【お酒】648.麒麟山 特別本醸造 ときかぜ 300ml [15.新潟県の酒]
【販売元】
(県酒販)新潟県酒類販売株式会社
新潟市東区卸新町三丁目1番12号
【製造者】
麒麟山酒造株式会社
新潟県東蒲原郡阿賀町津川46
原材料名/米(新潟県産)米こうじ(新潟県産米)醸造アルコール
アルコール分/14度以上15度未満
精米歩合/こうじ米60% 掛米60%
300ml詰
(以上、瓶の印刷事項より転記)
麒麟山酒造さんのお酒は、かつて普通酒の伝辛麒麟山カップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、特別本醸造なのだとか。
このお酒には、製造者のほかに販売元が表示されています。
新潟県酒類販売株式会社のWebsiteを見るに、どうやらこのお酒は、新潟県酒類販売さんが企画した商品のようです。
それによれば、このお酒は四段仕込なのだとか。
四段仕込は甘口のお酒を造るための手法であることは、かつてこちらの末尾で紹介していますので、ご覧ください。
ということは、このお酒も甘口なのでしょうか?
そういえば、県の酒類販売組合や酒類販売会社が企画した商品でかつていただいたものには、神奈川県の酒匂川カップや千葉県のちばの通酒、そして千葉県のツーカップなどがありました。
これは私の推測ですが、製造元のほかに企画者がいるということは、おそらく仕込みや味、それに値段などに関して企画者側から製造元に対して指示がなされているものと推察いたします。
その指示は、酒質の向上を目指したものだけではなく、いわゆる大人の事情によってなんらかの妥協を促すものもあるかもしれません。
いかんいかん、お酒をいただく前からそんな邪推をしてはいけません。
おいしいお酒であることを願いつつ、そろそろいただいてみたいと思います。
特別本醸造ですが、瓶には「冷やして、またはお燗にして、」と書かれていますので、最初にかかれているとおり冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は、無色でした。
一口含むと、生酒のようなフレッシュさを感じました。
うまみは淡めです。
お米のうまみをほんのりと感じます。
また、やや苦みを感じました。
酸味はひかえめです。
すっぱさをちょっと感じる程度です。
刺激やピリピリ感はありません。
四段仕込だけあって、甘みはややはっきりしています。
でも、それほど目立たず、じわじわと感じるくらいです。
さらっとしていて、ベトつかない甘みです。
生酒のような風味があって、味わいがおだやかな、淡麗やや甘口のお酒でした。
味に角やクドさがなく、しかもほどよい甘みがあるので、飲みやすく仕上がっています。
しかし、私としては、味に面白みがないように思います。
もしかして、この味わいは酒販会社からの指示によるものなのでしょうか?
私としては、普通酒の伝辛麒麟山のほうがうまみがはっきりしていておいしいように思いました。
これは私の意見ですが、お酒の造りは蔵元さんのご判断に任せ、酒類販売会社や組合はその販売に注力なさったほうがよいのではないかと、このお酒に関してはそう思いました。
前の緑川、昨日の吉乃川、そして今日の麒麟山は宮城県では見た事が無いので新潟県限定なのかなあ?。
酒類販売会社もあの手この手と考えているのでしょうなあ。
by エクスプロイダー (2015-08-23 21:13)
この酒は見たことがありません。
とにかく、新潟は美味しい酒が多いですね。
by toshi (2015-08-24 06:03)
エクスプロイダーさん、限定かどうかはわかりませんが、他では見たことがありません。
かつて記事でも書きましたが、そもそも酒類配給公団の生き残りである酒類販売会社にお酒の普及促進が果たせるのか、私としてはいささか疑問ですね。
by skekhtehuacso (2015-08-25 22:48)
toshiさん、私もこのお酒を十日町以外で見たことがありません。
新潟のお酒はおいしいですが、特に中越の蔵元さんのお酒はうまみがしっかりしていておいしいと思います。
by skekhtehuacso (2015-08-25 22:50)