盆休みにはね、出かけていましたよ~だ。 [旅]
ブログの更新を休んでいた間に、各所を徘徊して酒集めをしておりました。
今回は、その報告をさせていただきます。
まずは、新宿駅からスーパーあずさ1号に乗車。
いつもならばムーンライト信州に乗るところですが、今回はあえてスーパーあずさに乗りましたよ。
というのも、このE351系の引退が決まったものですから。
♪スーパーあずさ、チャッチャ♪
♪成田エクスプレス、チャチャ♪
♪房総ビューエクスープレスー♪
ってキョンキョンがやっていた、1994年のJR東日本ダイヤ改正デラックスのCMがなつかしい限りです。
カーブで車体を傾ける振り子電車ですので、限界に抵触しないように側面が曲がっております。
そのため、窓側に座ると、足元がちょっと窮屈になっております。
E351系の計算された振り子の揺れに揺られながら、着いたのは松本駅。
あたしゃ松本には何度も来ているのですが、そのほとんどがムーンライト信州で早朝に到着し、程なく別の場所へ移動するという行程でした。
今回はスーパーあずさに乗ってきたことから、みやげ物店が開いている時刻に松本を訪問することができました。
そこでみやげ物店を物色してみたところ、いかにもみやげ物らしいカップ酒を見つけましたよ。
左の“そばまえ”は、同じ蔵元さんが造る本醸造でした。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
つづいてやってきたのが、木曽福島。
木曽の玄関口です。
木曽福島の風景にはね、いつ来ても癒されるんですよ。
でも、雨だけはやめてもらいたいけれどね。
すぐにやんでくれたので助かりました。
かわいいにゃんこを発見!
出てきてくれて、頭突きされまくり状態!
木曽福島では、七笑のカップ酒を入手。
意外でしたが、ガラスのカップをいただくのはこれが初めてでした。
途中、中津川に立ち寄って、駅前にある酒屋さんでこのお酒を入手。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
ところ変わって、近鉄大阪線の榛原駅。
駅前からバスに乗って向かったのは、
奈良県宇陀市の大宇陀(おおうだ)。
大宇陀のバス停は、道の駅宇陀路大宇陀の敷地内にあります。
その道の駅で、阿騎野宿(あきのやど)なるカップ酒をGET!
大宇陀に蔵を置く芳村酒造さんのお酒でした。
大宇陀にはもう一つ、“初かすみ”を造る久保本家酒造さんがあります。
この久保本家酒造さん、カップ酒や少量瓶は出していないとのことでした。
四合瓶を担いで帰ろうかと思ったのですが、この後の予定があったことから断念しました。
でもせっかく来たので、猪口を買って帰りましたよ。
大宇陀からは、桜井行のバスに乗車。
バスは山を越えて走って行きます。
終点桜井駅の二つ手前、薬師町のバス停で下車。
ここから南へ歩いて行きます。
途中、談山神社の大鳥居がありましたよ。
右の建物と比べると、大きさがわかると思います。
解説にあるとおり、たしかに右側が少し欠けておりますね。
薬師町のバス停から30分ほど歩いてきて、西内酒造さんに到着いたしました。
残念ながら、カップ酒は売り切れとのこと。
そこで、カップ酒と同じ中身の普通酒300ml瓶を入手しましたよ。
談山のカップ酒は容器が特徴的で、ぜひとも入手したかったのですが、売り切れではしかたがありません。
でもいいんです。
だってね、これでまた西内酒造さんを訪問する楽しみができたわけですからね!
桜井駅へ向かう途中で、白鹿の本醸造ペットカップを見つけてGET!
桜井駅まで戻ってきて、近鉄に乗って日本橋駅を目指しました。
日本橋で下車して、初かすみ酒房を目指します。
さきほど立ち寄った大宇陀の久保本家酒造さんの直営居酒屋です。
ですが、なんと絶賛改装中でしたよ(トホホ)。
でもでもでも!
