年末年始の酒集め(2017-2018) [旅]
今日は、年末年始の酒集めを報告します。
5日分を一気に報告させていただきますので、些か長めにはなりますが、どうかお読みいただきたく存じます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2017/12/30
まずは早朝の新宿駅から。
♪スーパーあずさ、チャッチャ♪
♪成田エクスプレス、チャチャ♪
♪房総ビューエクス~プレス~♪
ってキョンキョンがやっていた、1994年のJR東日本ダイヤ改正デラックスのCM。
時の流れははやいもので、あれからもう23年が経ってしまった2017年の年末。
そのスーパーあずさに、とうとう新型車輌が投入されてしまいましたよ。
はい、これ!
E353系電車ですわ。
先代スーパーあずさのE351系とちがって、車内は青っぽい調光で、なんとなく涼しげでした。
座席はこんな感じ。
先代E351系よりも窓の下辺が高めで、国鉄特急のような腰高に戻った感じがいたしました。
窓側座席の足元はこんな感じ。
先代E351系のような窮屈な感じはありませんでしたよ。
ちなみにその先代E351系の足元はこちら。
前列座席の脚が邪魔しているのみならず、壁が急角度になっていて窮屈ですね。
新宿駅から2時間半ちょっと乗って、気温1℃の松本駅に着きました。
松本城はその空に雲ひとつなく、きれいなお姿を見せておられましたよ。
北アルプスも眺望絶佳。
松本での成果はこちら。
もう何度も来ておりますが、来るたびに新しいお酒に出会うことができるのです。
横笛は諏訪のお酒ですが、松本駅に併設されていた土産物店でセットで販売されておりましたよ。
岩波アルミカップは既出ですが、久しぶりにいただいてみることにいたしました。
大雪渓(左)は、お燗瓶を見つけて入手いたしました。
右は楽國信州シリーズから逢醸(あいがも)を選んでみました。
松本駅から普通電車に乗って、木曽福島駅へとやってまいりました。
駅から坂を下って、そば屋さんを目指しますよ。
まずは一杯。
すんき(右下)は木曽福島の伝統的なお漬物で、かぶの葉を塩を使わずに乳酸菌で発酵させて漬けられているのです。
そしていただくのは、すんきそば。
あたしゃこれをいただくために、毎年毎年冬の木曽へと来ているのですよ。
すっぱめのすんきがそばのつゆとよく合うのです。
お腹も心も満たされたところで、木曽福島の街を散策してみましょう。
ここはくるまやというそば屋さん。
10年くらい前までは、ふらっと立ち寄ってもサッといただくことができました。
しかし今となってはどうやら有名になってしまったようで、並ばないと入れません。
あれ、でも今日は誰も並んでいないな?
ありゃ!
年末の書き入れどきなのに、お休みだってさ。
あたしゃ木曽福島は、観光地化されていないところが好きなんです。
歩いていても静かで、ゆったりした気分で散策することができるのですよ。
車に乗った不粋な輩がオレの横を飛ばしていって、興ざめすることもときどきありますけれどね。
木曽福島での成果はこちら。
何度も来ておりますので、さすがに中乗さんや七笑で琴線に触れるようなお酒には出会うことがかないませんでした。
既出の木曽のかけはし(左)と、大雪渓の御神酒(右)とを入手して、木曽福島の街を発ったのでした。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2017/12/31
尺土駅です。(←柳生さんのマネをする大泉洋で)
ここから近鉄御所線に乗ります。
単線です。(←柳生さんのマネをする大泉洋で)
交換です。(←柳生さんのマネをする大泉洋で)
終点まで乗って、近鉄御所(ごせ)駅へと到着いたしましたよ。
いい感じの商店街を通って。
(柳生さんはもう飽きたのかよ。)
水路がありました。
これは環濠なのだとか。
御所の街は監獄生活、じゃなくて環濠集落だったのですね(←水曜どうでしょうより)。
御所の街には歴史を感じる建物が少なからず残っていて、いい雰囲気でしたよ。
この辻からの景色なんて、道の両側も、そして奥の突き当たりもいい感じでした。
油長(ゆちょう)酒造さんの蔵へと到着いたしましたよ。
風の森や、鷹長を造る蔵元さんです。
こちらが玄関。
どうやらここでは販売はしていないようでした。
ですが玄関には、近所にある酒屋さんを紹介する貼り紙がありましたよ。
貼り紙にあった地図のとおりに歩いて、東川酒店さんへと到着しました。
その東川酒店さんで、鷹長の純米酒(左)をGet!
