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【お酒】1344.貴生娘 大吟醸 生酒 カップ [25.滋賀県の酒]

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滋賀酒造株式会社
滋賀県甲賀市水口町三大寺39

精米歩合 50%
アルコール分 17.0度以上18.0度未満
原材料名 米・米麹・醸造アルコール
国産米100%使用
内容量 180ml
(以上、ラベルより転記)




滋賀酒造さんのお酒は、これまでに貴生娘(きぶむすめ) 手造りにごり酒 カップと、普通酒の琵琶湖八景カップとをいただいております。
今日いただくこのお酒は、精米歩合50%の、アル添大吟醸の生酒です。
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17-18度ということは、加水量が少なめなのでしょうか。
それとも、そもそもアル添量自体も少なめなのでしょうか。

その添加されている醸造アルコールは、米由来のものなのだとか。
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そういえば、かつて蓬莱泉の別撰をいただいた際にも、同じような表示がありましたよ。
穿った見方かもしれませんが、これはそもそも醸造アルコールという製品がどのようなものなのかを知らない消費者に好印象を持たせるための方策でしょうか?
けっして化学的な合成品ではなくて、食品由来の原料を用いて発酵させたのちにアルコール度数が95%くらいに至るまで連続蒸留して製造された純度の高いアルコールであるわけですから(いわゆる焼酎甲類と同じものであるわけですから)、原料が米であろうが廃糖蜜だろうが、でき上がった製品に明確な差異はないはずだとあたしゃ思うんですけれどね。

もっとも、蔵元さんにしてみれば、純米至上主義の皆様がアル添酒のことを(アル添の効果をいっさい認めることなく)あたかもまがいものであるかの如く非難する風潮を考慮し、そのそしりを回避するための方策としてこのような表示をなさっているのかもしれませんがね。


いちゃもんやいやみはこのくらいにして、そろそろいただいてみたいと思います。
大吟醸ですし、生酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。

お酒の色は薄い金色でしたが、少しにごっているようでした。
もしかしたら、活性炭による濾過をしていないのでしょうか?
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アル添大吟醸ですが、吟醸香はかなり弱めです。
フルーティーな香りをほんのかすかに感じる程度です。
また、生酒のフレッシュさもひかえめです。

うまみは濃いめです。
米のうまみに厚みを感じるとともに、かもし出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをかすかに感じます。
吟醸酒らしい軽い苦みもかすかにあるようです。
キレはそれほどでもないみたいですが、重さはありません。

酸味は意外にもややはっきりしています。
すっぱさが強くはないものの、鋭さを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。

甘みは、うーん、ちょっとだけはっきりでしょうか。
かなりさらっとしていて弱めですが、甘み自体に幅を感じます。


濃醇やや爽快で旨口のおいしいお酒でした。
吟香やフレッシュさがひかえめでしつこくないので、食事と合わせやすいのではないでしょうか。
それにキレはそれほどでもなく、しかも濃さや酸味があったことから、一般的なアル添大吟醸とは少しちがう、まるで純米吟醸にありがちな飲み応えを感じました。
ただ、それでいて重さを感じなかったことから、もしかしたら重さを回避することだけを目的とした最低限のアル添量に留めていらっしゃるのでしょうか?
あ~酒臭かった!(34)  酒くさコメント(2) 
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あ~酒臭かった! 34

酒くさコメント 2

johncomeback

拙ブログへのコメントありがとうございます。
「マリンゲート塩釜」では大音量で「大漁節」が流れてました。
 エンヤートット、エンヤートット♪
by johncomeback (2018-02-26 23:09) 

skekhtehuacso

johncomebackさん、松島ったら、そりゃ斎太郎節でしょうからね。
by skekhtehuacso (2018-02-27 21:54) 

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