転んでも
タダでは起きぬ
よっぱらい
初かすみ酒房はなんなんタウンにもあるので、そちらへと向かいましたよ。
まずは生小で、喉の渇きを癒します。
ごめんなさい、写真を撮るべきことを忘れて口を付けてしまいました。
おでんはね、サッと出てくるのがありがたいところです。
大阪ならではの“梅焼”を頼みましたよ。
この梅焼ですが、日本橋のお店でいつもいただいているやつよりもプリプリ(プリンセス プリンセスのことではありません)でしたよ。
もしかしたら、こっちのほうが上等なのかも。
生小をさっさと空けて、普通酒の燗酒を所望しました。
四段仕込の甘口ですが、味わい深くておいしいのですよ。
これに合わせたのは、ししゃも。
といっても、値段からしておそらく“カラフト”のほうでしょうけれど。
お次は、“生酛のどぶ”を燗で。
ときどきさんに「生酛のどぶは燗がうまい」と教えていただいて以来、燗にすっかりはまってしまいましたよ。
辛口で、米のつぶつぶがちょっと残っていて、しかも味わい深いお酒です。
生酛のどぶには、ハタハタの一夜干しを合わせます。
臭みがまったくなくて、おいしいね。
あたしゃどちらかというと、海のものは日本海側、それも秋田や山形のものが好きですわ。
最後は大和のどぶ。
これも燗にしてもらおうかと思ったのですが、生酒とのことでしたのでやめておきました。
フレッシュな風味はあるもののひかえめで、むしろキリッと引き締まったおいしいお酒でしたよ。
めざしをかじりながら、奈良の旨酒を飲み干したのでした。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
キハ120。
JR西日本が関西本線の山岳部分で走らせているディーゼルカーです。
伊賀上野駅で、伊賀鉄道に乗り換えましたよ。
伊賀鉄道では転クロ座席に座っていたのですが、前の席にオバハンが座るやいなや、自分の座席のブラインドだけでなく、そのうしろのオイラの座席のブラインドもいきなり下ろしやがるの。
それにこういうオバハンって、決して目を合わせずにとぼけていやがんのね。
伊賀では初っ端からいやな思いをさせられましたよ。
伊賀上野駅から7駅乗って、着いたのは桑町駅。
ここから伊賀上野駅へと戻りながら、スーパーや酒屋を潰していくという算段でした。
ですが、この算段は完全に外れてしまいました。
スーパーを立ち寄っても、見つかるカップ酒は義左衛門ばかり。
しかも、趣のある街並みの中にあったとある酒屋に立ち寄ったところ、いきなり店主が「なに?、なにしとんの?」なんて言ってきやがるの。
あたしゃこれまでにも決して少なくない数の酒屋さんに立ち寄らせてもらってまいりましたが、店の人からこんなことを言われたのははじめてでしたよ。
「客なんだから酒を買いに来たに決まってんだろ!」と言いたかったのですが、反論するのもばかばかしくなって、そのまま出てきましたよ。
それとも伊賀じゃ、客に対してこういう言い草をするのがアタリマエなのでしょうか?
失意のうちに、上野市駅まで歩いてまいりました。
しかも途中、細い道を歩いていたら向こうからバイクに乗ったおっちゃんが走ってきたので、私は左側へ、そしてそのおっちゃんは反対側へとよけたのです。
そうしたら、そのバイクのおっちゃんとオイラとがちょうどすれちがったその間を、オイラの後ろから黄色い軽自動車がスピードを出して走り抜けて行きやがんの。
こういうときはさ、徐行すべきなんじゃないの?
あーあ。
伊賀なんて、もう二度と来たくないよ。
忍者市って、いったい何なんだ。
もしかしたら、特殊部隊の訓練を市民全員に受けさせているってことか?
