西会津町と会津若松とでの酒集め [旅]
今回はね、青春18きっぷの残り二回分を使って福島県の会津地方へと出かけてみましたよ。
会津地方の中心地である会津若松(福島県会津若松市)へは、東京から“東北本線(宇都宮線)-磐越西線”の普通電車利用であれば、およそ6時間前後で到達できる場所にあります。
ということは、頑張って早起きして早朝に出る電車に乗ればその日の午前中に到着することができ、午後はそのまま観光に充てることができるわけです。
また一泊して、翌日の午前中は朝から街中を散策し、昼食をとってから帰りの電車に乗れば、夜のそれほど遅くはない時刻に東京へ帰ってくることができます。
もちろん、夜はおいしいものが待っていてくれます。
それ故、土日の休みを利用して青春18きっぷで“観光”へ出かけるにはちょうど北限のような場所であって、逆にこれよりも北の場所となると移動に時間がかかってしまって観光のために費やせる時間を十分にとれなくなってしまうのではないでしょうか。
あたしゃもちろん、観光というよりも酒集めのために出かけたわけですけれど、今回は会津若松の街中を少し散策してみましたので、その様子もご紹介いたしますよ。
★☆一日目(2018/09/01(土))☆★
まずは上野駅から。
東北本線(宇都宮線)の6:08発宇都宮行普通電車527Mに乗車。
途中の小金井駅(栃木県下野市)で、この駅を7:41始発の黒磯行普通電車635Mに乗り換え。
635Mの終点である黒磯駅(栃木県那須塩原市)で、9:06発新白河駅行4129Mに乗り換え。
直流区間(黒磯駅構内)から交流区間(それ以北)へとまたぐことから、交直流型電車のE531系が充当されております。
新白河駅(福島県西郷村)で、9:59発郡山行2131Mに乗り換え。
郡山駅(福島県郡山市)へとやってまいりました。
改札を出て、立ち食いそば屋さんにて昼食(とろろそば)をいただきます。
郡山駅から先は、磐越西線の電車に乗りますよ。
11:39発の会津若松行普通電車1227Mで会津の地を目指します。
磐越西線に乗り換えたとたん、雨が降ってきやがるの。
でもね、これは想定内ですよ。
だってあたしゃ、会津へ出かけて雨が降らなかった試しがこれまでに一度もないものですから。
というか、ここのところ泊りがけで旅に出るたびに毎回、毎回、毎回、毎回、毎回どこかで必ず雨が降るものですからね。
晴れていればこの方向に磐梯山が見えるはずなのですが、雨のせいで見えやしない。
1227Mの終点である会津若松駅で、さらに磐越西線の野沢行普通列車231Dに乗り換え。
キハ110系の三連でした。
一ノ戸川橋梁より。
小降りになったようですが、雨は止んでおりませんわ。
231Dの終点である野沢駅(福島県西会津町)で下車。
ここまで、上野駅から7時間弱の旅でした。
西会津町の中心地に立地する野沢駅は、大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)の最寄駅でもあるのだとか。
ということは、駅舎にあったこの装飾は社殿の千木・鰹木を模したものでしょうか?
野沢の街中を徘徊します。
そこにあるのは、栄川酒造さん。
いいですか!
会津の酒と言っても、エイセンとはちがいますよ!!
こちらは“サカエガワ”ですからね!!!
その栄川酒造さんで、カップ酒2種をGET!
レジャーカップ(金印;左)は糖添でした。
はしご酒カップ(右)は既出ですが、久しぶりに出会ったので入手しました。
300ml瓶はいずれも本醸造の生貯でしたが、アルコール度数が異なるとのことでいずれも入手いたしました。
また野沢の街中には、道の駅にしあいづがあるのです。
その道の駅にしあいづでは、栄川(サカエガワ)の大吟醸をGET!
先ほど立ち寄った蔵元さんの直営店では販売されていなかったお酒でしたよ。
野沢の街を1時間ほど徘徊したのち、野沢駅へと戻ります。
その途中で、かわいいにゃんこを発見!
目は警戒している様子ですが、人差し指を出すとにおいを嗅いでくれて、しかも自分の頬にこすりつけてくれました。
野沢駅へ戻ってまいりました。
野沢駅からは、3番線に停泊中の磐越西線の会津若松行234Dに乗車。
ここへ来るときに乗ってきた231Dの折り返しです。
実はこの234Dに乗車するためには、ちょっとした“バリア”をのり越えなければならないのです。
まずは改札を出て、跨線橋へと向かいます。
エスカレーターもエレベータもありませんからね、階段を上っていきますよ。
ですがこの跨線橋で行けるのは1/2番線のホームまでで、234Dが停まっている3番線へはつながっておりません!
