彦『居酒屋百名山』p.225(2013.5 新潮文庫 原典は2010.2刊行)

【お酒】535.太冠 カップ [19.山梨県の酒]

1649.JPG
太冠酒造株式会社
南アルプス市上宮地57

原材料 米・米麹・醸造アルコール
アルコール度 15度以上、16度未満
180ml詰
(以上、カップの印刷事項より転記)



蔵元さんのWebsiteによれば、この酒銘は、「出世した武官が前途を祝うときにかむられたという「太冠」から命名されている。祝い事に合う様にとそのように名づけられた酒、太冠。」とのこと。

出世しないことが確定したこの私には、決してふさわしくはないお酒だと思います。
しかし、せめてこのお酒をいただいている間だけは、出世した気分になれることを期待して、早速いただいてみたいと思います。

普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

色はほとんど目立ちません。
1650.JPG


口に含むと、お酒の甘い香りが鼻に抜けていきます。
吟醸香ではなくて、お酒らしい香りです。

甘みがややはっきりしています。
でも、さらっとしていて、自然な感じの甘みです。

うまみは淡めです。
酒臭さはひかえめで、むしろやわらかいうまみを感じます。
それに、苦みが少しはっきりしているようです。

酸味はひかえめです。
すっぱさをほんの少し感じる程度です。
刺激やピリピリ感はありません。


柔らかくて淡いうまみに、さらりとした甘さ、そして苦みが味を引き締める、淡麗でやや甘口のおいしいお酒でした。
やや淡めですが、お酒の香りがあるせいか、物足りなさはないですね。
クセがないので、きっと冷や(常温)でもおいしくいただけると思います。

【お酒】525.甲斐男山 カップ [19.山梨県の酒]

1600.JPG1601.JPG
株式会社八巻酒造店
山梨県北杜市高根町下黒沢950

原材料・米(国産)米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




岩清水八幡宮に由来し、江戸時代には伊丹の銘酒として名を馳せた“男山”を名乗るお酒は、山梨県にもありました。


ラベルには、昭和復刻ラベルである旨が表示されています。
1602.JPG

1603.JPG
創業は、文久三年!、ではなくて、文久二年(1862年)でした。
一部の人にしかわからねぇだろ!


このお酒のフタは、横についているツマミを引っぱって、ふたの周りをぐるっとはがして開ける方式です。
1604.JPG
1605.JPG
1606.JPG
どうやらこの開けかたは「ティアオフ方式」というもので、かつてワンカップ大関が「昭和45(1970)年9月~平成4(1992)年9月」の間に採用していた古い方式のようです。
現在は、プルタブを一度手前に引っぱって、その後上に引き上げてパカッと開く「プルアップ方式」が主流ですね。(※1)
どちらも、カップ酒の先駆者である大関さんが開発なさったようです。


話のネタも尽きたので、そろそろいただきたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
その前に、このお酒ですが、色は少し着いている程度です。
1607.JPG


アルコールの香りがいささか強いようです。

最初に甘みを感じました。
かなりはっきりした甘みです。
でも、サラッとした感じで、べとついた感じはありません。

酸味もけっこうはっきりしています。
すっぱさはそれほどでもないようですが、少しピリッと感じます。

うまみはやや淡めですが、かなりしっかりしています。
酒臭いというよりも、香ばしいというか、熟成による(と思われる)まろやかさを感じます。
言うなれば、薄めのウイスキーのようにも思います。


甘みと酸味とのバランスがよく、しかも淡めだがしっかりしたうまみを伴う、旨甘口のおいしいお酒でした。
甘みに酸味は定石だと(私は)思いますが、この香ばしくてまろやかなうまみに出会ったのはおそらく初めてだと思います。
しかもそれがやや淡めなのに、しっかりしているのです。
甲斐の国の男山は、なかなかいけるお酒でした。


(※1)ダイヤモンド・ビジネス企画編著『ワンカップ大関は、なぜ、トップを走り続けることができるのか?』p.74(2014.10 ダイヤモンド社)

【お酒】519.七賢 甘酸辛苦渋 本醸造 カップ [19.山梨県の酒]

1576.JPG1577.JPG
山梨銘醸株式会社
山梨県北杜市白州町台ケ原2283

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合70%
アルコール分16度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




昨日いただいた“風凛美山”なる純米酒カップに続けて、今日も山梨銘醸さんのお酒をいただきます。
今日いただくこのお酒は“甘酸辛苦渋”と銘打たれた本醸造です。
1578.JPG1579.JPG


“甘酸辛苦渋”って、いったいどういう意味なのでしょうか?
もしかして、「辛酸をなめるほどの苦しみをんじて受けるという苦渋の決断をして、ようやくこの味にたどり着いた」という意味なのでしょうか?
そんなわけねぇだろ!

ある文献では、「古くから日本酒の味は、「あま・から・ぴん」の三つから、あるいは甘、酸、辛、苦、渋の五味からなるとされている。」と記述し、その五味のそれぞれに影響を与える化学物質を「五味と関連する呈味物質」として表で紹介していました(※1)。

この記述を踏まえると、今日いただくこのお酒の“甘酸辛苦渋”という名前には、五味のバランスがとれているという意味が込められているのではないでしょうか。


はたして、本当に五味のバランスがとれたお酒なのでしょうか。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
その前に、純米酒ほどではないですが、このお酒にも少し色が着いています。
1580.JPG


やっぱりちょっと酸味が際立っています。
純米酒ほど強くはないですが、けっこうはっきりしています。
純米酒と比べてすっぱさがやや後退し、さわやかさを感じます。
刺激やピリピリ感はないですね。