だからみんな、よそ者のオイラに対してひどい仕打ちばかりをするのかよ。
上野市駅の近くにあった“だんじり会館”のみやげ物店で、ようやくカップ酒を入手。
桑町駅から2時間半をかけて、伊賀上野駅へと戻ってまいりました。
再びキハ120系に乗車。
着いたのは、関駅。
東海道東海道五十三次のうち、47番目の宿場町があるところです。
関駅すぐとなりには、道の駅があるのです。
そこへ行けば未知の酒に出会えるだろうと思い、訪問してみましたよ。
でもね、この道の駅、お酒はいっさい置いていないんですって!
あーあ、またしても伊賀の忍者たちにやられたのでしょうか?
でも、ほとんどの人が車に乗ってやってくる道の駅としては、それが健全な姿なのかもしれませんね。
失意のうちに、道の駅で“亀山みそ焼きうどん”を食べて、帰ったとさ。
みその味が効いていておいしい焼きうどんでした。
きっとビールに合うんじゃないかな。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
ところ変わって、岐阜の街。
金公園(こがねこうえん)に保存されている名鉄のモ510形に会いにやってきました。
私が子どもの頃は、このモ510形が台枠丸出しのモ520形と組んで、丸に“急”(急行)の表示を掲げて岐阜から本揖斐や谷汲へと走っていたのでした。
新岐阜駅前の停留所で待っていて、この電車が到着したときに、ドアが開くと同時にこのステップがゆっくりと出てきていたことを思いだしましたよ。
このモ510形は大正生まれですが、もしかしたらこの釣り合い梁バリバリの台車も大正期製の年代物でしょうか?
そうそう!
この転クロに座って窓を開けるとさ、岐阜の涼しい風がふわっと吹いてきたんだよな。
このモ510形ですが、保存状態はあまりよくないみたいです。
せめて屋根をつけてほしいところですね。
今の市長に頼んでも、きっと無理でしょうけれど。
かつてモ510形が走っていた徹明町の通りを渡って、岐阜の高島屋へと向かいました。
その高島屋の酒コーナーで、カップ酒を入手しましたよ。
信長と濃姫なのだとか。
なかなか面白いね。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
京阪電車の石山坂本線。
かつて同電車に乗っていたときに、「京阪ってさ、滋賀も走っているのに京阪だなんて、滋賀を無視しているよな。」って高校生が話していたことを思い出しましたよ。
標準軌なのに、車体は狭い京阪石山坂本線。
着いたのは、浜大津駅。
浜大津駅には、大津絵が掲げられておりましたよ。
左の“鬼の寒念仏”については、かつてこちらで紹介しております。
浜大津の駅前には、琵琶湖が広がっておりました。
ろくろ首もびっくりの琵琶湖フヒヒですからね。
(面積669km²、外周277km:水曜どうでしょうより)
ガチョウでしょうか。
サービス精神旺盛のようで、近寄ってきてくれましたよ。
浜大津では、湖の駅で竹生嶋のカップ酒を入手しましたとさ。
湖の駅にはかつて訪問しておりますが、その際に残しておいたこのカップ酒を今回入手したわけです。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
奈良。
興福寺の塔が見守る街並み、いい雰囲気です。
小川又兵衛商店さんで、ビールをいただきます。
わんこに会いたかったのですが、残念ながらお昼寝中でした。
ここ小川又兵衛商店さんではこれまでにカップ酒をいくつか入手しております。
新たなカップ酒に出会えるのではないかと期待していたのですが、今回はかないませんでした。
一方、なら泉勇齋さんでは、今井町(橿原市)に蔵を置く河合酒造さんのお酒をGET!
なら泉勇齋さんへ来たら、買うだけではすまないのですよ。
大和のどぶを、一杯飲ませていただきました。
ちょいと一杯のつもりでしたが、ついつい二杯目。
春鹿の四段仕込の純米酒もいただいてしまいましたよ。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
最後は静岡。
志太泉(しだいづみ)の“にゃんかっぷ”はかつていただいておりますが、使用米が五百万石へと変わっておりましたので(かつては八反でした)、再度入手してみました。
花の舞の山田錦純米吟醸はかつていただいておりますが、こちらは“light”なのだとか。
静岡へ来たらね、そりゃ静岡おでんをいただかなければならぬのですよ。
黒はんぺんはお約束でしょう。
でもあたしゃ、この“白焼き”のほうが好きなんだな。
鱈のすり身を焼き固めてあるのだとか。
白身の風味が豊かな味わいに、ホロホロって崩れる食感がなんとも言えぬのです。
この大根なんて真っ黒!
