秋の乗り放題パスを使って酒集めをしてみましたよ [旅]
今回は、JRの在来線が乗り放題となる“秋の乗り放題パス”を使って出かけてみました。
普通電車(快速を含む)しか乗ることができないなど、使用上のルールは青春18きっぷと似ております。
しかし、こちらの有効期間は連続する3日間であって、その3日分を分散させたり複数人で分け合ったりすることはできません。
そこで、有効期間内における唯一の三連休であった10月8日(土)~10日(月祝)に出かけてきましたよ。
【一日目:10/8(土)】
まずは、上野駅から。
5:46発の東北本線(宇都宮線)宇都宮行525Mに乗車。
宇都宮駅で、7:37発黒磯行633Mに乗りかえ。
黒磯駅(栃木県)で、8:54発郡山行2129Mに乗りかえ。
ただしこの列車は終点の郡山駅でこのまま福島行1135Mとなるので、福島駅までこの電車に乗車します。
現在、黒磯駅構内にあるデッドセクションを北側の本線上に移設する工事が進められているみたいですね。
工事が完成して黒磯駅全体が直流化されると、この701系のような交流電車をここ黒磯駅で見ることはできなくなるでしょう。
その後、このホームには、いったいどんな車両が入ってくるのでしょうね。
福島駅での乗りかえ待ち時間が50分ほどあったことから、駅ビルに入っているそば屋で昼食をいただきました。
福島駅からは、11:47発白石行1185Mに乗車。
あーあ、雨降ってきやがったよ!
白石駅(宮城県)で、12:35発仙台行445Mに乗りかえ。
白石駅もやっぱり雨だよ・・・・
仙台駅で、13:30発小牛田行2545Mに乗りかえ。
小牛田駅(宮城県)で、14:51発一ノ関行535Mに乗りかえ。
目的地へ向かうための最後の乗りかえです。
535Mを終点まで乗って、15:39に一ノ関駅(岩手県)へ到着。
上野駅(東京都)から一ノ関駅(岩手県)まで6本の普通電車を乗り継いで、10時間弱をかけての行程でした。
でもね、賃労働で拘束されている時間と比べると、こっちのほうがはるかにあっという間な感じですわ。
それに、青春18きっぷシーズンではなかったからかもしれませんが、東海道本線でJR東海が仕掛ける静岡地獄のような激混み状態もなくて、けっこう快適でしたよ。
北上川の支流である磐井川にかかる橋の上よりこんにちは!
なんと、雨が止んでいたんですよ!
しかも雨上がりの涼しい風が吹いていて、気持ちよく歩くことができした。
一ノ関駅周辺を2時間ほどうろついて、成果はこちら。
七福神の大吟醸と、関山の上撰カップ。
関山は、生酒缶(右)もありました。
左の関山紙カップは、上記の上撰カップとおそらく同じ中身だと思います。
酒集めを終えて、一ノ関駅から仙台行の普通電車に乗車。
今日進んできた東北本線を戻ります。
岩手県から県境を越えて宮城県へと入り、着いたのは小牛田駅。
一日目は、小牛田駅の駅前にある旅館に宿泊しました。
一ノ関駅にて入手した駅弁を旅館の部屋でいただいて、さっさと寝ましたよ。
関山の金印カップとともにいただきましたが、お酒の写真を撮ることを忘れてしまいました。
【二日目:10/9(日)】
旅館の玄関前より。
二日目は、小牛田駅から陸羽東線に乗って、宮城県大崎市内の駅で降りて酒集めをしました。
まずは、新庄行ディーゼルカーに乗車。
キハ110系2連のワンマン列車でした。
小牛田駅では雨が少し降っておりましたが、列車に乗っているうちに雲が少しずつ切れてきましたよ。
小牛田駅から30分弱乗って、着いたのは西大崎駅。
ここから歩いて行きます。
雨はあがっていて、涼しい風が吹く中を気持ちよく歩くことができました。
西大崎駅から歩いて集めた成果はこちら。
澤乃泉は、本醸造の300ml瓶をGET。
生貯もあるでよ。
愛宕の松は、純米吟醸を見つけました。
一時間半ほど歩いていると、雰囲気のよい場所へと辿り着きました。
その一角にあったのが、“森泉(もりいずみ)”を造る森民酒造店さん。
蔵の裏へと回ると、これまたいい雰囲気でした。
その森民酒造店さんで、森泉の300ml瓶2種類をGET。
もう一本、吟醸クラスを買っておけばよかったと、いささか後悔しております。
でもこれで、再び森民酒造店さんを訪れる楽しみができたというものですわ。
訪問先で採り尽くさないことが、この趣味を長く続ける秘訣ではないかと思うようになった今日この頃です。
西大崎駅から2駅分を2時間掛けて歩いて、着いたのは有備館駅。
駅前には有備館なる郷学の跡があるそうですが、酒とは関係なさそうでしたので入りませんでした。
有備館駅から再び陸羽東線に乗車。
紅葉こそまだ見ることができないものの、すすきが生える線路脇なんで、もうすっかり秋景色ですね。
有備館駅から2駅めの、池月駅で下車。
宮城県にも池月の出自に関する伝説があるのかと思い、さぞかしみやびな雰囲気が漂う場所なのだろうなと勝手に想像しておりましたよ、降りる前までは。
でもね、その予想に反して、降りたとたん、道の向こう側から大音量の演歌が流れてくるじゃありませんか!