油長酒造さんのカップ酒は、存在するそうですが扱っていないとのことでした。
菊正宗スーパーカップ(右)はあたしゃ既出かと思っていたのですが、あとで調べたら初見でした。
さらに御所の街を散策します。
この祠調の箱って郵便受?、それとも牛乳箱?
開けるたびに毎回かしわ手を打ちたくなるようなデザインでした。
葛城川の上からこんにちは。
川風が気持ちいいね。
水がきれいで、カワセミが魚を採っていたりしていい雰囲気でしたが、とにかくゴミが多すぎ!
カワセミさんよ、ゴミを捨てた輩に代わって私があなたに謝ります。
御所の街を二時間ほど散策して、近鉄御所駅へと戻ってまいりました。
再び近鉄御所線に乗車。
今度は逆方向の尺土行普通電車です。
尺土駅で、近鉄南大阪線の大阪阿部野橋行準急に乗り換え。
しばらく乗って、藤井寺駅で下車。
駅の北側にある商店街を歩いて行きます。
その商店街沿いにあったスーパーでは、なぜか金鯱カップを発見。
中国酒(江戸時代に尾張国の知多半島で造られていた酒)の流れを汲む、愛知県のお酒ですよ。
新鮮だったので入手してしまいました。
踏切を渡って、駅の南側を歩いて行きます。
そこには初詣の準備が整った葛井寺(ふじいでら)がありましたよ。
葛井寺の斜め向かい側には、辛国神社なるお社がありましたよ。
辛国神社の拝殿で一礼。
辛国神社を後にして、目指す場所へと向かいます。
たしかにこの道でいいはずなんだけれどな。
ありました。
藤本雅一酒造醸さんです。
そして無事、お目当てにしていた冨士正特撰カップを入手することが出来ました。
こちら久々の大阪酒ですよ。
藤本雅一酒造醸さんを後にして歩いていくと、さきほど前を通った葛井寺の南大門がありましたよ。
辛国神社だけじゃ片参りだろうと思い、こちらの本堂でも一礼させていただきました。
この松は、大楠公(楠木正成)の旗掛松なのだとか。
あたしゃ学生のときに信玄公の旗掛松については授業で習いましたが(蒸気機関車のせいで枯れちゃったやつ)、大楠公の旗掛松は現存していたのですね。
酒集めもお参りも済んだところで、商店街を歩いて藤井寺駅へと戻りますよ。
藤井寺駅からは、近鉄南大阪線の大阪阿部野橋駅行準急に乗車。
前面展望イェ~イ!
(ガキか!)
あべのハルカスが見えてくると、
そこはもう、終点の大阪阿部野橋駅です。
大阪阿部野橋駅からは、道路を渡ってJR西日本の天王寺駅へと向かいます。
天王寺駅からは、JR関西本線のJR難波行普通電車に乗車。
絶滅危惧種の201系でした。
終点まで乗って、JR難波駅で下車。
賑やかななんなんタウンを、近鉄日本橋駅方面へと歩いて行きます。
もちろん、目指すは初かすみ酒房さんですよ。
まずは生小。
初かすみ酒房さんでは座るとすぐに飲み物を聞かれるので、あたしゃいつも生小と言うことに決めております。
ですがまたしても、写真を撮り忘れて口をつけてしまいましたよ。
生小を程なく空けて、初かすみの普通酒をお燗でいただきますよ。
おでんをつまみつつ。
めざしをつまみながら、生酛のどぶを燗でいただきましたとさ。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2018/1/1
あけましておめでとうございます。
新年初乗車は、名鉄電車です。
豊川稲荷駅へと到着いたしました。
元日ですからね、混雑しております。
でもね、元日ってのはスーパーはほとんど閉まっておりますから、酒を集めるためにはこういう神社仏閣のあるところへ来るしかないのですよ。
ほら、ありました。
豊川稲荷参拝酒(左)は、おそらく四海王と同じ中身でしょう。
ほうらいせんの別撰はかつてお燗瓶をいただいておりますが、新鮮なカップ酒を見つけてしまったので入手しました。
参拝しようかと思ったのですが、人の多さに辟易して断念いたしました。
豊川稲荷の近くにあったやまや(開店していることをあらかじめ確認済でした)では、焼酎の200mlペットカップを4種Get!