うまみは淡めです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみがベースだと思います。
しかし、苦みが少し目立っているかもしれません。

甘みはひかえめですが、その存在はわかります。
でも、かなりひかえめで、酸味の裏に隠れているようです。


淡めのうまみに、さわやかな酸味と苦みとがポイントの、淡麗辛口のお酒でした。
私としては、“酸”と“苦”とで“辛”を構成し、“甘”がひっこんでいるような味わいだと感じました。


(※1)西羅寛『熟成-酒のキャラクターをつくる』p.120-121(『灘の酒博物館』(1983.10 講談社)に収録)

【お酒】518.七賢 風凛美山 純米 カップ [19.山梨県の酒]

1571.JPG1572.JPG
山梨銘醸株式会社
山梨県北杜市白州町台ケ原2283

原材料名 米(国産)・米麹(国産米)
精米歩合70%
アルコール分16度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)



山梨銘醸さんのお酒は、かつて七賢の純米酒をいただいております。
今日いただくこのお酒は、純米酒です、って、あれ、同じじゃないか!

ラベルのデザインが違いましたし、それに“風凛美山”なんて名前が付けられていましたので、別のお酒だと思って買ってしまいました。
1573.JPG1574.JPG
もしかしたら、中味は同じで、ラベルのデザインを変えたのかもしれませんな。


しかし、かってしまったものは仕方がありません。
ありがたくいただきたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
その前に、このお酒ですが、少し色がついています。
1575.JPG


あー、この酸味、覚えがありますわ!
すっぱさがとても豊かです。
シャープな鋭さがあるすっぱさです。
それに、少しピリッと感じます。

うまみはそれほど濃くは感じませんが、しっかりしているのだと思います。
むしろやや淡めかもしれません。
どっちなんだよ!
それに、やや苦みを伴っています。

甘みはひかえめですが、その存在はわかります。
ですが、酸味に隠されてしまっているように思います。


酸味が豊かなすっぱ辛口のお酒でした。
これは前にいただいた純米酒と同じお酒ではないでしょうか?

【お酒】503.笹一 本醸造生原酒 アルミ缶 [19.山梨県の酒]

1507.JPG1508.JPG
笹一酒造株式会社
山梨県大月市笹子町吉久保26

アルコール分 18度以上19度未満
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合:65%
200ml詰
(以上、ラベルより転記)



先週いただいた普通酒の武田二十四将カップ、そして昨日いただいた普通酒の辛口生原酒に引き続いて、今日も笹一酒造さんのお酒をいただきます。
今日いただくこのお酒は、本醸造の生原酒です。

普通酒と本醸造との違いについては、かつてこちらでまとめておりますので、ご参照ください。


このお酒も生原酒ですが、昨日いただいた普通酒の生原酒と比べて、アルコール度数が若干低めになっています。
1509.JPG1510.JPG

本醸造には、醸造アルコールの添加量について普通酒よりも厳しい基準が設定されています。
これは私の推測ですが、普通酒よりもアルコール度数が低いのは、この制限が起因しているのではないかと思います。
なお、醸造アルコールの添加に関する事項ついては、かつてこちらでまとめております。


本醸造ですが、生酒ですし、それに原酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
その前に、このお酒ですが、普通酒よりは色がはっきりしています。
1511.JPG


あ、こりゃ普通酒とぜんぜんちがうわ!
うまみは濃くはないものの、けっこうしっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをちゃんと感じますよ。
それに、ほんのわずかですが、熟成感もあるようです。
苦みを少し感じるのは、普通酒と同じのようです。

酸味はひかえめです。
これは普通酒と同じだと思います。

甘みはむしろこちらのほうがひかえめです。
もしかして、普通酒の甘みはアルコールに由来するものだったのでしょうか?


フレッシュな風味を感じつつも、しっかりしたうまみを味わうことができる、やや辛口のおいしいお酒でした。
やはり醸造アルコールの添加量が少ないことで、うまみが活きているのではないかと思います。
それに、アルコールの香りも、普通酒ほど強くはありません。
私はこちらの本醸造のほうが好きです。

【お酒】502.笹一 辛口生原酒 アルミ缶 [19.山梨県の酒]

1503.JPG1504.JPG
笹一酒造株式会社
山梨県大月市笹子町吉久保26

アルコール分 19度以上20度未満
原材料名:米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
精米歩合:70%
200ml詰
(以上、ラベルより転記)



笹一酒造さんのお酒は、これまでに普通酒の武田二十四将カップをいただいております。
今日いただくこのお酒も普通酒ですが、生酒の原酒です。


特定名称酒と比べて醸造アルコールの添加量が多い普通酒だからでしょうか?、アルコール度数は高めです。
1505.JPG


生酒ですし、原酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
その前に、このお酒ですが、色はそれほど着いてはおりません。
1506.JPG


おおっ!
アルコールの香りがかなり強めです。
これは焼酎甲類レベルですわ。
空気と一緒に一口含んで鼻から空気だけ抜くと、アルコールの香りを堪能することができます。
オマエはもう完全にアル中だな。

うまみは淡めです。
酒臭さもなければ、熟成感も深みもありません。
吟醸酒のような苦みがやや強めです。

酸味はひかえめで、ほとんど感じません。

甘みもひかえめですが、こちらはその存在を感じます。
しかし、アルコールに抑えられていて、かなり弱まっているように思います。


全体的に淡い味わいの、淡麗やや辛口のお酒でした。
アルコールの香りと苦みとが、味のアクセントでしょうか。
これはそのままいただくよりも、ロックにしてレモンでも絞ったほうがよかったかもしれません。
前の10件 | - 19.山梨県の酒 ブログトップ