階段を下りて1/2番線のホームに到達したら、下りた場所とは反対側にあるホームの端っこ(下記写真中、階段後方のはるか先)まで歩いて行かねばなりません。
そしてそのホームの端っこに到達したら、今度は構内踏切を渡ることを要求されます。
踏切を渡ったら渡ったで、さらに長い通路が待っております。
それを通って、ようやく234Dに乗車することができるのですよ。
バリアフリーのかけらもない野沢駅の3番線なのでした。
幾重ものバリアをのり超えてようやく到達できたおかげで、ビールがおいしいことおいしいこと!
というか、今日は休日だというのに午後3時過ぎまでプシューを我慢したことから、自分で自分をほめたいと思います(有森裕子さんより)。
磐越西線の234Dに乗って、終点である会津若松駅(福島県会津若松市)で下車。
雨は止んでおりましたよ!
駅のとなりにあるスーパーで、名倉山の純米酒一合瓶をGET!
これは名倉山のにごり酒。
糖添三増酒でしたのでこれまで入手を見送っておりましたが、会津でのカップ酒収集に手詰まり感が出てきたことから、ついに手を出してみたのでした。
ホテルにチェックインしたのち、ふたたび会津若松駅へと戻ってまいりました。
会津の街へと繰り出すためですが、その前に只見線の会津坂下行普通列車433Dに乗車。
JR東日本では絶滅危惧種となってしまったキハ40の2連でしたよ。
固定クロスシートが並ぶ車内。
JR東日本管内でこのシートに座ることができるのも、私にとってはもしかしたら今日が最後かも。
運転台をのぞいちゃいました。
会津若松駅から只見線433Dを2駅だけ乗って、西若松駅で下車。
湯川の上にかかる橋より。
川風が涼しいね。
西会津駅からスーパー2件を訪問したのですが、成果はゼロ。
会津若松には何度も来ているので、やはり手詰まり感がありますね。
それに販売されているカップ酒の種類が以前よりも少なくなっているような気も致しますよ。
失意のうちに40分ほど歩いて、着いたのは會津蔵武(あいづくらぶ)さん。
まずは天明のさらさら純米で体を冷やします。
これはネギに味噌をつけていただくもの。
リクエストして用意していただいちゃいました。
お通しの鮭の白子の煮物(左)と、にしんの山椒漬け(右)。
どちらもお酒に合う一品でした。
シュウマイ(←ふわふわで超まいう~!)も出していただいたのですが、撮影を忘れて食べてしまいました。
このあとは、燗酒を三連発でいただきましたよ。
まずは末廣の山廃純米。
安定のうまさです。
そして榮川(エイセン)の秋あがり。
これは乳酸の深みがすごいね。
みそとうふ(とうふの味噌漬け)をはさみつつ。
酒が進んでしまう一品ですぞこれは!
最後はご店主おすすめの辰泉(夢の香使用)で〆。
米のうまみ、酸味、そしてかすかな熟成感と、とてもバランスのよい味わいでした。
會津蔵武さんには、今回もまた会津のお酒を堪能させていただきました。
こうして、会津若松の夜は更けていったのでした。
★☆二日目(2018/09/02(日))☆★
会津若松の朝。
今にも降り出しそうな曇り空ですが、予報によれば午前中は大丈夫とのこと。
そこで今回は、会津若松の街中を早朝から徘徊してみることにいたしました。
野口英世青春通りを歩いて行きます。
道がクランク状になっているこの交差点は、かつてブラタモリで紹介されておりましたね。
蒲生氏郷公のお墓に参拝しつつ、
あたしゃこの通りの景色が好きなんです。
写真がヘタクソなせいで良さをうまく伝えられないのですが、細い道の突き当たりに重厚な造りの市役所庁舎が鎮座まします様子がいい感じなのですよ。
鶴ヶ城(会津若松城)が見えてまいりました。
ハイ、これが鶴ヶ城です。
天守には登りませんでしたが、入場券を買わなくても入れる土産物店で会州一(カイシュウイチ)の吟醸酒をGET!
こちら久々の会州一でした。
その鶴ヶ城の隣にあるのが、土産物を扱う“鶴ヶ城会館”。
あたしゃおよそ5年ほど前にここへ来て、カップ酒をたくさん買って帰ったことがありましたよ。
ですが今回訪問してみたところ、5年前にはあれほどたくさんの種類が販売されていたカップ酒が壊滅的に消えていて、名倉山カップの一種類だけになっておりましたよ。
お酒売り場の面積もかつての半分に縮小されておりましたしね。
なんだか、会津の酒をとりまく状況(特に普通酒のそれ)を象徴するかのような光景を目の当たりにして、一抹の寂しさを感じながら鶴ヶ城会館を後にしたのでした。
こちらは宮泉銘醸さんの酒蔵。
かつては常時見学が可能だったのですが、2年ほど前に止めてしまったのだとか。
でもでもでも!