演歌を垂れ流していたのはこの施設。
“あ・ら・伊達な道の駅”
大音量の演歌に合わせて踊っとったがな!
それにしてもこの道の駅、人大杉!
家族連れが車に乗ってじゃんじゃん入ってきて、そこらじゅうのベンチやらテーブルやらで飲み食いしていやがる楽しそうにお食事をなさっていらっしゃる。
私は当初、この道の駅での酒集めを狙って池月駅で下車したのですが、大音量の演歌と人の多さとに辟易し、さっさと退散しましたよ。
酒好きのおひとりさまにとっては、この場所は完全にハズレでした。
(酒好きのおひとりさまになんか、来てもらいたくないに決まっているじゃないか!)
失意のうちに池月駅へ戻って、陸羽東線の鳴子温泉行に三たび乗車。
鳴子温泉駅で、新庄行に接続乗りかえ。
鳴子温泉駅を出ると、車窓の景色が山深くなってきました。
陸羽東線を終点の新庄駅まで乗って、今度は奥羽本線の山形行に乗りかえ。
標準軌の単線を100km/hでかっ飛ばす電車に乗ると、「山形へ来たなぁ。」という気分になるのは、わたくしだけでしょうか?
山形駅の二つ手前、羽前千歳駅にて下車。
ここから南下して、酒集めをしてみました。
馬見ケ崎川にかかる橋の上からこんにちは!
どうやらここ山形でも、私が来る前までは雨が降っていたようでした。
これまたラッキーでしたよ!
羽前千歳では2時間ほど歩いて、成果はこれだけ。
澤正宗さんの吟醸生酒をGET。
山形の内陸部へはこれまでに何度か訪れておりますので、酒集めをしても既出のお酒に出会うことが多くなってきました。
羽前千歳駅から一駅分歩いて、北山形駅に辿り着きました。
来るべき冬に備えて、防寒対策はばっちりなようです。
北山形駅からは、仙山線から来た山形行に乗車。
一駅だけ乗って、着いたのは山形駅。
山形駅の駅ビルに入っている酒屋さんで、秀鳳の純米大吟醸一合瓶をGET。
本日の酒集めはこれにしておしまい。
山形へ来たらけっしてはずせない、居酒屋伝七さんへと向かいます。
晩酌コースを予約をしていたためか、すでに4品を用意していただいておりました。
山芋といくらの酢の物。
ずんだとみょうがとの和え物。
豆の味がとても濃い!
もってのほか(食用菊)とそうめんかぼちゃとは、下のマヨネーズと和えていただきます。
そのマヨネーズにも、カニと明太子とで隠し味がつけられていたところなんか、ニクイね!
それにしても、このアケビの皮の煮物はとてもおいしかった!
アケビの皮のほろにがさが、くるみの粒々が出すコクととても合う!
お酒がすすんでしまいそうな、とても危険な一品でした。
そのお酒ですが、一杯目は羽前桜川の辛口をお燗で。
飯豊山の北側の麓、山形県の小国町に蔵を構える蔵元さんのお酒です。
糖類酸味料添加なのに、なぜかおいしい不思議なお酒なのです。
このきゅうりは、アケビの中身を使って漬けてあるのだとか。
たしかに、ほんのりと甘みを感じることができましたよ!
