【お酒】391.秋田誉 本醸造カップ [05.秋田県の酒]
秋田誉酒造株式会社
秋田県由利本荘市砂子下3
アルコール分15度以上16度未満
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
精米歩合 65%
200ml詰
(以上、ラベルより転記)
秋田誉酒造さんは、会社設立自体は昭和47年と新しいものの、その設立には古くからあった蔵元さんがかかわっていたようです。
これについて、文献では以下のように紹介していました。
「秋田誉酒造株式会社として設立したのは昭和四十七年。その前身は、戦時中に十数軒の蔵元が合同、戦後そのうち五軒が分離、再統合されて現在に至ったもの。」
「いずれの蔵も江戸末期、明治初期創業とあって、形を変えながらも生き続けてきた伝統、職人の技はさえている。」(※1)
ところで、このカップ酒は200ml詰ですが、詰められているお酒は普通酒ではなくて、本醸造です。
秋田のカップ酒って、一合(180ml)ではなくて、200mlのものが多いですね。
このブログでも、これまでにいくつかご紹介しました。
それらの多くは普通酒でしたが、このお酒は本醸造です。
表示を見るかぎり、アルコール度数は低くないですから、加水で水増ししているわけではないみたいです。
本醸造なのに、200ml詰で採算を取ることができるのでしょうか?
それとも、秋田では、200ml詰でないと買ってもらえないのでしょうか?
そんな200ml詰の本醸造を、今日もぬる燗でいただきます。
うまみはしっかりしていますが、クドさはなくてスッキリしています。
醸し出された酒臭いうまみ(←ほめ言葉です)が口の中に広がったあとで、スーッとキレていきます。
それに、苦みや雑味は感じませんでした。
酸味は少し強めです。
ちょっとピリッと感じますが、気にはなりません。
それに、さわやかさも感じます。
甘みはひかえめですが、その存在はわかります。
お酒の味にコクを添えているようです。
しっかりしているもののキレがよくてスッキリしたうまみに、少し強めの酸味がよく合っている、やや濃醇でやや辛口のおいしいお酒でした。
本醸造を名乗るにふさわしいお酒だと思います。
(※1)秋田魁新報社事業局出版部編『あきた地酒の旅』p.62(1995.9 秋田魁新報社)
200mlとは、お徳用ですね。
量があって美味しい酒なら満足できそうです。
by toshi (2014-11-18 05:38)
toshiさん、秋田のカップ酒って、なぜか200mlのものが多いのです。
その理由は、まだ私はわからないのです。
by skekhtehuacso (2014-11-18 23:08)