販売所の試飲コーナー(セルフサービス)は健在でしたよ。
短稈渡船を使用した純米吟醸をいただきました。
米のうまみが厚いのにキレがよく、しかも甘みがあとからじわじわと攻めてくるようなおいしいお酒でした。
焼酎もあるでよ!
麦の風味が豊かな麦焼酎をいただきました。
宮泉さんのお店では少量瓶の販売がありませんでしたので、酒器を買って試飲のお礼とさせていただいたのでした。
次に訪問したのが、末廣酒造さんの嘉永蔵。
“安宅関”かと思われる立派な絵がありましたよ。
こちらは常時見学可能なのですが、今回は辞退させていただきました。
目指すはもちろん試飲コーナー!
この蔵で仕込まれたという大吟醸をいただきましたよ。
香りはひかえめですが、米のうまみがしっかりしたおいしい辛口酒でした。
末廣酒造さんの嘉永蔵では、これらをGET!
生(左)と吟醸(中)とはこのブログの草創期に既出ですが、久しぶりにいただいてみたくなって入手いたしました。
会津若松の街での徘徊はこれでおしまい。
最後に立ち寄ったスーパーでは、榮川(エイセン)の生貯をGETして、酒集めを終えたのでした。
そのスーパーを出たところ、表通りにあったバス停にちょうど会津若松駅へと向かうバス(会津バス)が到着したことから、飛び乗ってしまいました。
バスの中で案内放送が聞こえてきたのですが、なんだか聞いたことがあるような声だったのですよ。
調べてみたところ、なんと大橋照子さんの声だったじゃあ~りませんか!
“ラジオはアメリカン”が懐かしいな。
バスは会津若松駅へと到着。
ここからは、帰途へとつきます。
その会津若松駅には、トランスィート四季島様が鎮座ましましておられましたよ。
ワタクシなんか、どう転んでも乗れやしない。
貧乏人のワタクシが乗るのは、磐越西線の11:08発快速郡山行3236M。
バスに乗れたことから、一本早い列車に乗ることがかないました。
でもこの列車、快速を名乗るくせに、たった2両のワンマンです。
ほぼ満席の車内で、昼食を兼ねて遠慮なく一杯やっちゃいますよ。
3236Mを終点の郡山駅まで乗って、東北本線の12:50発新白河行普通電車2140Mに乗りかえ。
これも2両編成のワンマンでした。
新白河駅では、13:08発の黒磯行4136Dに乗りかえ。
交流区間と直流区間とをまたぐことからディーゼルカー(キハ110系)で、しかも2両編成のワンマンですわ。
この区間は本数が少ないんだからさ、せめて多客期くらいは増結するか、あるいは日中の運用にも5両編成の交直流型電車を使ってもらいたいものですわ。
黒磯駅では、14:09発の宇都宮行652Mに乗りかえ。
8両編成でしたからね、たらたらと歩いて乗りかえましたが余裕で座れましたよ。
652Mを終点まで乗って、着いたのは宇都宮駅(栃木県宇都宮市)。
読者の皆さまにおかれましては、このあとで何が出てくるかはもうおわかりのことでございましょう。
いささか呆れ気味かとお察し申し上げますが、この茶番劇にもうしばらくの間だけおつき合いくださいませ。
まずは餃子像様に最敬礼。
バスに乗って、東武宇都宮駅がある方面へと向かいます。
もちろん、目指したのは三平食堂さん。
まずは生ビール(かっぱえびせん付)。
そして生野菜サラダ(単品)をいただきますよ。
たくさんの野菜の下には、ポテトサラダも隠れているといううれしい一品。
これはもう、草食動物にとってのフルーツパフェや!
次にいただくのは、もちろん餃子ですよ。
野菜が餡の大部分を構成していることがおわかりでしょうか?
この野菜の味がしっかりしている餃子がね、ワタクシに宇都宮をけっして素通りさせてくれないのですよ!
こちらはしそ餃子。
餡をしそで巻いてあることがわかりますね。
餃子に合わせたのは、もちろん十一正宗の燗酒ですぞ。
宇都宮には餃子専門店が少なからずありますが、地酒と合わせることができるお店はそれほど多くはないんじゃないの?
お腹も心も満たされたところで、オリオン通りを歩いて帰ったのでした。
交差点に差しかかったところ、いきなり雨が降ってきやがったじゃあ~りませんか。
せっかくアーケードの下を気分よく歩いていたのにさ、“水を差す”とはまさにこのことよ!