帰りはJR飯田線の豊川駅から。
豊橋行普通電車に乗車しました。
終点まで乗って、豊橋駅で下車。
やっぱりな。
立ち飲みで一杯やりたいところでしたが、お目当てのお店はお休みでした。
しかたがありません。
駅ビルにあった土産物店で、四海王の豊橋鬼まつりカップを入手して、豊橋から退散したのでした。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2018/1/2
京都駅へとやってまいりました。
京都駅からは、JR奈良線の城陽行普通電車に乗車。
運転士さんたちの会話を傍受したところ、この103系6両編成は、今月いっぱいで奈良線からいなくなるのだとか。
奈良線に乗って、
着いたのは、稲荷駅。
京都駅から二駅目です。
稲荷駅の正面には、伏見稲荷があるのです。
ここも人がいっぱいですが、今日はひるまずに進みますぞ。
銘醸地伏見が近いだけあってか、献上酒がたくさんありました。
拝殿にて一礼。
参拝が終わったら、そりゃおみくじです。
去年の初おみくじは凶でしたからね、今年こそ!
(↓これが去年、大神神社で引いた凶のおみくじです。)
って、今年もまた凶やないか~い!
“たびだち 見合すべし”ってのは、どうせまた毎回毎回雨が降るってことでしょうかね!
(っていうか、オマエ手がしわしわだな!)
“当分吉事なし 時節をまつべし”って、あたしゃ生まれてから今日まで吉事なんかひとつもなかったのに、いったいいつまで待ちゃいいんだよ!
これはもう、精進落としをするしかありません罠。
駅前のコンビニで、ワンカップ大関の新米新酒を入手して(もちろん持ち帰りましたよ)、
稲荷駅からは、奈良行の普通電車に乗車。
二駅乗って、桃山駅で下車。
京阪電車の踏切を越えて、
伏見の街で精進落としをしてやろうという算段でした。
ですが、お目当てにしていた油長さんは、まだ開店前でした。
(御所の蔵元さんは“ゆちょう”でしたが、こちらは“あぶらちょう”さんです)
そりゃそうだよね。
朝の9時半から精進落としをしようとたくらんだ私がバカでした。
こりゃもう、あの場所へ向かうしかありません。
再び奈良線の城陽行普通電車に乗車。
城陽駅で、みやこ路快速奈良行に乗り換え。
終点の奈良駅に到着いたしました。
奈良駅に併設されている土産物店で、黒松貴仙寿純米酒のカップ酒をGet!
奈良豊澤酒造さんのカップ酒はこれまでにいくつかいただいておりますが、この純米の黒松貴仙寿だけは新鮮なものになかなか出会うことができないままでした。
奈良駅前からは、バスに乗ってならまち方面を目指します。
バスを降りて、ならまちを歩いていくと、
あーあ!
お目当てにしていた小川又兵衛商店さん、閉まってら。
でもでもでも、
決してあきらめたりはいたしませんぞ!
つのやさんが開いていましたよ。
まずはビール。
つまみは奈良漬です。
ご主人や他のお客さんとの会話を楽しみながら、ビールをさっさと空けました。
続いては、長龍酒造さんの吉野杉の樽酒をいただきましたよ。
一杯100mlとのことでしたが、ご厚意で多めに入れていただいちゃいました。
やわらかさの中に木香がほんのりと香る、おいしいお酒でした。
お酒をいただいていい気分になって歩いていると、なんとなら泉勇斎さんが開いているじゃあ~りませんか!
しかも山中信介さん(このお店のご主人で、菩提酛の復興に尽力なさったお方)がいらっしゃって、あたしゃ緊張しましたよ。
まずは、昨日御所で入手した鷹長の純米酒をいただきます。
しっかりしていて深みのある、おいしい純米酒でした。
二杯目は、隣の人が飲んでいた、古代米で仕込まれたお酒をいただきました。
口当たりはとてもさっぱりしていて淡麗でしたが、棒ジュース(チューチュー)みたいな独特の香りがありましたよ。
なら泉勇斎さんでは二杯までと固く心に決めておりましたので、これで奈良の地から去ったのでした。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2018/1/3
米原駅。
北陸本線の新快速長浜行(米原からは各駅に停車)に乗車。
琵琶湖が見えてまいりましたよ。
ろくろ首もびっくりの琵琶湖フヒヒですからね(水曜どうでしょうより)。
(面積669平方キロ/外周277キロメートル)
びわこ大仏(2代目)が見えてくると、
長浜駅に到着するのでした。
米原駅から3駅目でした。
すっげー雪降ってんの!
駅の隣にあった土産物店では、道灌の特別純米カップをGet!
雪の中を、北国街道の近くにある古い街並みが残る場所へと歩いて行きます。
甘酒の振る舞いがありました。
これがまた濃厚でまいうー!
長浜では、さらにこれらをGet!