お刺身三品。
わさびのしょうゆ漬けが激辛なので、十分に注意しなければなりませぬ!
お刺身に合わせたのは、鳥海山純米酒超辛口。
山形県とは鳥海山をはさんで北側の麓に位置する、秋田県由利本荘市矢島町の天寿酒造さんが造ったお酒でした。
(かつて一度訪問しております。)
かなりすっきりしていて、きれいな味わいのお酒でした。
これは秋鮭と天然まいたけとのホイル焼き。
秋鮭もですが、まいたけがよぉ、どえりゃあうみゃあでだちかんがや!
その辺のスーパーで売っているやつとはね、味も香りも、それに歯ごたえもぜんぜんちがいましたよ!
三杯目には、満を持しての東北泉!
これも鳥海山の麓、山形県遊佐町吹浦に蔵を置く蔵元さんのお酒です。
今日の東北泉は、美山錦を使用した純米吟醸でした。
(ラベルには雄町って書いてあるのにね。)
美山錦使用だからでしょうか、かなりすっきりした味わいでした。
でも、東北泉らしいやわらかさはありましたよ。
最後の〆は、芋煮でしたよ。
しょうゆ味の汁の中に、牛肉と悪戸芋、それに“ぶなかのか”というきのこが入った贅沢な一品でした。
いつものことながら、伝七さんにはお料理もお酒も堪能させていただきました。
それにもう腹いっぱいで、苦しいくらいでした。
いやー、来てよかった!
ホテルに戻って、さっさと寝ましたとさ。
【三日目:10/10(月祝)】
三日目は酒集めをすることなく、さっさと帰るのみです。
山形駅から奥羽本線始発普通電車の福島行420Mに乗って、福島駅からは東北本線の普通電車を乗り継いで帰ったとさ。
って、このまままっすぐ帰れるワケがないっちゅうねん!
だってさ、帰る途中に宇都宮駅があるんだもん。
餃子を食べずに宇都宮駅を素通りするなどという無礼なことはね、あたしゃこの餃子像様に誓って決してできないのですよ!
かといって、みんみんや正嗣といった名店には立ち寄りませんよ。
だって、餃子を食べるためにわざわざ行列に並ぶってのは、あたしゃおかしいと思うんだもん。
餃子ってのはさ、食べたいなと思ったときにサッと食べられて、すぐにお腹いっぱいになって人の心を幸せにしてくれる食べ物じゃないんですかね。
それをイライラしながら並んで食べるってのは、どうかと思いますよ。
(ふつうの人はさ、並ぶくらいではイラつかないんだよ!)
宇都宮駅前からバスに乗って、中心市街地である東武宇都宮駅周辺を目指します。
着いたのは、三平食堂さん。
まずは生ビール(なぜかいつもかっぱえびせん付)をいただきます。
これは野菜サラダ。
あまりにもおいしそうでしたので、写真を撮る前にトマトを一つ食べてしまいました。
下に敷いてあるポテトサラダが見えているところに、そのトマトはありました。
餃子が出てまいりました!
こちらはしそ餃子。
孤独のグルメ方式(酢とこしょうに、ラー油をちょっとたらす)でいただきます。
皮はもちもち。
中身はあっさりしていて、クドさのない味わいです。
この餃子にはしょうゆを使わないほうが、餃子そのものの味をしっかりと楽しむことができると思います。
ビールが空いたので、二級酒(十一正宗の普通酒)を燗でいただきます。
雑味がなくてきれいな味わいの十一正宗が、あっさり味の餃子とよく合うのですよ!
