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【お酒】720.関山(かんざん) 金印 カップ [03.岩手県の酒]

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両磐酒造株式会社
岩手県一関市末広一丁目8-23

原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)醸造アルコール
アルコール分15.0度以上16.0度未満
180ml
(以上、ラベルより転記)




両磐酒造さんは、昭和19年に戦時統合によって設立された蔵元さんのようです。
その酒蔵は、かつての町営火力発電所を譲り受けて使用しているのだとか。
現在の工場は昭和二十六年に取得し、翌年から醸造を始めている。広さは約一万五千坪。その一部はかつて町営の火力発電所だったところで、貯蔵タンクが並ぶ蔵は当時のまま。外壁には送電ケーブルの接続口が残されているなど、当時の面影をいまに伝えている。」(※1)

また、酒銘の“関山(かんざん)”は、平泉の中尊寺の山号に由来するそうです。
両磐酒造の主要銘柄は『関山』。平安時代の末、約百年にわたり栄華を極めた平泉黄金文化の中心・中尊寺の山号をいただいた由緒ある名だ。」(※2)


能書きはこのくらいにしておいて、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
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お酒の色は、ほんの少しわかる程度でした。
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燗をつけると、お酒の甘い香りがフワッと漂ってきましたよ。

うまみは淡めですが、淡いなりにしっかりしています。
やわらかいうまみを感じます。
苦みや雑味はありません。

酸味ははっきりしています。
すっぱさを感じますが、すっぱさ自体に角がなく、おだやかです。
それでいて、刺激やピリピリ感はありません。

甘みはちょっとあるみたいです。
さらっとしていて、べとつかない甘みです。


おだやかな酸味が効いている、やや淡麗で旨やや辛口のおいしいお酒でした。
酒臭さはほとんどないものの、酸味が飲みごたえを添えているようでした。
食べ物の油っぽさや臭みなんかをさらっと流してくれそうな味わいだと思います。

(※1)岩渕公二『岩手の酒蔵』p.50(1998.10 岩手日報社出版部)
(※2)(※1)p.51
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