長浜には何度か訪れておりますが、いつも初見のお酒に出会うのです。
さらに雪がひどくなってまいりました。
ここは北国街道ですが、武者隠れの道なのだとか。
家と家との間が少しずれておりますね。
大通寺にやってまいりました。
真宗大谷派の長浜別院なのだとか。
長浜別院を名乗るだけあって、山門はとても立派でした。
下にいる人と比べると、大きさがわかると思います。
これは太鼓楼でしょうか?
では、本堂で一礼。
帰命無量寿如来 南無不可思議光
大通寺の東側には、こじんまりとした日吉神社がありましたよ。
その日吉神社の裏手には、水路が流れておりました。
あたしゃこういう静かで落ち着いた雰囲気の場所が大好きです。
しばらくの間、ここで水路を眺めておりました。
その水路の脇にはお稲荷さんがあって、これもまたいい感じ。
「昨日、お宅の親分に“オマエは今年も凶だ!”って言われちゃいましたよ」と愚痴をこぼしながらお参りしておきました。
雪降る長浜の街を歩いて帰ります。
途中で一杯やって体を温めつつ、
長浜駅に到着して、電車に乗って帰ったとさ。
長々と書きましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございました。
5日分を一気に報告させていただきますので、些か長めにはなりますが、どうかお読みいただきたく存じます。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2017/12/30
まずは早朝の新宿駅から。
♪スーパーあずさ、チャッチャ♪
♪成田エクスプレス、チャチャ♪
♪房総ビューエクス~プレス~♪
ってキョンキョンがやっていた、1994年のJR東日本ダイヤ改正デラックスのCM。
時の流れははやいもので、あれからもう23年が経ってしまった2017年の年末。
そのスーパーあずさに、とうとう新型車輌が投入されてしまいましたよ。
はい、これ!
E353系電車ですわ。
先代スーパーあずさのE351系とちがって、車内は青っぽい調光で、なんとなく涼しげでした。
座席はこんな感じ。
先代E351系よりも窓の下辺が高めで、国鉄特急のような腰高に戻った感じがいたしました。
窓側座席の足元はこんな感じ。
先代E351系のような窮屈な感じはありませんでしたよ。
ちなみにその先代E351系の足元はこちら。
前列座席の脚が邪魔しているのみならず、壁が急角度になっていて窮屈ですね。
新宿駅から2時間半ちょっと乗って、気温1℃の松本駅に着きました。
松本城はその空に雲ひとつなく、きれいなお姿を見せておられましたよ。
北アルプスも眺望絶佳。
松本での成果はこちら。
もう何度も来ておりますが、来るたびに新しいお酒に出会うことができるのです。
横笛は諏訪のお酒ですが、松本駅に併設されていた土産物店でセットで販売されておりましたよ。
岩波アルミカップは既出ですが、久しぶりにいただいてみることにいたしました。
大雪渓(左)は、お燗瓶を見つけて入手いたしました。
右は楽國信州シリーズから逢醸(あいがも)を選んでみました。
松本駅から普通電車に乗って、木曽福島駅へとやってまいりました。
駅から坂を下って、そば屋さんを目指しますよ。
まずは一杯。
すんき(右下)は木曽福島の伝統的なお漬物で、かぶの葉を塩を使わずに乳酸菌で発酵させて漬けられているのです。
そしていただくのは、すんきそば。
あたしゃこれをいただくために、毎年毎年冬の木曽へと来ているのですよ。
すっぱめのすんきがそばのつゆとよく合うのです。
お腹も心も満たされたところで、木曽福島の街を散策してみましょう。
ここはくるまやというそば屋さん。
10年くらい前までは、ふらっと立ち寄ってもサッといただくことができました。
しかし今となってはどうやら有名になってしまったようで、並ばないと入れません。
あれ、でも今日は誰も並んでいないな?
ありゃ!
