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【お酒】979.三朝正宗(みささまさむね) 上撰 お燗瓶 180ml [31.鳥取県の酒]

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藤井酒造合資会社
鳥取県東伯郡三朝町三朝870-1

原材料名/米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分 15度以上16度未満
180ml詰
(以上、瓶の印刷事項より転記)




“三朝”とかいて、“みささ”と読むようです。
そういえばかつて、大阪から鳥取へ向かう急行で、“みささ”という列車がありましたね。
途中の津山まで“みまさか”と併結して走っていたやつですよ。


このお酒の瓶には、上撰であることは表示されておりません。
しかし、購入したお店のレシートには、上撰である旨が表示されておりました。
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それ故、ここでは上撰として紹介しようと思います。


この三朝正宗について、文献では以下のように紹介されておりました。
熟成タイプが主流で、一年以上寝かした『三朝正宗(みささまさむね)』を代表銘柄に、『一九九一白狼』と、藤井酒造の古酒への取り組みは早かった。藤井公典社長が大学を終えて戻ったばかりの昭和三十七年頃、得意先で「古酒はないのか」といわれ、「酒は寝かしたほうが旨いのでは」と思ったことにはじまる。新酒がもてはやされていた時代だけに、迷いもあった。しかし、「古酒はまろやかだと知った以上、手懸けずにはいられなかった」のである。」(※1)

今日いただくこのお酒は普通酒ですが、果たしてこのお酒も熟成させた古酒なのでしょうか。
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それを確かめるべく、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。

お酒の色は、ほぼ無色透明でした。
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うまみはやや淡めです。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみを穏やかに感じます。
その一方で苦みや雑味はなく、それに熟成感も感じませんね。
キレはそれほどでもないみたいです。

酸味ははっきりしています。
すっぱさに、強くはないものの鋭さを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりしています。
かなりさらっとしていて、決してべとつかない甘みをほんのりと感じます。


鋭い酸味が特徴の、やや淡麗でやや甘口のお酒でした。
酸味が鋭いもののすっぱすぎず、いい塩梅だと思います。
食事とあわせやすいと思います。

でも、文献にあったような寝かせた感じはしませんでした。
それとも、苦みや雑味のなさこそが、寝かせた成果なのでしょうか?
それを理解できないということは、きっと私の舌がまだまだだということなのでしょう。

(※1)米子今井書店企画出版室企画編集『とっとり酒蔵散歩』p.57(1998.7 米子今井書店)
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