これで、今回の旅で予定していた行事をすべて終了することができました。
オリオン通りを歩いて宇都宮駅へ戻り、普通電車に乗って帰ったとさ。
途中にあった物産店で、十一正宗のにごり酒(アロマぼとる)を見つけてしまいました。
以上、カップ酒3個、一合瓶2本、300ml瓶7本の旅でした。
300ml瓶をもうあと二、三本買っといてもよかったかも。
普通電車(快速を含む)しか乗ることができないなど、使用上のルールは青春18きっぷと似ております。
しかし、こちらの有効期間は連続する3日間であって、その3日分を分散させたり複数人で分け合ったりすることはできません。
そこで、有効期間内における唯一の三連休であった10月8日(土)~10日(月祝)に出かけてきましたよ。
【一日目:10/8(土)】
まずは、上野駅から。
5:46発の東北本線(宇都宮線)宇都宮行525Mに乗車。
宇都宮駅で、7:37発黒磯行633Mに乗りかえ。
黒磯駅(栃木県)で、8:54発郡山行2129Mに乗りかえ。
ただしこの列車は終点の郡山駅でこのまま福島行1135Mとなるので、福島駅までこの電車に乗車します。
現在、黒磯駅構内にあるデッドセクションを北側の本線上に移設する工事が進められているみたいですね。
工事が完成して黒磯駅全体が直流化されると、この701系のような交流電車をここ黒磯駅で見ることはできなくなるでしょう。
その後、このホームには、いったいどんな車両が入ってくるのでしょうね。
福島駅での乗りかえ待ち時間が50分ほどあったことから、駅ビルに入っているそば屋で昼食をいただきました。
福島駅からは、11:47発白石行1185Mに乗車。
あーあ、雨降ってきやがったよ!
白石駅(宮城県)で、12:35発仙台行445Mに乗りかえ。
白石駅もやっぱり雨だよ・・・・
仙台駅で、13:30発小牛田行2545Mに乗りかえ。
小牛田駅(宮城県)で、14:51発一ノ関行535Mに乗りかえ。
目的地へ向かうための最後の乗りかえです。
535Mを終点まで乗って、15:39に一ノ関駅(岩手県)へ到着。
上野駅(東京都)から一ノ関駅(岩手県)まで6本の普通電車を乗り継いで、10時間弱をかけての行程でした。
でもね、賃労働で拘束されている時間と比べると、こっちのほうがはるかにあっという間な感じですわ。
それに、青春18きっぷシーズンではなかったからかもしれませんが、東海道本線でJR東海が仕掛ける静岡地獄のような激混み状態もなくて、けっこう快適でしたよ。
北上川の支流である磐井川にかかる橋の上よりこんにちは!
なんと、雨が止んでいたんですよ!
しかも雨上がりの涼しい風が吹いていて、気持ちよく歩くことができした。
一ノ関駅周辺を2時間ほどうろついて、成果はこちら。
七福神の大吟醸と、関山の上撰カップ。
関山は、生酒缶(右)もありました。
左の関山紙カップは、上記の上撰カップとおそらく同じ中身だと思います。
酒集めを終えて、一ノ関駅から仙台行の普通電車に乗車。
今日進んできた東北本線を戻ります。
岩手県から県境を越えて宮城県へと入り、着いたのは小牛田駅。
一日目は、小牛田駅の駅前にある旅館に宿泊しました。
一ノ関駅にて入手した駅弁を旅館の部屋でいただいて、さっさと寝ましたよ。
関山の金印カップとともにいただきましたが、お酒の写真を撮ることを忘れてしまいました。
【二日目:10/9(日)】
旅館の玄関前より。
二日目は、小牛田駅から陸羽東線に乗って、宮城県大崎市内の駅で降りて酒集めをしました。
まずは、新庄行ディーゼルカーに乗車。
キハ110系2連のワンマン列車でした。
小牛田駅では雨が少し降っておりましたが、列車に乗っているうちに雲が少しずつ切れてきましたよ。
小牛田駅から30分弱乗って、着いたのは西大崎駅。
ここから歩いて行きます。
雨はあがっていて、涼しい風が吹く中を気持ちよく歩くことができました。
西大崎駅から歩いて集めた成果はこちら。
澤乃泉は、本醸造の300ml瓶をGET。
生貯もあるでよ。
愛宕の松は、純米吟醸を見つけました。
一時間半ほど歩いていると、雰囲気のよい場所へと辿り着きました。
その一角にあったのが、“森泉(もりいずみ)”を造る森民酒造店さん。
蔵の裏へと回ると、これまたいい雰囲気でした。
その森民酒造店さんで、森泉の300ml瓶2種類をGET。
もう一本、吟醸クラスを買っておけばよかったと、いささか後悔しております。
でもこれで、再び森民酒造店さんを訪れる楽しみができたというものですわ。
訪問先で採り尽くさないことが、この趣味を長く続ける秘訣ではないかと思うようになった今日この頃です。
西大崎駅から2駅分を2時間掛けて歩いて、着いたのは有備館駅。
駅前には有備館なる郷学の跡があるそうですが、酒とは関係なさそうでしたので入りませんでした。
有備館駅から再び陸羽東線に乗車。
紅葉こそまだ見ることができないものの、すすきが生える線路脇なんで、もうすっかり秋景色ですね。
有備館駅から2駅めの、池月駅で下車。
宮城県にも池月の出自に関する伝説があるのかと思い、さぞかしみやびな雰囲気が漂う場所なのだろうなと勝手に想像しておりましたよ、降りる前までは。
でもね、その予想に反して、降りたとたん、道の向こう側から大音量の演歌が流れてくるじゃありませんか!
