【お酒】527.吉乃川 北陸新幹線E7系カップ 純米酒 [15.新潟県の酒]
吉乃川株式会社
新潟県長岡市摂田屋4丁目8番12号
（ここまで、フタより転記）
原材料名／米（新潟県産）・米こうじ（新潟県産米）
精米歩合／65%
アルコール分／15度
180ml詰
（以上、ラベルより転記）
吉乃川さんのお酒は、かつて普通酒のおけさカップ、普通酒の越後カップ200、普通酒の芳醇吉乃川、極上吉乃川特別純米、そして極上吉乃川吟醸をいただいております。
今日は、北陸新幹線開業記念の純米酒カップを、いまさら感満載でご紹介したいと思います。
新幹線の絵柄を纏っているからでしょうか、JR東日本の許諾を得ている旨が表示されています。
ということは、JR西日本
ところで、このお酒を製造販売なさっている吉乃川さんは、新潟県長岡市の蔵元さんです。
しかし、長岡市には上越新幹線が通っておりますが、北陸新幹線はかすってすらおりません。
では、なぜこの蔵元さんが北陸新幹線開業記念のカップ酒を出しているのでしょうか？
このことについて、新潟日報のWebsiteで、気になる記事を見つけました。
その記事には、以下のような記述がありました。
「同社は1982年6月に日本酒やビールなどの区分で「北陸新幹線」の商標を特許庁に申請し、84年11月に登録された。」
「申請は上越新幹線開業の５カ月前。当時を知る社員はすでに退職しているため詳細は不明だが、長岡駅の新幹線ホームには北陸方面への延伸を想定したとされるホームがあるため、長岡駅から北陸新幹線が発着するという地元の期待感もあり申請したとみられる。同社は「長岡駅から柏崎方面へつながる新幹線ができると見込んだのではないか」と推測する。」(※1)
このことを確かめるために、独立行政法人工業所有権情報・研修館が運営する特許情報プラットフォームのサイトで検索してみたところ、株式会社吉乃川さんが“北陸新幹線”の商標を登録していることを確認することができました。
また、長岡駅の新幹線ホームは、外側に線路を増設できる構造になっています。
これはたしか、羽越新幹線（上越から長岡駅を通って日本海側を北上する新幹線）の計画に対応したものだったはずです。
（ちなみに、羽越新幹線の名称は商標登録されていないみたいです。）
これは推測ですが、吉乃川さんが“羽越新幹線”ではなくて“北陸新幹線”で商標登録をしたのは、当時においても北陸新幹線のほうが現実味があったからでしょうか？
そして、なんとかしてその線路を長岡へ持ってきてほしいとの願いがあったのかもしれませんね。
そんなことを考えながら、このお酒をいただきたいと思います。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
淡いながらも、醸し出された酒臭い（←ほめ言葉です）うまみとともに、苦みをややはっきりと感じます。
酸味ははっきりしています。
すっぱさがあって、しかもさわやかな酸味です。
また、少しピリッと感じます。
甘みはひかえめです。
淡めのうまみと苦み、そしてさわやかな酸味の、淡麗辛口のお酒でした。
私としては、苦みが少し目立っているかと思いました。
もしかしたら、これは燗にしてしまったせいかもしれません。
(※1)新潟日報Website 【社会】2015/01/21 22:00記事より
私も昨晩E7系カップいただきました。
チョイ辛の美味しいお酒でした。
ツマミ無だったのですが
フキ味噌などで呑むと良い感じがします。
by makoccino (2015-04-16 06:10)
これ、私も先日いただきました。
辛口なでさわやかなお酒でした。吉乃川といえば、上越新幹線のポスターが気になります。
羽越新幹線は当時は、富山ｰ秋田間で想定されていたと思います。
by やまびこ３ (2015-04-16 22:23)
makoccinoさん、コメントありがとうございます。
たしかに辛口でしたが、燗にしたせいで苦味が出てしまったようです。
ふき味噌なら、きっとあいますよ。
by skekhtehuacso (2015-04-16 22:42)
やまびこ３さん、コメントありがとうございます。
羽越新幹線は今でも構想段階のままですが、それにしても吉乃川が北陸新幹線の商標登録をしていたことが意外でした。
いまだったら、きっとJRが文句を言うことでしょう。
うまいことやったと思いますよ。
by skekhtehuacso (2015-04-16 22:47)