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【お酒】1395.絆 純米酒 300ml [07.福島県の酒]

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太平桜酒造合資会社
福島県いわき市常磐下湯長谷街町下92

原材料 米(いわき産)・米こうじ(いわき産米)
アルコール分 17度
精米歩合 60%
300ml詰
(以上、ラベルより転記)




福島県いわき市にある温泉地“湯本”に蔵を構える太平桜酒造さん
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今日いただくこのお酒は、その太平桜酒造さんの直営店であるタイヘイ酒店さんで入手いたしました。
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このお酒は、いわき産の“天のつぶ”というお米を使用した純米酒の原酒なのだとか。
天のつぶってのは酒米ではなくて、どうやら飯米のようですね。
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“絆”という酒銘ですが、これについては文献に以下のような記述がありました。
「地元志向」の強い酒蔵だったが、東日本大震災と東京電力福島第1原発事故以降、県産農産物の風評払拭を目指して、観光地や復興イベントで販売する「純米酒 絆」を造り始めた。ほのかな香りと純米酒らしい、しっかりとした味わいが特徴。「多くの人に県産商品の安全性を訴えたい」と太平さんは誓う。」(※1)

あーあ、こりゃしまったな。
手を出さないほうがよかったかも。
だってさ、この手のお酒はたとえまずかったとしても、無下に「まずい」って言い切るわけにはいかないじゃないですか。


うかつな言動を避けるべく、慎重にいただいてみたいと思います。
純米酒ですが、原酒ですし、上記文献にあるとおり香りがあることを考慮して、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は、かすかに着いていることがわかる程度でした。
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たしかに香りがありますね。
花っぽいというか、柑橘のような香りが少しはっきりしています。

うまみは濃いめです。
米のうまみは、厚みはないもののフワッと広がります。
酒臭さ(←ほめ言葉です)はかすかに感じる程度です。
苦みや雑味はないものの、軽い渋みをほんのわずかに感じます。
キレはそれほどでもないみたいです。

酸味ははっきりしています。
すっぱさが強めで、鋭さを少し感じます。
ですが、深みはないみたいです。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みはややはっきりかな。
けっしてべとつかない、かなりさらっとした甘みをほんのりと感じるていどです。


濃醇すっぱ旨口のおいしいお酒でした。
けっこうすっぱめですが、うまみがしっかりしているので釣り合いがとれているようでした。
花っぽい香りを感じたものの突出しているわけではなく、しつこさを感じませんでした。
また、原酒の割には重さがひかえめで、口当たりがよいようでした。

酸味がはっきりしているので、魚や肉には合うのではないでしょうか。

あー助かった。
だっておいしいお酒だったから。
ただね、私としては、もう少し深みがほしいところでした。
結局のところ、文句があるんじゃないか!

(※1)福島民友新聞社編『ふくしま美酒探訪』p.133(2017.8 福島民友新聞社)
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