どんだけ煮込んであるのかな。
このあと、静岡から熱海まで普通電車に乗って、静岡地獄を乗り越えました。
そして熱海から乗った東海道本線の普通電車では、グリーン車に乗って帰ったとさ。
今回は、その報告をさせていただきます。
まずは、新宿駅からスーパーあずさ1号に乗車。
いつもならばムーンライト信州に乗るところですが、今回はあえてスーパーあずさに乗りましたよ。
というのも、このE351系の引退が決まったものですから。
♪スーパーあずさ、チャッチャ♪
♪成田エクスプレス、チャチャ♪
♪房総ビューエクスープレスー♪
ってキョンキョンがやっていた、1994年のJR東日本ダイヤ改正デラックスのCMがなつかしい限りです。
カーブで車体を傾ける振り子電車ですので、限界に抵触しないように側面が曲がっております。
そのため、窓側に座ると、足元がちょっと窮屈になっております。
E351系の計算された振り子の揺れに揺られながら、着いたのは松本駅。
あたしゃ松本には何度も来ているのですが、そのほとんどがムーンライト信州で早朝に到着し、程なく別の場所へ移動するという行程でした。
今回はスーパーあずさに乗ってきたことから、みやげ物店が開いている時刻に松本を訪問することができました。
そこでみやげ物店を物色してみたところ、いかにもみやげ物らしいカップ酒を見つけましたよ。
左の“そばまえ”は、同じ蔵元さんが造る本醸造でした。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
つづいてやってきたのが、木曽福島。
木曽の玄関口です。
木曽福島の風景にはね、いつ来ても癒されるんですよ。
でも、雨だけはやめてもらいたいけれどね。
すぐにやんでくれたので助かりました。
かわいいにゃんこを発見!
出てきてくれて、頭突きされまくり状態!
木曽福島では、七笑のカップ酒を入手。
意外でしたが、ガラスのカップをいただくのはこれが初めてでした。
途中、中津川に立ち寄って、駅前にある酒屋さんでこのお酒を入手。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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ところ変わって、近鉄大阪線の榛原駅。
駅前からバスに乗って向かったのは、
奈良県宇陀市の大宇陀(おおうだ)。
大宇陀のバス停は、道の駅宇陀路大宇陀の敷地内にあります。
その道の駅で、阿騎野宿(あきのやど)なるカップ酒をGET!
大宇陀に蔵を置く芳村酒造さんのお酒でした。
大宇陀にはもう一つ、“初かすみ”を造る久保本家酒造さんがあります。
この久保本家酒造さん、カップ酒や少量瓶は出していないとのことでした。
四合瓶を担いで帰ろうかと思ったのですが、この後の予定があったことから断念しました。
でもせっかく来たので、猪口を買って帰りましたよ。
大宇陀からは、桜井行のバスに乗車。
バスは山を越えて走って行きます。
終点桜井駅の二つ手前、薬師町のバス停で下車。
ここから南へ歩いて行きます。
途中、談山神社の大鳥居がありましたよ。
右の建物と比べると、大きさがわかると思います。
解説にあるとおり、たしかに右側が少し欠けておりますね。
薬師町のバス停から30分ほど歩いてきて、西内酒造さんに到着いたしました。
残念ながら、カップ酒は売り切れとのこと。
そこで、カップ酒と同じ中身の普通酒300ml瓶を入手しましたよ。
談山のカップ酒は容器が特徴的で、ぜひとも入手したかったのですが、売り切れではしかたがありません。
でもいいんです。
だってね、これでまた西内酒造さんを訪問する楽しみができたわけですからね!
桜井駅へ向かう途中で、白鹿の本醸造ペットカップを見つけてGET!