年末の書き入れどきなのに、お休みだってさ。
あたしゃ木曽福島は、観光地化されていないところが好きなんです。
歩いていても静かで、ゆったりした気分で散策することができるのですよ。
車に乗った不粋な輩がオレの横を飛ばしていって、興ざめすることもときどきありますけれどね。
木曽福島での成果はこちら。
何度も来ておりますので、さすがに中乗さんや七笑で琴線に触れるようなお酒には出会うことがかないませんでした。
既出の木曽のかけはし(左)と、大雪渓の御神酒(右)とを入手して、木曽福島の街を発ったのでした。
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2017/12/31
尺土駅です。(←柳生さんのマネをする大泉洋で)
ここから近鉄御所線に乗ります。
単線です。(←柳生さんのマネをする大泉洋で)
交換です。(←柳生さんのマネをする大泉洋で)
終点まで乗って、近鉄御所(ごせ)駅へと到着いたしましたよ。
いい感じの商店街を通って。
(柳生さんはもう飽きたのかよ。)
水路がありました。
これは環濠なのだとか。
御所の街は監獄生活、じゃなくて環濠集落だったのですね(←水曜どうでしょうより)。
御所の街には歴史を感じる建物が少なからず残っていて、いい雰囲気でしたよ。
この辻からの景色なんて、道の両側も、そして奥の突き当たりもいい感じでした。
油長(ゆちょう)酒造さんの蔵へと到着いたしましたよ。
風の森や、鷹長を造る蔵元さんです。
こちらが玄関。
どうやらここでは販売はしていないようでした。
ですが玄関には、近所にある酒屋さんを紹介する貼り紙がありましたよ。
貼り紙にあった地図のとおりに歩いて、東川酒店さんへと到着しました。
その東川酒店さんで、鷹長の純米酒(左)をGet!
油長酒造さんのカップ酒は、存在するそうですが扱っていないとのことでした。
菊正宗スーパーカップ(右)はあたしゃ既出かと思っていたのですが、あとで調べたら初見でした。
さらに御所の街を散策します。
この祠調の箱って郵便受?、それとも牛乳箱?
開けるたびに毎回かしわ手を打ちたくなるようなデザインでした。
葛城川の上からこんにちは。
川風が気持ちいいね。
水がきれいで、カワセミが魚を採っていたりしていい雰囲気でしたが、とにかくゴミが多すぎ!
カワセミさんよ、ゴミを捨てた輩に代わって私があなたに謝ります。
御所の街を二時間ほど散策して、近鉄御所駅へと戻ってまいりました。
再び近鉄御所線に乗車。
今度は逆方向の尺土行普通電車です。
尺土駅で、近鉄南大阪線の大阪阿部野橋行準急に乗り換え。
しばらく乗って、藤井寺駅で下車。
駅の北側にある商店街を歩いて行きます。
その商店街沿いにあったスーパーでは、なぜか金鯱カップを発見。
中国酒(江戸時代に尾張国の知多半島で造られていた酒)の流れを汲む、愛知県のお酒ですよ。
新鮮だったので入手してしまいました。
踏切を渡って、駅の南側を歩いて行きます。
そこには初詣の準備が整った葛井寺(ふじいでら)がありましたよ。
葛井寺の斜め向かい側には、辛国神社なるお社がありましたよ。
辛国神社の拝殿で一礼。
辛国神社を後にして、目指す場所へと向かいます。
たしかにこの道でいいはずなんだけれどな。
ありました。
藤本雅一酒造醸さんです。
そして無事、お目当てにしていた冨士正特撰カップを入手することが出来ました。
こちら久々の大阪酒ですよ。
藤本雅一酒造醸さんを後にして歩いていくと、さきほど前を通った葛井寺の南大門がありましたよ。
辛国神社だけじゃ片参りだろうと思い、こちらの本堂でも一礼させていただきました。
この松は、大楠公(楠木正成)の旗掛松なのだとか。
あたしゃ学生のときに信玄公の旗掛松については授業で習いましたが(蒸気機関車のせいで枯れちゃったやつ)、大楠公の旗掛松は現存していたのですね。
酒集めもお参りも済んだところで、商店街を歩いて藤井寺駅へと戻りますよ。
藤井寺駅からは、近鉄南大阪線の大阪阿部野橋駅行準急に乗車。
前面展望イェ~イ!
(ガキか!)
あべのハルカスが見えてくると、
そこはもう、終点の大阪阿部野橋駅です。
大阪阿部野橋駅からは、道路を渡ってJR西日本の天王寺駅へと向かいます。
天王寺駅からは、JR関西本線のJR難波行普通電車に乗車。
絶滅危惧種の201系でした。
終点まで乗って、JR難波駅で下車。
賑やかななんなんタウンを、近鉄日本橋駅方面へと歩いて行きます。
もちろん、目指すは初かすみ酒房さんですよ。
まずは生小。
初かすみ酒房さんでは座るとすぐに飲み物を聞かれるので、あたしゃいつも生小と言うことに決めております。
ですがまたしても、写真を撮り忘れて口をつけてしまいましたよ。
生小を程なく空けて、初かすみの普通酒をお燗でいただきますよ。
おでんをつまみつつ。
めざしをつまみながら、生酛のどぶを燗でいただきましたとさ。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★
2018/1/1
あけましておめでとうございます。
新年初乗車は、名鉄電車です。
豊川稲荷駅へと到着いたしました。
元日ですからね、混雑しております。
でもね、元日ってのはスーパーはほとんど閉まっておりますから、酒を集めるためにはこういう神社仏閣のあるところへ来るしかないのですよ。
ほら、ありました。
豊川稲荷参拝酒(左)は、おそらく四海王と同じ中身でしょう。
ほうらいせんの別撰はかつてお燗瓶をいただいておりますが、新鮮なカップ酒を見つけてしまったので入手しました。
参拝しようかと思ったのですが、人の多さに辟易して断念いたしました。
豊川稲荷の近くにあったやまや(開店していることをあらかじめ確認済でした)では、焼酎の200mlペットカップを4種Get!
