【お酒】520.闘竜灘 昔づくり純米酒 カップ

神結酒造株式会社
兵庫県加東市下滝野474

アルコール分 15.0度以上16.0度未満
原材料名　米（兵庫県産）・米麹（兵庫県産米）
精米歩合 60%
180ml詰
（以上、ラベルより転記）



神結酒造さんのお酒は、かつて闘竜灘の極寒造りにごり酒（普通酒）をいただいております。
今日いただくこのお酒は、純米酒です。


神結酒造さんについて、ある文献では以下のように紹介していました。
「滝野（現加東市）といえば、酒米の王様といわれる「山田錦」を生んだ藤川禎次技師の出身地。その上質の米と五峰山の伏流水を使って、逸品造りを続けている。」(※1)

一方、今日いただくこのお酒のラベルには、兵庫県産のお米のみを使用している旨が表示されています。

お米の品種が山田錦かどうかはわかりませんが、上記の紹介のとおり、おそらく地元産の上質のお米と、そして地元の水とを使用して造られた、純然たる播磨の地酒なのでしょう。


そんな播磨の地酒をいただきます。
純米酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
その前に、このお酒ですが、色はそれほどはっきりしてはいないようです。



うまみは淡めです。
そのせいか、酒臭さはひかえめです。
ほんのわずかに苦みを感じますが、それ以外には雑味を感じません。

酸味はけっこうはっきりしています。
すっぱさがあって、それに少しさわやかさを感じます。
また、少しピリッと感じます。

甘みはひかえめです。
その存在はわずかにわかりますが、前に出てきてはいない感じです。


酸味が利いていてうまみの淡い、淡麗爽快辛口のお酒でした。
コクや深みは感じないものの、きれいですっきりした味わいでした。
純米酒なのに、まるでアル添本醸造のようだと感じました。
ちょいピリが気にはなりますが、食事に合うお酒だと思います。


(※1)神戸新聞総合出版センター編『播磨の地酒 こだわりの酒蔵めぐり』p.74（2010.10 神戸新聞総合出版センター）




2021/04/08
また飲んでみました。