桜井駅まで戻ってきて、近鉄に乗って日本橋駅を目指しました。
日本橋で下車して、初かすみ酒房を目指します。
さきほど立ち寄った大宇陀の久保本家酒造さんの直営居酒屋です。
ですが、なんと絶賛改装中でしたよ(トホホ)。
でもでもでも!
転んでも
タダでは起きぬ
よっぱらい
初かすみ酒房はなんなんタウンにもあるので、そちらへと向かいましたよ。
まずは生小で、喉の渇きを癒します。
ごめんなさい、写真を撮るべきことを忘れて口を付けてしまいました。
おでんはね、サッと出てくるのがありがたいところです。
大阪ならではの“梅焼”を頼みましたよ。
この梅焼ですが、日本橋のお店でいつもいただいているやつよりもプリプリ(プリンセス プリンセスのことではありません)でしたよ。
もしかしたら、こっちのほうが上等なのかも。
生小をさっさと空けて、普通酒の燗酒を所望しました。
四段仕込の甘口ですが、味わい深くておいしいのですよ。
これに合わせたのは、ししゃも。
といっても、値段からしておそらく“カラフト”のほうでしょうけれど。
お次は、“生酛のどぶ”を燗で。
ときどきさんに「生酛のどぶは燗がうまい」と教えていただいて以来、燗にすっかりはまってしまいましたよ。
辛口で、米のつぶつぶがちょっと残っていて、しかも味わい深いお酒です。
生酛のどぶには、ハタハタの一夜干しを合わせます。
臭みがまったくなくて、おいしいね。
あたしゃどちらかというと、海のものは日本海側、それも秋田や山形のものが好きですわ。
最後は大和のどぶ。
これも燗にしてもらおうかと思ったのですが、生酒とのことでしたのでやめておきました。
フレッシュな風味はあるもののひかえめで、むしろキリッと引き締まったおいしいお酒でしたよ。
めざしをかじりながら、奈良の旨酒を飲み干したのでした。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
キハ120。
JR西日本が関西本線の山岳部分で走らせているディーゼルカーです。
伊賀上野駅で、伊賀鉄道に乗り換えましたよ。
伊賀鉄道では転クロ座席に座っていたのですが、前の席にオバハンが座るやいなや、自分の座席のブラインドだけでなく、そのうしろのオイラの座席のブラインドもいきなり下ろしやがるの。
それにこういうオバハンって、決して目を合わせずにとぼけていやがんのね。
伊賀では初っ端からいやな思いをさせられましたよ。
伊賀上野駅から7駅乗って、着いたのは桑町駅。
ここから伊賀上野駅へと戻りながら、スーパーや酒屋を潰していくという算段でした。
ですが、この算段は完全に外れてしまいました。
スーパーを立ち寄っても、見つかるカップ酒は義左衛門ばかり。
しかも、趣のある街並みの中にあったとある酒屋に立ち寄ったところ、いきなり店主が「なに?、なにしとんの?」なんて言ってきやがるの。
あたしゃこれまでにも決して少なくない数の酒屋さんに立ち寄らせてもらってまいりましたが、店の人からこんなことを言われたのははじめてでしたよ。
「客なんだから酒を買いに来たに決まってんだろ!」と言いたかったのですが、反論するのもばかばかしくなって、そのまま出てきましたよ。
それとも伊賀じゃ、客に対してこういう言い草をするのがアタリマエなのでしょうか?
失意のうちに、上野市駅まで歩いてまいりました。
しかも途中、細い道を歩いていたら向こうからバイクに乗ったおっちゃんが走ってきたので、私は左側へ、そしてそのおっちゃんは反対側へとよけたのです。
そうしたら、そのバイクのおっちゃんとオイラとがちょうどすれちがったその間を、オイラの後ろから黄色い軽自動車がスピードを出して走り抜けて行きやがんの。
こういうときはさ、徐行すべきなんじゃないの?
あーあ。
伊賀なんて、もう二度と来たくないよ。
忍者市って、いったい何なんだ。
もしかしたら、特殊部隊の訓練を市民全員に受けさせているってことか?
