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【お酒】993.久米桜 純米酒 八郷70 カップ [31.鳥取県の酒]

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久米桜酒造有限会社 大山醸造場
鳥取県西伯郡伯耆町丸山1740-50

原材料/米(国産)・米麹(国産米)
アルコール度/15度以上16度未満
原料米/八郷産 山田錦100%
精米歩合/70%
日本酒度/+6
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




久米桜酒造さんのお酒は、かつて普通酒の久米桜にごり酒小雪のカップをいただいております。
今日いただくこのお酒は、地元産の山田錦を100%使用したという純米酒です。
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山田錦は“酒米の王様”と言われ、しかも「「山田錦」で造った酒の味は、濃醇で幅があるとよく言われる。」とか、あるいは「「山田錦」の酒は味、香りに広がりが違い、口の中の広がりがふくよかである。」のだそうです(※1)。

でもさ、「幅がある」や「ふくよか」という言葉から肥満体型を想像することは簡単ですけれど、お酒の味を想像してみろといわれてもよくわかりませんよね。
これは自分の舌で確かめてみるしかありません。


純米酒ですので、普段はぬる燗でいただくところです。
しかし、今日はまず、常温でいただいてみたいと思います。

お酒の色は、少し茶色がかっておりました。
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うまみはやや濃いめです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみとともに、お米の味を感じますよ。
澄んでいてきれいな感じがしますが、それでいてうまみが口の中にフワッと広がります。
それに、苦みや雑味はまったくありません。
それでいてキレがよく、スッと引いていきます。

酸味はややひかえめです。
穏やかな角のないすっぱさをちょっと感じる程度です。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややひかえめです。
けっしてべとつかない、さらっとした甘みをほんの少し感じる程度です。
でも、それがお酒の味にコクを添えているみたいです。


うまみがパッと広がってスッと引く、やや濃醇で旨やや辛口のおいしいお酒でした。
酒臭さ(←あくまでもほめ言葉です)もあって、飲みごたえを感じます。
それでいてきれいで雑味がなく、それにキレがとてもよいせいか、クドさはまったくないですね。
酸味や甘みもわずかにありますが、それらはうまみを支えるための必要最小限度に設計されているように感じました。

「幅がある」や「ふくよか」という言葉は、もしかしたら、きれいでキレがよいもののパッと広がるうまみのことを指すのでしょうか?
たしかに、これまでにいただいた山田錦使用のお酒に共通した味わいのようにも思いますが、はたして本当にそうなのでしょうか?
うーん、よくわかりません。



ここで、燗にしてみました。
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燗にすると、酸味が少し立ってきました。
この酸味がキレのよさと相俟って、すっきりした感じが増してきたようです。
燗のほうが飲みやすいかもしれません。

(※1)兵庫酒米研究グループ編著『山田錦物語 人と風土が育てた日本一の酒米』p.27(2010.4 神戸新聞総合出版センター)
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