まあでも、これもオイラの旅らしいかな。
雨の中を歩いて宇都宮駅へと着いたのち、快速ラビット上野行のグリーン車に乗って暴睡しながら帰ったとさ。
以上、カップ酒3個、一合瓶3本、300ml瓶6本の旅でした。
野沢(西会津町)はともかく、会津若松には何度も訪問していて採り尽した感があったのですが、今回はなつかしいお酒をいくつか入手して帰ってまいりました。
それにしても、はじめて会津若松で本格的に酒集めをした5年前と比べると、会津若松市内で出会うことができるカップ酒の種類は減ったように思いましたよ。
鶴ヶ城会館での例もそうですが、スーパーやコンビニでも見るのは榮川(エイセン)のアルミ缶や名倉山、そして末廣のDr.野口カップくらいでした。
ただ萬代芳や辰泉もそれぞれ一度だけ見ましたけれどね。
さらに衝撃的だったのは、花春のカップ酒が消えていたこと。
会津若松駅に降り立った際に、駅の売店(こちらでは長らくの間ガラスカップが販売されておりました)で見かけなかったことからおかしいなと思ったのですが、スーパーやコンビニ(主に紙カップが販売されておりました)でも一切見かけることがありませんでした。
かつては市内のどこでも頻繁に見かけた花春カップですが、もしかしたら製造を止めてしまったのでしょうか?
花春酒造さんは数年前に自主再建を断念して新会社へ事業譲渡したそうですが、もしかしたらこのこととカップ酒が消えたこととの間にはなんからの因果があるのか、興味深いところでございました。
会津地方の中心地である会津若松(福島県会津若松市)へは、東京から“東北本線(宇都宮線)-磐越西線”の普通電車利用であれば、およそ6時間前後で到達できる場所にあります。
ということは、頑張って早起きして早朝に出る電車に乗ればその日の午前中に到着することができ、午後はそのまま観光に充てることができるわけです。
また一泊して、翌日の午前中は朝から街中を散策し、昼食をとってから帰りの電車に乗れば、夜のそれほど遅くはない時刻に東京へ帰ってくることができます。
もちろん、夜はおいしいものが待っていてくれます。
それ故、土日の休みを利用して青春18きっぷで“観光”へ出かけるにはちょうど北限のような場所であって、逆にこれよりも北の場所となると移動に時間がかかってしまって観光のために費やせる時間を十分にとれなくなってしまうのではないでしょうか。
あたしゃもちろん、観光というよりも酒集めのために出かけたわけですけれど、今回は会津若松の街中を少し散策してみましたので、その様子もご紹介いたしますよ。
★☆一日目(2018/09/01(土))☆★
まずは上野駅から。
東北本線(宇都宮線)の6:08発宇都宮行普通電車527Mに乗車。
途中の小金井駅(栃木県下野市)で、この駅を7:41始発の黒磯行普通電車635Mに乗り換え。
635Mの終点である黒磯駅(栃木県那須塩原市)で、9:06発新白河駅行4129Mに乗り換え。
直流区間(黒磯駅構内)から交流区間(それ以北)へとまたぐことから、交直流型電車のE531系が充当されております。
新白河駅(福島県西郷村)で、9:59発郡山行2131Mに乗り換え。
郡山駅(福島県郡山市)へとやってまいりました。
改札を出て、立ち食いそば屋さんにて昼食(とろろそば)をいただきます。
郡山駅から先は、磐越西線の電車に乗りますよ。
11:39発の会津若松行普通電車1227Mで会津の地を目指します。
磐越西線に乗り換えたとたん、雨が降ってきやがるの。
でもね、これは想定内ですよ。
だってあたしゃ、会津へ出かけて雨が降らなかった試しがこれまでに一度もないものですから。
というか、ここのところ泊りがけで旅に出るたびに毎回、毎回、毎回、毎回、毎回どこかで必ず雨が降るものですからね。
晴れていればこの方向に磐梯山が見えるはずなのですが、雨のせいで見えやしない。
1227Mの終点である会津若松駅で、さらに磐越西線の野沢行普通列車231Dに乗り換え。
キハ110系の三連でした。
一ノ戸川橋梁より。
小降りになったようですが、雨は止んでおりませんわ。
231Dの終点である野沢駅(福島県西会津町)で下車。
ここまで、上野駅から7時間弱の旅でした。
西会津町の中心地に立地する野沢駅は、大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)の最寄駅でもあるのだとか。
ということは、駅舎にあったこの装飾は社殿の千木・鰹木を模したものでしょうか?
野沢の街中を徘徊します。
そこにあるのは、栄川酒造さん。
いいですか!
会津の酒と言っても、エイセンとはちがいますよ!!
こちらは“サカエガワ”ですからね!!!
その栄川酒造さんで、カップ酒2種をGET!
