【お酒】1106.越後 杜氏の里 磨き65% カップ [15.新潟県の酒]
総発売元
株式会社イズミック
名古屋市中区栄一丁目7番34号
製造元
頚城酒造株式会社
新潟県上越市柿崎区柿崎5765番地
●アルコール分/15度
●精米歩合/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
●精米歩合/65%
内容量180ml
このお酒のカップには、“磨き65%”である旨が表示されておりました。
一方で、このお酒には醸造アルコールが添加されてはいるものの、糖類や酸味料が添加されている旨の表示はありませんでした。
これらのことにだけを見れば、本醸造の規格に該当するようにも思えます。
ですが、このお酒のカップには、どこにも本醸造の特定名称は表示されておりませんでした。
本醸造を名乗るために満たすべき条件は、上記の事項だけではありません。
それに、たとえ条件を満たしていたとしても、本醸造の特定名称を名乗るかどうかはあくまでも蔵元さんの任意です。
ところで、このお酒は新潟県上越市に蔵を置く蔵元さんが造り、名古屋の会社が販売しているのだとか。
ネット上でちょっと検索して取得しただけの情報による判断ではありますが、この蔵元さんも総発売元の会社も、いずれも盛田さんと関係があるようでした。
とくに総発売元のほうは、所在地が盛田さんと同じ場所でした。
盛田さんと言えば、江戸時代には灘酒に続いて江戸でのシェア第2位を誇った中国酒(隣国製いう意味ではありません。)の流れを汲む蔵元さんですよ。
どうやらこのお酒が世に出されるまでには、いろいろな人たちが関与しているようですね。
“船頭多くして・・・”
あ、いや、なんでもありません。
(なんでもなけりゃ書かなければいいじゃないか!)
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ほぼ透明でした。
うまみは淡めですが、淡いなりにしっかりしています。
なんかね、これは醸されたというよりも、画一的で、ちょっとクドさを感じます。
しかし、キレはよいみたいです。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを少し感じます。
それに、かすかにピリッと感じます。
甘みはややはっきりしています。
かすかではあるものの、とろみのような舌触りを感じます。
やや淡麗でやや甘口のお酒でした。
【おことわり】
これ以下の記述は、あくまでも客観的根拠のない、単なる私の感想です。
これまでの私の経験から判断するに、このうまみは醸し出されたものというよりも、むしろ添加された味に近いのではないかと感じました。
また、かすかではあるものの、甘みにとろみのような舌触りも感じました。
それでいてキレがよく、かつ淡めの味わいでした。
けっして断定するわけではありませんが、糖類や酸味料を添加して造った醪にアルコールを多めに添加して度数を上げ、かつ搾ったあとで加水量を増やすと、こういう味わいになるような気がします。
でもこのお酒には、糖類や酸味料を添加している旨の表示はありませんでしたので、きっと私の邪推でしょう。
ブランドはオリジナルのようで桶買いなんでしょうか。
上越市に住んでいたのでなんとなく、なんとなく…。
by yoshida (2017-02-17 03:08)
yoshidaさん、地元ならではのご意見ありがとうございます。
あまり深入りすると怒られそうですので、詮索はこの辺で止めておこうと思います。
by skekhtehuacso (2017-02-17 21:38)