演歌を垂れ流していたのはこの施設。
“あ・ら・伊達な道の駅”
大音量の演歌に合わせて踊っとったがな!
それにしてもこの道の駅、人大杉!
家族連れが車に乗ってじゃんじゃん入ってきて、そこらじゅうのベンチやらテーブルやらで
私は当初、この道の駅での酒集めを狙って池月駅で下車したのですが、大音量の演歌と人の多さとに辟易し、さっさと退散しましたよ。
酒好きのおひとりさまにとっては、この場所は完全にハズレでした。
(酒好きのおひとりさまになんか、来てもらいたくないに決まっているじゃないか!)
失意のうちに池月駅へ戻って、陸羽東線の鳴子温泉行に三たび乗車。
鳴子温泉駅で、新庄行に接続乗りかえ。
鳴子温泉駅を出ると、車窓の景色が山深くなってきました。
陸羽東線を終点の新庄駅まで乗って、今度は奥羽本線の山形行に乗りかえ。
標準軌の単線を100km/hでかっ飛ばす電車に乗ると、「山形へ来たなぁ。」という気分になるのは、わたくしだけでしょうか?
山形駅の二つ手前、羽前千歳駅にて下車。
ここから南下して、酒集めをしてみました。
馬見ケ崎川にかかる橋の上からこんにちは!
どうやらここ山形でも、私が来る前までは雨が降っていたようでした。
これまたラッキーでしたよ!
羽前千歳では2時間ほど歩いて、成果はこれだけ。
澤正宗さんの吟醸生酒をGET。
山形の内陸部へはこれまでに何度か訪れておりますので、酒集めをしても既出のお酒に出会うことが多くなってきました。
羽前千歳駅から一駅分歩いて、北山形駅に辿り着きました。
来るべき冬に備えて、防寒対策はばっちりなようです。
北山形駅からは、仙山線から来た山形行に乗車。
一駅だけ乗って、着いたのは山形駅。
山形駅の駅ビルに入っている酒屋さんで、秀鳳の純米大吟醸一合瓶をGET。
本日の酒集めはこれにしておしまい。
山形へ来たらけっしてはずせない、居酒屋伝七さんへと向かいます。
晩酌コースを予約をしていたためか、すでに4品を用意していただいておりました。
山芋といくらの酢の物。
ずんだとみょうがとの和え物。
豆の味がとても濃い!
もってのほか(食用菊)とそうめんかぼちゃとは、下のマヨネーズと和えていただきます。
そのマヨネーズにも、カニと明太子とで隠し味がつけられていたところなんか、ニクイね!
それにしても、このアケビの皮の煮物はとてもおいしかった!
アケビの皮のほろにがさが、くるみの粒々が出すコクととても合う!
お酒がすすんでしまいそうな、とても危険な一品でした。
そのお酒ですが、一杯目は羽前桜川の辛口をお燗で。
飯豊山の北側の麓、山形県の小国町に蔵を構える蔵元さんのお酒です。
糖類酸味料添加なのに、なぜかおいしい不思議なお酒なのです。
このきゅうりは、アケビの中身を使って漬けてあるのだとか。
たしかに、ほんのりと甘みを感じることができましたよ!
お刺身三品。
わさびのしょうゆ漬けが激辛なので、十分に注意しなければなりませぬ!