だからみんな、よそ者のオイラに対してひどい仕打ちばかりをするのかよ。
上野市駅の近くにあった“だんじり会館”のみやげ物店で、ようやくカップ酒を入手。
桑町駅から2時間半をかけて、伊賀上野駅へと戻ってまいりました。
再びキハ120系に乗車。
着いたのは、関駅。
東海道東海道五十三次のうち、47番目の宿場町があるところです。
関駅すぐとなりには、道の駅があるのです。
そこへ行けば未知の酒に出会えるだろうと思い、訪問してみましたよ。
でもね、この道の駅、お酒はいっさい置いていないんですって!
あーあ、またしても伊賀の忍者たちにやられたのでしょうか?
でも、ほとんどの人が車に乗ってやってくる道の駅としては、それが健全な姿なのかもしれませんね。
失意のうちに、道の駅で“亀山みそ焼きうどん”を食べて、帰ったとさ。
みその味が効いていておいしい焼きうどんでした。
きっとビールに合うんじゃないかな。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
ところ変わって、岐阜の街。
金公園(こがねこうえん)に保存されている名鉄のモ510形に会いにやってきました。
私が子どもの頃は、このモ510形が台枠丸出しのモ520形と組んで、丸に“急”(急行)の表示を掲げて岐阜から本揖斐や谷汲へと走っていたのでした。
新岐阜駅前の停留所で待っていて、この電車が到着したときに、ドアが開くと同時にこのステップがゆっくりと出てきていたことを思いだしましたよ。
このモ510形は大正生まれですが、もしかしたらこの釣り合い梁バリバリの台車も大正期製の年代物でしょうか?
そうそう!
この転クロに座って窓を開けるとさ、岐阜の涼しい風がふわっと吹いてきたんだよな。
このモ510形ですが、保存状態はあまりよくないみたいです。
せめて屋根をつけてほしいところですね。
今の市長に頼んでも、きっと無理でしょうけれど。
かつてモ510形が走っていた徹明町の通りを渡って、岐阜の高島屋へと向かいました。
その高島屋の酒コーナーで、カップ酒を入手しましたよ。
信長と濃姫なのだとか。
なかなか面白いね。
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京阪電車の石山坂本線。
かつて同電車に乗っていたときに、「京阪ってさ、滋賀も走っているのに京阪だなんて、滋賀を無視しているよな。」って高校生が話していたことを思い出しましたよ。
標準軌なのに、車体は狭い京阪石山坂本線。
着いたのは、浜大津駅。
浜大津駅には、大津絵が掲げられておりましたよ。
左の“鬼の寒念仏”については、かつてこちらで紹介しております。
浜大津の駅前には、琵琶湖が広がっておりました。
ろくろ首もびっくりの琵琶湖フヒヒですからね。
(面積669km²、外周277km:水曜どうでしょうより)
ガチョウでしょうか。
サービス精神旺盛のようで、近寄ってきてくれましたよ。
浜大津では、湖の駅で竹生嶋のカップ酒を入手しましたとさ。
湖の駅にはかつて訪問しておりますが、その際に残しておいたこのカップ酒を今回入手したわけです。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
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奈良。
興福寺の塔が見守る街並み、いい雰囲気です。
小川又兵衛商店さんで、ビールをいただきます。
わんこに会いたかったのですが、残念ながらお昼寝中でした。
ここ小川又兵衛商店さんではこれまでにカップ酒をいくつか入手しております。
新たなカップ酒に出会えるのではないかと期待していたのですが、今回はかないませんでした。
一方、なら泉勇齋さんでは、今井町(橿原市)に蔵を置く河合酒造さんのお酒をGET!
