【お酒】1050.宝山 カップ [15.新潟県の酒]
宝山酒造株式会社
新潟県新潟市西蒲区石瀬1380番地
原材料名 米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15.0度以上16.0度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
“宝山"という酒銘を聞くと、鹿児島県で造られている芋焼酎を思い浮かべる御仁も少なからずいらっしゃることでしょう。
でも、あちらは“ほうざん”で、新潟県で造られたこちらのお酒は“たからやま”でした。
その宝山の由来について、文献には以下のように紹介されておりました。
「 店の前にそびえるのは弥彦山と北峰を連ねる霊峰多宝山。清き水が湧きいづるこの宝の山に由来して、銘酒「宝山」の名が付けられたという。」(※1)
たしかに多宝山がありますね。
ネタが尽きたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し着いていることがわかる程度でした。
うまみは淡めです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをかすかに感じる程度です。
軽い苦みもちょっとだけあるみたいです。
キレはよいですね。
酸味はややひかえめです。
すっぱさはありますが、やや弱めで角のないすっぱさです。
ですが、ちょっとだけピリッと感じます。
甘みはややはっきりしています。
でも、べとついた感じはないですね。
淡麗ちょいピリちょい苦やや甘口のおいしいお酒でした。
ちょいピリとちょい苦とがいい塩梅で、甘ったるさや物足りなさを補ってくれているように感じました。
ピリピリ感も苦みも、バランスさえよければ味の調整にうまく作用することがわかりました。
(※1)『にいがた地酒王国』p.52(1998.10 新潟日報事業社)
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