お刺身に合わせたのは、鳥海山純米酒超辛口。
山形県とは鳥海山をはさんで北側の麓に位置する、秋田県由利本荘市矢島町の天寿酒造さんが造ったお酒でした。
(かつて一度訪問しております。)
かなりすっきりしていて、きれいな味わいのお酒でした。
これは秋鮭と天然まいたけとのホイル焼き。
秋鮭もですが、まいたけがよぉ、どえりゃあうみゃあでだちかんがや!
その辺のスーパーで売っているやつとはね、味も香りも、それに歯ごたえもぜんぜんちがいましたよ!
三杯目には、満を持しての東北泉!
これも鳥海山の麓、山形県遊佐町吹浦に蔵を置く蔵元さんのお酒です。
今日の東北泉は、美山錦を使用した純米吟醸でした。
(ラベルには雄町って書いてあるのにね。)
美山錦使用だからでしょうか、かなりすっきりした味わいでした。
でも、東北泉らしいやわらかさはありましたよ。
最後の〆は、芋煮でしたよ。
しょうゆ味の汁の中に、牛肉と悪戸芋、それに“ぶなかのか”というきのこが入った贅沢な一品でした。
いつものことながら、伝七さんにはお料理もお酒も堪能させていただきました。
それにもう腹いっぱいで、苦しいくらいでした。
いやー、来てよかった!
ホテルに戻って、さっさと寝ましたとさ。
【三日目:10/10(月祝)】
三日目は酒集めをすることなく、さっさと帰るのみです。
山形駅から奥羽本線始発普通電車の福島行420Mに乗って、福島駅からは東北本線の普通電車を乗り継いで帰ったとさ。
って、このまままっすぐ帰れるワケがないっちゅうねん!
だってさ、帰る途中に宇都宮駅があるんだもん。
餃子を食べずに宇都宮駅を素通りするなどという無礼なことはね、あたしゃこの餃子像様に誓って決してできないのですよ!
かといって、みんみんや正嗣といった名店には立ち寄りませんよ。
だって、餃子を食べるためにわざわざ行列に並ぶってのは、あたしゃおかしいと思うんだもん。
餃子ってのはさ、食べたいなと思ったときにサッと食べられて、すぐにお腹いっぱいになって人の心を幸せにしてくれる食べ物じゃないんですかね。
それをイライラしながら並んで食べるってのは、どうかと思いますよ。
(ふつうの人はさ、並ぶくらいではイラつかないんだよ!)
宇都宮駅前からバスに乗って、中心市街地である東武宇都宮駅周辺を目指します。
着いたのは、三平食堂さん。
まずは生ビール(なぜかいつもかっぱえびせん付)をいただきます。
これは野菜サラダ。
あまりにもおいしそうでしたので、写真を撮る前にトマトを一つ食べてしまいました。
下に敷いてあるポテトサラダが見えているところに、そのトマトはありました。
餃子が出てまいりました!
こちらはしそ餃子。
孤独のグルメ方式(酢とこしょうに、ラー油をちょっとたらす)でいただきます。
皮はもちもち。
中身はあっさりしていて、クドさのない味わいです。
この餃子にはしょうゆを使わないほうが、餃子そのものの味をしっかりと楽しむことができると思います。
ビールが空いたので、二級酒(十一正宗の普通酒)を燗でいただきます。
雑味がなくてきれいな味わいの十一正宗が、あっさり味の餃子とよく合うのですよ!
これで、今回の旅で予定していた行事をすべて終了することができました。
オリオン通りを歩いて宇都宮駅へ戻り、普通電車に乗って帰ったとさ。
途中にあった物産店で、十一正宗のにごり酒(アロマぼとる)を見つけてしまいました。
以上、カップ酒3個、一合瓶2本、300ml瓶7本の旅でした。
300ml瓶をもうあと二、三本買っといてもよかったかも。
あら!?
