【お酒】311.米鶴 吟醸生彩 300ml【追記あり】 [06.山形県の酒]
米鶴酒造株式会社
山形県東置賜郡高畠町二井宿1076
原材料名 米・米麹・醸造アルコール
国産米100%
精米歩合55%
アルコール分 14度
300ml
(以上、ラベルより転記)
米鶴酒造さんのお酒は、かつて米鶴の醸成ファミリーカップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、吟醸酒です。
蔵元さんのWebsiteによれば、このお酒は生貯蔵酒なのだそうです。
しかし、このお酒のラベルには、どこを見ても生貯蔵酒である旨の表示がありません。
生貯蔵酒なのに、生貯蔵酒である旨の表示をしなくてもよいのでしょうか?。
この点について調べてみたところ、生貯蔵酒である旨の表示は「製成後、加熱処理をしないで貯蔵し、製造場から移出する際に加熱処理した清酒である場合に表示できるものとする。」とされています(※1)。
すなわち、生貯蔵酒である旨の表示は任意的記載事項(記載したければしてもよいが、しなくてもよい事項)なのです。
ということは、このお酒に生貯蔵酒である旨の表示がなくても、ルール違反ではないということになります。
ちなみに、生酒の場合も、生酒であること自体は任意的表示事項です(※2)。
しかし、「製成後一切加熱処理をしないで製造場から移出する清酒には、保存若しくは飲用上の注意事項を表示する。」と定められています(※3)。
それ故、生酒
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【2015/09/30追記】
生詰について「製成後一切加熱処理をしないで製造場から移出する清酒」に該当すると書きましたが、これは誤りでした。(これに該当するのは生酒のみでした。)
生詰の場合は、「製成後一切加熱処理をしないで製造場から移出する清酒」に該当せず、よって「要冷蔵」などの「保存若しくは飲用上の注意事項」を表示する必要はないと考えます。
清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)5(6)の生貯蔵酒の定義には、「生貯蔵酒の用語は、製成後、加熱処理をしないで貯蔵し、製造場から移出する際に加熱処理した清酒である場合に表示できるものとする。」とあります。
これから判断するに、製成後とは完成後(私は勝手にそう思っていました。)ではなくて、上槽後(お酒をしぼった後)という意味であろうと考えられます。
ということは、生詰は製成後に一回火入れをしていますので、この「製成後一切加熱処理をしないで製造場から移出する清酒」には該当しないことになります。
私の認識が誤っていたことをお詫びして、ここで訂正させていただきます。
申し訳ございませんでした。
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つまらない話が長くなってしまいました。
吟醸酒ですし、生貯蔵酒のようですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
やっぱり、生貯蔵酒らしいフレッシュな風味を感じます。
それに、ほんのかすかに吟醸香を感じます。
うまみはやや淡めですが、しっかりしています。
吟醸酒らしい、お米本来のうまみです。
わずかに苦みを感じますが、気にはなりません。
この苦み以外には雑味を感じません。
酸味はかなり弱めです。
ほんの少しさわやかさを感じる程度です。
甘みはかなりひかえめです。
そのためでしょうか、ややドライな感じがします。
お米のうまみをそのまま味わえる、淡麗やや辛口のおいしいお酒でした。
味がきれいですがすがしく、甘みもひかえめですので、スイスイいけてしまいます。
生貯蔵酒なのに甘みがひかえめなのは、貯蔵時の管理を徹底されているからでしょう。
それに、雑味がなく、しかも酸味がひかえめなのは、吟味して醸造した成果だと思います。
(※1)清酒の製法品質表示基準(平成元年国税庁告示第8号)5(6)
(※2)同5(5)
(※3)同3(3)
(※4)酒税法及び酒類行政関係法令等解釈通達第86条の6 酒類の表示の基準 2(3)ハ
おはようございます!
蒸し暑い夜にぴったりのお酒ですね☆
青いボトルも爽やかでいいです~(^^)
アルコールを摂取するとよけい暑くなるので
ちょっと考えてしまうくらい暑い地元です^^;
by ちゅんちゅんちゅん (2014-08-24 08:22)
米鶴は蔵元にまで行ったことがある好みのお酒です。
うきたむとか美味しい銘柄があるので重宝してます!
by 遠霞(とおがすみ) (2014-08-25 17:54)
ちゅんちゅんちゅんさん、私は先々週に名古屋へ寄りましたが、おそらくあそこが日本で一番暑いんじゃないかと思うくらいでした。
by skekhtehuacso (2014-08-25 22:49)
遠霞さん、コメントありがとうございます。
さすが、おいしいところへはちゃんと行ってらっしゃるのですね。
遠霞さんのブログで、温泉宿のおいしそうな料理やお酒を見て、いつもうらやましく思っています。
by skekhtehuacso (2014-08-25 22:52)