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【お酒】525.甲斐男山 カップ [19.山梨県の酒]

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株式会社八巻酒造店
山梨県北杜市高根町下黒沢950

原材料・米(国産)米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




岩清水八幡宮に由来し、江戸時代には伊丹の銘酒として名を馳せた“男山”を名乗るお酒は、山梨県にもありました。


ラベルには、昭和復刻ラベルである旨が表示されています。
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創業は、文久三年!、ではなくて、文久二年(1862年)でした。
一部の人にしかわからねぇだろ!


このお酒のフタは、横についているツマミを引っぱって、ふたの周りをぐるっとはがして開ける方式です。
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どうやらこの開けかたは「ティアオフ方式」というもので、かつてワンカップ大関が「昭和45(1970)年9月~平成4(1992)年9月」の間に採用していた古い方式のようです。
現在は、プルタブを一度手前に引っぱって、その後上に引き上げてパカッと開く「プルアップ方式」が主流ですね。(※1)
どちらも、カップ酒の先駆者である大関さんが開発なさったようです。


話のネタも尽きたので、そろそろいただきたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
その前に、このお酒ですが、色は少し着いている程度です。
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アルコールの香りがいささか強いようです。

最初に甘みを感じました。
かなりはっきりした甘みです。
でも、サラッとした感じで、べとついた感じはありません。

酸味もけっこうはっきりしています。
すっぱさはそれほどでもないようですが、少しピリッと感じます。

うまみはやや淡めですが、かなりしっかりしています。
酒臭いというよりも、香ばしいというか、熟成による(と思われる)まろやかさを感じます。
言うなれば、薄めのウイスキーのようにも思います。


甘みと酸味とのバランスがよく、しかも淡めだがしっかりしたうまみを伴う、旨甘口のおいしいお酒でした。
甘みに酸味は定石だと(私は)思いますが、この香ばしくてまろやかなうまみに出会ったのはおそらく初めてだと思います。
しかもそれがやや淡めなのに、しっかりしているのです。
甲斐の国の男山は、なかなかいけるお酒でした。


(※1)ダイヤモンド・ビジネス企画編著『ワンカップ大関は、なぜ、トップを走り続けることができるのか?』p.74(2014.10 ダイヤモンド社)
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あ~酒臭かった! 41

酒くさコメント 2

あとりえSAKANA

私はこのタイプの蓋の開け方が
好きだと思います。
カップ酒の口は最後に一滴
「ぴょん!」と飛んで洋服にシミが
出来る感じなんですもの。
(極力気を付けているんですけど。)

「文久三年!」(*^m^) ププ♪

by あとりえSAKANA (2015-04-14 00:53) 

skekhtehuacso

あとりえSAKANAさん、文久三年!に反応いただいてありがとうございます。

このタイプだと、たしかに最後のカポッがないので、はねにくいでしょうね。
しかし、フタの周りのはがし方が悪くて、途中で切れてしまいそうになったことがかつてありました。
なかなかむずかしいところです。

by skekhtehuacso (2015-04-14 22:47) 

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