【お酒】922.今小町 良撰カップ [36.徳島県の酒]
合名会社中和商店
徳島県三好市池田町サラダ1756
アルコール分15.0度以上16.0度未満
原材料名 米(国産)・米麹(国産米)・醸造アルコール・糖類
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
このお酒ですが、“良撰”という小印が付けられた、糖類添加の三増酒でした。
しかし、酸味料は添加されていないみたいです。
今小町には他に上撰のカップ酒がありましたので、この良撰はおそらく佳撰クラス(級別制度下における二級酒相当)ではないかと推察いたします。
ところで、上記の写真からもわかるように、この蔵元さんがある場所は“サラダ”という地名なのだとか。
どうやらこのサラダは、阿波池田の駅前一帯に付けられている地名のようです。
地名の由来は・・・・、
ごめんなさい、調べておりませんでした。
ネタが尽きたところで、そろそろいただいてみたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、少し着いているのがわかる程度でした。
うまみは淡めでした。
むしろ軽い苦みがはっきりしています。
淡いせいか、クドさはないですね。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさに、強くはないものの鋭さを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
糖添三増酒ですが、甘みは意外にもややひかえめでした。
わずかに感じる程度でした。
でも、とろみのような舌ざわりは、わずかに感じるようでした。
淡麗やや苦ややすっぱ口のお酒でした。
淡くてクドさがないので、飲みやすいかもしれません。
しかし私は、薄めの味わいに物足りなさを感じました。
これは私の予想ですが、もしかしたら、アルコールの添加量と加水量とが多いのでしょうか?
【お酒】918.眉山カップ [36.徳島県の酒]
吉本醸造株式会社
徳島県徳島県鮎喰町一丁目125番地
原材料名/米(国産)・米こうじ(国産米)・醸造アルコール
アルコール分14度
180ml詰
(以上、ラベルより転記)
このブログではじめて紹介する徳島県のお酒に、このカップ酒を選びました。
これで、造られたお酒に手をつけていない地域は九州・沖縄地方のみとなりました。
このブログではお酒(清酒、いわゆる日本酒、以下同じ。)のみを対象としており、焼酎や泡盛には触れておりません(これはあくまでもブログ筆者の嗜好に因る結果です)。
九州では焼酎が、そして沖縄では泡盛が広く普及しているでしょうから、九州や沖縄で造られたお酒を一度に大量に入手することは難しいかもしれません。
特に鹿児島県や沖縄県のお酒については、この先もゼロのまま続くと思います。
銀座辺りのアンテナショップを回れば、九州のお酒をいくつか見つけることができるでしょう。
でもね、そろそろ、九州へ行ってみようかな。
九州にも唯一、焼酎よりもお酒が普及している県があるみたいですし。
このカップ酒ですが、赤・青・そして今日いただくこの緑と、同じデザインで三色の取り揃えがありました。
しかし、品質表示を確認したところいずれも同じ内容(普通酒)でしたので、製造年月が新しかった緑だけを購入しました。
“眉山"という酒銘は、徳島市内にある山から採っているものと思われます。
どうやらこの“阿波おどり会館”の後ろにそびえる山が、眉山のようです。
蔵元さんのWebsiteでは、「さだまさし氏の小説「眉山」の映画化を記念し、同氏直筆のラベルを使用したカップです。」と紹介されておりました。
ラベルには、酒銘とともに、さだまさしさんのサインが描かれておりましたよ。
さだまさしさんの小説も、映画のこともまったく知りませんでしたので、触れずにさっさといただきたいと思います。
普通酒ですので、今日もぬる燗でいただきます。
お酒の色は、ちょっと着いているのがわかる程度でした。
うまみは淡めですが、淡いなりにしっかりしています。
醸し出された酒臭い(←ほめ言葉です)うまみをほんのりと感じます。
軽い苦みがけっこうはっきりしていますが、キレはよいみたいです。
酸味はややはっきりしています。
すっぱさは強くはないものの、鋭さを感じます。
刺激やピリピリ感はありません。
甘みはややはっきりしています。
かなりさらっとした甘みです。
軽い苦みと酸味とが効いた、淡麗ちょい苦ちょいすっぱやや甘口のおいしいお酒でした。
苦みと酸味とがちょっとクセのように感じるかもしれません。
でも、それが食べ物との相性を良くしてくれているように思います。
これはまさに食中酒でしょう。