レジャーカップ(金印;左)は糖添でした。
はしご酒カップ(右)は既出ですが、久しぶりに出会ったので入手しました。
300ml瓶はいずれも本醸造の生貯でしたが、アルコール度数が異なるとのことでいずれも入手いたしました。
また野沢の街中には、道の駅にしあいづがあるのです。
その道の駅にしあいづでは、栄川(サカエガワ)の大吟醸をGET!
先ほど立ち寄った蔵元さんの直営店では販売されていなかったお酒でしたよ。
野沢の街を1時間ほど徘徊したのち、野沢駅へと戻ります。
その途中で、かわいいにゃんこを発見!
目は警戒している様子ですが、人差し指を出すとにおいを嗅いでくれて、しかも自分の頬にこすりつけてくれました。
野沢駅へ戻ってまいりました。
野沢駅からは、3番線に停泊中の磐越西線の会津若松行234Dに乗車。
ここへ来るときに乗ってきた231Dの折り返しです。
実はこの234Dに乗車するためには、ちょっとした“バリア”をのり越えなければならないのです。
まずは改札を出て、跨線橋へと向かいます。
エスカレーターもエレベータもありませんからね、階段を上っていきますよ。
ですがこの跨線橋で行けるのは1/2番線のホームまでで、234Dが停まっている3番線へはつながっておりません!
階段を下りて1/2番線のホームに到達したら、下りた場所とは反対側にあるホームの端っこ(下記写真中、階段後方のはるか先)まで歩いて行かねばなりません。
そしてそのホームの端っこに到達したら、今度は構内踏切を渡ることを要求されます。
踏切を渡ったら渡ったで、さらに長い通路が待っております。
それを通って、ようやく234Dに乗車することができるのですよ。
バリアフリーのかけらもない野沢駅の3番線なのでした。
幾重ものバリアをのり超えてようやく到達できたおかげで、ビールがおいしいことおいしいこと!
というか、今日は休日だというのに午後3時過ぎまでプシューを我慢したことから、自分で自分をほめたいと思います(有森裕子さんより)。
磐越西線の234Dに乗って、終点である会津若松駅(福島県会津若松市)で下車。
雨は止んでおりましたよ!
駅のとなりにあるスーパーで、名倉山の純米酒一合瓶をGET!
これは名倉山のにごり酒。
糖添三増酒でしたのでこれまで入手を見送っておりましたが、会津でのカップ酒収集に手詰まり感が出てきたことから、ついに手を出してみたのでした。
ホテルにチェックインしたのち、ふたたび会津若松駅へと戻ってまいりました。
会津の街へと繰り出すためですが、その前に只見線の会津坂下行普通列車433Dに乗車。
JR東日本では絶滅危惧種となってしまったキハ40の2連でしたよ。
固定クロスシートが並ぶ車内。
JR東日本管内でこのシートに座ることができるのも、私にとってはもしかしたら今日が最後かも。
運転台をのぞいちゃいました。
会津若松駅から只見線433Dを2駅だけ乗って、西若松駅で下車。
湯川の上にかかる橋より。
川風が涼しいね。
西会津駅からスーパー2件を訪問したのですが、成果はゼロ。
会津若松には何度も来ているので、やはり手詰まり感がありますね。
それに販売されているカップ酒の種類が以前よりも少なくなっているような気も致しますよ。
失意のうちに40分ほど歩いて、着いたのは會津蔵武(あいづくらぶ)さん。
まずは天明のさらさら純米で体を冷やします。
これはネギに味噌をつけていただくもの。
リクエストして用意していただいちゃいました。
お通しの鮭の白子の煮物(左)と、にしんの山椒漬け(右)。
どちらもお酒に合う一品でした。
シュウマイ(←ふわふわで超まいう~!)も出していただいたのですが、撮影を忘れて食べてしまいました。
このあとは、燗酒を三連発でいただきましたよ。
まずは末廣の山廃純米。
安定のうまさです。
そして榮川(エイセン)の秋あがり。
これは乳酸の深みがすごいね。
みそとうふ(とうふの味噌漬け)をはさみつつ。
酒が進んでしまう一品ですぞこれは!
