【お酒】526.沢の鶴 本醸造 上撰 お燗瓶 [28.兵庫県の酒]
沢の鶴株式会社
神戸市灘区新在家南町五丁目一番二号
180ml
(ここまで、瓶の印刷事項より転記)
原材料名/米(日本産)・米麹(日本産米)・醸造アルコール
精米歩合70%
アルコール分15.5度
(以上、フタより転記)
灘の蔵元さんの中でも西側(神戸寄り)に蔵を構える沢の鶴さんのお酒は、かつて特撰吟醸瑞兆と、普通酒の樽酒(酒道粋人)とをいただいております。
今日いただくこのお酒は、本醸造の上撰です。
飲食店向けと思われるお燗瓶ですが、先日、人形町の甘酒横丁にある酒屋さんで見つけました。
フタは王冠ではなくて、プルアップ方式になっています。
本醸造ですので、今日もぬる燗でいただきます。
うまみは濃くはないですが、しっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみです。
それに、わずかに香ばしさと苦みとを感じます。
酸味はひかえめです。
すっぱさは弱めでまろやかです。
それに、少しだけさわやかさを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みは少しはっきりしています。
お酒の味にコクを添えています。
うまみ、酸味、甘みのバランスがほどよい、旨口のおいしいお酒でした。
もっとも、フルーティーな吟醸香はしませんし、お米のうまみが豊かというわけでもありません。
しかしこの味は、いわゆる“日本酒”らしい、奇をてらわない味だと思います。
それでいて、薄かったりせず、、物足りなさもなく、あるいはクドかったりもしない、ちょうどよい味わいです。
あくまでも私個人の感想ですが、灘の蔵元さんが造る上撰クラスのお酒には、こういったちょうどよい味わいのものが多いように思います。
2020/07/21
また飲んでみました。
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