【お酒】2037.北の庄 吟醸酒 カップ [18.福井県の酒]
製造者 舟木酒造合資会社
福井県福井市大和田町46-3-1
精米歩合55%
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール
アルコール分15度以上16度未満
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
「舟木酒造が位置する福井市東部。ここはかつて、戦国の勇であった柴田勝家とその妻・お市の方が愛した北の庄として栄えた地である。」(※1)という舟木酒造さん。
酒銘の“北の庄”は、「「北の庄」を開いた柴田家の家紋「二羽のカリガネ」と舟木家の家紋「三羽のカリガネ」とが似ているご縁で命名。越前・福井の代表として、「北の将」たらんとの思いも込められている。」(※2)のだとか。
今日いただくこのカップ酒は、アル添吟醸酒でした。
吟醸酒ですので、冷蔵庫で冷やしたものをいただきます。
お酒の色は濃くはないものの、きれいな金色でした。
上立ち香はないですね。
含むとわずかに花っぽさを感じます。
うまみはやや濃いめでしょう。
酒臭さ(ほめ言葉です)がしっかりで、米のうまみが鋭く舌を突くようです。
熟成感も穏やかながらに効いているようです。
軽い香ばしさもありますね。
キレはよいですね。
酸味はややはっきり。
すっぱさが強くはないものの、鋭いですね。
スースー感はなく、ピリピリ感もありません。
甘みはややひかえめでしょう。
かなり弱めですが、幅を感じることができます。
やや濃醇でちょい枯ちょいすっぱスッキリ旨やや辛口のおいしいお酒でした。
酒臭さ(あくまでもほめ言葉です)や米のうまみ、熟成感に香ばしさ、すっぱさや甘みなど、いろいろな味の要素が複雑に絡んでおりました。
それでもそれぞれが突出することなく、バランスよくまとまっているようでした。
飲み応えがあるのに、飲みやすいおいしいお酒でした。
食事との相性もバッチリでした。
私はスーパーで買ってきたアジフライと合わせましたが、いけましたよ。
(※1)北陸の酒蔵編集委員会編『北陸の酒蔵 銘醸50選』p.255(1996.7 能登印刷出版部)
(※2)北陸電力企画『北陸酒紀行』p.80(2002.3 橋本確文堂)
<ミズの実>をご存知とは流石ですね。
アジフライはビールが良いかな(^^)
by johncomeback (2021-10-11 22:05)
johncomebackさん、山菜の中でもみずみずしさがあっておいしいですよね。
弘前で食べて初めて知って、大好きになりました。
アジフライはビールかもしれませんが、それは揚げたてであってこそでしょう。
スーパーのクタクタなやつは、酒のつまみにもなるのです。
by skekhtehuacso (2021-10-12 20:43)