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【お酒】75.若鶴 純米吟醸 カップ 200ml [16.富山県の酒]

156.JPG
若鶴酒造株式会社
富山県砺波市三郎丸208

原材料名:米(国産)・米こうじ(国産米)
原料米名:富山県産雄山錦100%使用
アルコール分15.0度以上16.0度未満
200ml
(以上、ラベルとフタとから転記)

昨日に続いて、今日も純米吟醸酒をいただきます。

このお酒ですが、お米はすべて富山県産の雄山錦を使用していることをラベルでアピールしています。

雄山錦とは、いったいどういうお米なのでしょうか。
手元の文献によれば、主に富山県で栽培されている酒米で、「栽培しやすい吟醸酒向きの品種」であって「大粒で心白発現率が高く低タンパク質」であるとのこと(※1)。
低タンパク質ということは、アミノ酸の生成が少なくて雑味が出にくいということでしょうから、まさに吟醸酒向きの酒米なのだと思います。

また、この文献は「最上級の雄山錦がとれる砺波平野。(中略)広い水田に点在する散居村が美しい土地である。」と紹介しています(※1)。

おお!たしか、

砺波平野には、“散村”集落が形成されている。そして、米とチューリップとの二毛作が行われている。」
シャンソン(散村)を 歌うの誰や チューリップ(チューリップ)と波平や(砺波平野)

ということを、かつて、どうでしょうゼミナールの大泉校長の講義で習いました。
このお酒で使われている雄山錦の田んぼも、チューリップとの二毛作に使われているのかもしれません。


今日は燗を付けずに、冷蔵庫で冷やしていただくことにします。
昨日の教訓を活かすために、今後、吟醸酒は常温か、あるいは冷やしていただくことにします。


フルーティーな吟醸香はまったくしません。

最初にうまみを感じました。
存在ははっきりとわかりますが、とてもやわらかいうまみです。
このうまみは、お酒の温度が上がっていくにつれてだんだんと濃くなってきました

酸味もありますが、刺激のない、やさしい酸味です。
甘みは、冷たいときはうっすら感じる程度でしたが、お酒の温度が上がっていくにつれて少し甘くなってきたようです。

吟醸香はないものの、やわらかくて雑味のない、淡麗旨口のおいしいお酒でした。
雄山錦の良さが少しわかったような気がします。


(※1)副島顕子『酒米ハンドブック』p.16(2011.7 文一総合出版)
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あ~酒臭かった! 26

酒くさコメント 2

とんちゃん

吟醸酒はやはり冷やか常温がいいんですね。
奥深いなあと改めて感じます。
by とんちゃん (2013-11-22 04:05) 

skekhtehuacso

とんちゃん様、コメントありがとうございます。
「ちゃんと造った吟醸酒は燗にしてもおいしい」という人もいますが、中には燗つけると変なニオイが出てくるものもあると思います。
燗つけてもおいしいと評判になっているお酒でない限り、吟醸酒は常温か、あるいは冷やしていただこうと思っています。
by skekhtehuacso (2013-11-22 22:51) 

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