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【お酒】814.根知男山(ねちおとこやま) カップ [15.新潟県の酒]

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合名会社渡辺酒造店
新潟県糸魚川市根小屋1197-1

アルコール分 15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(新潟県産)・米こうじ(新潟県産米)・醸造アルコール
180ml詰
(以上、ラベルより転記)




このお酒は、上野の辺りを徘徊していた際に、御徒町にある吉池の酒コーナーで見つけたものです。


男山はともかく、“根知-”という酒銘について、文献では以下のように紹介されておりました。
市町村合併で今はなくなってしまった旧根知村。四方を山で囲まれたこの美しい谷で醸している酒を飲んでほしい。だからこそ「根知男山」と、土地の旧名を銘柄に入れ、必要な米を自分たちで作っている。」(※1)

蔵元さんの所在地は糸魚川市ですから、旧根知村は今は糸魚川市の一部に含まれているのでしょう。
それでも蔵元さんは、“根知”という土地の名に、とても愛着を持っていらっしゃるのでしょうね。
この想いは、ラベルの表示からも感じとることができると思います。
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ところで、裏のラベルには、使用しているお米の全量が新潟県産米であることが表示されています。
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また、上記と同じ文献には、以下のような記述がありました。
同蔵は2003年の春、田んぼ一枚から酒米の自社栽培をスタートさせた。社員10名全員が栽培に携わり、今では13ヘクタールまでに拡大。一部契約農家に頼んでいるというものの、蔵で必要な酒米をほぼ自分たちで生産。半年は米作り、もう半年は酒造りという1年を送るようになった。」(※1)


今日いただくこのお酒は普通酒ですが、それでもきっと、根知の里で育てられたお米が使われていることでしょう。
そんなこだわりのお酒を、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ちょっと着いているのがわかります。
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うまみは濃くはないものの、けっこうしっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみに、熟成感を少し感じます。
それでいてキレがよく、スッと引いていきます。
苦みや雑味はないみたいです。

酸味ははっきりしています。
すっぱさはそれほどでもないものの、スーッとした清涼感が豊かです。
それに、ちょっとピリッとくるみたいです。

甘みはひかえめです。
でも、ゼロではないみたいで、さらっとした甘みをほんのわずかに感じます。


キレのよいうまみとさわやかさとの、辛口のおいしいお酒でした。
熟成感が少しあってしっかりした味わいですが、キレのよさとさわやかさ、それに雑味のなさとで軽快さが出ていると思います。
これまでの経験から判断するに、上越地方には甘口のお酒が多いようでしたが、それらとはちょっとちがう味わいでした。

(※1)『にいがた日本酒手帖』p.120(2014.11 株式会社ニューズ・ライン)
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酒くさコメント 4

エクスプロイダー

根知男山の純米吟醸を呑んで良いお酒でした。カップ酒は呑んでみたいが淡麗辛口とは違うのかなあ?。
by エクスプロイダー (2016-03-01 22:29) 

green_blue_sky

禁酒した後のアルコールの味は格別です(^_^;)
by green_blue_sky (2016-03-01 22:57) 

skekhtehuacso

エクスプロイダーさん、辛口ですがしっかりしていましたので、淡麗ではないと思います。
あくまでもわたしの意見ですが。
by skekhtehuacso (2016-03-01 23:21) 

skekhtehuacso

green_blue_skyさん、おいしいお酒を飲むために禁酒ができるアンタはエライ!
by skekhtehuacso (2016-03-01 23:22) 

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