【お酒】897.扶桑鶴 上撰 カップ [32.島根県の酒]
株式会社桑原酒場
島根県益田市中島町ロ171
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
180ml詰
(以上、フタより転記)
昨日いただいた扶桑鶴の佳撰カップに続けて、今日は上撰カップをいただきます。
“上撰”は、おそらくかつての級別制度下における一級酒に相当するお酒でしょう。
(その根拠については、こちらで引用した文献の記述をお読み下さい。)
ところで、このカップには“さくら”の絵柄とともに、下の部分にくびれがつけられています。
そういえば、このカップには、かつて宮の舞の上撰カップをいただいた際に出会っておりました。
これはきっと、酒造メーカー向けの既製品なのでしょうね。
昨日いただいた佳撰カップには、独特の風味がありました。
今日いただくこの上撰カップは、はたしてどのような風味なのでしょうか。
それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、佳撰カップと同じくらいでした。
アルコール香がちょっとはっきりしていますね。
うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみとともに、熟成感を感じます。
佳撰カップにはウィスキーみたいな風味がありましたが、こちらは日本のお酒らしい熟成感でした。
また、こちらには苦みがなく、それにキレがよいみたいです。
酸味はややはっきりしています。
さわやかさがメインで、すっぱさはわずかです。
それにちょいピリですが、佳撰カップほどではないですね。
甘みはややはっきりしています。
佳撰カップよりもさらっとしている甘みです。
熟成感とさわやかさとの、やや濃醇で旨口のおいしいお酒でした。
ちょいピリで熟成感があるものの、佳撰カップよりも角がなくてキレがよく感じました。
それでもしっかりし味わいで、飲み応えがあります。
私はこちらの上撰カップのほうがおいしいと思います。
2016-06-07 21:59
あ~酒臭かった!(44)
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