帰りはJR飯田線の豊川駅から。
豊橋行普通電車に乗車しました。
終点まで乗って、豊橋駅で下車。
やっぱりな。
立ち飲みで一杯やりたいところでしたが、お目当てのお店はお休みでした。
しかたがありません。
駅ビルにあった土産物店で、四海王の豊橋鬼まつりカップを入手して、豊橋から退散したのでした。
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2018/1/2
京都駅へとやってまいりました。
京都駅からは、JR奈良線の城陽行普通電車に乗車。
運転士さんたちの会話を傍受したところ、この103系6両編成は、今月いっぱいで奈良線からいなくなるのだとか。
奈良線に乗って、
着いたのは、稲荷駅。
京都駅から二駅目です。
稲荷駅の正面には、伏見稲荷があるのです。
ここも人がいっぱいですが、今日はひるまずに進みますぞ。
銘醸地伏見が近いだけあってか、献上酒がたくさんありました。
拝殿にて一礼。
参拝が終わったら、そりゃおみくじです。
去年の初おみくじは凶でしたからね、今年こそ!
(↓これが去年、大神神社で引いた凶のおみくじです。)
って、今年もまた凶やないか~い!
“たびだち 見合すべし”ってのは、どうせまた毎回毎回雨が降るってことでしょうかね!
(っていうか、オマエ手がしわしわだな!)
“当分吉事なし 時節をまつべし”って、あたしゃ生まれてから今日まで吉事なんかひとつもなかったのに、いったいいつまで待ちゃいいんだよ!
これはもう、精進落としをするしかありません罠。
駅前のコンビニで、ワンカップ大関の新米新酒を入手して(もちろん持ち帰りましたよ)、
稲荷駅からは、奈良行の普通電車に乗車。
二駅乗って、桃山駅で下車。
京阪電車の踏切を越えて、
伏見の街で精進落としをしてやろうという算段でした。
ですが、お目当てにしていた油長さんは、まだ開店前でした。
(御所の蔵元さんは“ゆちょう”でしたが、こちらは“あぶらちょう”さんです)
そりゃそうだよね。
朝の9時半から精進落としをしようとたくらんだ私がバカでした。
こりゃもう、あの場所へ向かうしかありません。
再び奈良線の城陽行普通電車に乗車。
城陽駅で、みやこ路快速奈良行に乗り換え。
終点の奈良駅に到着いたしました。
奈良駅に併設されている土産物店で、黒松貴仙寿純米酒のカップ酒をGet!
奈良豊澤酒造さんのカップ酒はこれまでにいくつかいただいておりますが、この純米の黒松貴仙寿だけは新鮮なものになかなか出会うことができないままでした。
奈良駅前からは、バスに乗ってならまち方面を目指します。
バスを降りて、ならまちを歩いていくと、
あーあ!
お目当てにしていた小川又兵衛商店さん、閉まってら。
でもでもでも、
決してあきらめたりはいたしませんぞ!
つのやさんが開いていましたよ。
まずはビール。
つまみは奈良漬です。
ご主人や他のお客さんとの会話を楽しみながら、ビールをさっさと空けました。
続いては、長龍酒造さんの吉野杉の樽酒をいただきましたよ。
一杯100mlとのことでしたが、ご厚意で多めに入れていただいちゃいました。
やわらかさの中に木香がほんのりと香る、おいしいお酒でした。
お酒をいただいていい気分になって歩いていると、なんとなら泉勇斎さんが開いているじゃあ~りませんか!
