【お酒】312.上喜元(ジョウキゲン) カップ [06.山形県の酒]
酒田酒造株式会社
山形県酒田市日吉町二丁目3-25
原材料名/米(国産)米こうじ(国産米)醸造アルコール
アルコール分15度以上16度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
山形県の北部、酒田市に蔵を置く蔵元さんです。
この蔵元さんは、酒田市内でもかなり中心地に位置しています、
といっても、今日いただくこのカップ酒は、山形県南部の米沢市内にあるスーパーで入手しました。
上喜元は、雑誌や書籍で紹介されているのをよく見ます。
しかし、蔵元さんはWebsiteを開設していないどころか、山形県酒造組合Website内のページもかなり素っ気ない内容になっていることから、もしかしてあまり自ら情報を発信したがらない蔵元さんなのかもしれませんね。
もしそうであれば、情報が少ない分、きっと
私が見た限りでは、メディアで紹介されているのはどれも特定名称酒ばかりのようです。
一方、今日いただくこのお酒は、普通酒のカップ酒です。
上喜元の特徴として、ある文献では以下のように紹介されていました。
「「しっかりとした旨味のある酸を出して、飲み飽きのしない酒を目指す」という方針によって造られていますから、酸のある食中酒として最適なお酒にすべてがなっています。」
「蔵の設備も素晴らしく、われわれ消費者がいかにおいしく飲むことができるか、ということを常に念頭に置き、温度管理が1本1本できるタンクを設置するなどさまざまなところに工夫があります。」(以上、(※1))
しっかりとした旨味のある酸を出すなんて、これは期待できそうです。
はたしてこの方針は、特定名称酒だけではなくて、普通酒にも生かされているのでしょうか。
今日もぬる燗でいただきます。
うん、たしかにそうだ!。
普通酒なのに、うまみがかなり濃くて、しっかりしています。
醸し出された、まさに酒臭い(←ほめ言葉です)うまみです。
しかし、キレがよくて、後味はスッキリしています。
このうまみには、深みがあります。
それに、老ねたようなクセを感じます。
酸味もかなり豊かです。
すっぱさがあって、深みのある酸味です。
これって、もしかして生酛造りなのでしょうか?。
わずかにピリッと感じますが、気にはなりません。
甘みはひかえめですが、わずかに存在することがわかります。
この甘みは、お酒にコクを添えているようです。
濃くて深みのある旨味と、豊かでこれも深みのある酸味との、濃醇辛口のお酒でした。
アル添の普通酒なのに、味がとてもしっかりしていました。
私としては、老ねたようなクセがちょっと気になるところでした。
でも、特定名称酒だったらこの味とクセとがどう変化するのか知りたくなってきました。
これはぜひ、特定名称酒もいただいてみなくてはなりません。
次のカップ酒収集の旅は、酒田へ行くことに決めました。
(※1)かざまりんぺい『新世代日本酒が旨い-いま飲むべき全国の36銘柄』p.147(2010.1 角川SSC新書092)
これを飲んでジョウキゲンには
ならなかったということで、イイネ?
(藤やん口調)
by あとりえSAKANA (2014-08-25 23:30)
あとりえSAKANAさん。
じゃ何かい?、君は、ボクが書いた記事に文句があるってことなのか。
(洋さん風で)
by skekhtehuacso (2014-08-25 23:44)
酒田へは、新潟から「きらきらうえつ」に乗ってどうぞ!
上喜元、出羽桜や初孫と並んで、超有名どころだと、思っていましたがぁ・・・。私だけ?
by hanamura (2014-08-26 06:11)
びゃははは (≧ω≦)b
by あとりえSAKANA (2014-08-26 17:22)
hanamuraさん、コメントありがとうございます。
きらきらうえつに乗って日本海を眺めつつ、一杯やりながら酒田へ向かうのもいいですね。
でも、それをやっちゃうと、酒田についたとたん、もうカップ酒集めなんかどうでもいいやってことになりかねませんわ、私だったら…。
by skekhtehuacso (2014-08-26 22:36)
今、呑んでます(^_^;)
もうひとつの「常きげん」は、蒸発してしまいましたが・・・
by やなぼー (2014-09-04 20:52)