【お酒】199.富翁 上撰 カップトミオー

株式会社北川本家M
京都市伏見区山崎町364

アルコール分15度
原材料名：米（国産）・米こうじ（国産米）・醸造アルコール
200ml詰
（以上、ラベルより転記）


北川本家さんは、銘醸地の一つである京都伏見の蔵元さんです。
このお酒は、その伏見へ行った際に、コンビニで入手しました。

このお酒の“富翁”という名前は「心の豊かな人は晩年幸せになる。」という意味なのだそうです(※1)。
ということは、心も懐も豊かではない私なんかは、晩年は決して幸せになれないということでしょうか。

せめてこのお酒をいただいている間だけでも幸せな気分になれることを願いつつ、今日もぬる燗でいただきます。


うまみがやや濃いめですね。
しかし、クドさはなくて、むしろスッキリした感じがします。
酒臭さは弱めで、どちらかというとまろやかなうまみに思います。

酸味はやや強めです。
少しピリッとしていて、それがお酒の味を引き締めています。
ですが、うまみとちょうどよく合っているようです。

甘みは弱めですが、はっきりとわかります。
甘すぎず、ベトついた感じのない、やわらかい甘みです。
これがお酒の味にコクを出しているようです。


やや濃いめのうまみと、キリッとした酸味、そしてやわらかい甘みとがバランスよく調和した、やや濃醇で旨辛口のおいしいお酒でした。
特によい香りがするわけでもなく、また米の味が豊かというわけでもありませんでした。
しかし、毎日いただいても飲み飽きすることのない、安心できるようなお酒でした。
これだけ味のバランスがよければ、きっと冷蔵庫で冷やしてからいただいてもおいしかったかもしれません。

このお酒をいただいている間だけは、幸せな気分の“富翁”ならぬ、“富オヤジ”でした。


(※1)らくたび文庫No.046『京都の地酒蔵』p.23（2011.11 株式会社コトコト）

酒くさコメント 6

紅ショウガ天婦羅食べながら・・・
お酒が飲める日が来るかな？（笑）
by hatumi30331 (2014-04-26 00:02) 

伏見からは、いくつもの蔵が無くなってしまいました。（涙）
（全国的にも、なのですがぁ・・・。国酒！地酒で乾杯！応援だ！）
by hanamura (2014-04-26 01:28) 

おはようございます！
近所の酒屋さんが閉店しちゃうんです・・・
買いだめに走らないと（ナミダ）
日本酒初心者ですので
冷やでいただけるこれからの季節に
鍛錬したいと思っています(^^)
by ちゅんちゅんちゅん (2014-04-26 06:32) 

hatumi30331さん、来ますとも来ますとも！
かならずや、浴びるように飲める日が来ますとも！！
それまでは、拙ブログで飲んだ気になっていただければと思います。
by skekhtehuacso (2014-04-26 21:42) 

hanamuraさん、コメントありがとうございます。
それでも伏見は、比較的古い蔵が残っていて、散歩していても楽しいところでした。
残った蔵元さんには、いつまでもがんばってもらいたいところです。
by skekhtehuacso (2014-04-26 21:44) 

ちゅんちゅんちゅんさん、コメントありがとうございます。
暑くなると、冷酒がおいしいですね。
いろいろと試してみてください。
by skekhtehuacso (2014-04-26 21:45)