しかも山中信介さん(このお店のご主人で、菩提酛の復興に尽力なさったお方)がいらっしゃって、あたしゃ緊張しましたよ。
まずは、昨日御所で入手した鷹長の純米酒をいただきます。
しっかりしていて深みのある、おいしい純米酒でした。
二杯目は、隣の人が飲んでいた、古代米で仕込まれたお酒をいただきました。
口当たりはとてもさっぱりしていて淡麗でしたが、棒ジュース(チューチュー)みたいな独特の香りがありましたよ。
なら泉勇斎さんでは二杯までと固く心に決めておりましたので、これで奈良の地から去ったのでした。
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2018/1/3
米原駅。
北陸本線の新快速長浜行(米原からは各駅に停車)に乗車。
琵琶湖が見えてまいりましたよ。
ろくろ首もびっくりの琵琶湖フヒヒですからね(水曜どうでしょうより)。
(面積669平方キロ/外周277キロメートル)
びわこ大仏(2代目)が見えてくると、
長浜駅に到着するのでした。
米原駅から3駅目でした。
すっげー雪降ってんの!
駅の隣にあった土産物店では、道灌の特別純米カップをGet!
雪の中を、北国街道の近くにある古い街並みが残る場所へと歩いて行きます。
甘酒の振る舞いがありました。
これがまた濃厚でまいうー!
長浜では、さらにこれらをGet!
長浜には何度か訪れておりますが、いつも初見のお酒に出会うのです。
さらに雪がひどくなってまいりました。
ここは北国街道ですが、武者隠れの道なのだとか。
家と家との間が少しずれておりますね。
大通寺にやってまいりました。
真宗大谷派の長浜別院なのだとか。
長浜別院を名乗るだけあって、山門はとても立派でした。
下にいる人と比べると、大きさがわかると思います。
これは太鼓楼でしょうか?
では、本堂で一礼。
帰命無量寿如来 南無不可思議光
大通寺の東側には、こじんまりとした日吉神社がありましたよ。
その日吉神社の裏手には、水路が流れておりました。
あたしゃこういう静かで落ち着いた雰囲気の場所が大好きです。
しばらくの間、ここで水路を眺めておりました。
その水路の脇にはお稲荷さんがあって、これもまたいい感じ。
「昨日、お宅の親分に“オマエは今年も凶だ!”って言われちゃいましたよ」と愚痴をこぼしながらお参りしておきました。
雪降る長浜の街を歩いて帰ります。
途中で一杯やって体を温めつつ、
長浜駅に到着して、電車に乗って帰ったとさ。
長々と書きましたが、最後までお読みいただきましてありがとうございました。
年末年始、とても充実した旅行だったんですねぇ( ^ω^ )
おみくじ「凶後吉」だから、きっとこれからは「吉」ということで♪( ´▽`)
by ニッキー (2018-01-06 22:17)
酒集め、楽しそう。
おみくじ、凶が多いのでひかないことにしています(^_^;)
今年は地震が多そうです・・・
by green_blue_sky (2018-01-06 22:36)
これだけの行程を1回の記事にしてしまうなんて
すごいで935すね。自分なら、その5、とかにして、次の
ネタを収集するまで引っ張ります笑
by takechan (2018-01-06 22:45)
「凶」の率が高いところってあるんですよね~
精進して、身を清めましょう!
アルコールで(^_-)
by やなぼー (2018-01-07 06:06)
大作拝読!知らない蔵、酒店、酒房も次々で、勉強になります。
雪見ながら飲みたいです。私も凶を連続二回引きました。
by hanamura (2018-01-07 07:46)
遅ればせながらあけましておめでとうございます。
酒集めルートがはっきり把握できていませんが、長い酒集め、さぞかし重たい鞄を持ち帰られたことでしょう。
今年もよろしくお願いします。
by やまびこ3 (2018-01-07 08:56)
凶でも後に吉ならば、来年は大吉かも^^
すんきそば、知らなかったです
食べてみたいな
今度帰省するときは木曽福島経由にしなければ^^
by さる1号 (2018-01-07 09:58)
あいかわらずの大移動の酒集め、さすがです!^ ^
by koboo (2018-01-07 10:10)
E353系、良いですね。なかなか乗る機会が無いかもしれないですが、乗ってみたい車両です。御所市ですが、風情がありますね。あの街で、風の森を飲んでみたいものです。
by newton (2018-01-07 13:16)
乗りまくりましたね!