最後はご店主おすすめの辰泉(夢の香使用)で〆。
米のうまみ、酸味、そしてかすかな熟成感と、とてもバランスのよい味わいでした。
會津蔵武さんには、今回もまた会津のお酒を堪能させていただきました。
こうして、会津若松の夜は更けていったのでした。
★☆二日目(2018/09/02(日))☆★
会津若松の朝。
今にも降り出しそうな曇り空ですが、予報によれば午前中は大丈夫とのこと。
そこで今回は、会津若松の街中を早朝から徘徊してみることにいたしました。
野口英世青春通りを歩いて行きます。
道がクランク状になっているこの交差点は、かつてブラタモリで紹介されておりましたね。
蒲生氏郷公のお墓に参拝しつつ、
あたしゃこの通りの景色が好きなんです。
写真がヘタクソなせいで良さをうまく伝えられないのですが、細い道の突き当たりに重厚な造りの市役所庁舎が鎮座まします様子がいい感じなのですよ。
鶴ヶ城(会津若松城)が見えてまいりました。
ハイ、これが鶴ヶ城です。
天守には登りませんでしたが、入場券を買わなくても入れる土産物店で会州一(カイシュウイチ)の吟醸酒をGET!
こちら久々の会州一でした。
その鶴ヶ城の隣にあるのが、土産物を扱う“鶴ヶ城会館”。
あたしゃおよそ5年ほど前にここへ来て、カップ酒をたくさん買って帰ったことがありましたよ。
ですが今回訪問してみたところ、5年前にはあれほどたくさんの種類が販売されていたカップ酒が壊滅的に消えていて、名倉山カップの一種類だけになっておりましたよ。
お酒売り場の面積もかつての半分に縮小されておりましたしね。
なんだか、会津の酒をとりまく状況(特に普通酒のそれ)を象徴するかのような光景を目の当たりにして、一抹の寂しさを感じながら鶴ヶ城会館を後にしたのでした。
こちらは宮泉銘醸さんの酒蔵。
かつては常時見学が可能だったのですが、2年ほど前に止めてしまったのだとか。
でもでもでも!
販売所の試飲コーナー(セルフサービス)は健在でしたよ。
短稈渡船を使用した純米吟醸をいただきました。
米のうまみが厚いのにキレがよく、しかも甘みがあとからじわじわと攻めてくるようなおいしいお酒でした。
焼酎もあるでよ!
麦の風味が豊かな麦焼酎をいただきました。
宮泉さんのお店では少量瓶の販売がありませんでしたので、酒器を買って試飲のお礼とさせていただいたのでした。
次に訪問したのが、末廣酒造さんの嘉永蔵。
“安宅関”かと思われる立派な絵がありましたよ。
こちらは常時見学可能なのですが、今回は辞退させていただきました。
目指すはもちろん試飲コーナー!
この蔵で仕込まれたという大吟醸をいただきましたよ。
香りはひかえめですが、米のうまみがしっかりしたおいしい辛口酒でした。
末廣酒造さんの嘉永蔵では、これらをGET!
生(左)と吟醸(中)とはこのブログの草創期に既出ですが、久しぶりにいただいてみたくなって入手いたしました。
会津若松の街での徘徊はこれでおしまい。
最後に立ち寄ったスーパーでは、榮川(エイセン)の生貯をGETして、酒集めを終えたのでした。
そのスーパーを出たところ、表通りにあったバス停にちょうど会津若松駅へと向かうバス(会津バス)が到着したことから、飛び乗ってしまいました。
バスの中で案内放送が聞こえてきたのですが、なんだか聞いたことがあるような声だったのですよ。
調べてみたところ、なんと大橋照子さんの声だったじゃあ~りませんか!
“ラジオはアメリカン”が懐かしいな。
バスは会津若松駅へと到着。
ここからは、帰途へとつきます。
その会津若松駅には、トランスィート四季島様が鎮座ましましておられましたよ。
ワタクシなんか、どう転んでも乗れやしない。
貧乏人のワタクシが乗るのは、磐越西線の11:08発快速郡山行3236M。
バスに乗れたことから、一本早い列車に乗ることがかないました。
でもこの列車、快速を名乗るくせに、たった2両のワンマンです。
ほぼ満席の車内で、昼食を兼ねて遠慮なく一杯やっちゃいますよ。
3236Mを終点の郡山駅まで乗って、東北本線の12:50発新白河行普通電車2140Mに乗りかえ。
これも2両編成のワンマンでした。
新白河駅では、13:08発の黒磯行4136Dに乗りかえ。
交流区間と直流区間とをまたぐことからディーゼルカー(キハ110系)で、しかも2両編成のワンマンですわ。
この区間は本数が少ないんだからさ、せめて多客期くらいは増結するか、あるいは日中の運用にも5両編成の交直流型電車を使ってもらいたいものですわ。
黒磯駅では、14:09発の宇都宮行652Mに乗りかえ。
8両編成でしたからね、たらたらと歩いて乗りかえましたが余裕で座れましたよ。
652Mを終点まで乗って、着いたのは宇都宮駅(栃木県宇都宮市)。
読者の皆さまにおかれましては、このあとで何が出てくるかはもうおわかりのことでございましょう。
いささか呆れ気味かとお察し申し上げますが、この茶番劇にもうしばらくの間だけおつき合いくださいませ。
まずは餃子像様に最敬礼。
バスに乗って、東武宇都宮駅がある方面へと向かいます。
もちろん、目指したのは三平食堂さん。
まずは生ビール(かっぱえびせん付)。
そして生野菜サラダ(単品)をいただきますよ。
たくさんの野菜の下には、ポテトサラダも隠れているといううれしい一品。
これはもう、草食動物にとってのフルーツパフェや!
