【お酒】2262.武の井 純米酒 300ml [19.山梨県の酒]
製造者 武の井酒造株式会社
山梨県北杜市高根町箕輪一四五〇
品目 日本酒(純米酒)
原材料名 米(国産)、米麹(国産米)
山梨県産「ひとごこち」100%使用
精米歩合 70%
アルコール分 15度
内容量 300ml
(以上、ラベルより転記)
いやー、
オイラもまだまだだぜ!
このブログを書き始めてからすでに10年が経過しているというのに、
そろそろ容量がいっぱいになりそうだから新たなブログを立ち上げるかもうやめるか決めなければいけないというのに、
それでもまだまた、知らないお酒がたくさんあるのね。
今日いただくこの“武の井(たけのい)”なんて、お酒のこともその蔵元さんのこともぜんぜん知らなかったもんね。
昨夜は記事を更新をすることなく、この“武の井”なるお酒とその蔵元さんのことについて手元にあった書籍や雑誌をひととおおりあたってみたのでした。
でも、ほとんど出て来ない!
この蔵元さんの上位ブランド“青煌(せいこう)”についてのごくごく小さな記事を一つだけ見つけたのみでした。
そりゃ、知らないわけです罠!
それに山梨県へは何度か行ったものの、武の井なるお酒にめぐり合ったこともなし。
もしかして、山梨県でも幻の酒扱いなのかな?
そんな“武の井”ですが、今日いただくのは純米酒でした。
山梨県産の“ひとごこち”を100%使用しているんだってさ。
精米歩合は70%。
話のネタがないので敢えて触れますが、純米酒には精米歩合の制限はありません(清酒の製法品質表示基準(平成元年11月22日国税庁告示第8号)1の表2段目)。
でも精米歩合の“表示義務”はあるので、純米酒の特定名称を名乗るためには精米歩合を表示しなければなりません(同3(1))。
表示しなければ、たとえ純米酒の基準に適合していても、そのお酒は純米酒を名乗ることはできないのです。
ま、そんなこと、
どーでもいいんですけれどね!(みつまJAPAN’より)
話のネタが尽きたところで、いただきます。
まずはひや(常温)で試してみましょう。
お酒の色は、少し着いておりました。
香りはなし。
うまみは濃いめ。
米のうまみに厚みを感じ、どっしりとしています。
酒臭さ(ほめ言葉、以下同じ)も少し感じますが、前には出て来ないみたいです。
軽い渋みをちょっとだけ感じます。
キレはよく、スッと引きます。
酸味はややはっきり。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
酸味の深みも少し感じます。
スーはなく、ピリもなし。
甘みはひかえめ。
かなり弱めです。
濃醇ちょい渋ちょいすっぱちょい深スッキリ旨辛口のおいしいお酒でした。
うまみがしっかりしておりましたが、けっして重くは感じませんでした。
酸味もいい感じに効いており、深みを伴いつつも味を引き締めていたようでした。
辛口で、かつキレがよくてスッキリしておりました。
うまいね!
ちょい渋や酸味に角をちょっと感じましたが、けっして荒々しくはありませんでした。
それにキレがよいところが好印象でした。
次に、燗で試してみました。
香りが出ました。
酒臭い香りふわり。
うまみは米のうまみと共に、酒臭さが前に出てまいりました。
渋みは引いて、さらにキレがよくなりました。
酸味は鋭さが引き、深みだけを感じるようになりました。
ただしちょいスーかな。
甘みはひかえめ。
ひやと異なり、まったくわからなくなりました。
燗にすると、濃醇ちょい深ちょいスースッキリ旨辛口のおいしいお酒になりました。
燗のほうがうまみが複雑でしっかりした味わいになりました。
でもキレがよく、ちょいスーでかなりスッキリしてまいりました。
それに甘みを全く感じることがなくなり、キリッと引き締まっておりました。
武の井は、ひやでも燗でもおいしいお酒でした。
米のうまみを楽しむならばひやで、酒臭さと引き締まりとを感じたければ燗でといったところでしょうか。
その武の井と合わせた今日のエサはこちら。
細めのネギとちくわとで、
ぬた。
予想通り。
ロマネスコを探していたのですが、
なかったので、ブロッコリー。
サッと茹でて、
ベーコン、ニンニクと共に炒め、
塩コショウで味付けして、
できあがり。
ベーコンの脂がブロッコリーに回って、
おいしくいただけました。
ごちそうさまでした。