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〔泡盛〕16.菊之露 V.I.Pゴールド 古酒12度カップ [9947.沖縄県の泡盛]

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製造者 菊之露酒造株式会社
沖縄県宮古市平良字西仲宗根392-2

琉球泡盛
アルコール分/12度
内容量/200ml
原材料名/米こうじ(タイ産米)
(以上、カップの印刷事項より転記)




菊之露酒造さんの泡盛は、昨日までに以下のものをいただいております。
〔泡盛〕1.菊之露 100ml
〔泡盛〕15.菊之露 13度カップ

今日いただくこの菊之露は、
12度の“古酒(クース)”だってさ。
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“古酒”って、いったいどんな泡盛なのでしょうか?

日本酒造組合中央会が定めた“泡盛の表示に関する公正競争規約”(最終変更平成 25 年 10 月)によれば、「この規約で「古酒」とは、泡盛を3年以上貯蔵したものをいう。」(第2条2項)と定められておりました。
また同規約では、古酒は「全量が古酒であるもの。」(第4条(1))とあり、古酒でない泡盛と混和したものは古酒とは認められない旨定められております。

では、その3年以上貯蔵した古酒とそうでない泡盛とでは、味わいにどのようなちがいがあるのでしょうか?
このことについては、文献に以下の記述がありましたので、紹介いたします。
 泡盛の大きな魅力は、年月をかけると熟成し、素晴らしい古酒(くーす)へと育っていくことです。
 甕やビンに入れて泡盛を熟成させることを「寝かせる」と表現しますが、3年以上熟成させた泡盛を古酒と呼びます。寝かせれば寝かせるほど香りも甘く芳醇になり、口に含んだときの舌触りもまろやかになります。
 泡盛は、同じように蒸留して作るお酒・ウイスキーとも違った性質を持っています。ウイスキーやブランデーなどの洋酒は、樽貯蔵。貯蔵されている間に樽からバニラの香りやスモーキーな香りなどのさまざまな成分をもらって熟成し、古酒になります。それに対して泡盛は、長い期間をかけて熟成することによって、含まれる成分そのものが香りや味をもたらす成分に変化します。その変化によって、泡盛は、まろやかで甘い香りを醸し出す古酒になるんです。」(※1)


今日いただくこの12度の古酒からは、上記のような味わいを感じとることができるのでしょうか?
それを確かめるべく、いただいてみたいと思います。

冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
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上立ち香はかすかに華やか。
含んでも、かすかに広がる程度です。

米の風味はほんのり穏やか。
かすかに深みを感じるかな?
甘みはしっかりで、幅を感じます。
黒麹の香ばしさはゼロですね。
苦みや雑味はまったくないね。
スースー感すらありません。


まろやかで米の風味が穏やかに効いている、おいしいカップ泡盛でした。

13度のものよりも米の風味が穏やかで、少しさっぱりしているようでした。
でもかなり穏やかで、こっちのほうが飲みやすく感じました。

ただ、ワタクシといたしましては、古酒ではない13度のカップのほうが飲み応えがあって好みでした。
古酒はカップ(前割り)だけではなく、度数の高いものも試してみたいと思います。
そのときには、上記の引用に立ち返りながら味わいたいと思います。

(※1)ファンファーレ・ジャパン編集部編『泡盛マイスターの編集長と酒好きにすすめたい泡盛の香り』p.71(2018.8 有限会社ボーダーインク)
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