次にいただくのは、もちろん餃子ですよ。
野菜が餡の大部分を構成していることがおわかりでしょうか?
この野菜の味がしっかりしている餃子がね、ワタクシに宇都宮をけっして素通りさせてくれないのですよ!
こちらはしそ餃子。
餡をしそで巻いてあることがわかりますね。
餃子に合わせたのは、もちろん十一正宗の燗酒ですぞ。
宇都宮には餃子専門店が少なからずありますが、地酒と合わせることができるお店はそれほど多くはないんじゃないの?
お腹も心も満たされたところで、オリオン通りを歩いて帰ったのでした。
交差点に差しかかったところ、いきなり雨が降ってきやがったじゃあ~りませんか。
せっかくアーケードの下を気分よく歩いていたのにさ、“水を差す”とはまさにこのことよ!
まあでも、これもオイラの旅らしいかな。
雨の中を歩いて宇都宮駅へと着いたのち、快速ラビット上野行のグリーン車に乗って暴睡しながら帰ったとさ。
以上、カップ酒3個、一合瓶3本、300ml瓶6本の旅でした。
野沢(西会津町)はともかく、会津若松には何度も訪問していて採り尽した感があったのですが、今回はなつかしいお酒をいくつか入手して帰ってまいりました。
それにしても、はじめて会津若松で本格的に酒集めをした5年前と比べると、会津若松市内で出会うことができるカップ酒の種類は減ったように思いましたよ。
鶴ヶ城会館での例もそうですが、スーパーやコンビニでも見るのは榮川(エイセン)のアルミ缶や名倉山、そして末廣のDr.野口カップくらいでした。
ただ萬代芳や辰泉もそれぞれ一度だけ見ましたけれどね。
さらに衝撃的だったのは、花春のカップ酒が消えていたこと。
会津若松駅に降り立った際に、駅の売店(こちらでは長らくの間ガラスカップが販売されておりました)で見かけなかったことからおかしいなと思ったのですが、スーパーやコンビニ(主に紙カップが販売されておりました)でも一切見かけることがありませんでした。
かつては市内のどこでも頻繁に見かけた花春カップですが、もしかしたら製造を止めてしまったのでしょうか?
花春酒造さんは数年前に自主再建を断念して新会社へ事業譲渡したそうですが、もしかしたらこのこととカップ酒が消えたこととの間にはなんからの因果があるのか、興味深いところでございました。
読み応え(見応え)充分、堪能させていただきました。
僕なら小出しで5回に分けて記事にするでしょう。
いつもながらの潔よさに感服仕りました(⌒-⌒)
by johncomeback (2018-09-03 22:53)
ほんとに十分に楽しめるお酒旅(笑)です。
ネギの味噌!
これ、あ、それと白子も含めてグビグビイケイケになっちゃいますねー。
いろんなお酒を試飲させてくれるところをご存じで・・・
お酒お好きさま添乗員も出来るのではないかと(笑)
宇都宮の餃子まで!!!
ここでも飲んじゃって、ほんと楽しいだろうなー(^^♪
先日木戸泉酒造に行ったとき、カップ酒のことを聞きました。
在庫があるけどそれでもうカップ酒の製造は打ち切るそうです。いろいろと大変そうでした。
by ake_i (2018-09-03 23:20)
会津の旅、たのしませていただきました。
小田急の新宿店にときどきゆりさんが来ているので、それを見ると行きたくなって困るのです。もちろん、skekhtehuacso さんの記事も魅力的。
キハ40も私を呼んでいます。
by やまびこ3 (2018-09-04 00:02)
野沢駅の3番線、ハードですねぇ
この距離、駆け込み乗車はできないなぁ^^;
宮泉銘醸さん酒蔵見学は今はやっていないんだ
昔、会津駐在だった頃、仕事の空き時間使って一人ふらりと見学してきました
by さる1号 (2018-09-04 04:20)
あ~、試飲できるのがうらめし~(>_<)
何時行っても、「試飲、いかがですか!?」
と、聞かれるんですよ~(爆)
またまたまたまたまた・・・
のようでしたが、実害はそれほど無かった!?
(^_-)
by やなぼー (2018-09-04 06:39)
私も!私も!私も!会津に行ってきました。
まとめてドーン!でなくて、小出しにします。
国権酒造(株)のある場所が目的地です。
by hanamura (2018-09-04 09:27)
こんばんは!