遊佐までは行かず、呑んでおしまいでしたか(^_^;)
〆の芋煮が美味そうです(>_<)
by やなぼー (2016-10-15 06:15)
あああ、餃子が無性に食べたくなってきました
美味しそうだなぁ^^
by さる1号 (2016-10-15 07:01)
宇都宮はご無沙汰していますが、餃子を食べたくなりました(^^)
by ぼんさん (2016-10-15 07:14)
日本酒の美味しいところですね(^_^;)
by green_blue_sky (2016-10-15 07:21)
酒集めという目的があると行動的になれますね。
今回も素晴らしい旅でしたね。
by toshi (2016-10-15 07:30)
全編素晴らしいです!感激!というか・・・うらやましい。
銘柄と、肴のチョイスが、もう、絶にして、妙!ですなぁ。
そして、ジャパンカップ一色の宇都宮が、なつかしい。
by hanamura (2016-10-15 08:12)
宇都宮の餃子食べてみたい。
ところで集めたお酒は持ち歩いているんですか?
by koboo (2016-10-15 10:13)
まぁスバラシイ~楽しそうね♪
半径数K...引きこもりニャ=^_^=
by ロコときどきキナコ (2016-10-15 10:22)
の〜んびり普通列車で、銘酒あつめて、うまいモン食べて♪
いい時間を楽しんでますね〜(^^)v
by のらん (2016-10-15 11:49)
3日分を1回のブログに満載なんて!
太っ腹なブログ更新ですこと!!
(お酒ブログなのでお酒集めのくだりは
おまけ!って感じなのでしょうか。)
美味しいものもたっぷりのお出掛けで
良かったですね!
by あとりえSAKANA (2016-10-15 15:49)
それにしても、餃子に「十一正宗」
でもって、大谷石の上に「尚仁沢」
名水の沢なんですよぉ~!煽るなぁ。
毎月十一日は、十一正宗の日!
南宇都宮の名店がぁ・・・懐かしい!
by hanamura (2016-10-15 16:29)
3日間の電車旅、良いですねぇ( ^ω^ )
by ニッキー (2016-10-15 20:04)
またまた、楽しそう〜〜〜♪^^
集めた後が・・・また楽しいですよね。^^
by hatumi30331 (2016-10-15 20:31)
行った所は東北でしたか。確かに8日は雨降ってましたね。小牛田は最近は全然行ってないですが、酒屋が有ってたまに行ってます。
伊達な道の駅に行かれましたか。ここは宮城いや東北屈指の大人気の道の駅ですね。行った事が無いので、何とも言えないけど鳴子温泉帰りの両親は寄るらしいですが、人は多いと言ってますね。大きいから酒は充実してますがね・・・。
by エクスプロイダー (2016-10-15 20:44)
良い旅でしたね。鉄道とお酒、地元の食べ物、羨ましいです。小生も行きたいなぁ〜。
by newton (2016-10-15 20:53)
やなぼーさん、遊佐へはかつて一度行っていますし、それに東北泉のおいしさは地元の食べ物と合わせてこそだと思いますので、伝七さんでいただくことに決しました。
by skekhtehuacso (2016-10-15 21:54)
さる1号さん、宇都宮で餃子ハシゴってのも、面白いと思いますよ。
名店だけでなく、隠れたおいしいお店をさがすのもまたいいものです。
私はここ三平食堂さんのほかに、美雪乃のそばの実入り餃子が好きです。
by skekhtehuacso (2016-10-15 21:56)
ぼんさん様、ぜひ宇都宮へどうぞ。
私は宇都宮には縁もゆかりもありませんが、浜松との対決を聞くとどうしても宇都宮を応援したくなってしまいます。
by skekhtehuacso (2016-10-15 22:00)
green_blue_skyさん、おいしいお酒があるところには、あたしゃなぜか鼻が効くのですよ。
これはきっと、本能でしょうね。
by skekhtehuacso (2016-10-15 22:01)
toshiさん、一ノ関駅で駅弁の販売店と見たときには、toshiさんがいつも紹介なさっている駅弁リポートのことを思い出して、つい購入してしまいましたよ。
その駅弁を旅館の部屋でいただくってのも、なかなかオツなものでした。
by skekhtehuacso (2016-10-15 22:04)
hanamuraさん、山形の伝七さんはコースのみなので、料理はすべておまかせなのです。
でも、それがまた、私の好みに合うようなものばかりを出してくださるので、山形へ行った際には決して外せなくなってしまいました。
宇都宮の餃子専門店って、清酒を出してくれるところはなかなかありませんね。