帰りは荷物が重そう(^^)
by ma2ma2 (2018-01-07 19:16)
ニッキーさん、後吉といっても、いつまで凶が続くのかわかりませんので、悩ましいところですわ。
どうせまた出かけるたびに雨が降ったり電車が止まったりするのでしょうよ。
by skekhtehuacso (2018-01-07 20:23)
green_blue_skyさん、年始から緊急地震速報やら夜中の地震やらですからね、こりゃよりいっそう警戒しなけりゃいけないかもしれませんね。
by skekhtehuacso (2018-01-07 20:25)
takechanさん、一気に紹介しないと、その分新しいお酒を飲んで紹介することができなくなってしまうのです。
by skekhtehuacso (2018-01-07 20:26)
やなぼーさん、凶が出る率が高いのか、それとも私が凶を引く率が高いのか(要するに本当に凶運なのか)、考えると眠れなくなってしまいそうです。
by skekhtehuacso (2018-01-07 20:28)
hanamuraさん、私は年中おみくじを引いていて、凶が出ることはそれほどはないのですが、何故か年明けの初おみくじだけは凶が出てしまいます。
あたしゃ本番に弱いほうなのですが、おみくじに関してもきっとそうなのでしょう。
by skekhtehuacso (2018-01-07 20:32)
やまびこ3さん、実はあえて経路の判定を撹乱させるべく、各日の起点と終点とを明確にしていないのです。
今年もばかばかしい記事ばかりでしょうけれど、どうか鼻でクスリと笑ってやってください。
by skekhtehuacso (2018-01-07 20:34)
さる1号さん、すんきは冬期だけの木曽の風物詩です。
そば通でいらっしゃるさる1号さんのお口に合うかどうか、、、
by skekhtehuacso (2018-01-07 20:36)
kobooさん、たぶん止まったら死ぬんだと思います。
by skekhtehuacso (2018-01-07 20:37)
newtonさん、E353系はこれからもっと本格的に稼動するようになるでしょうね。
あずさだけでなく、かいじにも投入されるのかな?
御所はいい処でした。
古い街並みには人が少なくて、ゆったりした気分で歩き回ることができましたよ。
by skekhtehuacso (2018-01-07 20:40)
ma2ma2さん、乗りまくっていないと、あたしゃたぶん死ぬと思います。
入手したお酒の一部は宅配便で送っちゃいました。
by skekhtehuacso (2018-01-07 20:42)
年を跨いでのあっちこっちの酒探しの旅ですね。
風の森の3デジ瓶は前に見たような・・・。
by エクスプロイダー (2018-01-07 21:23)
伏見稲荷でのおみくじは凶でしたけど、新春酒集めとしては好天にも恵まれ、上々の出来やったんでは無いでしょうか^^
そうそう、この記事を見て今年こそは初かすみ酒房さんに行くぞ、と密かに意気込んでます。
by タンタン (2018-01-07 21:27)
エクスプロイダーさん、ありましたよ、いろいろと。
この趣味は採り尽くさないことにこそ長く続ける秘訣があると心得ておりますので、買わずに残しておきました。
by skekhtehuacso (2018-01-08 20:18)
タンタンさん、長浜で雪に降られた以外には、雨の被害はまったくなかったので、奇跡のようでした。
初かすみ酒房さん、安くて酒がおいしいので気に入っております。
たばこが気になる方はむずかしいかも。
by skekhtehuacso (2018-01-08 20:20)
さっそく乗られたE353系、
乗り心地は上々だったようですね。
安曇野の大雪渓、私も年末に松本で、
生酛をいただきました(^^)
中央西線から近鉄へのワープ、
大阪から名鉄へのワープ、
ルートがちょっと気になるすごい旅程ですね(笑)
今回は18旅じゃなかったのかな?
でも、実は私もちょっと似たようなところを・・・。
by あおたけ (2018-01-08 21:15)
あおたけさん。
あーいかんいかん!
E353系の乗り心地を書くことを完全に忘れておりましたよ。
少なくとも、振り子電車のような揺れを感じることはありませんでした。
というのも、ほとんど寝ていたからかもしれませんが。
大雪渓の生酛があるのですか!!
そりゃ知りませんでしたよ。
ぜひとも私もいただいてみたいと思います。
なお、旅程の起点と終点とをはっきりさせないのは、素性を明かさないための方策なのです。
でもね、スーパーあずさと近鉄名鉄以外は、ほぼ青春18きっぷ利用ですよ。
by skekhtehuacso (2018-01-09 21:37)
なんて楽しそうな年末年始でしょう。
関西、お馴染みの場所が多く写真にありました。
年の暮れと新春の雰囲気が伝わってきましたよ。
by あおき (2018-01-18 15:00)
あおきさん、むりやり楽しんでいるというか、家にいたくないもので。
独り者ってのは、家族にけっこう気を使うものですわ。
by skekhtehuacso (2018-01-18 22:45)