なら泉勇齋さんへ来たら、買うだけではすまないのですよ。
大和のどぶを、一杯飲ませていただきました。
ちょいと一杯のつもりでしたが、ついつい二杯目。
春鹿の四段仕込の純米酒もいただいてしまいましたよ。
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲▲
最後は静岡。
志太泉(しだいづみ)の“にゃんかっぷ”はかつていただいておりますが、使用米が五百万石へと変わっておりましたので(かつては八反でした)、再度入手してみました。
花の舞の山田錦純米吟醸はかつていただいておりますが、こちらは“light”なのだとか。
静岡へ来たらね、そりゃ静岡おでんをいただかなければならぬのですよ。
黒はんぺんはお約束でしょう。
でもあたしゃ、この“白焼き”のほうが好きなんだな。
鱈のすり身を焼き固めてあるのだとか。
白身の風味が豊かな味わいに、ホロホロって崩れる食感がなんとも言えぬのです。
この大根なんて真っ黒!
どんだけ煮込んであるのかな。
このあと、静岡から熱海まで普通電車に乗って、静岡地獄を乗り越えました。
そして熱海から乗った東海道本線の普通電車では、グリーン車に乗って帰ったとさ。
僕は日本酒殆ど飲まないので、芋焼酎の旅になると九州だけになっちゃいます(^^)
by ma2ma2 (2017-08-17 22:17)
ma2ma2さん、実は焼酎の旅も予定しておりまっせ!
でも芋ではなくて、米なんですけれどね。
by skekhtehuacso (2017-08-17 22:42)
色々と美味しそうなお酒がありますが、どぶろくを飲んでみたいですね。
by newton (2017-08-17 22:47)
newtonさん、生酛のどぶはうまいですよ。
にごり酒なのにかなりの辛口で、キリッと引き締まっています。
それでいて味わい深く、かすかに熟成感すら感じるのです。
あたしゃにごり酒の中では、これが一番かと勝手に思っております。
by skekhtehuacso (2017-08-17 22:49)
また酒集めに行ってたんやね!(笑)
長野?って思ったら・・・奈良!
知ってる場所がいっぱい!
って思ったら・・・
なんなんタウンで梅焼き食べて飲んでるし〜
伊賀の忍者にも会って来たの?
静岡おでんも美味しそう〜〜〜〜!
って・・・・どんんだけフットワーク軽いのか・・・
参りました。(笑)
by hatumi30331 (2017-08-17 23:45)
内容の濃い旅でしたね~。
まるでご一緒したような気分になりました
( ^ω^ )
by あとりえSAKANA (2017-08-18 11:03)
すごい移動距離ですね!さすがです。 ^ ^
by koboo (2017-08-18 11:06)
初めまして^-^。
圧倒的な行動範囲と日本酒の種類にびっくりです!
私も日本酒が好きでよく飲むのですが、同じようなものばかり
飲んでしまうので参考にさせていただきたいなと思います。
志太泉にゃんかっぷ可愛いラベルで飲んでみたくなりました!(^^)!カップ酒で純米吟醸って珍しいですね。
by minako52 (2017-08-18 11:19)
hatumi30331さん、あたしゃ里帰りしてもじっとしていられませんし、協調性がないことから家族といっしょに過ごすこともできないものでして、こうして毎日出かけていた次第です。
by skekhtehuacso (2017-08-18 21:56)
あとりえSAKANAさん、実際に一緒に着いてくるときっとつまらないことでしょうけれど(アタリマエだろ!)、こうして端から見て面白く思っていただければ、あたしゃ願ったり叶ったりでございます。
by skekhtehuacso (2017-08-18 21:58)
kobooさん、あたしゃ仕事でじっとしているよりも、あちらこちらを気ままに歩き回っていたほうがはるかに楽なのでございます。
by skekhtehuacso (2017-08-18 22:00)
minako52さん、このブログでやっていることは、私がお酒の味を正確に理解できるようになるための修行なのです。
といっても、おそらく世の中で一番ラクな修行でしょうけれど。
それ故、毎日異なったお酒を飲み続けているのです。
いたってくだらない内容ですが、お読みいただいて鼻でクスリと笑っていただければ幸甚です。
にゃんかっぷは、見つけたらお試しください。
梅酒(にゃんかっぷラスタ)もありますし、それに噂によれば江ノ島では限定カップも販売されているみたいです。
by skekhtehuacso (2017-08-18 22:04)
お盆休みを使っての酒買い縦断巡りですね。
久保本家酒造の小瓶の酒は前に同蔵の酒を取り扱ってる酒屋で「唾龍」の3デジ瓶が800円ぐらいで売ってたような。半年以上前だから今はどうか?。
by エクスプロイダー (2017-08-18 22:38)
帰静(静岡に帰省)して読んでいるので、落ち着いています。(ホントは、うらやましくて、走り出しそう。何処へ?)奈良かぁ~、A氏も、行ってらっしゃいましたねぇ。
この頃、お蕎麦屋さん、居酒屋さんが、店名ラベルを置いていると、たのんでみることにしています。「くろ麦」「乃だや」を今回の帰静中に試してみました。店の名前を付けるだけあって、やっぱり、イイお酒ですよね。(当たり前か?!)