とても面白く拝読しました✿
にゃんこも登場していて
なんか得した気分ですにゃ~(*^^*)
試飲コーナーのお洒落なこと!!
お疲れ様でした 帰りの列車で爆睡・・・
いい夢が見られたことでしょう ふふふ✿
by ちゅんちゅんちゅん (2018-09-04 18:53)
johncomebackさん、一度に報告しておかないと、在庫の酒をいただいて記事にする機会がなくなるからなのですよ。
by skekhtehuacso (2018-09-04 21:40)
ake_i さん、木戸泉のカップ酒は二種類(?)いただいておりますが、なくなってしまうのですか!
あたしゃかつて大原駅前にあったスーパーで販売されていた木戸泉のお燗瓶二種が好きで、仕事で大原へ行った際には必ず入手しておりました。
ところがそのスーパーが閉店してしまって以来、お燗瓶にお目にかかる機会がなくなってしまい、とても残念に思っております。
by skekhtehuacso (2018-09-04 21:43)
やまびこ3さん、今回は鶴乃江さんには立ち寄りませんでしたが、あの蔵もいい感じですね。
会津の蔵元は花春・榮川の二大巨頭がいずれも自主再建を断念して他社の支配下に入ってしまいましたが、他の蔵元さんたちにはこれからも地道においしいお酒を造り続けてほしいものです。
by skekhtehuacso (2018-09-04 21:47)
さる1号さん、野沢駅の3番線はどうやら折り返しの列車専用ホームのようで、1/2番線と異なって使用される頻度がそれほど高くないみたいでした。
それでもお年寄りが使おうとすると、かなり難儀だと思います。
宮泉銘醸さん、かつてはたしかに会津酒造歴史館として見学を受け付けていらっしゃいましたよね。
今回もそれを期待して出かけたのでしたが、残念でした。
by skekhtehuacso (2018-09-04 21:54)
やなぼーさんは運転なさるから、そりゃたしかに試飲はできませんね。
宮泉を訪問した際にも運転するお客さんが訪れていましたが、その人はお店の人にお酒の香りだけを嗅がせてもらっていましたよ。
雨の影響は、野沢での初っ端と、宇都宮駅の近くとで濡れたぐらいでした。
しかしね、私としては、いつか最初から最後まで雨が降らない旅を経験してみたいところですわ。
by skekhtehuacso (2018-09-04 21:59)
hanamuraさん、田島ということは、東武→野岩→会津鉄道経由でしょうか。
あちらのルートも景色がよさそうで行ってみたいところですよ。
大内宿を徒歩で目指すってのも面白いかも。
by skekhtehuacso (2018-09-04 22:03)
ちゅんちゅんちゅんさん、旅先でかわいいにゃんこに出会うと、うれしくなりますね。
しかもそのにゃんこが触らせてくれたりなんかしちゃったりすると、あーしあわせ!
もちろん試飲でもあーしあわせ!
by skekhtehuacso (2018-09-04 22:06)
いいねいいね...(^O^)
happy☆彡時間だにゃ~♪
うらやましいニャー(=^・・^=)
by ロコときどきキナコ (2018-09-04 23:06)
ロコときどきキナコさん、仕事も生活も充実していないワタクシには、これしか楽しみがないもので。
by skekhtehuacso (2018-09-05 21:44)
会津の酒あつめ旅、お疲れさまでした。
榮川(エイセン)のほうはよく郡山で買いますが、
別に栄川(サカエガワ)って別の蔵元のお酒もあるのですね。
今度行ったら注意して見てみよう・・・。
野沢の3番のりば、
確かにちょっとトラップ的な構造ですよね(笑)
でも、構内踏切を渡れるというのも、
今や希少になりつつある気がします。
會津蔵武さんでの飲み、
写真にないふわふわのシューマイが、
いちばん印象的でした(^^)
あたしゃ(skekhtehuacsoさんのマネ)四季島どころか、
普通列車のグリーン車にも乗れないビンボー人です。。。(笑)
by あおたけ (2018-09-06 10:18)
あおたけさん、エイセンのほうは福島県では広く出回っておりますが、サカエガワのほうはなかなか出会わないのではないかと思います。
野沢駅3番線は構内踏切を駅舎に直結してくれれば楽に到達できるのにと思ったのですが、野沢駅は交換駅で3番線からの発車前に1番線への入線があるようですし、それに業務委託駅ですから、安全確保のために1番線側線路を踏切で渡らせることを避けたのでしょうね。
會津蔵武さんはシュウマイを売りになさっているようですので、お立ち寄りの際には注文してみてください。
by skekhtehuacso (2018-09-06 21:41)