そんな中で、三平食堂さんは栃木の地酒である十一正宗を、それも普通酒を燗で出してくださるので、うれしい限りです。
それに餃子の味もあっさりしていて、私の好みでした。
私も偶然に見つけたお店ですが、宇都宮へ行った際には決して外せないお店になってしまいました。
by skekhtehuacso (2016-10-15 22:11)
kobooさん、旅先で集めたお酒は、みなリュックに詰めて持ち帰って、このブログのネタにしております。
そのため、旅が進むにつれてリュックが重くなってきます。
それでもサッサと歩けるようにするために、普段からの筋トレ、とくにスクワットは欠かせません。
by skekhtehuacso (2016-10-15 22:14)
ロコときどきキナコさん、私も普段はひきこもりです。
ひきこもって、集めた安酒ばかりをくらっております。
でも、それもまた、集めたときのことを思い出したりして楽しいものです。
by skekhtehuacso (2016-10-15 22:16)
のらんさん、私には放浪癖というか、徘徊癖があるので、ときどき出かけたくなるのですよ。
これはもう癖なので、癖はなかなか治らないので、仕方がないんだな、やっぱり。
by skekhtehuacso (2016-10-15 22:18)
あとりえSAKANAさん、これは私のこだわりですが、旅行の報告をこま切れにして掲載すると単なる報告だけになってしまって、どうも臨場感というか、旅の面白さが伝わらないような気がするのです。
要するに、おうちに帰るまでが遠足ですよ、ってなことでしょうか。
(ちがうな。)
by skekhtehuacso (2016-10-15 22:22)
ニッキーさん、ぼくはほうろうがくせなので、くせはなかなかなおらないので、しかたがないんだな、やっぱり。
出かけて酒を集めて、その土地のおいしいものをいただく。
これだけが楽しみで生きているんだな、やっぱり。
by skekhtehuacso (2016-10-15 22:24)
そうなんですよ川崎さん、じゃなくて hatumi30331さん。
集めたお酒を、ああだこうだと言いながら紹介することが、また面白いのですよ。
by skekhtehuacso (2016-10-15 22:26)
エクスプロイダーさん、そうか!、あれは鳴子温泉の行き帰りの連中だったか!
たしかに酒は充実していましたが、いずれも他所で入手可能なものばかりでした。
でも、あの大音量の演歌は、近隣住民への騒音公害となっていないのでしょうかね。
by skekhtehuacso (2016-10-15 22:29)
newtonさんのお酒のご趣味と比べたら、私のなんて大したことありませんよ。
わたしも、普段使いでおいしいお酒を飲める店を見つけてみたいものですが、近所には本当に全くないのですよ。
でも、そんないいお店を見つけたら、きっとこんな変な趣味は止めてしまうかもしれません。
by skekhtehuacso (2016-10-15 22:32)
東北酒集めの旅、おつかれさまでした(^^)
小牛田で泊まって、陸羽東線を攻めるあたり、
シブいチョイスでいいですね〜(^^)
鉄旅の行程に非電化のディーゼルが入ると、
グッと旅に深みが増すように思います。
北山形の小便小僧くん、
一見、くま◯ンが粗相をしているような、
シュールさが笑えます(笑)
by あおたけ (2016-10-16 10:38)
あおたけさん、酒集めの時間を確保しつつ普通電車で北上するとなると、どうしても一ノ関あたりが限界のようです。
小牛田の駅前旅館に泊まったのは、実は一ノ関で宿をとることが出来なかった次善の策だったのです。
陸羽東線、私は初めてだったのですが、鳴子温泉駅を挟んで景色が変わって、なかなかおもしろかったです。
by skekhtehuacso (2016-10-16 21:11)
鉄道の日記念パスを使ってコレクションに行かれるとは思っていましたが、秋の東北めぐり、いいですねえ。陸羽東線の沿線の酒集め、興味深く読ませていただきました。山形の「伝七」さんいいところですね。
by やまびこ3 (2016-10-17 23:03)
やまびこ3さん、陸羽東線には初めて乗ったのですが、宮城県側は酒好きとしては面白かったと思います。
山形県側は最上地方に属しますが、最上地方には酒蔵は一軒だけ(小屋酒造さん)しかありませんので、途中下車せずに通過しました。
それに、伝七さんは本当にいい処なんですよ!
野菜や山菜が好きな私としては、ここでいただくお料理がおいしくてたまらんのです。
それにお酒も、やられた!と思うものばかり置いていらっしゃる。
わたくしとしては、山形へ行ったら決してはずせないのです。
by skekhtehuacso (2016-10-17 23:43)