by hanamura (2017-08-19 08:54)
ずいぶんと盛り沢山で広範囲にわたる旅でしたね。
いくらか見知った景色もあって楽しく拝見致しました。
お酒巡礼もなかなか際限のない感じで楽しみが尽きないですよね。
いいなぁ~
by あおき (2017-08-19 10:04)
生酛のどぶの燗を気に入って頂いて嬉しいです。
楽しそうな旅ですね。私もこの行程で旅してみたいです。
by ときどき (2017-08-19 17:55)
エクスプロイダーさん、睡龍は、古酒を初かすみ酒房さんで飲んだことがありました。
by skekhtehuacso (2017-08-19 20:31)
hanamuraさん、あたしゃ帰省しても、家でじっとしていられないもので、ついつい毎日早起きして出かけてしまうのです。
というか、せっかくの休日なのに寝ているなんてもったいないと思ってしまいます。
居酒屋のオリジナルラベル、ときどき見かけますね。
素性や蔵元との関係がわかると、より一層おいしくいただけそうに思いますよ。
by skekhtehuacso (2017-08-19 20:34)
あおきさん、もしあおきさんだったら、談山神社の本社まで行かれるかもしれませんね。
あたしゃ酔っぱらいなので、大鳥居と途中の酒蔵とまでで退散いたしました。
酒集めは私の唯一の楽しみというか生きがいですので、止めると死んでしまうかもしれません。
by skekhtehuacso (2017-08-19 20:37)
ときどきさん、生酛のどぶって、燗にしたほうが深みが出てくると思うんです。
それに辛口でキリッとしていて、しかも生っぽい風味がないので、燗にしても嫌味が出ずにかえっておいしくいただけるのではないでしょうか。
by skekhtehuacso (2017-08-19 20:40)
松本の「そばまえ」、そば処の信州らしいお酒ですね。
信州そばを食べる前に飲んでみたいです(^^)
ところ変わって・・・奈良!桜井!
シブい電車(105系)が走っているJR桜井線を
ちょっと期待しちゃいましたが、
乗られたのは近鉄のほうでしたか(笑)
名鉄のモ510形、懐かしいですね~!
旧・美濃駅に保存されているのは知っていましたが、
岐阜の街なかの公園にも置かれているのですね。
でも、たしかに保存状態がちょっと痛々しい。。。(・ω・`)
ああ、しぞーかおでんで一杯やりたいな。。。
by あおたけ (2017-08-20 12:52)
あおたけさん、そばまえとしてふさわしいお酒かどうかは、要確認事項でしょうね。
105系、あたしゃ今年の正月に初詣で大神神社を訪れた際に乗りましたので、今回は近鉄でサッと難波へ向かいました(というか、はやく飲みたかったもので・・・)。
金公園のモ510は痛々しいことこの上ないかぎりです。
私にとっては子どものころに乗った思い出の電車ですので、このまま朽ち果てて解体されるなんてことは絶対に避けてもらいたいところですわ。
by skekhtehuacso (2017-08-20 20:36)