【お酒】1602.金冠大江山 純米酒 つづらの波 カップ [17.石川県の酒]
松波酒造株式会社
石川県鳳珠郡能登町松波30字114
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)
精米歩合 50%
アルコール分 14度以上15度未満
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)
松波酒造さんのお酒は、これまでに普通酒の能登恋路海岸カップをいただいております。
今日いただくこの金冠大江山は、純米酒なのだとか。
“金冠”(一級酒の小印かな?)はともかく、“大江山”の由来ですが、「丹波の大江山に住んでいたという伝説の鬼“酒呑童子”の如く、「豪快に酒を飲んで欲しい」との願いから命名された。」(※1)という、予想通りの結末でございましたとさ。
品質表示はこちらのとおり。
海洋深層水を使用しているんだってさ。
しょっぱくないのかな?
品質表示を見てはじめて気がついたのですが、おいしい呑み方は“冷や・常温”だってね。
純米酒ということであたしゃてっきり燗でいただくつもりでしたが、今日は常温でいただいてみたいと思います(冷やしていなかったもので)。
お酒の色は少し金色ですが、透き通った感じはありませんでした。
フタを開けると、フルーティーな上立ち香をかすかに感じます。
しかし口に含むと、それほどでもないね。
うまみはやや淡めでしょう。
米のうまみがふんわりとひろがりますが、厚みは感じません。
熟成感がごくかすかにあるみたいで、角がなくて穏やかです。
軽い苦みもかすかにありますが、これも角を感じません。
純米酒ですが、キレはよいみたいです。
酸味ははっきりですよ。
すっぱさがやや強めで、鋭さをバッチリ感じます。
スースーはなく、ピリピリ感もありません。
甘みはややひかえめ。
かなり弱めですが、その存在はわかります。
やや淡麗で爽快すっぱ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
味の要素の中でも酸味が突出していて、一口目で「すっぱいな!」と感じました。
それでもその酸味が弱めの香り、そしてやや辛口であることなどが相俟って、爽やかさを作り出しているようでした。
むしろこのくらいすっぱいほうが、冷やして飲んでも魚と合うのかな。
(※1)北陸電力企画『北陸酒紀行』p.66(2002.3 橋本確文堂)
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